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口腔外科 30代男性 下唇にできもの・しこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

唇のできもの
名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です
「下唇にしこりができて不安…」「もしかしてがんかも?」  
実はその正体、“粘液腫”という良性の病変かもしれません。  
本記事では、名古屋市天白区のイナグマ歯科で治療を受けた30代男性の症例を通じて、粘液腫の症状・治療・経過についてご紹介します。

口腔外科 30代男性 下唇にしこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

画像1: 施術前の下唇のしこり(before)

こちらの画像は、患者様が最初に来院された際に撮影した下唇のしこりの状態です。しこりは約6㎜程で、唇の内側に小さな膨らみが確認できます。痛みはなく、色も健康な組織とほぼ同じですが、しこりが気になるということで治療を希望されました。

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画像2: 施術後の下唇(after)

こちらは、手術後1週間程度の経過を経た下唇の状態です。手術によって粘液腫が完全に除去され、傷跡もほとんど残らず、きれいに回復しました。患者様の傷跡が目立たないことが確認でき、術後の回復の良好さが表れています。


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ご相談内容

「下唇ににしこりがあるがいたみはない。がんかもしれない」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、下唇に6㎜程の小さなしこりが1つありました。
しこりはわずかに硬くなっていましたが、痛みなどの自覚症状はありませんでした。周囲の健康な組織との境界ははっきりしていて、表面は滑らかな質感で、しこり部分以外は色味も健常な状態でした。
下唇に6か月前からしこりがあり、治ったり、しこりが出来たり繰り返しているという。きっかけは、とある日、唇を噛んでしまったことから、しこりができ始めたという。痛みはないとのことです。

患者様は「しこりの違和感が気になるので取りたい」と、しこりの除去をご希望でした。

行ったご提案・治療内容

口腔癌との識別・診断が重要な判断となります。総合的な診断の結果、粘液腫と診断しました。がんなどの悪性はないため、このまま経過をみていくか、手術で粘液腫を除去するかを提案しました。
患者様のご希望に沿って、腫瘍部分を手術で摘出しました。
摘出した組織の一部は、確定診断を出すために病気の疑いのある部位を手術で除去し、その主要を顕微鏡で調べる「病理組織検査(びょうりそしきけんさ)」を行いました。その結果、がん等の悪性腫瘍でなく、粘液腫であることを確定診断を行いました。

術後の経過・現在のご様子

舌唇のしこりがなくなり、傷跡も残らずきれいに治癒しました。その後、再発もなく、経過は良好です。

現在は、経過観察やお口全体のメインテナンスのため、定期的にご通院いただいています。

この治療のリスクについて

腫瘍の切除により、下唇の痺れが残ったり、知覚や味覚が鈍くなる可能性があります。
再発の可能性があります。その時には、再手術することがあります。

  • 年齢・性別                          30代男性
  • 診療種別                           保険診療
  • 治療期間の目安                          1週間
  • 治療回数の目安                          2回
  • 治療費総額の目安                         約8,000円
     

    患者体験

    患者様の体験談:下唇のしこりがなくなって、気持ちが軽くなりました!

    「半年ほど前から、下唇に小さなしこりができて、最初はあまり気にしていませんでした。しかし、しばらくするとそのしこりが治ったり再発したりを繰り返していて、やはり何か悪いものかもしれないと不安になり、イナグマ歯科を受診しました。初めての診断では、粘液腫ということで、がんではなく、良性の腫瘍だということがわかり、ほっとしました。

    治療方法としては、手術でしこりを取り除くことになりました。手術自体は局所麻酔を使うので痛みもなく、わずか30分ほどで終わりました。術後は少し腫れましたが、抜糸をしてからは傷跡もほとんど目立たず、気になるしこりもすっかりなくなりました。今では、しこりが再発することもなく、安心して過ごせています。

    イナグマ歯科では、先生が非常に親身に話を聞いてくださり、しっかりと説明してくれたので、心配せずに治療を受けることができました。今後も定期的に通院して、口腔ケアをしっかり行っていこうと思っています。
     

  • 👩 女性の方へ(10〜40代)

     

    実は粘液腫は10代〜30代の女性に多くみられる傾向があります。口唇のしこりは痛みがないことも多く、気付いていても放置しがちです。見た目の違和感がある方は、早めの診断・治療で美しさと健康の両立を目指しましょう。

     

    👵 中高年世代の方へ(50代〜)

     

    加齢とともに感覚が鈍くなり、小さなしこりを見逃してしまうことがあります。見た目に変化はなくても、触ったときの違和感や再発を繰り返す場合は早期発見のためにご相談ください。傷跡の残らない低侵襲治療が可能です。

  • ❓ FAQ

    Q. 下唇のしこりは何科に相談すればいいですか?

    A: 「口腔外科」や「歯科口腔外科」が適切です。特に粘膜や唾液腺に関連する異常の場合、歯科医院の口腔外科で診断・治療を受けることができます。名古屋市天白区であれば、専門性の高いイナグマ歯科での相談がおすすめです。

     

    Q. 粘液腫の術後ケアはどのように行えばいいですか?

    A: 術後は以下のポイントに注意することで、回復をスムーズに進められます。

  • 傷口を触らない・刺激しない
  • 指示された安静期間と食事内容を守る
  • 術後の定期通院で経過を確認する。
  • Q. 粘液腫は再発する可能性がありますか?

    A: 粘液腫は唾液腺の詰まりが原因で再発することがあります。初回手術で原因組織をしっかり除去すること、術後に刺激を与えないことが再発予防につながります。気になる違和感がある場合は、すぐに再相談するようにしましょう。


  • 粘液腫について
    粘液腫のページ →click here

    口の中の粘液腫は、口腔内の粘膜にゼリー状の粘液がつまったふくらみができる病気で、「粘液のう胞」や「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」とも呼ばれます。下唇や頬の内側の粘膜や舌下部にできることが多く、通常では痛みがほとんどなく、色も粘膜とほぼ同じで、周囲には異変が見られません。
    粘液嚢胞は、小児や10代から30代の女性に多く見られ、50代以降の発症は少ない傾向があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、口の中を噛んだり歯の鋭利な部分に擦れたり食べ物で傷つけてしまったりすることが関係していると考えられています。
    粘液嚢胞は腫瘍ではないので、悪性化することはありません。大きさがあまり変わらなかったり普段の生活で気にならない場合は、大きさの変化があるまで経過観察でも大丈夫です。ただし、自分で潰したり触ったりするとそこから感染を起こす可能性もあるのでオススメできません。
    粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。
     

    名古屋市天白区のイナグマ歯科で行った粘液腫の手術症例:下唇のしこりを取り除く治療法と経過

    名古屋市天白区のイナグマ歯科では、患者様一人ひとりに合った最適な歯科治療と口腔外科治療を提供しています。今回は、下唇にできたしこりの粘液腫の症例をご紹介します。下唇のしこりは見た目や感覚的に不安を引き起こしやすいものですが、適切な診断と治療を受けることで健康を取り戻すことができます。

    この記事では、粘液腫の詳細や、イナグマ歯科で行った治療の流れ、術後の経過について、解説します。


    1. 下唇のしこり:「痛みはないががんかもしれない」との不安

    患者様がイナグマ歯科に相談された理由は、下唇に6㎜程のしこりができ、痛みはないもののがんなどの悪性の腫瘍ではないかと不安を感じたからです。しこりが気になり、見た目にも異変があったため、口腔癌の可能性を考えて、迅速に診断を希望されました。

    2. 口腔外科の診断と粘液腫の確定診断

    イナグマ歯科では、まず詳細なカウンセリングを実施し、しこりの状態症状の経過を確認しました。患者様によると、下唇のしこりは約6か月前に始まり、唇を噛んだことがきっかけでしこりが現れ、その後、しこりの大きさが変動したり、何度かできたりしていたとのこと。

    診察の結果、しこりは痛み腫れを伴わず、硬さが感じられたものの、健康な組織との境界がはっきりしており、表面は滑らかな質感でした。これらの情報を総合的に考慮し、粘液腫(ねんえきしゅ)と診断されました。

    粘液腫は、口腔内の唾液腺が詰まってできる、ゼリー状の粘液が溜まった膨らみです。この疾患は腫瘍ではなく、悪性の病変がないため、がんの心配はありません。ですが、放置しておくと再発する可能性が高いため、適切な治療が必要です。


    3. しこりの除去手術:粘液腫の切除とその過程

    患者様は「しこりの違和感が気になるので取りたい」という希望を持っており、イナグマ歯科では手術での粘液腫の除去を提案しました。

    3.1 手術前の準備

    粘液腫の除去手術は、まず局所麻酔を施し、麻酔が効いた後に手術が開始されます。局所麻酔は痛みを感じないようにするため、患者様がリラックスして手術に臨むことができるよう配慮されます。

    3.2 手術の流れ

  • 局所麻酔の実施:患者様の下唇周囲に麻酔を施し、手術部位を無痛化します。

  • 粘液腫の切除:しこり部分をメスで切除し、腫瘍部分を取り除きます。このとき、腫瘍の周囲の組織も丁寧に処理し、再発防止を図ります。

  • 病理組織検査:切除した腫瘍の一部は病理組織検査に回し、がんなどの悪性腫瘍が含まれていないことを確認します。結果として、患者様の腫瘍は良性の粘液腫であることが確定しました。

  • 縫合:手術後、切開部を縫合して傷を閉じ、手術は終了します。

  • 手術はおおよそ30分程度で終了し、患者様はその後、数日の休養を経て回復しました。


    4. 術後経過:傷跡なく、再発なし

    術後、患者様は1週間後に抜糸を行い、その後の経過は非常に順調でした。傷跡も残らず、治療部位はきれいに回復し、再発もありません。術後のケアがしっかり行われ、患者様は元気に日常生活に戻りました。

    術後の経過観察や定期的な口腔ケアのため、患者様はイナグマ歯科に引き続き通院され、今後も健康な口腔環境を維持しています。


    5. 手術のリスクと注意点

    粘液腫の除去手術には、一般的な外科的手術に伴うリスクが存在します:

  • 知覚の変化:手術により、下唇の感覚に鈍さや痺れが残る可能性があります。

  • 再発:まれに、完全に腫瘍を除去できなかった場合、再発することがあります。その際は、再手術が必要となることもあります。

  • これらのリスクを避けるためにも、専門医による診断と慎重な手術が重要です。


    6. 粘液腫の予防と注意点

    粘液腫の予防には、以下の点に注意することが大切です:

  • 口腔内を噛まないようにする:口内を噛んだり、歯が鋭利になっている場合、それが原因で唾液腺が傷つき、粘液腫ができることがあります。

  • 適切な口腔ケア:定期的な歯科検診や口腔ケアを行うことで、口内の健康を保ち、異常を早期に発見できます。


  • 7. イナグマ歯科の口腔外科治療:信頼できる専門医による治療

    イナグマ歯科では、口腔外科治療を得意としており、粘液腫をはじめとするさまざまな口腔内の疾患に対応しています。院長の稲熊尚広医師は、岡山大学歯学博士であり、厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医としての実績を持ち、患者様に対して最適な治療を提供しています。

    名古屋市天白区で口腔外科や粘液腫の治療をご希望の方は、ぜひイナグマ歯科にご相談ください。

     

    口腔外科のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・粘液腫手術のイナグマ歯科までご相談ください。
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2024年05月05日 20:34
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院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
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