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スポーツマウスガード
スポーツマウスガードの役割
スポーツ用マウスピースは、スポーツ中の激しい衝撃や歯を食いしばる事に耐えられる厚さになっていて柔らかめのものが多いです。
スポーツマウスピースを装着することで、スポーツ中に転んだりぶつかったりして、「歯が折れる」「歯が抜ける」「歯にヒビが入る」「歯がグラつく」などといった外傷の予防ができます。マウスガードは、ボクシングなどのスポーツで競技者が口に入れて、歯や口中の損傷を防ぐための用具です。マウスピースとも呼ばれます。 マウスガードは、ボクシング選手のために作られたゴム製の小さなカケラが由来です。そのため、ボクシングではマウスピースと呼ばれ、他のスポーツではマウスガードと呼ばれる傾向があります。
マウスガードは、衝撃から歯の損傷や歯による口内の裂傷を防ぎ、脳への振動を軽減するための器具としてつくられています。
スポーツマウスピースは、ケガの予防のために、さまざまなスポーツで使用が義務化または推奨されています。
ルールで着用が義務付けられているスポーツには、次のようなものがあります。
- ボクシング
- キックボクシング
- アメリカンフットボール
- アイスホッケー
- インラインホッケー(ジュニア)
- ラクロス(女子)
- ラグビー(中学生、高校生、他)
- 空手道(一部、他)
- テコンドー(世界テコンドー連盟)
また、一部義務化されているスポーツには、次のようなものがあります。ラクビー、空手、ラクロス、アイスホッケー。
使用できるスポーツには、次のようなものがあります。
サッカー、バスケットボール、レスリング、柔道、野球、ハンドボール、ホッケー、水球。
バスケットボールでは、マウスガードを着用することで歯へのダメージを軽減し、口内の裂傷などを未然に防ぐことができます。
スポーツマウスガードの効果
スポーツマウスピースは、スポーツ中に起こる強い衝撃や強い力から、歯や顎へのダメージ、口への外傷を防ぐ役割を果たします。
スポーツマウスピースの効果には、次のようなものがあります。- 前歯が割れるのを予防する
- 噛みしめによる奥歯の負担を減らす
- 粘膜や舌のケガを防止する
- 脳への振動を和らげる
- 顎への衝撃を緩和する
- スポーツのパフォーマンスが高まる
- スポーツによるケガの不安を軽減する
また、スポーツマウスピースは、相手の選手をケガさせないことも目的とされています。
アメリカの ADA の報告では、米国のスポーツ全般でスポーツマウスピースを装着することで、年間20 万件以上の怪我が予防されています
スポーツマウスガードと歯ぎしり防止装置とナイトガードの違い
スポーツ用マウスピースは保険適用外のため、自費診療となります。
費用は高額ですが、適合性の高いマウスピースが作製できます。 スポーツ用マウスピースは、10,000円以上かかることが多くなっています。一方、歯ぎしり用のマウスピースは保険適用内で作成することが可能です。
ナイトガード(マウスピース)は、自宅で寝るときに装着することで、就寝中の歯ぎしりから歯や被せ物などを守ることができます。
睡眠用のマウスピースは「ナイトガード」と呼ばれ、歯ぎしりや食いしばりを防ぐ効果があります。ナイトガードは、歯ぎしりによる圧力が強いため、柔らかい樹脂では噛み破ってしまう恐れがあります。
スポーツ用マウスピースは、スポーツ中の激しい衝撃や強い力から、歯や顎へのダメージ、お口への外傷を防ぐ役割を果たします。
また、頭部への衝撃による脳震とうなどの発生率や重篤率を緩和してくれるという報告もあります。。
マウスピースの洗浄の仕方
マウスピースは、水洗いで洗うことができます。
指ややわらかめの歯ブラシを使って、軽くこするだけで落ちやすい汚れは除去できます。歯磨き粉は研磨剤が含まれており、マウスピースを傷つけてしまうおそれがあるため使用できません。マウスピースの洗浄には、次の点に注意しましょう。
1.熱いお湯(60度以上)は使用しない
2.つけ置きタイプの洗浄剤を使用する場合は、浸す時間を守る
3.洗浄後はしっかりと乾燥させてからケースの中に保管する
4.マウスピースを日常的に使用している場合は、通常は毎日の洗浄が推奨されます。口内の細菌や食べかすがマウスピースに付着し、時間が経つと細菌繁殖や不快な臭いの原因となるためです。
マウスピースの洗浄剤は、歯科医院やドラッグストアなどで購入できます。
洗浄剤には消臭、殺菌の効果があり、目に見えない汚れやニオイまで落とし、除菌もできるおすすめの洗浄方法です。
普段は水洗いで、週に1回程度(または汚れやニオイが気になったら)洗浄剤を使用してもいいでしょう。
また、食器用などの研磨剤が含まれていない中性洗剤を使用するのもOKです。
スポーツマウスガードの厚さ
スポーツマウスピースの厚さは、通常3〜5mmです。
歯ぎしり用のマウスピースは厚さ1〜2mm程度ですが、スポーツマウスピースは厚さがあるため、歯や顎、口の中が傷つくことを予防します。スポーツマウスピースは、スポーツ中の激しい衝撃や歯を食いしばる事に耐えられる厚さになっていて柔らかめのものが多いです。
初めてマウスピースを作る方や、嘔吐感の強い選手、女子選手、軽スポーツの選手は2mm、3mmのシートから始めることをおすすめします。
慣れてくると4mm程度の強度が安心でおすすめです。
5mm以上の厚みのマウスピースになると異物感が強くなり使用しにくい場合があります。
また、女性やお子様用、装着感を重視する方には3mmの薄いシートがおすすめです。
スポーツマウスガードの詳しい相談・問い合わせは、名古屋市 天白区歯医者・歯科の【イナグマ歯科】までご相談ください。