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セラミック治療後の食事に関する注意点
セラミック治療後の食事に関する注意点とは?
セラミック歯科治療直後の美しさと機能を長く維持するためには?
セラミック治療を受けたあと、セラミック歯科治療直後の美しさと機能を長く維持するためには、食事や日頃のお手入れに注意が必要です。セラミックは非常に強度が高い素材ですが、硬い食べ物を頻繁に食べたり、強い衝撃が加わると割れる可能性があります。食事の際には特に注意しましょう。
また、日頃のお手入れも、セラミックの状態を保つ上で重要です。
セラミックは耐久性に優れていますが、瞬間的に強い衝撃が加わると破損するリスクがあります。
セラミック治療後の食事に関する注意点
治療から3時間経過してから食事する
セラミック治療後、3時間ほど経過してから食事したほうがよいとされています。時間は治療内容と麻酔の使用に大きく左右されます。
麻酔は、痛みの度合いや患者様の耐性に応じて使用されるため、効果の持続時間には個人差があり、1時間から5時間程度麻酔が効いている場合があります。こどもの場合は使用量が少ないので約1~2時間程度麻酔が効いています。
虫歯治療で麻酔を使用したあとは、2~3時間待ってから食事したほうがよいでしょう。重要なのは、口内のしびれが完全になくなり、感覚が正常に戻ってから食事することです。
麻酔を使用せずに詰め物や被せ物をした場合は、使用されたセメントが固まるまでの約60分は食事を避けましょう。治療した部分を安定させ、持続性を高めるために重要です。
治療後24時間は硬いものを食べない
セラミックは、歯科専用のレジンセメントというセラミックに特化した接着剤で装着するのが一般的です。紫外線光によってすぐに固まりますが、あくまでも初期固定の段階で完全には硬化してません。
セメントの種類によっては、完全に固まるまでに最大24時間かかることがあります。そのため、セラミックを装着した直後は、硬い食べ物は避けたほうがよいでしょう。
硬い食べ物を完全に避けることは難しいので、治療後24時間は反対側の歯で食事するように心がけてください。セラミックとご自身の歯が完全に一体化したあとは、いつもどおり食事を楽しめます。
また、セラミックを装着した直後は、歯と歯の間にきつさを感じることがあります。セラミックが適切に適合し、正しい位置にある場合でも起こり得ることです。
通常、数日で慣れて気にならなくなるので、治療部位を触ることは避けてください。
24時間が経過しても極端に硬いものは避ける
セラミックは非常に強度が高い素材ですが、硬い食べ物を頻繁に食べると、セラミック部分が破損するリスクがあります。例えば、アーモンドや氷のような食べ物は、強く噛むことでセラミックにダメージを与える可能性があります。硬いせんべいなども同様に、歯が欠けやすいため注意が必要です。
セラミックは日常的な使用による負荷には耐えられますが、瞬間的に大きな力がかかると欠けることがあります。治療後は極端に硬い食べ物を避け、セラミックに過度な負担をかけないようにしましょう。
刺激を与えない
刺激の強い食べ物や飲み物は避けましょう。具体的には、硬い食べ物や辛い食べ物、熱いもの、冷たいものの摂取を控えることをお勧めいたします。
歯がしみる場合、歯磨きを避けようとするかもしれません。
しかし、口内を清潔に保つことは、細菌の増殖を防ぐうえで非常に重要です。歯磨きは優しく、かつ丁寧に行いましょう。
痛みやしみる症状があっても、適切なオーラルケアを続けることで症状が改善されることがあります。
歯周病治療を受ける
セラミック治療後に歯が痛む・しみるなどの症状が現れた場合、歯茎の退縮によって神経が露出している可能性があります
歯周病治療によってセラミック周辺の歯茎の状態が改善されれば、症状も軽減することが可能です。
虫歯治療を受ける
セラミック治療後に痛みやしみる症状が現れた場合、二次虫歯の可能性があります。特に、噛み合わせに問題がなく、治療からしばらく時間が経過してから症状が現れた場合は、二次虫歯の可能性が高いです。
ナイトガードを装着する
歯ぎしりや食いしばりがある方は、セラミック治療後に痛みやしみる症状が現れる可能性があります。ナイトガードを装着して、歯にかかる負荷を軽減しましょう。
ナイトガードは、就寝中に使用するマウスピースのことで、歯や顎にかかる力を和らげるクッションの役割を果たします。
歯ぎしりや食いしばりは、セラミック治療を受けた歯だけでなく、歯茎や顎関節にも悪影響を及ぼす可能性があります。放置するとさまざまな問題を引き起こすため、ナイトガードの装着を検討しましょう。
神経を除去する
痛む・しみる症状が改善されないときは、神経を除去することも検討する必要があります。神経を取り除くと痛みなどの感覚がなくなるので、虫歯の進行に気づきにくくなります。また、神経がなくなった歯は栄養を受け取ることができず、脆くなり欠けやすくなります。歯の寿命を縮める要因となるため、可能であれば神経は残すことが望ましいのですが、耐え難い痛みやしみる症状が続き、ほかの治療で改善されない場合、神経を除去することが最良の選択肢となります。
セラミック歯科治療をお考えの方は、名古屋市天白区にある歯医者【イナグマ歯科】までご相談ください。
セラミックの歯を割れないようにする方法
セラミックの歯を割れないようにするには、次のような方法があります。
1.歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、就寝時にマウスピース(ナイトガード)を装着する
2.硬い食べ物を頻繁に食べる場合は、セラミックを入れていない側で噛むなど注意する
3.堅焼のおせんべいやアメを噛み砕いたりするのは控える
4.かみ合わせが悪い場合は、定期的に歯科を受診してかみ合わせに問題がないかこまめにチェックを行う
セラミックは硬い素材ですが、衝撃には強くありません。かみ合わせが悪いと、常に歯に誤った方向から力が加わり続けているため、セラミックの歯が割れてしまう可能性が高くなります。また、セラミックの製造過程での精密加工の不備や欠陥がある場合、歯の強度が低下して割れたり欠けたりすることがあります。
セラミック歯の寿命は長く、10年以上持つのが一般的ですが、ケアの状況や取り扱いが悪かったりすると、比較的早くに寿命を迎えることもあります。セラミック歯が割れたり欠けたりした場合は、早めに歯科医師に相談し、適切な治療を行うことが必要です。
セラミックの歯が割れる原因
セラミックの歯が割れる原因として多いのは、かみ合わせが悪いことです。セラミックは硬い素材ですが、強い衝撃がかかった際に十分に吸収できず、欠けたり割れたりすることがあります。かみ合わせが悪く、常に歯に誤った方向から力が加わり続けているとセラミックの歯が割れてしまうでしょう。。セラミックはお茶碗や湯のみと同じで硬度は高いものの、落としたり強い衝撃が外部から与えられると割れてしまうことがあります。 そのため、かみ合わせが悪く、常に歯に誤った方向から力が加わり続けているとセラミックの歯が割れてしまうでしょう。
セラミックの歯が欠けてしまったら、欠けた部分を保管して早めに歯科医院を受診してください。 セラミックを長持ちさせるために、日頃のケアも怠らず、定期的にメンテナンスしましょう。
また、セラミックは保険診療の補綴物の素材と比べると、非常に頑丈で劣化しにくいですが、それでも長期間使用し続けると徐々に劣化が進みます。劣化したセラミックに噛み合わせの力が加わることで、割れる、欠ける、といったトラブルが起こります。
セラミックの歯が欠けてしまったら、欠けた部分を保管して早めに歯科医院を受診してください。セラミックを長持ちさせるために、日頃のケアも怠らず、定期的にメンテナンスしましょう。
セラミック歯科治療をお考えの方は、名古屋市天白区にある歯医者【イナグマ歯科】院長
歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。 予約ページへ