前歯が欠けたら保険で治せる?10代女性のコンポジットレジン修復症例|名古屋市天白区 イナグマ歯科
前歯が欠けると、「見た目が気になる」「しみる」「保険で治療できるの?」と不安になる方は少なくありません。
転倒やスポーツ、日常生活で歯をぶつけた際は、歯の見た目だけでなく、歯の神経や根にダメージが及んでいる可能性もあるため、できるだけ早く歯科医院を受診することが大切です。
今回は、前歯をぶつけて欠けた10代女性に対し、保険適用のコンポジットレジン修復で、自然な見た目と機能を回復した症例をご紹介します。
前歯が欠けたら放置してはいけない理由
「少し欠けただけだから大丈夫」と思って放置すると、次のようなリスクがあります。
歯をぶつけた直後は痛みが少なくても、時間が経ってから神経に異常が現れるケースもあります。そのため、できるだけ早く検査を受けることをおすすめします。
ご相談内容


患者様は10代女性です。
「前歯をぶつけて歯が欠けてしまったので診てほしい」とご来院されました。
見た目を気にされており、さらに冷たいものがしみる症状もありました。
診査・診断
口腔内を確認したところ、左上中切歯(前歯)が欠けた歯冠破折を認めました。
歯の破折では、
-
神経まで損傷していないか
-
歯の根が折れていないか
-
将来的に歯を保存できるか
を確認することが重要です。
そこでレントゲン撮影を行った結果、
-
歯根に異常なし
-
神経への明らかな損傷なし
-
保存可能な状態
と判断しました。
欠けた部分のみを修復することで、見た目と知覚過敏の改善が期待できる症例でした。
前歯の欠けを治す2つの方法
① コンポジットレジン修復(保険診療)
コンポジットレジンとは、歯科用の白い樹脂を直接歯に盛り付けて修復する治療法です。
メリット
-
保険適用で治療費を抑えられる
-
1日で治療が終わることが多い
-
歯を削る量が少ない
-
天然歯に近い色で修復できる
-
痛みが少ない場合が多い
デメリット
-
強い衝撃で欠けることがある
-
経年的に着色することがある
-
広範囲の破折には適応できない場合がある
② ラミネートベニア(自費診療)
セラミック製の薄いシェルを歯の表面に接着する審美治療です。
メリット
-
透明感があり自然な見た目
-
変色しにくい
-
長期間美しさを維持しやすい
デメリット
-
自費診療となる
-
即日治療は難しい場合がある
-
症例によって適応が限られる
患者様が選ばれた治療
それぞれのメリット・デメリットをご説明したところ、
「できるだけ早くきれいに治したい」
というご希望から、コンポジットレジン修復を選択されました。
治療内容


まず、欠けた部分を丁寧に洗浄し、細菌や汚れを除去しました。
その後、歯との接着力を高めるために必要最小限の処置を行い、患者様の歯の色に合わせたコンポジットレジンを選択します。
レジンを何層にも分けて丁寧に築盛し、天然歯の形態や透明感を再現しました。
最後に、
を行い、自然な前歯に仕上げました。
治療は1回で終了し、見た目だけでなく知覚過敏も改善しました。
コンポジットレジン修復が向いているケース
次のような方には、コンポジットレジン修復が適している場合があります。
-
前歯が少し欠けた
-
保険で白く治療したい
-
当日中に治療したい
-
歯をなるべく削りたくない
-
若い方やスポーツ中の外傷
ただし、欠け方が大きい場合や神経まで損傷している場合には、セラミック治療や被せ物、神経の治療が必要になることもあります。
この治療のリスク
症例情報
| 項目 |
内容 |
| 年齢・性別 |
10代女性 |
| 主訴 |
前歯をぶつけて欠けた |
| 診断 |
左上中切歯の歯冠破折 |
| 治療内容 |
コンポジットレジン修復 |
| 診療区分 |
保険診療 |
| 治療期間 |
1日 |
| 治療回数 |
1回 |
| 費用の目安 |
約5,000円(保険適用・3割負担の場合) |
※費用は症状や保険負担割合により異なります。
※治療結果には個人差があり、掲載内容は治療効果を保証するものではありません。