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2024年5月の記事:

セラミック冠を装着したあとセラミック冠を長持ちさせるためには?

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。
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今回は、セラミック冠を装着したあとセラミック冠を長持ちさせるためには、どうすべきはをお話しします。


1.歯ぎしりや食いしばりを防止するマウスピース・ナイトガードをはめる

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セラミック冠を装着した場合は、歯ぎしりや食いしばりを控え、マウスピースを装着するなどの対策をするとよいでしょう。
 歯ぎしりや食いしばりでセラミックに強い力が加わると割れたり欠けたりする恐れがあります。 また、歯が削れて噛み合わせが悪くなることも考えられます。 噛み合わせが悪いこともセラミックが割れる、欠ける原因です。 したがって、歯ぎしりや食いしばりを控えなければなりません。 コントロールが難しい場合は、マウスピースを装着するなどの対策が考えられます。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、就寝時に装着するマウスピースであるナイトガードを使用すると効果的です。ナイトガードは歯にかかる直接的な負担を軽減し、セラミックの歯の破損を防ぐことができます。
また、セラミックは衝撃に弱いため、咬み合わせが強いと割れてしまうリスクがあります。このために、マウスピースであるナイトガードを使用すると効果的です。
 

セラミック冠装着後につける歯ぎしりを防止するためのマウスピースは必要
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セラミック冠装着後の歯ぎしりを防止するためには、マウスピース(ナイトガード)の使用が推奨される場合があります。以下にマウスピースについて詳しく説明します:
  • マウスピースの目的: マウスピースは、歯ぎしりや噛みしめを抑えることで、歯やセラミック冠を保護する役割を果たします。また、咬み合わせの調整や筋肉の緊張を緩和し、口腔の快適性を向上させることもあります。

  • マウスピースのカスタムメイドと市販品: マウスピースは、カスタムメイドのものと市販品のものがあります。カスタムメイドのマウスピースは、歯科医師や歯科技工士によって患者の歯型に合わせて作られます。一方、市販品のマウスピースは一般的なサイズや形状で提供されます。

  • カスタムメイドマウスピースの作成プロセス: カスタムメイドのマウスピースを作る場合、まず歯科医師が患者の歯型を取得します。この歯型を基に、歯科技工士がマウスピースを製作します。カスタムメイドのマウスピースは、患者の口腔に正確にフィットし、快適な使用感が得られます。

  • マウスピースの使用方法: マウスピースは通常、就寝時に使用します。歯ぎしりや噛みしめの癖がある場合は、毎晩使用することが推奨されます。マウスピースは清潔に保つため、使用後は適切に洗浄し、乾燥させることが重要です。

  • マウスピースの定期的なメンテナンス: マウスピースは定期的に歯科医師の指示に従って点検し、清潔に保つ必要があります。必要に応じて、マウスピースの調整や修理が行われることもあります。


マウスピースの使用に関しては、歯科医師との個別の相談が重要です。歯ぎしりや噛みしめによる問題を解決するために、適切なタイプとサイズのマウスピースを選択し、正しい使用方法を守ることが大切です。

セラミック冠を装着するまでの一般的な手順

  1. 診断と計画: 歯科医師がまず、患者の歯の状態を評価し、セラミック冠の必要性と適切性を判断します。必要に応じて、レントゲンや歯の印象を取るためのアポイントメントを設定することもあります。

  2. 歯の削り込み: 次に、セラミック冠を装着するために、元の歯の一部を削り込む必要があります。この削り込みは、セラミック冠が適切にフィットするために必要です。歯科医師は麻酔を使用して、患者が快適に手順を受けられるようにします。

  3. 印象の取得: 歯の削り込み後、歯科医師は歯の印象を取るためにシリコンなどの特殊な材料を使用します。この印象は、セラミック冠を作る際に参考になります。

  4. 仮冠の装着: セラミック冠の製作が完了するまでの間、歯科技工士は患者の歯に一時的な仮冠を装着します。仮冠は歯を保護し、見た目や咬み合わせの調整を行う役割があります。

  5. 最終的な装着: セラミック冠が製作された後、患者は再度歯科医師のもとを訪れ、最終的な装着が行われます。歯科医師はセラミック冠のフィットや咬み合わせを確認し、必要に応じて微調整を行います。

  6. アフターケア: セラミック冠の装着後、適切なアフターケアが重要です。歯科医師からのケアの指示に従い、定期的な歯科検診や適切な歯磨きなどを行いましょう。


セラミック冠の装着手順は個々のケースによって異なる場合があります。歯科医師は患者の具体的な状況に合わせて手順を調整し、最も適切な治療プランを提案します。

2.オールセラミックの治療後に定期的にメンテナンスを受けると寿命を長くする

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予防歯科治療・歯のクリーニング・歯石取り・やに取り  

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セラミック冠の歯は、セルフケアだけでは落としきれない汚れがあるため、定期的に歯科医院でプロフェッショナルによるクリーニングを受ける必要があります。メンテナンスの頻度は、患者様の口腔内の状態によって異なりますが、2~3か月に一度が理想的です。歯並びの状態などで汚れが溜まりやすい方は、1~2か月に一度メンテナンスを受けたほうが安心です。また、日頃のセルフケアも重要なことになります。毎日の歯磨き、ブラッシングは欠かせません。
セラミックは汚れが付着しにくい」「変色しにくい」という話を聞いて、「セラミックは長年持たせられる」とお考えの方も多いと思います。 確かに、保険診療で使用するレジン(歯科用プラスチック)や銀歯と比べると長持ちしやすいと言えますが、あくまでそれはきちんとメンテナンスしていることが前提です。 完全にすべての場所をご自宅でのセルフケアできれいにするのが難しいので、歯医者へお越しいただき、専門的なクリーニングを受けてお口の中を清潔に保つようにしましょう。 定期メンテナンスを受ける最適なペースは、その患者様のお口の状態によって変わります。
セラミックにも定期検診が必須です セルフケアでは落としきれない汚れは、プロフェッショナルによるクリーニングできれいに取り除きましょう。 歯科衛生士によるブラッシング指導で正しい口腔ケア方法を身に付けることも重要です。 定期検診を受ける頻度は、1~3ヵ月ごとがおすすめです。
 しかし、頻度は、患者さまの口腔内の状態によって変える必要があります。 歯並びの状態などで、口腔内に汚れが溜まりやすい方は、1~2か月に一度メンテナンスを受けたほうが安心です。
また、歯科衛生士によるブラッシング指導で正しい口腔ケア方法を身に付けることも重要です。セラミックは汚れがつきにくい素材ですが、日頃の歯磨きは非常に大切で、歯ブラシはやわらかめ〜ふつうの歯ブラシを使用し、優しく小刻みに動かすのがポイントです。
セラミック冠は、保険診療で使用するレジン(歯科用プラスチック)や銀歯と比べると長持ちしやすいと言えますが、あくまでそれはきちんとメンテナンスしていることが前提です。セラミックの不良補綴物は歯周病になる可能性が高く、口臭もきつくなりがちです。

セラミック冠の自宅でのセルフケア・メンテナンスには以下のようなケアが必要です。
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  1. 適切な歯磨き: セラミック冠の周囲の歯と同様に、セラミック冠も適切な歯磨きが必要です。歯磨きは毎日2回行い、歯ブラシの硬さやブラッシングの方法に注意して行いましょう。歯科医師から指示された適切な歯磨き方法に従ってください。
  2. フロスやインターデンタルブラシの使用: セラミック冠の周囲の歯との間の歯垢や食物の残りを取り除くために、フロスやインターデンタルブラシを使って歯の間を清掃しましょう。これにより、歯周病や虫歯のリスクを軽減することができます。
  3. 定期的な歯科検診とクリーニング: 歯科医師の指示に従って、定期的な歯科検診とクリーニングを受けることが重要です。歯科医師はセラミック冠の状態を評価し、必要に応じて調整や修理を行います。
  4. 咬み合わせの確認: セラミック冠が正しい咬み合わせを保つことが重要です。異常な咬み合わせや違和感を感じた場合は、歯科医師に相談しましょう。必要に応じて咬み合わせの調整が行われます。
  5. 歯ぎしりや噛みしめの習慣に注意: セラミック冠は硬い素材ですが、歯ぎしりや噛みしめの習慣がある場合は、冠に負担をかける可能性があります。必要に応じて、歯ぎしりや噛みしめを抑えるためのマウスガードを使用することを検討しましょう。

これらのメンテナンスケアを遵守することで、セラミック冠の寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。また、セラミック冠の装着後に異常を感じた場合や、何か問題が発生した場合は、すぐに歯医者に相談しましょう。
セラミック冠・マウスピースのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
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2024年05月12日 08:26

40代男性 前歯の裏側の大量の歯石を保険治療で超音波スケーラーを使って綺麗に取り除いた症例

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名古屋市天白区の歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

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ご相談内容

「歯科検診で歯石が見つかったため、歯のクリーニングで綺麗にしたい」とご相談いただきました。

今まで歯医者に通ったのが3年ぶりでの患者様で、市の歯科検診をきっかけにご来院されました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、細菌の塊が石灰化した「歯石」が下の前歯の歯と歯の隙間や歯茎の下に大量に付着しており、歯茎には炎症も見られました。

歯石を長期間放置すると歯茎の炎症が悪化して、歯を支える骨や組織が失われる「歯周病」を引き起しており、しっかり歯石を除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

普段の歯磨きで歯石を取り除くことは難しいため、患者様のご希望に沿って、歯医者の専用器具である超音波スケーラーでの歯と歯ぐきのクリーニングを行いました。

まず、超音波振動と水の力で歯石を粉砕する超音波スケーラーを使って、痛みが生じないように力加減を調整しながら丁寧に歯石を取り除いていきました。

その後、手動のスケーラーを使って残っていた歯石もしっかり取り除き、歯の表面をできるだけ滑らかに整えていきました。その後、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning 注1)も行いました。

また、綺麗で健康な状態を長く保っていただくために、正しい歯ブラシの使い方や磨き方のポイントなどご自宅でのケア方法もお伝えしました。

術後の経過・現在のご様子

歯と歯の間を塞いでいた歯石がしっかり取れ、歯にも艶が出たことで、清潔感のある口元になりました。

まだ歯茎下の歯石と炎症が見られるため、今後も患者様にホームケアを続けていただきながら、定期的にメンテナンスをしていく予定です。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります

・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です

・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別                                                                      40代男性

  • 診療種別                                                                         保険診療
    治療期間の目安                                                                 1日

  • 治療回数の目安                      1回

  • 治療費総額の目安約                    3,000円

    注1:PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯医者で歯科医師や歯科衛生士が 専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯面の清掃と研磨を行い、う蝕や歯周病になりにくい環境を整えます。
     普段行う歯磨きでは取り除ききれない汚れを、プロの技術と特殊な道具によって取り除くため、施術終了後は歯の表面がツルツルになり、気持ちがよいという方もいるようです。
    PMTCでは、歯磨きだけでは取り除けない歯石やプラーク、着色汚れなどを徹底的に清掃・研磨することで、虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムを除去します。また、歯面の汚れを徹底的に除去することで、汚れが付きにくくなる効果もあります。

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クリニックより

患者様のお口の中を丁寧に診察し、治療に必要な期間と回数についてご提案します。

また歯石を取り除いた後は、綺麗な状態を保つために定期的な検診をお勧めしています。

歯のクリーニング・歯石取り・やに取りなら、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
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2024年05月11日 20:54

口腔外科 30代男性 下唇にしこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です

口腔外科 30代男性 下唇にしこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

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ご相談内容

「下唇ににしこりがあるがいたみはない。がんかもしれない」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、下唇に6㎜程の小さなしこりが1つありました。
しこりはわずかに硬くなっていましたが、痛みなどの自覚症状はありませんでした。周囲の健康な組織との境界ははっきりしていて、表面は滑らかな質感で、しこり部分以外は色味も健常な状態でした。
下唇に6か月前からしこりがあり、治ったり、しこりが出来たり繰り返しているという。きっかけは、とある日、唇を噛んでしまったことから、しこりができ始めたという。痛みはないとのことです。

患者様は「しこりの違和感が気になるので取りたい」と、しこりの除去をご希望でした。

行ったご提案・治療内容

口腔癌との識別・診断が重要な判断となります。総合的な診断の結果、粘液腫と診断しました。がんなどの悪性はないため、このまま経過をみていくか、手術で粘液腫を除去するかを提案しました。
患者様のご希望に沿って、腫瘍部分を手術で摘出しました。
摘出した組織の一部は、確定診断を出すために病気の疑いのある部位を手術で除去し、その主要を顕微鏡で調べる「病理組織検査(びょうりそしきけんさ)」を行いました。その結果、がん等の悪性腫瘍でなく、粘液腫であることを確定診断を行いました。

術後の経過・現在のご様子

舌唇のしこりがなくなり、傷跡も残らずきれいに治癒しました。その後、再発もなく、経過は良好です。

現在は、経過観察やお口全体のメインテナンスのため、定期的にご通院いただいています。

この治療のリスクについて

腫瘍の切除により、下唇の痺れが残ったり、知覚や味覚が鈍くなる可能性があります。
再発の可能性があります。その時には、再手術することがあります。

  • 年齢・性別                          30代男性
  • 診療種別                           保険診療
  • 治療期間の目安                          1週間
  • 治療回数の目安                          2回
  • 治療費総額の目安                         約8,000円

    口腔外科での相談なら、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
     

    粘液腫について

    口の中の粘液腫は、口腔内の粘膜にゼリー状の粘液がつまったふくらみができる病気で、「粘液のう胞」や「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」とも呼ばれます。下唇や頬の内側の粘膜や舌下部にできることが多く、通常では痛みがほとんどなく、色も粘膜とほぼ同じで、周囲には異変が見られません。
    粘液嚢胞は、小児や10代から30代の女性に多く見られ、50代以降の発症は少ない傾向があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、口の中を噛んだり歯の鋭利な部分に擦れたり食べ物で傷つけてしまったりすることが関係していると考えられています。
    粘液嚢胞は腫瘍ではないので、悪性化することはありません。大きさがあまり変わらなかったり普段の生活で気にならない場合は、大きさの変化があるまで経過観察でも大丈夫です。ただし、自分で潰したり触ったりするとそこから感染を起こす可能性もあるのでオススメできません。
    粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。
2024年05月05日 20:34

30代男性 虫歯で欠けた歯を「コンポジットレジン充填」で審美的に修復治療した症例

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

 

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ご相談内容

「上の前歯が虫歯で欠けたので治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の前歯(1番)は、歯磨きができていないことからくる虫歯が原因で大きく歯が欠けていました。虫歯は神経にまで達していないため、神経は生きています。

穴があいたままだと虫歯が進み神経が死んでしまったり、さらに歯が欠けたりする恐れがあるため、虫歯治療と欠けた部分を修復してしっかり噛めるようにする必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

虫歯を取り除いたあとの修復方法として、保険治療を希望されていましたので、白い歯科用プラスチックを直接穴に詰めて光で固める「コンポジットレジン充填」の治療を提案しました。

患者様は「歯をあまり削りたくない」との理由から、今回は削る範囲が少ないコンポジットレジン充填を選択されました。

まず、神経が生きている歯を治療するため、まず、針を刺す前に針で刺す痛みを感じにくくするため表面に練薬で麻酔をする「表面麻酔」を行い、そのあと、電動注射器でゆっくり針を刺し痛みが少なくするように少しずつ麻酔液を入れる「浸潤麻酔」を行い、虫歯を取り除きます。虫歯は取り残しがないようにう蝕検知液で虫歯の部分を染め出し、慎重に虫歯を除去していきました。浸潤麻酔は、治療する歯の近くの歯ぐきに注射した麻酔薬が骨にしみこみ、骨の中の神経に薬が作用することで痛みを感じないようにします。

虫歯を除去しコンポジットレジンを詰める際は、本来の歯の形へ修復するよう細心の注意を払いました。
特に歯と歯ぐきが接する面は、間が広すぎると食べ物が挟まりやすくなるため、段差のないように注意しながら、白い詰め物を詰めます。このようにして、コンポジットレジンを詰めて治療を終了しました。

術後の経過・現在のご様子

治療部位の痛みや違和感もなく、しみることなく、噛み合わせも問題ありません。

現在は定期的にご通院いただき、経過を観察しています。

この治療のリスクについて

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります

  • 年齢・性別                           30代女性
  • 診療種別                            保険診療
  • 治療期間の目安-
  • 治療回数の目安                          1回
  • 治療費総額の目安                        3,000円程度(保険診療3割負担)

名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科より

当院では、患者様の要望に合わせて治療方針を決定します。
虫歯でお悩みの方は、ぜひ、天白区にあるイナグマ歯科にご相談ください。

2024年05月05日 18:17

50代女性 差し歯が取れてセラミックで審美的に改善した症例

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

イナグマ歯科  052-806-1181
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50代女性 差し歯が取れてセラミックで審美的に改善した症例


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ご相談内容

「左上の前歯の差し歯が取れてしまい、見た目が気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の前歯(中切歯/1番)に装着されていた被せ物が差し歯ごと外れており、見た目が良くないだけでなく、しっかり噛むことができない状態でした。

見た目や噛み合わせを回復するためには、被せ物を入れる必要があります。
患者様の場合、被せ物がはずれていましたので、来院の即日に仮の歯を入れて見た目をまず回復が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果を丁寧に説明した上で、見た目を回復するために、仮歯を装着してから、新しいセラミックの中のという被せ物で見た目と噛み合わせを回復する治療を提案し、同意いただきました。
患者様のご希望に沿い、新しい被せ物の材質は自然な白さがあり虫歯も再発しにくい「セラミック」の中のジルコニアを選択しています。

以前の先生の被せものを入れるための削り方が取れやすい形になっていたためきれいに修正して削り直しを行い、歯にぴったりと合う被せ物を作製するため精密な型取りを行いました。その後、今回新しくセラミック冠を作製しました。見た目も非常に自然で嚙み合わせや前方運動、側方運動など機能的にも問題なく、治療が完了しました。
セラミック冠を作製する技工士さんは腕が良いために、ただ白いセラミック冠のみでなく機能的にも審美的にも優れた補綴物を入れることができました。非常に自然な仕上がりです。美しく、適合も素晴らしい詰め物のため虫歯にもなりにくいです。再治療を避けるためにしっかりとした治療をお勧めします。
見た目も自然で機能的にも安定した治療を望む方には是非とも当院の治療をお勧めいたします。

術後の経過・現在のご様子

治療部位の違和感や痛みもなく、経過は良好です。セラミックを装着した歯は、自然で美しい仕上がりになりました。

現在は、定期的なメンテナンスでご通院いただいています。

この治療のリスクについて

・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・セラミックの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

  • 年齢・性別  50代女性
  • 診療種別   自由診療

セラミックおよびジルコニアのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広までご相談ください。
 

ジルコニアとは?

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ジルコニアは、セラミックの一種です。人工ダイヤモンドと呼ばれるほど、強度と耐久性に優れた材料です。

ジルコニアは非常に強度が高いので、噛み合わせが悪い人や食いしばり・歯ぎしりをする人でも、破損する心配がほとんどありません。強い力がかかる奥歯の治療にも、ジルコニアが使用されることが多いです。

また、金属を使用していないため金属アレルギーの心配もありません。強度、耐久性、身体へのなじみやすさから、詰め物・被せ物だけでなく、インプラントやブリッジなど、幅広い治療に使用されている素材です。

ジルコニアとセラミックは同じ?

ジルコニアはセラミックの一種です。素材の違いです。

人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは、二酸化ジルコニウムという物質でできています。数あるセラミックのなかでも非常に高い強度を誇る素材です。

オールセラミックはジルコニアに比べて強度や耐久性が劣ります。

オールセラミックは、天然歯に近い色調や透明感があり、審美性に優れた素材です。

 

ジルコニアのメリット

強度が高い

ジルコニアは非常に強度が高い特徴があります。保険適用の詰め物・被せ物はもちろん、ほかのセラミックと比較しても強度が高いのです。

そのため、 破損する心配がほとんどなく、強い力がかかる奥歯にも使用できます。保険適用の素材やオールセラミックは、歯ぎしり・食いしばりのある人には使用できないことがあります。ジルコニアなら対応できる可能性が高い。

金属アレルギーがある人でも使用できる

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奥歯には、耐久性の高い金属の詰め物・被せ物が選択されることがあります。

しかし、金属アレルギーがある人は、金属を使用していない素材を選ばなくてはなりません。ジルコニアは、金属アレルギーがある人でも使用できる素材です。

経年劣化しにくい

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口内環境は、飲食することで酸性に傾く場合があります。飲食物の温度変化の影響も受けるので、変化に弱い素材を使用すると経年劣化するでしょう。

ジルコニアは酸やアルカリ、熱に強いため、長期間使用しても劣化しにくいです。変色もしにくいので、治療時の美しい見た目を長く保てるでしょう。
 

ジルコニアのデメリット

審美性がオールセラミックに劣る

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オールセラミックは自然な艶と透明感がある素材です。色調も比較的自由に調整できるため、限りなく天然歯に近い見た目を再現できます。

ジルコニアは透明度が低いため、審美性はオールセラミックのほうが優れています。

最近では見た目を重視した透過率の高いジルコニアが登場し、以前よりも自然な見た目を再現できるようになりました。

歯を大きく削ることがある

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セラミッククラウンを作る際は、衝撃や噛む力に耐えられるようにセラミックの厚みを確保しなければなりません。十分な厚みがない場合、破損するリスクが高まるのです。

セラミックの厚みを確保するために、歯を大きく削る場合があります。

研磨や調整が難しい

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ジルコニアは非常に硬いので、研磨や調整が難しいです。
 

セラミッククラウン

セラミッククラウン

150,000~170,000円(税抜き)

「セラミッククラウン」とは、歯全体にかぶせて歯科用のセラミック(陶器)でできた人工歯で作製されたものです。「クラウン(冠)」とは歯にかぶせるという意味の「被せ物」を意味しています。セラミッククラウンは保険適用外の自費治療となり、1本あたり10万円〜15万円と治療費は高くなります。ただし、定期的なメンテナンスをしっかり行えば、10年以上使用可能です。歯並びをセラミッククラウンによって改善するセラミック矯正は色調や形、大きさを希望通りデザインすることができて、治療期間は2ヶ月から2ヶ月半と短く、白い歯と整った歯並びを同時に手に入れることができます。

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウン

120,000~150,000円(税抜き)

内側も外側も、100%をセラミックのみで作ります。数あるセラミッククラウンの中でも、特別な美しさが再現できます。透明感と艶のある白さ、品質は長期に安定します。定期的なメンテナンスをしっかり行えば、10年以上使用可能です。

 

ジルコニアオールセラミッククラウンのメリット

 

  1. 天然の歯に近い美しさがあり、天然の歯と見分けがつかないほど白く綺麗です。

  2. 清潔感のある白い歯が可能。

  3. 好みの色調を出すことができ、歯の色調再現性に優れています。表面は透き通ったような透明感があり、歯全体のグラデーションや自然な艶・光沢のある質感、歯の白さ・明るさを自由に表現、デザインすることが可能。

  4. 天然歯との境目がきれい

  5. 経年経過でほとんど着色、変色がない

  6. 汚れや歯垢(プラーク) が付着しにくい

  7. 品質は長期に安定し、虫歯になりにくい

  8. 金属アレルギーのリスクがない

  9. 素材に金属を一切使用していないので、銀歯のように歯の根元や歯茎が黒くなることがない

  10. 審美性とかみ合わせも抜群という機能性を兼ね備えている

  11. 汚れがつきにくく、変色しにくいため、歯周病にもなりにくく、歯や歯ぐきをキレイな状態を長期間保つことができる

  12. 耐久性があり、丈夫な素材

ジルコニアオールセラミッククラウンのデメリット

  1. 極度に強い衝撃を受けると割れることがごくまれにある

  2. 自費診療のため費用が高額

ハイブリッドセラミッククラウン

ハイブリッドセラミッククラウン

80,000円(税抜き)


ハイブリッドセラミッククラウンは、セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせた材料です。オールセラミッククラウンと比べると審美性、耐久性に劣りますが、費用を抑えて白く美しい歯を保つことができます。

 

ハイブリッドセラミッククラウンのメリット

  1. セラミッククラウンに比べると費用が抑えられる

  2. オールセラミックに近い美しさ

  3. 自然な歯に近い色を再現できる

  4. 生体親和性に優れている

  5. 金属アレルギーのリスクがない

ハイブリッドセラミッククラウンのデメリット

  1. レジン(プラスチック素材)部分は強度が下がる

  2. 割れる・壊れるリスクがある

  3. レジンの部分は汚れを吸収して、経年経過により黒色・黄色、変色が起こりやすい

  4. 透明感やツヤが少なく、審美性には欠ける

イナグマ歯科  052-806-1181
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2024年05月02日 20:12

40代男性 前歯の裏側に付着した多量の歯石を1回のクリーニングで綺麗に除去した症例

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名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

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ご相談内容

「前歯の歯石がたくさんあり、見かけが悪いのとブラッシング時に出血がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯の裏側に歯石が多量に付着しており、歯と歯の隙間もふさがっている状態でした。

歯石は細菌の塊であるプラークが固く石灰化したもので、放置すると歯周病や虫歯を引き起こす恐れがあります。これらの予防のためにも、しっかり除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯石はご自身の歯磨きでは取り除くことができないため、歯医者にある専用の歯石を除去する器具を用いたクリーニングをご提案し、同意いただきました。

まず、超音波を利用した機械で歯石を落としていきます。痛みなどが生じないよう、機械の強さを調節しながら丁寧に施術しました。
その後、歯の表面をブラシで磨き上げる「ポリッシング・PMTC」を実施して、細かな傷やざらつきを滑らかに整えました。

また、歯石の付着を予防するためには日々の歯磨きでプラークを残さないことが重要です。クリーニングと並行して効果的な歯磨きの方法も指導し、患者様ご自身で綺麗な歯を保つ練習をしていただきました。

術後の経過・現在のご様子

歯の表面に艶が出て汚れが付きにくくなり、健康的で清潔なお口になりました。

現在も定期的に通院いただいています。

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

  • 年齢・性別        40代男性
  • 診療種別         保険診療
  • 治療期間の目安       1日
  • 治療回数の目安       1回
  • 治療費総額の目安      保険診療内

歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科 イナグマ歯科までご相談ください。
イナグマ歯科 https://inaguma-sika.com/
歯のクリーニング・歯石取り・やに取り
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予防歯科って、なにをするの?

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、未然に防ぐことを目的として行われるケアです。
予防歯科では、年に4~5回程度、定期健診に通うのが望ましいとされています。
定期健診では、歯科衛生士がお口の中を専用の器械を使ってクリーニングし、歯垢や歯石を除去します。

予防歯科のメリットは?

予防歯科のメリットは次のとおりです。
1.虫歯や歯周病の早期発見、早期治療ができる
2.虫歯にかかっても進行が浅いうちに治療できるため削る量や治療による負担を抑えることができる
3.お口の環境が良くなるため、虫歯や歯周病にかかりにくくなる 健康な歯を長く維持できる
4.見た目を美しく保てる 虫歯の痛みを軽減できる
肉眼ではっきり分かるほど歯石が溜まっている場合には、歯石取りによって見た目も改善します。
5.認知症のリスクを減らせる
6.全身の病気を予防ができる
7. 経済的な負担が軽くなる
8.口臭の改善

口臭は誰でも一定程度あるものです。しかし、細菌を含むプラークが多いほど、その強さが増します。プラークを減らすことで、口臭を改善できます。
9.お口の中の爽快感

プラーク、歯石を徹底的に除去したあとは、すっきり爽快です。舌で歯を触ると、ツルツルしています。またこれにより、プラークが付着しにくい状態が続きます。


名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 では、予防歯科の受診をお勧めいたしております。
ご相談、予約は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】で受け付けております。 予約ページへ

予防歯科のデメリットは?


予防歯科のデメリット

1.定期的な通院による費用や時間がかかる

しかし、虫歯や歯周病の治療費や通院時間と比較すると、決して高い費用ではないと言えます。また、定期的な通院を怠ると、病気の発見が遅れて、費用がかさむ、通院回数が増えるといったお悩みが増えることが考えられます。

名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広 は、歯のクリーニング・歯石取り・やに取りに対応した歯医者です。

名古屋市天白区の歯医者 イナグマ歯科では、患者さん一人ひとりに対して、最適な歯のクリーニング・歯石取り・やに取りの治療計画を立案します。それを踏まえて、患者さん一人一人にその立案計画をご説明し、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めています。

歯のクリーニング.歯石取り・やに取り


  • 歯のクリーニング・歯石取り・やに取り

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歯のクリーニングの流れ

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歯医者での歯のクリーニングは、次のような流れで行われます。

1.口腔内のチェックとカウンセリング
2.ブラッシング指導
3.歯周病検査
4.歯垢や歯石の除去
5.着色の除去や歯の表面の清掃(PMTC)
6.歯の間の清掃
7.フッ素塗布

クリーニングは、虫歯や歯周病のリスクを低減させるために行われます。歯磨きでは取り除くことができない汚れや色素の除去にも効果があります。
クリーニングは、歯科医師の診療を補助する歯科衛生士が行います。クリーニングは文字通り歯のお掃除をする処置なので、神経が強く刺激されることはほとんどありません。ただし、歯や歯茎の状態、施術の内容によっては痛みや不快感を伴うこともあります。
 

歯のクリーニングに使う器具


歯医者でのクリーニングでは、超音波スケーラーや手用スケーラーなどの器具を使用します。
クリーニングは、歯垢や歯石を取り除き、歯の表面をなめらかに整える処置です。
歯のクリーニングは、口臭や虫歯、歯周病の原因となる口内の汚れを落とす効果があります。また、歯についた色素も落とすことができるため、見た目も美しく保つことができます。

歯のクリーニングの頻度

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歯のクリーニングの頻度は、虫歯や歯茎の状態、歯磨きの仕方などによって異なります。
虫歯がなく歯茎の状態が良い人、自宅での歯磨きがしっかりできる人は、3月に1回が目安です。
一方、虫歯や歯周病になりやすい人や歯茎の下がっている人などは、1ヶ月に1度ほど歯のクリーニングを行うのがおすすめです。
また、歯磨きが苦手な人や歯並びがよくない人は、1〜2ヶ月に1度が適しています。歯石が付きやすい体質や口の中のお口の環境、歯並びが悪い人、虫歯になりやすい人も、1~2ヶ月に1度はクリーニングを行った方が良いでしょう。
インプラント治療をしている人工のかぶせ物が入っている方はもう少し短い期間でクリーニングを受けることをおすすめします。
歯のクリーニングのことなら、名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページ

歯石は取らないと、歯周病がすすむ?!

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    歯のクリーニング・歯石取り・やに取り

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    歯石

歯石取りって、なに?

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歯石取りは、歯医者で専用の器具を使ってプラーク(歯垢)と歯石を除去する処置です。
歯石は、下あごの前歯の裏と上奥歯の頬側につきやすいといわれています。
歯石取りは、健康的な口内を保つために必要不可欠な処置です。
定期的なクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見や歯周病予防につながります。
歯石取りには、痛みや出血を伴うといったなどのデメリットがありますが、歯周病を防げたり、口臭を軽減できたりするという大きなメリットがあります。
溜まってしまった歯石は、自分では取ることはできません。
歯石取りは、1~3ヵ月に1度、定期的に受けるのがおすすめです。

歯石取りをしないと、どうなる?

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歯石を取り除かないと、歯周病や虫歯、口臭の原因になります。
歯石にくっついた歯周病細菌が毒素を出し、歯周病を引き起こします。
歯石を放置しておくと、歯を支えている歯槽骨を溶かして行きます。やがて、歯周病が進行し、歯がグラグラして抜かないといけないという最悪の状態になってしまいます。

歯石は、一度付くと歯磨きなどのセルフケアでは取れません。
そのため、歯医者を受診し、専門の器具で除去する必要があります。

歯石は、虫歯菌、歯周病菌の温床であり、口内に存在するだけで虫歯や歯周病を発症させることがあります。
歯石を除去しないと、歯石はますます硬くなり、歯周ポケットの奥深くにこびりついてしまいます。こうなると少しずつしか歯石が取れないため、治療回数も多くなり、最終的には外科的に取り除かないといけなくなる事もあります。

口臭を防ぐためにも1から3ヶ月に1回ぐらいのペースで、歯石取りを行うようにしましょう。

歯石取りは、どうやってするの? 

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歯石取りは、超音波スケーラーを用いて歯垢や歯石の塊を取り除いたり、他の方法では、手用スケーラーを使い、頑固にこびりついた残りの歯石を手用の器具を使い、削るように取り除きます。
次にPMTCと呼ばれるポリッシングでは、歯の表面がなめらかになるよう整えます。
歯石取りは、口腔内の健康を保つために重要な処置ですが、痛みを伴うことがあります。
しかし、歯石取りの際の痛みは一過性のものであり、適切な対策を行うことで痛みを軽減できます。

歯石を取っている最中、痛い? しみる? 出血がある? 

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歯石取りの処置自体には痛みは伴いませんが、口腔内の状態によっては処置中や処置後に痛みを感じることがあります。
歯石が多くついていたり歯茎が腫れている場合、歯石取りの際は機械から出る熱を冷やすために水を使うため、この水の刺激に知覚過敏が反応し、歯石の除去最中に痛い、しみると感じることもあります。
通常、歯石除去には麻酔は使用されませんが、徹底的に歯石を除去する方法であり出血を伴うため、局所麻酔を行うこともあります。

歯石除去後、歯がしみる? 

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歯石除去(スケーリング)後は、歯がしみたり、知覚過敏になることがあります。
これは、クリーニングにより歯の根の表面が露出するため、外からの刺激が歯の中の神経に伝わりやすくなるからです。
この知覚過敏は一時的であることが多いため、あまり心配する必要はありません。
しみは一時的なもので、2日~3日で治まることが多いです。
歯石取り後の痛みは数日で落ち着くことが多いですが、1週間以上痛みが続いたり、腫れがひどくなったりする場合は、再度歯医者を受診しましょう。

歯石除去後、歯がぐらぐらする?

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歯石を取った後に歯がぐらぐらすることがあります。
これは、歯石がかなりついていた場合、歯石が歯を固定する役割を担っていたためです。
その様な時は、歯石を除去することにより一時的にグラグラします。
しかし、その後歯茎が回復するにつれて動揺は、おさまってきます。

歯石取り後、歯ぐきから出血する?

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歯石を取った直後は歯肉が赤く腫れています。これは、歯石がついていたために歯肉が炎症を起こしているからです。
歯肉に炎症があって腫れているため、とても出血しやすい状態になっています。
出血が出ても気にすることなく、歯と歯茎のブラッシングを行ってください。
3日~7日程度で出血はなくなります。歯茎から出血がなくなった時が歯ぐきの炎症がなくなった時です。

歯石取りは歯周病を予防する有効な手段です。

歯石取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページへ
 

歯医者でやにの取り方

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歯医者では、歯科医や歯科衛生士が専用の器具を使って歯の表面を磨く「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」という処置で、歯のヤニを取り除きます。PMTCでは、ゴム製のチップと研磨剤入りの歯磨き粉を使用します。
また、歯科医院では、専用のペーストや超音波スケーラーなども使用して歯のヤニを取り除きます。
歯のヤニは一般の歯磨き粉では落とすのが難しいため、ヤニ取り専用の歯磨き粉を使用しましょう。ポリビニルピロリドンやポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコールなどの成分が配合されているものがヤニ取りに効果的です。
 

ホワイトニングとやに取りの違い

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ホワイトニングは、歯の表面についた色素(ステイン)を取り除き、歯本来の色に戻すことです。
一方、クリーニングは、歯垢・歯石・着色を除去することです。歯のクリーニングは、歯を傷つけずにヤニを取ることができ、1度でヤニを取ることも可能です。使用する歯磨剤の中には、フッ素などの歯を強くする成分も含まれています。
クリーニングは、単発で施術を受けるのではなく、歯科医師の指導のもと定期的に通うことが推奨されています。ヤニとりの頻度については、1~2ヶ月に1回の頻度でクリーニングすることをおすすめします。

ヤニは、歯にどうしてつくのか?

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歯の表面は唾液に含まれる薄いタンパク質でコーティングされています。このペリクルとタールが結合し、ヤニとなってしまいます。
タバコを吸うと、タバコの燃焼によって発生するタール(ヤニ)が歯に付着します。タールは黒に近い茶色でネバネバした性質を持ち、歯の表面に付着すると食べかすを吸いつけてしまいます。
歯についたタバコのヤニを落とすには、歯の表面を守っているペリクルごと落とす必要があります。超音波歯ブラシなら、振動が細かいためペリクルと同時にヤニも落とすことができます。

ヤニのつくメカニズムは?

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歯にタバコのヤニがつくメカニズムは次のとおりです。

1.唾液の量が減ると、自浄作用が低下する。
2.タールの着色が歯の表面に付着する。
3.歯の表面を覆う「ペリクル」と呼ばれる薄い膜とタールが結合し、定着する。
 

歯の着色をつきにくくするにはどうすればいいのか?

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歯の着色汚れをつきにくくするための対策としては、次のようなものがあります。

1.色の濃い飲食物をできるだけ控える
2.タバコを控える(減煙・禁煙等)
3.飲食後は歯磨き・うがいをする
4.定期的に歯のクリーニングを受ける
5.矯正治療で歯並びを改善する
6.鼻呼吸を心がける
7.唾液の分泌を促す

歯のクリーニング・歯石取り・やに取りのご相談は、なら名古屋市天白区にある歯医者・歯科の【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください予約ページへ

お茶は着色の原因になる

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お茶には、タンニンなどのポリフェノールが含まれており、それが歯の着色の原因となります。

歯の表面にはペリクルというたんぱく質で構成されている膜がありますが、お茶を飲むと、お茶に含まれるポリフェノールがペリクルに付着します。それらが結合することで、着色汚れとなるのです。

そのため、お茶を飲む機会が多い人は、それだけ歯に着色汚れが付きやすくなります。

どんなお茶でも着色する?

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お茶にはいろんな種類があり、飲むお茶によって歯に着色汚れが付きやすいものとそうでないものがあるので、飲むお茶にこだわるのがおすすめです。

歯の着色汚れの原因となるのは、お茶に含まれているポリフェノール(タンニン)なので、ポリフェノールが少ないお茶を選ぶと良いでしょう。

お茶の中でも、ウーロン茶や緑茶、紅茶などはポリフェノールの量が多いため、歯に色素が付きやすいです。

歯の白さをキープするためには、ポリフェノールが少ないといわれているほうじ茶やソバ茶、麦茶を選ぶと良いでしょう。

お茶で歯に着色汚れが付かないようにするには

1.水でゆすぐ

歯に着色汚れが付かないようにするためには、お茶を飲んだ後に歯を磨くのがよいのですが、お茶を飲む度に歯磨きをするのは現実的に難しいです。

そのため、お茶を飲んだ後は水で口をゆすぐのがよいです。色素が薄まり、ある程度の着色汚れを防ぐことができます。

2.ガムを噛む

虫歯になりにくいキシリトールガムを噛むことをおすすめです。ガムを噛むと唾液が出るため、口の中を洗い流して着色汚れを予防する作用が期待できます。

もちろん、ガムを噛めば着色汚れが付かないということではありませんが、ある程度の緩和や予防に役立てることができるでしょう。

3.寝る前にお茶を飲まない

日中よりも夜、特に寝る前にお茶を飲んでしまうと着色汚れが付きやすくなります。その理由は、寝ている間は唾液が分泌されにくいからです。

唾液で口の中を洗い流せないので、寝る前にお茶を飲むと歯にステインが付きやすくなります。歯の着色汚れを予防するためには、寝る前にはお茶を飲まず、水を飲むことをおすすめします。

お茶による歯の着色汚れを落とす方法

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歯医者でクリーニング

歯医者で歯のクリーニングをしてもらうと、自宅でのケアでは落ちないようなお茶による着色汚れをきれいに落とすことが可能です。また、歯石除去もしてもらえるので、歯石による歯の黄ばみも解消することができます。

しかし、せっかく着色汚れを落としてもらっても、しばらくするとお茶や食べ物などの影響で歯が黄ばんだり、茶色くなったりしてしまいます。そのため、歯をきれいに保つには定期的に通って歯のクリーニングをするのがおすすめです。
歯のクリーニング・歯石取り・やに取りのご相談は、名古屋市天白区にある歯科・歯医者【イナグマ歯科】院長 歯学博士 稲熊尚広 までご相談ください。予約ページへ

2024年05月01日 21:03

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イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
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