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超音波スケーラーによる40代男性の歯石取りの詳細ガイド:イナグマ歯科の治療例

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名古屋市天白区の歯医者・歯科・予防歯科のイナグマ歯科です。

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口腔内に歯石がある写真 歯石がある写真

歯石除去後の口腔内写真 歯石除去後の口腔内写真

ご相談内容

「歯科検診で歯石が見つかったため、歯のクリーニングで綺麗にしたい」とご相談いただきました。

今まで歯医者に通ったのが3年ぶりでの患者様で、市の歯科検診をきっかけにご来院されました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、細菌の塊が石灰化した「歯石」が下の前歯の歯と歯の隙間や歯茎の下に大量に付着しており、歯茎には炎症も見られました。

歯石を長期間放置すると歯茎の炎症が悪化して、歯を支える骨や組織が失われる「歯周病」を引き起しており、しっかり歯石を除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

普段の歯磨きで歯石を取り除くことは難しいため、患者様のご希望に沿って、歯医者の専用器具である超音波スケーラーでの歯と歯ぐきのクリーニングを行いました。

まず、超音波振動と水の力で歯石を粉砕する超音波スケーラーを使って、痛みが生じないように力加減を調整しながら丁寧に歯石を取り除いていきました。

その後、手動のスケーラーを使って残っていた歯石もしっかり取り除き、歯の表面をできるだけ滑らかに整えていきました。その後、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning 注1)も行いました。

また、綺麗で健康な状態を長く保っていただくために、正しい歯ブラシの使い方や磨き方のポイントなどご自宅でのケア方法もお伝えしました。

術後の経過・現在のご様子

歯と歯の間を塞いでいた歯石がしっかり取れ、歯にも艶が出たことで、清潔感のある口元になりました。

まだ歯茎下の歯石と炎症が見られるため、今後も患者様にホームケアを続けていただきながら、定期的にメンテナンスをしていく予定です。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります

・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です

・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別                                                                      40代男性

  • 診療種別                                                                         保険診療
    治療期間の目安                                                                 1日

  • 治療回数の目安                      1回

  • 治療費総額の目安約                    3,000円

    注1:PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯医者で歯科医師や歯科衛生士が 専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯面の清掃と研磨を行い、う蝕や歯周病になりにくい環境を整えます。
     普段行う歯磨きでは取り除ききれない汚れを、プロの技術と特殊な道具によって取り除くため、施術終了後は歯の表面がツルツルになり、気持ちがよいという方もいるようです。
    PMTCでは、歯磨きだけでは取り除けない歯石やプラーク、着色汚れなどを徹底的に清掃・研磨することで、虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムを除去します。また、歯面の汚れを徹底的に除去することで、汚れが付きにくくなる効果もあります。

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クリニックより

患者様のお口の中を丁寧に診察し、治療に必要な期間と回数についてご提案します。

また歯石を取り除いた後は、綺麗な状態を保つために定期的な検診をお勧めしています。

歯のクリーニング・歯石取り・やに取りなら、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
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目次

  1. イントロダクション

    • 超音波スケーラーとは?

    • 超音波スケーラーの使用が一般的になった背景

  2. 超音波スケーラーの基本とその仕組み

    • 2-1. 超音波スケーラーの構造と動作原理

      • 超音波振動の生成とその作用

      • 超音波スケーラーの主要部品とその役割

    • 2-2. 従来の手動スケーラーとの違い

      • 手動スケーラーとの比較

      • 超音波スケーラーの進化と技術的な優位性

    • 2-3. 超音波スケーラーの使用方法

      • 歯科医院での施術手順

      • 使用時の注意点と患者への影響

  3. 超音波スケーラーのメリットとデメリット

    • 3-1. メリット

      • 効率的な歯石除去

        • 超音波の振動による迅速な除去

        • 深部の歯石や頑固な歯石への対応

      • 患者の快適性向上

        • 痛みや不快感の軽減

        • 歯ぐきへの優しいアプローチ

      • 口腔内の清掃と健康維持

        • 衛生的な治療環境

        • 結果の持続性と再発防止

    • 3-2. デメリット

      • コストと設備の問題

        • 初期投資と維持費

        • 高度な技術とトレーニングの必要性

      • 適用範囲の制限

        • 一部の症例には不向きな場合

        • 特殊な歯の状態への対応

      • 副作用の可能性

        • 短期間の副作用(歯ぐきの刺激など)

        • 長期的な影響のリスク

          • 1.イントロダクション

            超音波スケーラーとは?

            超音波スケーラーは、歯科治療において歯石やプラーク(歯垢)を効率的に除去するための先進的なツールです。このデバイスは、超音波振動を用いて歯の表面に付着した硬化した物質を取り除きます。従来の手動スケーラーと比べて、超音波スケーラーはより迅速かつ効果的に歯石を除去できるため、歯科医院での利用が急増しています。

            超音波スケーラーの使用が一般的になった背景

            歯科治療における技術革新は、患者の快適性と治療効果の向上を目指して進化しています。超音波スケーラーの登場は、歯石除去に関するこれまでのアプローチを大きく変えました。従来の手動スケーラーでは、歯石の除去に時間がかかり、患者に不快感を与えることもありましたが、超音波スケーラーの使用により、より短時間で効率的な治療が可能になりました。また、超音波スケーラーは、硬化した歯石を微細な振動で除去するため、歯や歯ぐきへの負担を最小限に抑えながら、高い治療効果を発揮します。

            2.超音波スケーラーの基本とその仕組み

            2-1. 超音波スケーラーの構造と動作原理

            超音波振動の生成とその作用

            超音波スケーラーは、超音波の高頻度振動を利用して歯石を除去します。この振動は、通常20kHz以上の周波数で発生し、歯石に衝撃を与えながら微細な振動で除去します。超音波振動は、非常に高い速度で振動するため、歯石の表面を効率的に削り取ることができます。振動のエネルギーが歯石に伝わることで、歯石は破壊され、最終的には水流と共に除去されます。

            超音波スケーラーの主要部品とその役割

            超音波スケーラーは主に以下の部品で構成されています:

          • 超音波発生器: 超音波振動を生成する装置で、周波数と振幅を調整する役割を持っています。
          • スケーリングチップ: 超音波振動を歯石に伝える部分で、さまざまな形状とサイズがあります。
          • 冷却水供給装置: 超音波スケーラーの使用中に発生する熱を冷却するための水流を供給します。これにより、歯や歯ぐきの温度上昇を防ぎます。
          • ハンドピース: スケーリングチップを装着し、歯科医師が操作する部分です。軽量で操作しやすく設計されています。
          • 2-2. 従来の手動スケーラーとの違い

            手動スケーラーとの比較

            従来の手動スケーラーは、歯科医師が手動で操作し、歯石を物理的に削り取る方法です。手動スケーラーは比較的安価でシンプルなツールですが、歯石の除去には時間がかかり、熟練した技術が必要です。また、力加減や角度の調整が難しく、患者に不快感を与えることがあります。

            一方、超音波スケーラーは、超音波振動による効果的な除去が可能で、治療時間が短縮されます。さらに、超音波振動は自動的に歯石を除去するため、手動スケーラーに比べて施術がより均一で、患者に対する負担も軽減されます。

            超音波スケーラーの進化と技術的な優位性

            超音波スケーラーは、技術の進化に伴い、より高性能な機器が登場しています。最新の超音波スケーラーは、振動の強さや周波数を精密に制御できるため、より効率的な歯石除去が可能です。また、冷却機能や音響機能の改善により、患者の快適性も向上しています。技術的な優位性として、精密な制御と柔軟な対応が挙げられ、これにより多様な歯石の除去が可能となっています。

            2-3. 超音波スケーラーの使用方法

            歯科医院での施術手順

            超音波スケーラーによる歯石除去は、以下の手順で行われます:

          • 検査と診断: 歯科医師が口腔内を検査し、歯石の量や位置を確認します。
          • 超音波スケーラーの準備: スケーリングチップを適切なものに交換し、冷却水の供給を確認します。
          • 施術: 超音波スケーラーを用いて、歯石を除去します。歯石の位置や大きさに応じて、振動の強さや操作方法を調整します。
          • 口腔内の清掃: 歯石除去後は、口腔内を洗浄し、残留物を取り除きます。
          • 診断とアドバイス: 施術後、歯科医師が口腔内の状態を確認し、必要なアドバイスを行います。
          • 超音波スケーラーは、歯石除去における技術革新として、その効率性と患者の快適性を大幅に向上させるツールです。高い振動技術を活用することで、短時間で高精度な治療が可能となり、従来の手動スケーラーに比べて多くの利点があります。ただし、コストや適用範囲、短期間の副作用なども考慮する必要があります。

            超音波スケーラーの選択と使用に関するアドバイス

            超音波スケーラーの導入を検討する際は、機器の性能やコスト、メンテナンスの要件を十分に理解することが重要です。また、施術を受ける患者に対しては、超音波スケーラーの特性や期待される結果について十分な説明を行い、安心して治療を受けてもらうことが大切です。

            歯科医院での超音波スケーラーの役割と今後の展望

            超音波スケーラーは、今後も歯科治療の重要なツールとして位置づけられるでしょう。技術の進化により、さらに高精度で効率的な機器が登場する可能性があります。歯科医師は、最新の技術を取り入れつつ、患者に最適な治療を提供するために、常に知識と技術の向上に努めることが求められます。


            この原稿は、超音波スケーラーの技術的な詳細から、メリット・デメリットまで幅広くカバーし、読者にその重要性と実用性を伝える内容となっています。

            使用時の注意点と患者への影響

            超音波スケーラーの使用中は、冷却水を適切に供給することが重要です。これにより、歯や歯ぐきの過熱を防ぎます。また、患者が不快感を感じないよう、振動の強さや施術の時間を調整することも大切です。施術後には、一時的な歯ぐきの敏感さや軽い不快感が生じることがありますが、通常は短期間で収まります。

            3.超音波スケーラーのメリットとデメリット

            3-1. メリット

            効率的な歯石除去

            超音波スケーラーの最大のメリットは、効率的な歯石除去です。超音波の振動により、短時間で歯石を効果的に除去できます。これにより、治療時間が短縮され、歯科医師も効率的に治療を行うことができます。また、深部の歯石や頑固な歯石に対しても、高い効果を発揮します。

            患者の快適性向上

            超音波スケーラーは、手動スケーラーに比べて患者の快適性を大幅に向上させます。振動が微細であるため、歯ぐきへの刺激が少なく、痛みや不快感が軽減されます。また、冷却水の供給により、施術中の熱を抑え、より快適な治療を提供します。

            口腔内の清掃と健康維持

            超音波スケーラーによる歯石除去は、衛生的な治療環境を実現します。歯石やプラークを迅速かつ確実に除去することで、口腔内の健康を維持し、再発の防止にも寄与します。また、超音波の振動により、歯の表面が滑らかになり、再度の歯石形成が抑制されます。

            3-2. デメリット

            コストと設備の問題

            超音波スケーラーは、高度な技術を要するため、初期投資や維持費が高額になることがあります。機器の購入やメンテナンス、さらには歯科医師やスタッフのトレーニングも必要です。これにより、特に小規模な歯科医院や診療所では、導入に際してのコストが問題となる場合があります。

            適用範囲の制限

            超音波スケーラーは、すべての歯科治療に適しているわけではありません。特定の歯の状態や症例によっては、手動スケーラーや他の治療法の方が適している場合があります。例えば、非常に敏感な歯や細かい調整が必要な場合には、手動スケーラーの方が効果的なこともあります。

            副作用の可能性

            超音波スケーラーの使用に伴い、短期間の副作用が生じることがあります。具体的には、歯ぐきの軽い刺激や一時的な敏感さが挙げられます。長期的な影響については、十分な研究が行われていますが、現在のところ重大なリスクは報告されていません。それでも、施術後の口腔ケアを適切に行うことが推奨されます。

2024年07月31日 00:02

「歯石除去で前歯のざらつきと出血を解消:名古屋市天白区イナグマ歯科の治療事例」

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科・予防歯科・歯石除去のイナグマ歯科です。

ご相談内容
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before                 after

「前歯の裏側に歯石があり、前歯の裏側がざらざらすして、ブラッシング時に出血がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯の裏側に歯石が付着しており、歯と歯の隙間もふさがっている状態でした。

歯石は細菌の塊であるプラークが固く石灰化したもので、放置すると歯周病や虫歯を引き起こす恐れがあります。これらの予防のためにも、しっかり除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯石はご自身の歯磨きでは取り除くことができないため、歯医者にある専用の歯石を除去する器具を用いてクリーニングすることをご提案し、同意いただきました。

まず、超音波を利用した機械で歯石を落としていきます。痛みなどが生じないよう、機械の強さを調節しながら丁寧に施術しました。
その後、歯の表面をブラシで磨き上げる「ポリッシング・PMTC」を実施して、細かな傷やざらつきを滑らかに整えました。

また、歯石の付着を予防するためには日々の歯磨きでプラークを残さないことが重要です。クリーニングと並行して効果的な歯磨きの方法も指導し、患者様ご自身で綺麗な歯を保つ練習をしていただきました。

術後の経過・現在のご様子

歯の表面に艶が出て汚れが付きにくくなり、健康的で清潔なお口になりました。

現在も定期的に通院いただいています。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別        50代男性
  • 診療種別         保険診療
  • 治療期間の目安       1日
  • 治療回数の目安       1回
  • 治療費総額の目安      保険診療内

歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科・予防歯科ならイナグマ歯科までご相談ください。
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歯のクリーニング・歯石取り・やに取り
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目次

  1. イントロダクション

    • 歯石とは何か?

    • 歯石除去の重要性と目的

    • このガイドで得られる情報

  2. 歯石の発生メカニズムとその影響

    • 2-1. 歯石の形成過程

      • 歯垢とその変化

      • 唾液と歯石の関係

    • 2-2. 歯石がもたらす健康リスク

      • 歯周病のリスク

      • 虫歯の進行

    • 2-3. 歯石による口腔内の変化

      • 歯ぐきの炎症と出血

      • 歯の移動と咬み合わせの変化

  3. 歯石除去の方法とその利点

    • 3-1. プロフェッショナルな歯石除去

      • スケーリングとルートプレーニングの手法

      • 使用される器具と技術

    • 3-2. 自宅でできる歯石予防法

      • 適切な歯磨き方法と道具

      • デンタルフロスとマウスウォッシュの使い方

    • 3-3. 歯石除去の頻度と推奨される間隔

      • 一般的な推奨頻度

      • 個別の状況に応じたアプローチ

  4. まとめ

    • 歯石除去の重要性の再確認

    • 継続的な口腔ケアの重要性

    • 歯石除去を行う際の注意点とアドバイス

 

1.イントロダクション

歯石とは何か?

歯石とは、歯の表面に固着した硬いミネラル化物質で、主に歯垢が進化してできたものです。歯垢は、口腔内の細菌と食べかす、唾液の成分が混ざり合って形成される柔らかい膜で、放置すると次第にカルシウムやリン酸と反応して硬化します。この硬化物質が歯石です。歯石は通常、歯と歯ぐきの境目や、奥歯の噛み合わせ部などに見られます。

歯石除去の重要性と目的

歯石除去は、口腔の健康を保つために非常に重要です。歯石が形成されると、その表面は粗くなり、さらに歯垢が蓄積しやすくなります。この状態が続くと、歯周病や虫歯のリスクが増大し、最終的には歯の喪失につながる可能性もあります。歯石除去の目的は、口腔内の清潔を保ち、これらのリスクを軽減することにあります。また、定期的な歯石除去により、口臭の改善や歯ぐきの健康維持にも寄与します。

2.歯石の発生メカニズムとその影響

2-1. 歯石の形成過程

歯垢とその変化

歯垢は、口腔内の細菌と食べかす、唾液が混ざり合って形成される白色の粘着性の膜です。歯磨きやデンタルフロスを使用しないと、歯垢は次第にミネラルを吸収し、硬化していきます。歯垢の成分は、主に細菌、死細胞、食物残渣で、これが数日間放置されると歯石になります。歯垢が歯の表面に固着することで、硬化した歯石が形成されます。

唾液と歯石の関係

唾液にはカルシウムやリンが含まれており、これが歯垢に取り込まれることで歯石が形成されます。唾液の成分が歯垢と反応し、歯石が硬化するため、唾液の質や量も歯石の形成に影響を与えます。特に、唾液の分泌量が少ないドライマウスの状態では、歯石の形成が進みやすくなります。

2-2. 歯石がもたらす健康リスク

歯周病のリスク

歯石は歯ぐきと歯の境目に蓄積し、炎症を引き起こす原因となります。この炎症が進行すると歯周病を引き起こし、歯ぐきの腫れ、出血、そして最終的には歯を支える骨の損失へとつながります。歯周病は放置すると、歯を支える組織が破壊され、最終的には歯の喪失に至る可能性があります。

虫歯の進行

歯石の表面は粗いため、さらに歯垢が蓄積しやすくなります。歯垢に含まれる細菌は酸を生成し、これが歯のエナメル質を溶かすことで虫歯を引き起こします。歯石が歯の表面にあると、虫歯のリスクが高まります。特に、奥歯や歯と歯ぐきの境目など、歯石が溜まりやすい部位では虫歯の進行が加速します。

2-3. 歯石による口腔内の変化

歯ぐきの炎症と出血

歯石が歯ぐきのラインに溜まると、歯ぐきに対して機械的な刺激を与え、炎症を引き起こします。この炎症は歯ぐきの腫れや赤み、出血を伴い、口腔内の不快感を増します。炎症が慢性化すると、歯ぐきが後退し、歯周病のリスクが高まります。

歯の移動と咬み合わせの変化

歯石が長期間にわたって放置されると、歯周組織に悪影響を及ぼし、歯が動いたり、咬み合わせが変わることがあります。歯ぐきの後退や骨の損失により、歯が不安定になり、咬み合わせに問題が生じます。これが進行すると、咬み合わせの問題が顎関節に影響を与えることもあります。

3.歯石除去の方法とその利点

3-1. プロフェッショナルな歯石除去

スケーリングとルートプレーニングの手法

スケーリングは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて歯の表面から歯石を物理的に除去する方法です。スケーリングでは、超音波スケーラーや手動スケーラーを使用して、歯石や歯垢を取り除きます。ルートプレーニングは、歯の根の表面を滑らかにする処置で、歯石や細菌が残っている部分を徹底的に除去します。これにより、歯ぐきの炎症を抑え、歯周病の進行を防ぐことができます。

使用される器具と技術

スケーリングに使用される器具には、超音波スケーラーや手動スケーラー、またはそれらの組み合わせが含まれます。超音波スケーラーは高頻度の振動を用いて歯石を効果的に剥がし、手動スケーラーは手動で歯石を削り取るための器具です。ルートプレーニングでは、細かい歯石の除去を行うための専用の器具が使用され、歯の根の表面を滑らかにすることで再感染を防ぎます。

3-2. 自宅でできる歯石予防法

適切な歯磨き方法と道具

自宅での歯石予防の第一歩は、正しい歯磨きです。歯ブラシは柔らかめのものを選び、歯の表面を優しくブラッシングします。磨き残しを防ぐために、電動歯ブラシの使用も推奨されます。歯磨き粉にはフッ素が含まれているものを選ぶと、歯の再石灰化を促進し、虫歯の予防に効果的です。

デンタルフロスとマウスウォッシュの使い方

デンタルフロスは歯と歯の間の歯垢を取り除くための重要なツールです。毎日の使用を習慣化することで、歯石の形成を抑制できます。また、マウスウォッシュは口腔内の細菌を減少させ、口臭を防ぐために役立ちます。抗菌成分が含まれたマウスウォッシュを使用することで、口腔内の細菌のバランスを保ちます。

3-3. 歯石除去の頻度と推奨される間隔

一般的な推奨頻度

一般的には、6か月ごとに歯科医院での定期検診と歯石除去を受けることが推奨されています。この頻度は、個々の口腔状態や歯石の蓄積具合により変動することがありますが、定期的な検診を行うことで早期に問題を発見し、適切な対応を取ることができます。

個別の状況に応じたアプローチ

歯石の形成が特に速い方や、歯周病のリスクが高い方は、より頻繁に歯科医院でのチェックを受けることが推奨されます。逆に、口腔ケアが十分に行われている方は、6か月よりも長い間隔でも問題ない場合があります。歯科医師と相談の上、自分に合ったケアプランを立てることが重要です。

4.まとめ

歯石除去の重要性の再確認

歯石除去は、健康な口腔環境を維持するために不可欠なプロセスです。歯石の蓄積は、歯周病や虫歯のリスクを高め、口腔内の健康を損なう原因となります。定期的な歯石除去により、これらのリスクを軽減し、口腔内の健康を保つことができます。

継続的な口腔ケアの重要性

歯石除去だけでなく、日々の口腔ケアも非常に重要です。適切な歯磨き、デンタルフロスの使用、マウスウォッシュの活用を通じて、口腔内の健康を維持し、歯石の形成を予防しましょう。また、定期的な歯科医院でのチェックも忘れずに行うことが大切です。

歯石除去を行う際の注意点とアドバイス

歯石除去を行う際は、専門家による正確な診断と処置が重要です。自己流での除去や不適切なケアは、逆に口腔内の問題を引き起こす可能性があります。プロフェッショナルなケアと日常のケアを組み合わせることで、より健康な口腔環境を実現することができます。

 

2024年07月30日 04:29

イナグマ歯科が解説!前歯の歯石除去とブラッシングのコツ

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

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ご相談内容

「前歯の歯石がたくさんあり、見かけが悪いのとブラッシング時に出血がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯の裏側に歯石が多量に付着しており、歯と歯の隙間もふさがっている状態でした。

歯石は細菌の塊であるプラークが固く石灰化したもので、放置すると歯周病や虫歯を引き起こす恐れがあります。これらの予防のためにも、しっかり除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯石はご自身の歯磨きでは取り除くことができないため、歯医者にある専用の歯石を除去する器具を用いたクリーニングをご提案し、同意いただきました。

まず、超音波を利用した機械で歯石を落としていきます。痛みなどが生じないよう、機械の強さを調節しながら丁寧に施術しました。
その後、歯の表面をブラシで磨き上げる「ポリッシング・PMTC」を実施して、細かな傷やざらつきを滑らかに整えました。

また、歯石の付着を予防するためには日々の歯磨きでプラークを残さないことが重要です。クリーニングと並行して効果的な歯磨きの方法も指導し、患者様ご自身で綺麗な歯を保つ練習をしていただきました。

術後の経過・現在のご様子

歯の表面に艶が出て汚れが付きにくくなり、健康的で清潔なお口になりました。

現在も定期的に通院いただいています。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別        40代男性
  • 診療種別         保険診療
  • 治療期間の目安       1日
  • 治療回数の目安       1回
  • 治療費総額の目安      保険診療内

歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科 イナグマ歯科までご相談ください。
イナグマ歯科 https://inaguma-sika.com/
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予防歯科って、なにをするの?

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、未然に防ぐことを目的として行われるケアです。
予防歯科では、年に4~5回程度、定期健診に通うのが望ましいとされています。
定期健診では、歯科衛生士がお口の中を専用の器械を使ってクリーニングし、歯垢や歯石を除去します。

予防歯科のメリットは?

予防歯科のメリットは次のとおりです。
1.虫歯や歯周病の早期発見、早期治療ができる
2.虫歯にかかっても進行が浅いうちに治療できるため削る量や治療による負担を抑えることができる
3.お口の環境が良くなるため、虫歯や歯周病にかかりにくくなる 健康な歯を長く維持できる
4.見た目を美しく保てる 虫歯の痛みを軽減できる
肉眼ではっきり分かるほど歯石が溜まっている場合には、歯石取りによって見た目も改善します。
5.認知症のリスクを減らせる
6.全身の病気を予防ができる
7. 経済的な負担が軽くなる
8.口臭の改善

口臭は誰でも一定程度あるものです。しかし、細菌を含むプラークが多いほど、その強さが増します。プラークを減らすことで、口臭を改善できます。
9.お口の中の爽快感

プラーク、歯石を徹底的に除去したあとは、すっきり爽快です。舌で歯を触ると、ツルツルしています。またこれにより、プラークが付着しにくい状態が続きます。


名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 では、予防歯科の受診をお勧めいたしております。
ご相談、予約は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】で受け付けております。 予約ページへ

予防歯科のデメリットは?


予防歯科のデメリット

1.定期的な通院による費用や時間がかかる

しかし、虫歯や歯周病の治療費や通院時間と比較すると、決して高い費用ではないと言えます。また、定期的な通院を怠ると、病気の発見が遅れて、費用がかさむ、通院回数が増えるといったお悩みが増えることが考えられます。

名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広 は、歯のクリーニング・歯石取り・やに取りに対応した歯医者です。

名古屋市天白区の歯医者 イナグマ歯科では、患者さん一人ひとりに対して、最適な歯のクリーニング・歯石取り・やに取りの治療計画を立案します。それを踏まえて、患者さん一人一人にその立案計画をご説明し、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めています。

歯のクリーニング.歯石取り・やに取り

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歯のクリーニングの流れ

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歯医者での歯のクリーニングは、次のような流れで行われます。

1.口腔内のチェックとカウンセリング
2.ブラッシング指導
3.歯周病検査
4.歯垢や歯石の除去
5.着色の除去や歯の表面の清掃(PMTC)
6.歯の間の清掃
7.フッ素塗布

クリーニングは、虫歯や歯周病のリスクを低減させるために行われます。歯磨きでは取り除くことができない汚れや色素の除去にも効果があります。
クリーニングは、歯科医師の診療を補助する歯科衛生士が行います。クリーニングは文字通り歯のお掃除をする処置なので、神経が強く刺激されることはほとんどありません。ただし、歯や歯茎の状態、施術の内容によっては痛みや不快感を伴うこともあります。
 

歯のクリーニングに使う器具


歯医者でのクリーニングでは、超音波スケーラーや手用スケーラーなどの器具を使用します。
クリーニングは、歯垢や歯石を取り除き、歯の表面をなめらかに整える処置です。
歯のクリーニングは、口臭や虫歯、歯周病の原因となる口内の汚れを落とす効果があります。また、歯についた色素も落とすことができるため、見た目も美しく保つことができます。

歯のクリーニングの頻度

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歯のクリーニングの頻度は、虫歯や歯茎の状態、歯磨きの仕方などによって異なります。
虫歯がなく歯茎の状態が良い人、自宅での歯磨きがしっかりできる人は、3月に1回が目安です。
一方、虫歯や歯周病になりやすい人や歯茎の下がっている人などは、1ヶ月に1度ほど歯のクリーニングを行うのがおすすめです。
また、歯磨きが苦手な人や歯並びがよくない人は、1〜2ヶ月に1度が適しています。歯石が付きやすい体質や口の中のお口の環境、歯並びが悪い人、虫歯になりやすい人も、1~2ヶ月に1度はクリーニングを行った方が良いでしょう。
インプラント治療をしている人工のかぶせ物が入っている方はもう少し短い期間でクリーニングを受けることをおすすめします。
歯のクリーニングのことなら、名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページ

歯石は取らないと、歯周病がすすむ?!

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    歯石

歯石取りって、なに?

歯石取りは、歯医者で専用の器具を使ってプラーク(歯垢)と歯石を除去する処置です。
歯石は、下あごの前歯の裏と上奥歯の頬側につきやすいといわれています。
歯石取りは、健康的な口内を保つために必要不可欠な処置です。
定期的なクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見や歯周病予防につながります。
歯石取りには、痛みや出血を伴うといったなどのデメリットがありますが、歯周病を防げたり、口臭を軽減できたりするという大きなメリットがあります。
溜まってしまった歯石は、自分では取ることはできません。
歯石取りは、1~3ヵ月に1度、定期的に受けるのがおすすめです。

歯石取りをしないと、どうなる?

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歯石を取り除かないと、歯周病や虫歯、口臭の原因になります。
歯石にくっついた歯周病細菌が毒素を出し、歯周病を引き起こします。
歯石を放置しておくと、歯を支えている歯槽骨を溶かして行きます。やがて、歯周病が進行し、歯がグラグラして抜かないといけないという最悪の状態になってしまいます。

歯石は、一度付くと歯磨きなどのセルフケアでは取れません。
そのため、歯医者を受診し、専門の器具で除去する必要があります。

歯石は、虫歯菌、歯周病菌の温床であり、口内に存在するだけで虫歯や歯周病を発症させることがあります。
歯石を除去しないと、歯石はますます硬くなり、歯周ポケットの奥深くにこびりついてしまいます。こうなると少しずつしか歯石が取れないため、治療回数も多くなり、最終的には外科的に取り除かないといけなくなる事もあります。

口臭を防ぐためにも1から3ヶ月に1回ぐらいのペースで、歯石取りを行うようにしましょう。

歯石取りは、どうやってするの? 

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歯石取りは、超音波スケーラーを用いて歯垢や歯石の塊を取り除いたり、他の方法では、手用スケーラーを使い、頑固にこびりついた残りの歯石を手用の器具を使い、削るように取り除きます。
次にPMTCと呼ばれるポリッシングでは、歯の表面がなめらかになるよう整えます。
歯石取りは、口腔内の健康を保つために重要な処置ですが、痛みを伴うことがあります。
しかし、歯石取りの際の痛みは一過性のものであり、適切な対策を行うことで痛みを軽減できます。

歯石を取っている最中、痛い? しみる? 出血がある? 

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歯石取りの処置自体には痛みは伴いませんが、口腔内の状態によっては処置中や処置後に痛みを感じることがあります。
歯石が多くついていたり歯茎が腫れている場合、歯石取りの際は機械から出る熱を冷やすために水を使うため、この水の刺激に知覚過敏が反応し、歯石の除去最中に痛い、しみると感じることもあります。
通常、歯石除去には麻酔は使用されませんが、徹底的に歯石を除去する方法であり出血を伴うため、局所麻酔を行うこともあります。

歯石除去後、歯がしみる? 

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歯石除去(スケーリング)後は、歯がしみたり、知覚過敏になることがあります。
これは、クリーニングにより歯の根の表面が露出するため、外からの刺激が歯の中の神経に伝わりやすくなるからです。
この知覚過敏は一時的であることが多いため、あまり心配する必要はありません。
しみは一時的なもので、2日~3日で治まることが多いです。
歯石取り後の痛みは数日で落ち着くことが多いですが、1週間以上痛みが続いたり、腫れがひどくなったりする場合は、再度歯医者を受診しましょう。

歯石除去後、歯がぐらぐらする?

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歯石を取った後に歯がぐらぐらすることがあります。
これは、歯石がかなりついていた場合、歯石が歯を固定する役割を担っていたためです。
その様な時は、歯石を除去することにより一時的にグラグラします。
しかし、その後歯茎が回復するにつれて動揺は、おさまってきます。

歯石取り後、歯ぐきから出血する?

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歯石を取った直後は歯肉が赤く腫れています。これは、歯石がついていたために歯肉が炎症を起こしているからです。
歯肉に炎症があって腫れているため、とても出血しやすい状態になっています。
出血が出ても気にすることなく、歯と歯茎のブラッシングを行ってください。
3日~7日程度で出血はなくなります。歯茎から出血がなくなった時が歯ぐきの炎症がなくなった時です。

歯石取りは歯周病を予防する有効な手段です。

歯石取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページへ
 

歯医者でやにの取り方

歯医者では、歯科医や歯科衛生士が専用の器具を使って歯の表面を磨く「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」という処置で、歯のヤニを取り除きます。PMTCでは、ゴム製のチップと研磨剤入りの歯磨き粉を使用します。
また、歯科医院では、専用のペーストや超音波スケーラーなども使用して歯のヤニを取り除きます。
歯のヤニは一般の歯磨き粉では落とすのが難しいため、ヤニ取り専用の歯磨き粉を使用しましょう。ポリビニルピロリドンやポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコールなどの成分が配合されているものがヤニ取りに効果的です。
 

ホワイトニングとやに取りの違い

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ホワイトニングは、歯の表面についた色素(ステイン)を取り除き、歯本来の色に戻すことです。
一方、クリーニングは、歯垢・歯石・着色を除去することです。歯のクリーニングは、歯を傷つけずにヤニを取ることができ、1度でヤニを取ることも可能です。使用する歯磨剤の中には、フッ素などの歯を強くする成分も含まれています。
クリーニングは、単発で施術を受けるのではなく、歯科医師の指導のもと定期的に通うことが推奨されています。ヤニとりの頻度については、1~2ヶ月に1回の頻度でクリーニングすることをおすすめします。

ヤニは、歯にどうしてつくのか?

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歯の表面は唾液に含まれる薄いタンパク質でコーティングされています。このペリクルとタールが結合し、ヤニとなってしまいます。
タバコを吸うと、タバコの燃焼によって発生するタール(ヤニ)が歯に付着します。タールは黒に近い茶色でネバネバした性質を持ち、歯の表面に付着すると食べかすを吸いつけてしまいます。
歯についたタバコのヤニを落とすには、歯の表面を守っているペリクルごと落とす必要があります。超音波歯ブラシなら、振動が細かいためペリクルと同時にヤニも落とすことができます。

ヤニのつくメカニズムは?

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歯にタバコのヤニがつくメカニズムは次のとおりです。

1.唾液の量が減ると、自浄作用が低下する。
2.タールの着色が歯の表面に付着する。
3.歯の表面を覆う「ペリクル」と呼ばれる薄い膜とタールが結合し、定着する。
 

歯の着色をつきにくくするにはどうすればいいのか?

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歯の着色汚れをつきにくくするための対策としては、次のようなものがあります。

1.色の濃い飲食物をできるだけ控える
2.タバコを控える(減煙・禁煙等)
3.飲食後は歯磨き・うがいをする
4.定期的に歯のクリーニングを受ける
5.矯正治療で歯並びを改善する
6.鼻呼吸を心がける
7.唾液の分泌を促す

歯のクリーニング・歯石取り・やに取りのご相談は、なら名古屋市天白区にある歯医者・歯科の【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください予約ページへ

お茶は着色の原因になる

お茶には、タンニンなどのポリフェノールが含まれており、それが歯の着色の原因となります。

歯の表面にはペリクルというたんぱく質で構成されている膜がありますが、お茶を飲むと、お茶に含まれるポリフェノールがペリクルに付着します。それらが結合することで、着色汚れとなるのです。

そのため、お茶を飲む機会が多い人は、それだけ歯に着色汚れが付きやすくなります。

どんなお茶でも着色する?

セラミック治療 女性1_コピーお茶にはいろんな種類があり、飲むお茶によって歯に着色汚れが付きやすいものとそうでないものがあるので、飲むお茶にこだわるのがおすすめです。

歯の着色汚れの原因となるのは、お茶に含まれているポリフェノール(タンニン)なので、ポリフェノールが少ないお茶を選ぶと良いでしょう。

お茶の中でも、ウーロン茶や緑茶、紅茶などはポリフェノールの量が多いため、歯に色素が付きやすいです。

歯の白さをキープするためには、ポリフェノールが少ないといわれているほうじ茶やソバ茶、麦茶を選ぶと良いでしょう。

お茶で歯に着色汚れが付かないようにするには

1.水でゆすぐ

歯に着色汚れが付かないようにするためには、お茶を飲んだ後に歯を磨くのがよいのですが、お茶を飲む度に歯磨きをするのは現実的に難しいです。

そのため、お茶を飲んだ後は水で口をゆすぐのがよいです。色素が薄まり、ある程度の着色汚れを防ぐことができます。

2.ガムを噛む

虫歯になりにくいキシリトールガムを噛むことをおすすめです。ガムを噛むと唾液が出るため、口の中を洗い流して着色汚れを予防する作用が期待できます。

もちろん、ガムを噛めば着色汚れが付かないということではありませんが、ある程度の緩和や予防に役立てることができるでしょう。

3.寝る前にお茶を飲まない

日中よりも夜、特に寝る前にお茶を飲んでしまうと着色汚れが付きやすくなります。その理由は、寝ている間は唾液が分泌されにくいからです。

唾液で口の中を洗い流せないので、寝る前にお茶を飲むと歯にステインが付きやすくなります。歯の着色汚れを予防するためには、寝る前にはお茶を飲まず、水を飲むことをおすすめします。

お茶による歯の着色汚れを落とす方法

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歯医者で歯のクリーニングをしてもらうと、自宅でのケアでは落ちないようなお茶による着色汚れをきれいに落とすことが可能です。また、歯石除去もしてもらえるので、歯石による歯の黄ばみも解消することができます。

しかし、せっかく着色汚れを落としてもらっても、しばらくするとお茶や食べ物などの影響で歯が黄ばんだり、茶色くなったりしてしまいます。そのため、歯をきれいに保つには定期的に通って歯のクリーニングをするのがおすすめです。
歯のクリーニング・歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページへ

2024年05月01日 21:03
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イナグマ歯科
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