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小帯切除(上唇小帯・舌小帯・頬小帯)
名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科は、歯科口腔外科治療に対応した歯医者です。
滑舌のお悩み、舌の裏の「小帯」が原因かもしれません
「滑舌が悪い」「前歯にすきっ歯がある」
このようなお口のトラブルは、舌や唇の裏側にある**「小帯(しょうたい)」**というヒダが原因かもしれません。名古屋市天白区にあるイナグマ歯科は、小帯の異常に対応した歯科口腔外科です。
この記事では、小帯の役割や、それに伴うトラブル、そして治療法について分かりやすく解説します。
小帯とは?その役割とトラブル
お口の中には、口の動きを支える薄い筋状の組織「小帯」があります。主なものは以下の3つです。
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上唇小帯(じょうしんしょうたい): 上唇と歯ぐきをつなぐヒダ。これが短すぎたり太すぎたりすると、**前歯の間にすき間(正中離開)**ができる原因になります。
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舌小帯(ぜっしょうたい): 舌の裏側と下あごをつなぐヒダ。短いと舌の動きが制限され、「ラ行」や「サ行」の発音が不明瞭になったり、赤ちゃんの授乳が困難になったりします。
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頬小帯(きょうしょうたい): 頬と歯ぐきをつなぐヒダ。位置が悪いと、食べ物が挟まりやすくなり、虫歯や歯肉炎のリスクを高めます。
小帯に異常があると、このように様々なトラブルを引き起こします。
小帯異常のチェックポイント
ご自宅でも簡単にチェックできます。
お子様の場合
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発音が不明瞭で聞き取りにくい
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上の前歯の間にすき間がある
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頬の内側を頻繁に噛んでしまう
大人の方の場合
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「ラ」や「サ」の音がはっきり言えない
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舌を前に出したり、上にあげたりするのが難しい
これらの症状があっても自己判断は禁物です。正確な診断のためには、歯科医院での診察が必要です。
小帯切除手術について
小帯が原因で機能的な問題が起きている場合、**「小帯切除」**という小手術で改善を図ります。
手術の概要
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目的: 短い・太い・位置異常のある小帯を切開し、機能や見た目を改善します。
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方法: 局所麻酔を使用し、メスで切除します。
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所要時間: 約10〜30分と短時間で終了します。
手術のメリット
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発音が改善し、滑舌が良くなる
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すきっ歯の予防や改善につながる
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虫歯や歯肉炎のリスクが減る
術後の注意点とケア
術後数日間は腫れや違和感がありますが、処方薬で痛みをコントロールできます。特に舌小帯を切除した場合は、再癒着を防ぐために舌を動かすストレッチが重要です。
【術後のストレッチ例】
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舌を前にまっすぐ突き出す
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舌先で唇の周りをなぞるように回す
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舌を上あごに押しつける
食事は刺激物を避け、柔らかいものを心がけてください。
よくあるご質問
Q. 費用はどのくらいかかりますか? A. 小帯切除は基本的に保険適用です。自己負担額は、3割負担の場合で10000円程度が目安となります。
Q. 大人でも手術は可能ですか? A. はい、可能です。発音障害や口腔内のトラブルでお悩みの方は、一度ご相談ください。
Q. 小帯は自然に伸びることはありますか? A. 自然に改善するケースもありますが、発音や授乳に明らかな障害がある場合は、早めの切除が望ましいです。
お口の健康と成長を守るために
小帯の異常は、大人になってからの生活にも影響を与えることがあります。少しでも気になる症状があれば、放置せずに専門的な診断を受けることが大切です。
当院は小帯切除を含めた口腔外科治療に精通しています。ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
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