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セラミック冠の歯と歯の間がきつい

セラミック冠の歯と歯の間がきついと感じるとき

107回D-23-コンタクトポイント、インレー合着手順、コンタクトゲージ②

セラミック冠の治療後に歯と歯の間が「キツイ」と感じる理由は、歯根膜の働きによるものです。歯と歯の間にすき間があると食後に食べ物のカスが溜まり細菌増え、虫歯や歯周病などになりやすくなります。そのようなリスクを避けるため、セラミックの被せ治療を行う際は歯と歯のすき間が最小限になるよう、意図してキツめに仕上げることが一般的です。歯と歯の隙間の適正な隙間は、30μm~50μmとされています。

「キツイ」という違和感があるのは、根の周りの歯根膜の感覚の働きによるものです。歯根膜は歯と骨の間に存在する膜で、歯の微妙な動きも感じ取ります。治療後、人工歯がキツく感じられると、歯根膜はその圧力を感知し、微妙な動きで歯を適切な位置へと調整するのです。
歯の治療後の「キツイ」という噛み合わせの違和感は一時的なものであり、基本的に1日~2日ほどでなくなります。歯が歯根膜によって適切な位置に調整され、治療後の新しい噛み合わせに適応するためです。

歯と歯の隙間に物が詰まる?コンタクトゲージについて

コンタクトゲージ2

歯医者におけるコンタクトゲージの診査基準は、30μmが入らない場合は「不可」、50μmが入り110μmが入らない場合は「適正」です。
コンタクトゲージは、歯医者で歯との隙間を測る器具で歯と歯の隙間が適切であるかを調べるために使用され、金属冠の作製時や、食片圧入の診断に際して理想的な歯の隣接接触関係を客観的に診査できるゲージです。青色のコンタクトゲージ(50μm)が自然と入る隙間は110μm未満で、これが詰め物や被せものをするときに隣の歯との隙間の基準となります。黄色のコンタクトゲージ(110μm)が入ると、隙間は150μm未満ですが、歯と歯の間に物が挟まりやすくなります。赤のコンタクトゲージ(150μm)が挿入できる状態は不適切です。
 

セラミック冠を装着した日に歯の高さが高いと感じるとき

歯の高さ

セラミック冠をいれた場合、高さが「高い」と感じる場合があります。歯医者でのセラミック冠装着後に見られますが、1~2日後経過すると違和感は軽減されることがあります。

人間の歯は、骨に直接固定されてはなく、歯と骨の間には歯根膜とよばれる膜が存在し、クッションの役割を果たしています。新しいセラミックの装着によって発生する多少の違和感は、歯根膜のクッション効果により、1日~2日で自然に軽減します。違和感が短期間で消えるのであれば、問題ありません。
 

また、以下のような場合は「高い」と感じやすいです。

・仮歯がなかった部分に被せ物を入れた場合

・歯がない部分に被せ物を入れた場合

 

1週間経っても被せが高いと感じる

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セラミック治療後の「高い」という違和感が、いつまでも続く場合は注意が必要です。

歯科治療後は「初めは違和感があるが時間が経つと慣れてくる」とされがちです。治療後に違和感があっても、歯医者を受診するのではなく、しばらく様子を見ようと思う方もいらっしゃいます。また、仕事が忙しいから、ついつい時間が出来たときにと後回しにされがちです。  

しかし、噛み合わせが本来よりも過剰に高い場合、長期間にわたって高いという感覚が続くことによってさまざまな症状を引き起こす可能性があります。特に、セラミック冠装着から1週間ほど経過しても違和感が続く場合、被せ物が適切な高さよりも高い場合があります。
「いつか慣れるだろう」と期待して違和感を無視し続けると、被せた歯に対する噛み合わせの負担が大きくなり、痛みを引き起こす場合や、歯自体にダメージを与え、神経がある場合は失活する場合があります。神経がない場合に至っては、根尖病巣ができる場合があります。

噛み合わせの違和感を放置するリスク

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噛み合わせの違和感が1週間以上続いているにもかかわらず、ほっておくのは良くありません。噛み合わせの違和感を放置するリスクについて解説します。
 

顎関節症になる
 

不適切な噛み合わせは、顎関節に大きな影響を及ぼします。
顎関節症は、噛み合わせの悪さから引き起こされる病気で、顎関節や顎の筋肉に生じた負担が原因です。顎関節症の症状は、口を開けたときにガクガクと音が鳴る、大きく口を開けれないなどです。軽度な症状であれば日常生活に大きな影響は少ないですが、放置すると次第に悪化していき、顎に痛みを感じることもあります。

 

頭痛や肩こりが生じる
 

噛み合わせの悪さは、顎関節や筋肉に負担がかかり、それとともに、首や肩の筋肉にも負担がかかります。
これに伴って、頭痛や肩こりなどの症状が引き起こされ、日常生活に支障をきたします。
 

消化不良を引き起こす
 

噛み合わせの悪さは、食事の消化にも影響があります。
良好な噛み合わせは、食物を十分にすりつぶすことが可能になります。噛み合わせが悪いと、食べ物を細かく、すりつぶせません。食物をそのまま飲み込むと、胃腸に大きな負担がかかります。胃腸は、食物を細かくするために本来すべき以上の仕事を強いられ、消化不良や胃痛などの体調不良を引き起こします。

虫歯や歯周病になる

噛み合わせの悪さは、口腔内での食物の滞留を招き、虫歯や歯周病を引き起こします。
噛み合わせが良いと、食べ物をうまくすりつぶし、食べかすが歯間に詰まるのを防ぎます。
しかし、噛み合わせが悪い場合、食べ物が十分に咀嚼されず、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすくなります。口腔内に残った食べかすは、細菌の増殖を増やし、虫歯や歯周病の原因になります。歯周病は進行すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失うことになります。また、虫歯も放置すると歯髄炎や根尖性歯周炎などの病気を引き起こす可能性があるのです。
 

顔の左右のバランスが歪む
 

顔の筋肉のバランスに影響を及ぼし、顔の形に歪みを引き起こします。
噛み合わせが変わると、、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔全体の形が左右非対称になるのです。

このように、嚙み合わせが高いのにもかかわらず、放置し続けるのは良くありません。

嚙み合わせの相談は、名古屋市 天白区 にある 歯医者【イナグマ歯科】までご相談ください。
 

1. セラミック冠の噛み合わせに違和感がある具体例と理由

1.1 キツイと感じる

治療後の噛み合わせが「キツイ」と感じる場合、これは仮歯やクラウンが正しい位置にセットされていない可能性があります。この問題は、歯の削りが不足している、または仮歯やクラウンが適切に調整されていないことに起因することが多いです。また、治療後の歯や顎の筋肉が新しい状態に適応していないために、噛み合わせが「キツイ」と感じることもあります。

1.2 高いと感じる

1.2.1 治療後すぐに高いと感じる

治療直後に噛み合わせが「高い」と感じるのは、よくあることです。これは、歯の削り方が不十分であったり、仮歯やクラウンが適切にセットされていないことが原因です。特に、歯科医師がクラウンやブリッジを装着する際に患者の自然な噛み合わせを再現するために十分な調整を行わなかった場合に発生します。

1.2.2 調整後も高いと感じる

一度調整を行っても噛み合わせが「高い」と感じることがあります。これは、歯や顎の筋肉が新しい位置に適応していないために起こることが多いです。また、調整が不十分であったり、患者が治療中に歯科医師に正確な噛み合わせの感覚を伝えられなかった場合も原因となります。

1.2.3 1週間経っても高いと感じる

治療から1週間が経過しても噛み合わせが「高い」と感じる場合は、問題はより深刻です。この場合、歯や顎の構造に何らかの問題がある可能性が高いです。例えば、顎関節症や歯列不正が原因で噛み合わせが適切に調整されていないことが考えられます。この状態を放置すると、歯や顎に長期的なダメージを与える可能性があります。

2. 噛み合わせの違和感を放置するリスク

2.1 顎関節症になる

噛み合わせの違和感を放置すると、顎関節に過度な負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクがあります。顎関節症は顎の痛みや異常音、口の開閉の制限などの症状を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたします。

2.2 頭痛や肩こりが生じる

不適切な噛み合わせは、頭痛や肩こりの原因となることがあります。これは顎の筋肉が過度に緊張し、頭や首、肩の筋肉にまで影響を与えるためです。噛み合わせの問題が改善されない限り、これらの症状は持続する可能性があります。

2.3 消化不良を引き起こす

噛み合わせの問題は、効果的な咀嚼を妨げるため、消化不良を引き起こすことがあります。食べ物が十分に噛み砕かれないと、胃や腸での消化が困難になり、消化器系のトラブルが増加する可能性があります。

2.4 虫歯や歯周病のリスクが高まる

不適切な噛み合わせは、特定の歯に過度な圧力をかけることになり、これが原因で歯の損傷や摩耗が進行します。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、噛み合わせが悪いと歯磨きが不十分になりやすく、口腔内の衛生状態が悪化します。

2.5 顔の左右のバランスが歪む

長期間にわたって噛み合わせの問題を放置すると、顔の左右のバランスが歪む可能性があります。これは、顎の位置が不自然に変わり、顔の筋肉や骨に影響を与えるためです。結果として、見た目にも影響が出る可能性があります。

3. 噛み合わせの違和感に対する対処法

3.1 時間をおく

治療後すぐに違和感を感じた場合、しばらく時間をおくことで自然に改善されることがあります。歯や顎の筋肉が新しい噛み合わせに適応するための時間が必要です。ただし、違和感が長期間続く場合は、すぐに歯科医師に相談することが重要です。

3.2 診察を受ける

噛み合わせの違和感が続く場合や痛みが生じる場合は、速やかに歯科医師の診察を受けることが必要です。歯科医師は噛み合わせの状態を詳細に評価し、適切な治療を行います。必要に応じて、再調整や補綴物の再製作を行うこともあります。

4. まとめ

噛み合わせの違和感は、審美歯科治療後によく見られる問題です。これには「キツイ」と感じる場合や「高い」と感じる場合があり、それぞれの原因と対処法があります。違和感を放置すると、顎関節症や頭痛、肩こりなどのリスクが高まるため、早期に対応することが重要です。違和感を感じた場合は、時間をおいて様子を見るか、必要に応じて歯科医師の診察を受けることをお勧めします。

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院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
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