名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミックならイナグマ歯科

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歯周病治療
 

名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科は、歯周病治療に対応した歯医者です。
院長 歯学博士 稲熊尚広

 

  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科では歯周病治療に対応した歯医者です。
歯周病に対して専門的な知識と技術と豊富な経験をを基に、患者さん一人ひとりに対して精密なレントゲン撮影と検査を行い、最適な治療計画を立案します。それを踏まえて、患者さん一人一人にその立案計画をご説明し、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めています。

重度の歯周病でも、保存できる可能性が少しでもあるなら、
歯を残す方法を探ります。

再発リスクの高い歯周病は、メインテナンスが必要であり、重要と考え、力を入れています。

歯周病って、どんな病気?

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名古屋市天白区の歯医者【イナグマ歯科】です。
歯周病は、歯肉炎や歯周炎の総称で、自分では気づかないうちに進行していく恐ろしい病気です。
歯周病は基本的には治らないのですが、できるだけ進行をしていかないように進行を食い止め、炎症をおさえ、健康な状態に戻すことは可能です。
健康な状態に戻すためには、適切な歯医者で行うプロケアである歯周基本治療と自分で行うセルフケアの両方を行う必要があります。
歯周病が手遅れになっている状態は、歯茎が赤く腫れ、歯ぐきから出血し、歯を支える顎の骨が大きく吸収した状態です。
顎の骨が溶けてくると歯がグラグラと動揺し、食べ物をかむと噛んだ時に痛みがでます。出血や膿(排膿)をともなう場合もあります。
歯周病の発症率は30歳前後から上昇し、40代になる頃には程度の差こそあれ、なんと8割もの人が歯周病を発症していると言われています。

歯周病の原因って、なに?

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歯周病の直接的な原因は、歯に付着する歯垢(プラーク、歯糞)です。
プラークは生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好みます。歯が十分に磨けていないと、プラークが歯と歯ぐきの間の溝にたまり、細菌が繁殖することで歯周病を発症します。
プラークができやすい食べ物としては、粘着性の高い食べ物や糖分が高い食べ物です。また、遺伝的に歯周病に対して免疫力が低いと歯周病のリスクが高まります。

歯周病って、生活習慣病?

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歯周病の原因には、主に次のようなものがあります。

1.糖尿病

2.喫煙

3.歯ぎしり、くいしばり、かみしめ

4.不適合な冠や義歯

5.不規則な食習慣

6.ストレス

7.全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)


歯周病は遺伝しない病気ですが、歯周病になりやすい要因は遺伝する可能性が高いと言われています。

歯周病の症状って、どんな感じ?

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1.歯ぐきが充血して赤くなる

2.歯ぐきが茶褐色に変化する

3.歯ぐきが腫れる

4.歯ぐきに歯ブラシが当たると出血する

5.口臭が気になる

6.朝起きたときに口の中がネバネバする

7.硬いものが噛みにくい。硬いものを噛むと痛い。

8.歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてくる


歯周病を放置すると、歯茎から少し血が出たり、歯茎がむずがゆくなったりといった小さな症状が現れます。そのうちに歯茎が腫れる頻度が高くなったり、朝起きると口の中が臭くなったり、膿の味がするようになったり、徐々に症状が重くなってきます。 歯周病は、歯垢や歯石に多く生息する細菌が歯ぐきに感染することで炎症を引き起こします。
そのため、健康な状態に戻すためには、適切な歯医者で行うプロケアである歯周基本治療と自分で行うセルフケアの両方を行う必要があります。

歯周病の治療は、どんなことをするの?

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歯周病治療は、歯と歯茎の間を清潔にするクリーニングなどが中心です。
痛みの伴う処置は少なめです。
歯周病治療法は歯周病の進行度によって変わってきますが、口腔内から歯周病菌を減らすことが重要です。
日頃のブラッシングの仕方の確認のほか、歯医者では専門機器を使って歯垢(プラーク)の除去や歯石の除去などの治療を行います。
歯周病治療には、以下の治療法があります。

1. 歯のクリーニング

2.スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)

3.ブラッシング指導

4.歯の根の面の滑択化

5.ぐらぐらする歯の咬み合わせの調整

6.PMTC


PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使用して歯を磨く(クリーニング)ことです。
PMTCは、むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が固くなった歯石や、食べ物やタバコで付いた着色汚れなどを徹底的に除去する効果的なクリーニングです。

歯周病を悪化しやすい食べ物は、どんなもの?

プラークを形成しやすい食べ物としては、粘着性の高い食べ物や糖分が高い食べ物があります。
口内の細菌を増やしやすい食べ物には、パン、クッキー、ビスケット、チョコレート、飴類などの糖分の多い食べ物です。

歯周病が他の病気の引き金になる?

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1.歯周病は、心臓血管疾患、糖尿病、低体重児出産などのリスクを高める可能性があります

2.歯周病菌が誤嚥により気管支から肺にたどり着き、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。

3.歯周病は、炎症性物質が血糖値を下げるインスリンの働きを悪くします。

歯周病と糖尿病の関連性についてはこちら

4.血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)に関与したりします。
 

このように、全身疾患に影響を及ぼすことが、研究結果から報告されているので、歯周病は、とても、怖い疾患なのです。

お口の中でこんな症状はありませんか?

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お口の健康は、大変重要です。毎日の食事や会話でとても身近なものとなっています。
次のような、お口のトラブルを自覚することはないでしょうか?

1.ハブラシの時に出血がみられる

2.朝起きたときに歯肉に違和感や不快感がある

3. 口臭がある

4.歯肉が下がって、歯が長く見える

5.体調が悪くなると歯肉が腫れるがある

6.歯が動揺する


歯周病には、炎症が歯肉に限局している歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨が破壊されて、ついには歯を失ってしまう歯周炎があります。
上記の症状がいくつかあると、歯周炎の可能性が高く、歯医者での治療をお勧めします。

歯周病はプラークが原因

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歯周病はどんな病気か ご存じですか?
歯周病は、成人が歯を失う最も多い原因の病気です。日本人の40歳以上では半数以上に認められ、患者の割合は年齢とともに増加していきます。
歯周病の原因は歯の表面に付着しているプラークで、磨き残しの歯垢です。プラークは歯の表面に細菌が被膜を形成しバリアとなっています。これを「バイオフィルム」と呼びます。このバイオフィルムは薬物の浸透を防ぎます。ですから、水や洗口剤などで口をすすぐだけでは除去できません。しかし、歯磨き(ブラッシング)などの物理的除去で簡単に取り除けるため、歯周病対策にはブラッシングが最も大切になります。

歯周病は骨を溶してしまう

歯周病
プラークは、主に細菌で構成されていて、その中には歯周病原菌も含まれます。歯周病の原因となる細菌は歯と歯肉の隙間、「歯周ポケット」で増殖することで、歯肉に炎症を起こし、さらに歯を支えている骨を溶かしてしまいます。歯周ポケットが深くなるほど歯を支える骨が失われ、最後は支えきれずに抜歯に至ってしまいます。

歯周病の治療

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歯周病は口の中全体で同時に進行していくため、全ての歯で歯周ポケットの深さを計測するポケット検査や、プラークの付き具合を調べる検査を行います。

治療ではまずブラッシング指導により患者さん自身でプラークを取り除けるような練習を行います。プラークを形成する細菌が歯肉で引き起こしている炎症を減らすのが目的で、これは「プラークコントロール」と呼ばれ、歯周病治療の中心となります。
患者さん自身によるプラークコントロールが基本となりますが、その上で歯科医院で定期的に受診を行い、歯周ポケットの中に付着しているプラークや歯石を超音波振動機器や手用器具を用いて取り除きます。これは「スケーリング」といい、歯医者が行う重要なプラークコントロールです。
一旦治療が終了しても、歯周病は再発することが多いため、「メインテナンス」と呼ばれる定期的なチェックとケアを行っていくことが必要です。

歯周病の症状

歯周病の症状には、次のようなものがあります。

1.朝起きたときに口の中がネバネバする

2.歯磨きのときに出血する

3.硬いものが噛みにくい

4.口臭が気になる

5.歯肉がときどき腫れる

6.歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてきた

7.歯がグラグラする

歯周病の初期症状には、歯ぐきの腫れがあります。歯ぐきは本来三角に引き締まっていますが、歯周病になると水分を含んだようにぷっくりします。また、歯ぐきの色はピンク色ですが、歯周病になると充血したように赤くなります。進行すれば充血したような赤色から茶褐色へ変化します。

歯周病が悪化すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べられるものの種類が限られてしまいます。

まとめ

歯周病は、歯垢(プラーク)という細菌の集まりが歯と歯ぐきの間の溝にたまることで起こります。
歯磨きを怠ると、口腔内の糖分によって、口腔内の酸性度が増し、歯周ポケットの中にいる細菌が原因で歯肉に炎症を起こし、歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから出血したりします。
歯周病を進行させないためには、初期段階で歯周病治療が大切になります。
初期のうちに適切な歯周病治療や予防をすることによって、歯茎や骨が破壊されることを抑えられる可能性があり、完治することもあります。
初期の場合は、適切なプラークコントロールによって症状を改善できることができます。
歯周病の原因は、歯に付着する歯垢(プラーク)です。
プラークは生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好みます。歯が十分に磨けていないと、プラークが歯と歯ぐきの間の溝にたまり、細菌が繁殖することで歯周病が起こります。
したがって、自分で行うセルフケアでは日頃のブラッシングとその回数が大切です。

歯周病に関してのご相談は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】にご相談ください。

歯周病とはどんな病気ですか?

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歯周病は、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう状態を指します。

歯周病は治るんですか?

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名古屋市天白区の歯医者【イナグマ歯科】です。
歯周病は、歯肉炎や歯周炎の総称で、自分では気づかないうちに進行していく恐ろしい病気です。
歯周病は基本的には治らないのですが、できるだけ進行をしていかないように進行を食い止め、炎症をおさえ、健康な状態に戻すことは可能です。
健康な状態に戻すためには、適切な歯医者で行うプロケアである歯周基本治療と自分で行うセルフケアの両方を行う必要があります。
歯周病が手遅れになっている状態は、歯茎が赤く腫れ、歯ぐきから出血し、歯を支える顎の骨が大きく吸収した状態です。
顎の骨が溶けてくると歯がグラグラと動揺し、食べ物をかむと噛んだ時に痛みがでます。出血や膿(排膿)をともなう場合もあります。
歯周病の発症率は30歳前後から上昇し、40代になる頃には程度の差こそあれ、なんと8割もの人が歯周病を発症していると言われています。

歯周病の初期症状は、どんな症状ですか?

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健康な歯ぐきの色はピンク色ですが、歯周病になると充血したように濃い赤色になります。 進行すれば充血したような赤色から茶褐色へ変化します。 そしてその部分に歯ブラシが当たると簡単に出血や痛みが出ます。 初期の出血は少量で痛みを伴わないことが多く、気が付かないことがあります。

歯周病はどんな人がなりますか?

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歯周病の主な原因は磨き残しがあり、プラークが原因であるため、歯磨きが不十分な人や歯並びが悪い人は歯周病になりやすいといえます。 生活習慣や健康状態の影響も受けるため、タバコを吸う人や糖尿病の人、食いしばり・歯ぎしりをする人は改善したほうがよいでしょう。

歯周病かどうか自分でわかる方法はありますか?

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歯周病かどうかの自覚症状

1.歯ぐきがむずがゆい

2.歯みがきやフロスを使用すると出血する

3.口の中がネバネバする

4.歯が長くなった気がする

5.歯がしみる

6.歯の間に食べ物が挟まりやすくなった

7.グラグラするがある

歯周病の手遅れな状態はどんな状態ですか?

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歯周病が手遅れな状態は、歯茎が赤く腫れ、歯を支える顎の骨が大きく吸収した状態です。 顎の骨が溶けてくると歯がグラグラと動揺し、食べ物をかむと痛みがでます。 出血や膿(排膿)をともなう場合もあります。 歯周病の初期段階は、歯周病治療によってある程度改善することが可能です。

歯周病の予防方法はありますか?

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歯周病予防の基本は歯磨きをしっかり行い、歯垢がつかないようにすることです。したがって、毎日の歯みがきや歯医者での定期的な歯石除去が有効です。 しかし歯周病になった場合は歯科医師や歯科衛生士がもっと専門的に歯の清掃をしたり咬み合わせの調整を行ったりします。 また重度の場合は歯ぐきの手術が必要なこともあります。

歯周病が原因で全身疾患を引き起こす可能性はありますか?

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歯周病は、歯が抜けるだけでなく、さまざまな全身疾患を引き起こす可能性があります。次のようなものがあります。

1.動脈硬化

2.狭心症

3.脳梗塞

4.心筋梗塞

5.誤嚥性肺炎

6.糖尿病

7.認知症

歯周病は、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると、血液や呼吸器内に入り込み、さまざまな病気を引き起こしやすくなります。歯周病原菌は血小板を固めることから血栓を作りやすく、心筋梗塞や動脈硬化症、脳梗塞のリスクが高まります。
歯周病は、100以上の病気と関連があるとされています。最近では慢性関節リウマチの原因の一つとされ、アルツハイマー病とも関連があることが分かりました。

歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能です。日々の歯磨き・口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょう。

歯石除去は、保険でできますか?

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歯石除去は基本的には保険が適用されます。 保険が適用される場合は歯石除去だけではなく、虫歯や歯周病の検査なども含まれ、患者様の料金の支払い負担は1~3割となります。

歯石が多い人 なぜ?

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歯石が出来やすい人、歯石は唾液に含まれるカルシウムと、磨き残しのプラーク(歯垢)が結合してできます。 つまり歯石ができやすい人は、唾液にカルシウムが多い、もしくはしっかりプラークが取れていないことが原因です

歯石を取るのにいくらかかりますか?

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保険治療で3割負担の場合、歯石除去の目安となる費用は「3000円~4000円」です。 
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歯周病のご相談は、名古屋市天白区にある歯医者【イナグマ歯】院長 歯学博士 稲熊尚広までご相談ください。予約ページへ

歯周病と糖尿病の関連性

歯周病
歯周病と糖尿病は関連性が指摘されている多くの研究があります。歯周病は糖尿病の合併症や血糖管理の影響因子として重要なものとなっております。
糖尿病の人は、健康な人と比較して唾液の分泌量が低下し、唾液中の糖分の濃度が上昇しています。これによって、プラーク(歯垢)の付着や細菌の増殖が加速し、歯周病が進行します。また、糖尿病になると身体が感染を防ぐあらゆる機能が低下します。
糖尿病だと歯周病に2倍以上かかりやすくなり、血糖のコントロールが悪いと歯周病がより重症化しやすいと考えられています。
歯周病治療を行うと、口の中の歯周病菌が減少し、歯周病の症状が改善されます。その結果、歯周病からくる炎症性の物質も減少します。炎症性の物質が減少すると、血糖をコントロールするインスリンの働きが強くなり、血糖コントロールがよくなり、糖尿病の症状が改善されます。
2型糖尿病患者では歯周病有病率が10%以上高く、HbA1cが6.5%以上になると、歯周炎の発症や歯槽骨吸収の進行のリスクが高まります。

歯周病があると、どうして血糖値が高くなるのか?

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なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのかご存じですか?
歯周ポケットから出血や膿を出しています。そこで働いている炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。

ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくしています。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

歯周病治療で血糖値が下がる

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歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究が報告されています。
歯周病の治療では、患者さん自身のブラッシングによるプラークコントロールをしっかり行い、歯科医院で炎症の原因となっている歯石を確実に取り除く(スケーリング)ことです。それによって歯肉の炎症をコントロールできればインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが、報告されています。

歯周病を治療すれば糖尿病も改善!

糖尿病の人が歯周病を治療すれば、糖尿病も改善します。歯周病の毒素や炎症がなくなれば、それが全身に広がることもなく、インスリンの働きが改善して血糖値が下がりやすくなると考えられます。
主に2型糖尿病で歯周病の人を対象にした報告をまとめたところ、歯周病の治療によって血糖値の平均を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は0.29~0.66パーセント低下することがわかりました(『糖尿病診療ガイドライン2024』) 小さい数値に思えるかもしれませんが、糖尿病を治療していて、これだけ下げるのはかなり難しく、糖尿病の薬を1つ新たに使い始めたときの効果に匹敵します。

歯周病を自分でチェック!

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自分が歯周病になっていないかどうか、以下の項目でチェックできます。

  • 歯ぐきがムズムズしてかゆい?
  • 歯ぐきが浮いた感じで腫れぼったい?
  • 歯を磨くと歯ぐきから出血する?
  • 朝起きたとき、口の中がネバネバしている?
  • 歯ぐきを押すと血が出る?
  • 口臭を指摘された?自分で口臭があると感じる?

これら6つのうち3つ以上当てはまる場合、軽度から中程度の歯周病が疑われます。

歯周病と全身疾患の関連性

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歯周病は、糖尿病や喫煙などと同様に生活習慣病の一つと考えられています。歯周病は細菌による感染症で、悪化すると口の中の細菌が増え、気管や血管を通じて全身を巡ります。

歯周病と全身疾患の関係 ... 歯周病は糖尿病や喫煙などと同様に、生活習慣病の一つと考えられています。 実際に、歯肉で炎症が続いていると、歯周病菌や菌の出す毒素が血流に乗って心臓に運ばれたり、肺に入ったりして、全身疾患を引き起こすおそれがあることがわかってきています。
また、高齢者に多い誤嚥性肺炎を予防するためにも、歯周病のケアは非常に重要です。 誤嚥性肺炎は、歯周病菌などの細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に入ることによって起こるといわれています。 食事中だけでなく、就寝中などに自覚なく、唾液と共に菌が誤嚥することによって発症するケースも多いとされています。 特に、入れ歯には細菌がつきやすく、定期的な入れ歯の手入れ・調整も大事です。

歯周病は、細菌による感染症です。 悪化すると、お口の中の細菌が増え、やがて気管や血管を通じて全身を巡ります。 歯周病菌が気管から肺に入ると、肺炎につながりますし、血液に入り込んで血管を巡り、心臓に至って心筋梗塞を引き起こすこともあります。

歯周病は、全身疾患にも影響を及ぼします。歯周病菌が血流に乗って全身を回ることで、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・早産などにも関与すると言う報告があります。
歯周病は、歯肉や歯槽骨に炎症を引き起こします。その際、サイトカインなどの炎症性物質が沢山作られています。これが血流に乗って、全身へと広がると、血管を始めとした様々な病気を引き起こすこととなります。
歯周病は、高齢者に多い誤嚥性肺炎を予防するためにも、非常に重要です。誤嚥性肺炎は、歯周病菌などの細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に入ることによって起こるといわれています。

治療が必要になったら・・・

イナグマ歯科

歯周病をコントロールするには、歯医者での予防的なケアや専門的なアドバイスを受けることが重要です。定期的なブラッシング指導を受け、間違ったブラッシングを続けないことが必要です。歯医者で月に1、2回のチェックとクリーニングを行うことが、歯周病と糖尿病の管理で必要で、将来の快適な生活にもつながります。

口の中のトラブルの時には、すぐに歯医者を受診しましょう。早期発見、早期治療が重症化させないために重要です。一方で、受診した結果、治療が必要になることもあります。血糖コントロールが悪かったら、治療をすぐに行えない場合もあります。治療を進めてよいか、歯科医だけでは判断できない場合には、糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、薬の治療を行なっていることなどを歯科医に伝えてください。
また、歯科治療後、治療に伴う痛みなどで食事がとれないこともあります。糖尿病の薬の治療を行っている方で食事がとれない場合には、薬の調整が必要になることもあります。薬の調整方法を相談するためにも、歯科治療を予定しているときには糖尿病の主治医に伝えるようにしましょう。

歯周病と糖尿病の関連性のご相談は、名古屋市天白区にある歯医者(イナグマ歯科)院長 歯学博士 稲熊尚広     
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歯周病治療の方法の種類

歯周病治療の方法にはいくつかの種類があります。以下に一般的な治療方法をいくつかご紹介します:

1.歯周基本治療:

歯垢や歯石の除去、歯の表面の滑らかにすること、歯の咬み合わせの調整などが含まれます。これにより、歯周病の進行を抑えることができます。

2.歯周外科手術:

重度の歯周病に対して行われることがあります。歯周組織の再生や歯肉の形成を目的として手術が行われます。

3.抗生物質治療:

細菌感染を抑制するために抗生物質が使用されることがあります。歯周ポケットに抗生物質を適用することで、感染を管理することができます。

4.歯周病の新しい分類に基づく治療:

歯周病のステージや進行度に応じて治療が行われます。歯石の除去やルートプレーニング、歯周組織の再生などが含まれます。


これらの治療方法は、歯周病の進行度や患者の状態に応じて適切な方法が選択されます。歯周病治療には個別のケースに合わせたカスタマイズされたアプローチが必要ですので、歯科医師との相談が重要です。

歯周病予防のためケア

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歯周病予防のためには、以下のようなケアが必要です:

1.適切な歯みがき:

歯磨きは1日に2回行いましょう。歯磨き粉を適量使用し、歯と歯茎の境目や歯の裏側も丁寧に磨きます。

2.フロスや間食の除去:

フロスを使用して歯と歯の間の歯垢を取り除きます。また、食事後には口をすすいで食べ物の残りを取り除くことも大切です。

3.定期的な歯科検診:

定期的に歯科医院を受診し、歯石の除去や歯周状態のチェックを行います。歯科医師の指示に従って治療やケアを受けることが重要です。

4.健康な生活習慣:

タバコの禁煙やバランスの取れた食事、ストレスの管理など、健康な生活習慣を心がけましょう。これらは歯周病の予防にも役立ちます。

5.口腔衛生に注意:

歯ブラシやフロス、舌クリーナーなどを使用して口腔内の清潔を保ちます。口臭対策も兼ねて、定期的に歯科医院で口腔内検査を受けることもおすすめです。


これらのケアを日常的に行うことで、歯周病の予防に努めましょう。また、歯科医師の指導やアドバイスに従うことも重要です。

歯周病の原因となる食べ物

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歯周病の原因となる食べ物

1.歯周病の主な原因は、食べ物に含まれるデンプンや糖分に反応して歯垢(プラーク)が形成されることです。デンプンや糖分を多く含む食べ物は、歯周病の原因となる細菌の増殖を助ける可能性があります。甘いお菓子や砂糖を多く含む飲み物などは、できるだけ控えることが良いでしょう。

2.プラークの形成を助ける食べ物には、チョコレートやケーキ、アイスクリームなどの甘いお菓子が含まれます。これらの食べ物は、歯周病の原因となるプラークの形成を促す可能性があります。

3.歯周病の予防には、食物繊維やカルシウム、ビタミンC、乳酸菌、茶カテキンなどを含む食べ物を摂取することが有効です。これらの食べ物は、歯周病の進行を抑える効果があります。

4.歯周病の予防には、食べ物だけでなく、口腔衛生の維持や定期的な歯科検診も重要です。適切な歯みがきやフロスの使用、定期的な歯科医院でのクリーニングなどを行いましょう。

歯周病の予防には、バランスの取れた食事と適切な口腔ケアが重要です。甘いお菓子や砂糖を多く含む飲み物の摂取を控え、歯周病予防に役立つ食べ物を積極的に摂取することをおすすめします。また、定期的な歯科検診や歯科医師のアドバイスに従うことも大切です。
 

歯周病予防に効果的な食べ物

歯周病予防に効果的な食べ物には以下のようなものがあります:
1.食物繊維を豊富に含む食品:野菜、果物、穀物、豆類などの食品には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は噛むことによって唾液の分泌を促し、口内の清掃効果を高めます。
2.乳酸菌を含む食品:ヨーグルトや発酵食品に含まれる乳酸菌は口内の善玉菌のバランスを整え、歯周病のリスクを低減する効果があります。
3.ビタミンCを含む食品:柑橘類やベリーなどの果物、トマトやピーマンなどの野菜にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは歯茎の健康をサポートし、歯周病の予防に効果的です。
4.カルシウムを含む食品:乳製品や豆腐などのカルシウムを含む食品は、歯や歯茎の健康を保つために重要です。
5.抗酸化作用のある食品:抗酸化作用のある食品は炎症を抑え、歯茎の健康を維持するのに役立ちます。ブルーベリーやスピナッチなどの色鮮やかな野菜や果物が含まれます。
これらの食品をバランスよく摂取することで、歯周病の予防に役立ちます。また、定期的な歯磨きやフロスの使用、歯科医院での定期的なチェックアップも重要です。歯科医師のアドバイスに従い、適切な口腔ケアと食事を心がけましょう。

歯周病と他の疾患の関係についての最新の研究

最新の研究によれば、歯周病は他の疾患と密接に関連しています。

1.認知症との関連:

歯周病と認知症の関連性についての研究が行われています。歯周病が慢性的な炎症や細菌感染を引き起こし、認知症のリスクを増加させる可能性が示唆されています。

2.糖尿病との関連:

歯周病と糖尿病の関係についても研究が進められています。歯周病の炎症が糖尿病の進行を悪化させる可能性があります。

3.心血管疾患との関連:

歯周病と心血管疾患(動脈硬化や心臓病)の関連性も研究されています。歯周病が炎症や感染を引き起こし、血管や心臓に影響を及ぼす可能性があるとされています。
 

これらの研究結果から、歯周病は口腔内だけでなく、全身の健康にも重要な影響を与えることが示されています。定期的な歯科検診や適切な口腔ケアは、歯周病だけでなく他の疾患の予防にも役立つことがわかっています。ただし、個別の健康状態やリスク要因に応じて、医師や歯科医師との相談が重要です。

歯周病と全身疾患の関連性についての説明

1.心臓疾患との関連性:

歯周病による慢性的な炎症は、心臓疾患との関連が示されています。歯周病の炎症性物質が血液中に放出されることで、血管内膜に炎症反応が起こり、動脈硬化や冠動脈疾患のリスクが増加する可能性があります。さらに、口腔内の細菌や炎症物質が血液中に侵入し、心臓に感染や炎症を引き起こすこともあります。


2.糖尿病との関連性:

糖尿病患者は歯周病を発症しやすく、逆に歯周病の進行が糖尿病の管理を困難にすることが示されています。歯周病による炎症は、血糖値のコントロールを妨げることがあります。また、糖尿病患者は感染に弱くなる傾向があり、歯周病による感染が全身の炎症反応を引き起こす可能性があります。


3.妊娠合併症との関連性:

妊娠中の女性の歯周病は、早産や低出生体重児のリスクを増加させる可能性があります。歯周病の炎症性物質が子宮内に入り込み、子宮内の炎症や感染を引き起こすことがあります。これにより、胎児の正常な成長が妨げられる可能性があります。


4.呼吸器疾患との関連性:

歯周病によって口腔内の細菌が呼吸器に侵入することで、肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症のリスクが増加することがあります。特に高齢者や免疫が弱い人は、歯周病による口腔内細菌の影響を受けやすくなる可能性があります。
 

これらの関連性は、炎症反応や口腔内の細菌が全身に及ぼす影響によるものです。ただし、歯周病と全身疾患の関連性はまだ完全に解明されていないため、より多くの研究が必要です。しかし、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアは、歯周病と関連する全身疾患のリスクを軽減するために重要です。

歯周病の予防に必要なセルフケア

歯周病の予防には、次のようなセルフケアが有効です。

1.フッ素配合のハミガキで1日2~3回歯を磨く

2.ヘッドが小さく、柔らかめで毛先が丸いタイプのハブラシまたは電動ハブラシを使用する

3.少なくとも2分間ブラッシングする

4.歯と歯ぐきの間に歯ブラシを45度の角度であて、小刻みにブラッシングする「バス法」を使用する

5.ブラッシングだけではみがきにくい奥歯や歯間部のプラークには、デンタルフロスや歯間ブラシ、液体ハミガキや洗口液を使用する

6.食事中や食後すぐに歯磨きができないときには、爪楊枝で食渣を取り除く

生活習慣も重要な危険因子です。

次のような生活習慣に注意しましょう。

1.タバコを吸う

2.疲労やストレスをためる

3.よく噛まずに食べる

4.間食が多い

5.夜ふかしをする

6.睡眠不足になる


さらに、歯周病は全身状態とも深い関係があります。栄養バランスのとれた食事を心がけ、抗酸化作用のあるビタミンCや血行をよくするビタミンEを含む食品を積極的にとりましょう。また、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとることも大切です。
セルフケアで落としきれない汚れは、3ヶ月に1回程度の歯科医院でのクリーニングで除去することができます。また、歯茎に炎症がある場合は、歯科衛生士からアドバイスを受けると、効果的な歯垢の落とし方について学ぶことができます。

40代男性 前歯の裏側に付着した多量の歯石を1回のクリーニングで綺麗に除去した症例

名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

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ご相談内容

「前歯の歯石がたくさんあり、見かけが悪いのとブラッシング時に出血がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯の裏側に歯石が多量に付着しており、歯と歯の隙間もふさがっている状態でした。

歯石は細菌の塊であるプラークが固く石灰化したもので、放置すると歯周病や虫歯を引き起こす恐れがあります。これらの予防のためにも、しっかり除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯石はご自身の歯磨きでは取り除くことができないため、歯医者にある専用の歯石を除去する器具を用いたクリーニングをご提案し、同意いただきました。

まず、超音波を利用した機械で歯石を落としていきます。痛みなどが生じないよう、機械の強さを調節しながら丁寧に施術しました。
その後、歯の表面をブラシで磨き上げる「ポリッシング・PMTC」を実施して、細かな傷やざらつきを滑らかに整えました。

また、歯石の付着を予防するためには日々の歯磨きでプラークを残さないことが重要です。クリーニングと並行して効果的な歯磨きの方法も指導し、患者様ご自身で綺麗な歯を保つ練習をしていただきました。

術後の経過・現在のご様子

歯の表面に艶が出て汚れが付きにくくなり、健康的で清潔なお口になりました。

現在も定期的に通院いただいています。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別        40代男性
  • 診療種別         保険診療
  • 治療期間の目安       1日
  • 治療回数の目安       1回
  • 治療費総額の目安      保険診療内

歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科 イナグマ歯科までご相談ください。
イナグマ歯科 https://inaguma-sika.com/
歯のクリーニング・歯石取り・やに取り
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歯周病でよくある質問

歯周病は歯磨きで出血する原因になる?


はい、歯周病は歯磨き時に歯肉からの出血を引き起こすことがあります。歯周病は、細菌性の感染症であり、口腔内の細菌が歯垢や歯石の形成を引き起こし、歯肉に炎症を引き起こすことが原因です。
歯肉の炎症が進行すると、歯肉が腫れたり赤くなったりし、歯磨きや歯間清掃時に出血することがあります。これは歯肉の炎症が進行し、歯肉組織が弱くなるためです。出血は、歯肉が感染に対して反応している兆候であり、歯周病の進行を示す場合があります。
歯周病の進行を防ぐためには、適切な歯磨きと定期的な歯科検診が重要です。適切な歯磨きやフロスの使用によって、歯垢や歯石を除去し、口腔内の細菌の増殖を抑えることができます。また、歯科医師の指示に従って専門的なクリーニングや治療を受けることも重要です。
重要なポイントは、歯肉の出血がある場合は軽視せず、早期の歯科医師の診察を受けることです。歯周病の早期発見と適切な治療によって、より重篤な状態を防ぐことができます。
 

歯周病は痛みもなく進行する?


はい、歯周病は進行する際に痛みがない場合があります。初期の段階では、多くの場合、痛みや症状がほとんど感じられないことがあります。これは、歯周病がゆっくりと進行し、歯ぐきの炎症や歯周組織の破壊が徐々に進むためです。
歯周病の初期段階である歯肉炎では、歯ぐきが腫れたり出血したりすることがありますが、一時的な症状であり、痛みを伴わないことが一般的です。このため、多くの人が歯周病の進行に気付かずに放置してしまうことがあります。
しかし、歯周病が進行すると、より深刻な状態になり、歯周ポケットの形成や歯のグラグラ感などの症状が現れることがあります。この段階では、歯周病による炎症や組織の破壊が進行し、感染や歯の喪失のリスクが高くなります。
したがって、定期的な歯科検診や自己管理の重要性が強調されます。歯周病の早期発見と適切な治療によって、進行を抑え、口腔の健康を維持することができます。定期的な歯科検診で歯周病のリスクを評価し、適切なアドバイスと治療を受けることをおすすめします。
 

歯周病はどのように感染する?


歯周病は、細菌性の感染症であり、以下のようなプロセスを経て感染が起こります:
  1. プラークの形成:

    口腔内には細菌が存在し、食事の残りや唾液と結合してプラークと呼ばれる粘膜が形成されます。プラークは歯や歯肉の表面に付着し、細菌の繁殖を促します。

  2. 歯垢の形成:

    プラークが硬化し、歯の表面に付着したまま放置されると、歯垢と呼ばれる固い物質が形成されます。歯垢は歯石の前段階であり、歯磨きやフロッシングでは完全に除去することが難しいです。

  3. 歯石の形成:

    歯垢が長期間放置されると、唾液中のミネラルと結合し、歯石(歯垢石)と呼ばれる固い堆積物が形成されます。歯石は歯の表面に固く付着し、歯垢よりも除去が困難です。

  4. 炎症の発生:

    歯垢や歯石に含まれる細菌が歯肉に炎症を引き起こし、歯周病が進行します。炎症は歯肉の腫れや赤み、出血などの症状を引き起こすことがあります。

  5. 感染の拡大:

    歯周病の進行により、細菌や炎症が歯肉から歯周ポケットに進入し、歯周組織の破壊を引き起こします。炎症や感染はさらに進行し、歯周組織の喪失や歯の動揺、最終的には歯の喪失につながる可能性があります。


歯周病は、不適切な口腔衛生や遺伝的要因、喫煙、ストレス、免疫機能の低下など、さまざまな要因によってリスクが増加します。予防のためには、定期的な歯科検診や適切な口腔衛生習慣の実践が重要です。歯科医師との相談を通じて、個人に合わせた予防策を確立することがおすすめです。
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イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
所在地 〒468-0056
愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114 番地
電話番号 052-806-1181
診療時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 12:00 15:15 ~ 18:15
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