乳歯、永久歯にフッ素塗布をすると虫歯予防に効果的。
乳歯は、永久歯に比べ、歯質が柔らかく、歯の一番表面にあるエナメル質も永久歯の約半分程度の厚みしかありません。
そのため、虫歯になりやすく、虫歯の進行が早く、さらには神経にまで虫歯に到達しやすいのです。安易に、「永久歯が生えてくるので、乳歯は虫歯になっても大丈夫だ」と軽く考えてしまいがちです。
乳歯が虫歯により失われてしまった場合、そのスペースに隣の歯が寄ってきてしまい歯並びが悪くなってしまいます。また、虫歯になっている乳歯の虫歯菌で永久歯も虫歯になりやすくなってしまいます。
16歳頃までは、大人以上に虫歯予防に力を入れることが、健康で丈夫な永久歯になる秘訣です。そのため、イナグマ歯科ではお子さまの虫歯予防としておすすめしているのが「フッ素塗布」です。
フッ素とは、ミネラルの一種で私たちの身体にも存在し、食べ物や飲み物にも含まれている安全なものです。
フッ素には、エナメル質を修復する働き(これを再石灰化といいます)や、歯の質を強くする働き、そして虫歯菌を弱める働きなどがあり、虫歯予防にとても重要です。
特に生えたばかりの乳歯は柔らかく、フッ素を効率的に取り込みやすいので、16歳頃までのフッ素塗布が推奨されます。
イナグマ歯科では、薬局などでは市販されていない高濃度のフッ素を塗布することで、虫歯予防に効果的に歯質を強化し、虫歯に負けない歯を作るお手伝いをしています。