名古屋市天白区の歯医者・歯科・スポーツマウスピースのイナグマ歯科です。
スポーツに打ち込むすべての方へ——“安全”と“パフォーマンス”を支えるマウスピースの真価とは?
こんにちは、名古屋市天白区の歯医者「イナグマ歯科」です。当院では一般歯科や小児歯科だけでなく、スポーツ用マウスピース(マウスガード)の作製にも力を入れており、多くのアスリートの皆さまにご利用いただいています。
皆さんは、スポーツ中に「歯」や「顎」を守るためのマウスピースの重要性をご存じでしょうか?
「歯が折れるほどの衝撃なんてめったにないし、自分には関係ないかも…」と思っている方もいるかもしれません。しかし実際には、ラグビーや格闘技などの接触が多い競技だけでなく、サッカーやバスケ、スケートボードといった一見危険が少なそうなスポーツでも、口腔内のケガや脳震盪(のうしんとう)につながるリスクが潜んでいます。
近年では「マウスピース=歯の保護具」だけではなく、脳震盪の予防や、さらには集中力・持久力の向上といったパフォーマンス面にも効果があることが明らかになりつつあります。中でも注目すべきは、“マウスピースの厚さ”がもたらす安全性・快適性・呼吸のしやすさの違い。競技やポジションによって適した厚さは異なり、間違った選び方をしてしまうと、かえってケガのリスクを高めたり、プレーに支障をきたすこともあるのです。
本記事では、スポーツ用マウスピースの役割から、厚さによる効果の違い、競技別のおすすめ厚み、さらにはオーダーメイドと市販品の違いまでを、わかりやすく徹底解説します。これからマウスピースを使おうと考えている方はもちろん、すでに使用している方にも参考になる内容です。
安全に、そしてベストなパフォーマンスでスポーツを楽しむために——
あなたにとって最適なマウスピース選びのヒントを、イナグマ歯科が丁寧にご紹介していきます。
目次
スポーツ用マウスピースとは?役割と重要性をわかりやすく解説
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なぜスポーツでマウスピースが必要なのか?
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歯の保護・脳震盪のリスク軽減・パフォーマンス向上にも影響
スポーツマウスピースの「シートの厚さ」はなぜ重要?
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マウスピースの厚さで変わる3つの効果(安全性・快適性・呼吸性)
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市販マウスピースとオーダーメイドで選べる厚さの違い
競技別|スポーツマウスピースのおすすめ厚さと選び方【最新版】
ボクシング・MMA・キックボクシング向け|厚さは3.8mm以上が基本!
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強打から歯と脳を守る!格闘技用マウスピースの最適厚みと素材
ラグビー・アメフト用マウスピース|コンタクトスポーツには厚めが安心
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タックルや接触が多い競技で求められる厚さと理由
バスケ・サッカー・フットサル用マウスピース|動きやすさ&呼吸のしやすさが鍵
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薄型マウスピース(2〜2.5mm)が選ばれる理由とは?
野球・ソフトボール|守備位置別に適した厚さを選ぶ
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キャッチャー・バッターで使い分け!プロが選ぶ厚み
空手・柔道・剣道など武道系|ルールと大会規定に合った厚さとは?
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武道競技で許可されるマウスピースの厚みと注意点
アイスホッケー・ラクロス|激しい接触に備える厚めマウスピース
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フェイスガードがあっても必要な理由とおすすめ厚さ
スケボー・BMX・パルクール|アクションスポーツに最適な厚みとは
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落下時リスクに備えつつ、会話・呼吸も快適に
マウスピースの厚さ選びで失敗しない3つのポイント
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自分の競技スタイルに合っているか?
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カスタム(オーダーメイド)か既製品かを比較する
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厚さと快適性、パフォーマンスのバランスを取る方法
マウスピースの厚さとパフォーマンスの関係は?【論文・データも紹介】
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厚すぎると集中力が落ちる?
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薄すぎるとケガのリスクが増える?
まとめ|競技に合った厚さのマウスピースで安全&パフォーマンスアップを両立しよう
スポーツ用マウスピースとは?役割と重要性をわかりやすく解説
なぜスポーツでマウスピースが必要なのか?
スポーツにおけるマウスピースの役割は、単なる歯の保護にとどまりません。特に接触の多い競技では、マウスピースは選手の安全を守るために欠かせない装備となっています。接触や衝撃が予測される競技では、マウスピースを使用することで、口腔内の損傷や、顎の骨折を防ぐことができます。また、近年では脳震盪を予防するためにも有効だとされ、マウスピースの重要性はますます高まっています。
マウスピースは、以下のような効果があります:
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歯や顎の保護: 激しい接触や強打により、歯が割れたり欠けたりするリスクを減少させます。顎を守ることで、歯の損傷を最小限に抑えます。
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脳震盪リスクの軽減: 顎への衝撃が直接脳へ伝わることを防ぎ、脳震盪のリスクを低減させる可能性が示されています。
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パフォーマンスの向上: 口の中の圧力が軽減され、リラックスした状態で呼吸がしやすくなり、集中力やパフォーマンス向上にも繋がります。
これらの理由から、スポーツ用マウスピースは競技の安全性を高め、選手が最高のパフォーマンスを発揮するために欠かせないアイテムです。
歯の保護・脳震盪のリスク軽減・パフォーマンス向上にも影響
スポーツにおける衝撃や接触は予測できません。特に格闘技やラグビーなど、身体がぶつかり合う競技では、マウスピースがなければ歯や顎の破損、さらには脳震盪といった深刻な問題が生じる可能性があります。
また、マウスピースはパフォーマンス向上にも貢献します。特に激しいスポーツでは、プレイヤーが常に集中していることが求められます。マウスピースは、顎の筋肉や口腔内の圧力を軽減し、よりリラックスした状態でプレイすることを可能にします。この状態が長期的には、集中力やスタミナの向上に繋がります。
スポーツマウスピースの「シートの厚さ」はなぜ重要?
マウスピースの厚さで変わる3つの効果(安全性・快適性・呼吸性)
スポーツマウスピースの効果は、その「厚さ」によって大きく左右されます。マウスピースの厚さには以下のような重要な要素があります。
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安全性: 厚いマウスピースは、外部からの衝撃を効果的に吸収します。特に接触の多いスポーツでは、この衝撃吸収性が重要です。厚さが適切でないと、衝撃がダイレクトに歯や顎、頭に伝わりやすくなります。
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快適性: 厚さが不適切だと、マウスピースを装着している間に不快感を感じることがあります。特に厚すぎると、口の中で圧迫感が生じ、長時間の使用が難しくなります。反対に、薄すぎると保護性能が低下します。
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呼吸性: 厚いマウスピースは呼吸をしにくくする場合があります。特に高強度の運動を行うスポーツでは、息をしっかりと吸うことがパフォーマンスに直結するため、適切な厚さで呼吸がしやすいことが重要です。
市販マウスピースとオーダーメイドで選べる厚さの違い
マウスピースは、大きく分けて市販品とオーダーメイドに分かれます。市販品は、手軽に購入できる一方で、厚さやフィット感において個人差が生じることがあります。これに対して、オーダーメイドマウスピースは、個々の歯型に合わせて作られるため、より高いフィット感と快適性を提供します。
市販品では、予め設定された厚さ(例えば2mm、3mmなど)で提供されますが、オーダーメイド品では、選手の口腔にぴったりとフィットさせることができ、競技の特性やプレイヤーの個別ニーズに応じて厚さを調整できます。
競技別|スポーツマウスピースのおすすめ厚さと選び方【最新版】
ボクシング・MMA・キックボクシング向け|厚さは3.8mm以上が基本!
ボクシング、MMA(総合格闘技)、キックボクシングなどの格闘技では、激しい打撃が多いため、マウスピースの厚さは3.8mm以上が推奨されます。この厚さは、顎や歯をしっかりと保護するために重要です。また、格闘技の場合、顎への衝撃が脳に伝わりやすくなるため、マウスピースの厚さが脳震盪予防にも寄与します。
素材は衝撃吸収に優れたものを選び、特にカスタムメイドのものがベストです。
ラグビー・アメフト用マウスピース|コンタクトスポーツには厚めが安心
ラグビーやアメリカンフットボール(アメフト)のようなコンタクトスポーツでは、3〜4mm程度の厚みのマウスピースが最適です。これらの競技では、タックルや接触が頻繁に発生し、頭部や顎への衝撃が避けられません。厚めのマウスピースを使用することで、選手の安全性を高めることができます。
バスケ・サッカー・フットサル用マウスピース|動きやすさ&呼吸のしやすさが鍵
バスケやサッカー、フットサルなどの競技では、2〜2.5mm程度の薄型マウスピースが推奨されます。これらのスポーツでは、素早い動きや呼吸のしやすさが重要であり、薄型のマウスピースを選ぶことで、呼吸を妨げることなくプレーに集中できます。
野球・ソフトボール|守備位置別に適した厚さを選ぶ
野球やソフトボールでは、ポジションによって適した厚さが異なります。キャッチャーは常にボールを受けるため、3〜4mm程度の厚さが適しています。一方、バッターや外野手の場合、2〜3mmの薄型マウスピースが好まれます。
空手・柔道・剣道など武道系|ルールと大会規定に合った厚さとは?
武道競技では、マウスピースの厚さに関するルールや規定が存在する場合があります。一般的に、空手や柔道、剣道では厚すぎるものは許可されていないことが多く、2〜3mm程度の薄型マウスピースが選ばれることが多いです。
アイスホッケー・ラクロス|激しい接触に備える厚めマウスピース
アイスホッケーやラクロスは、激しい接触があるスポーツです。これらの競技では、フェイスガードがあっても3〜4mmの厚さが推奨されます。フェイスガードだけでは完全に衝撃を吸収することはできないため、マウスピースでの保護が重要です。
スケボー・BMX・パルクール|アクションスポーツに最適な厚みとは
スケボーやBMX、パルクールなどのアクションスポーツでは、薄すぎず厚すぎない2〜3mmのマウスピースが最適です。これにより、落下時の衝撃を吸収しつつ、呼吸や会話もスムーズに行えるようになります。
マウスピースの厚さ選びで失敗しない3つのポイント
自分の競技スタイルに合っているか?
マウスピースを選ぶ際に最も重要なのは、自分の競技スタイルに合わせることです。接触が多い競技や高い衝撃を受けるスポーツでは、厚めのマウスピースを選びましょう。逆に、速い動きや呼吸が重要なスポーツでは、薄型を選ぶことが求められます。
カスタム(オーダーメイド)か既製品かを比較する
カスタムメイドのマウスピースは、個別の口腔にぴったりとフィットするため、快適性や保護性能が優れています。しかし、価格が高くなることがあるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。既製品は手軽に購入できますが、フィット感や保護性能で劣る場合があります。
厚さと快適性、パフォーマンスのバランスを取る方法
厚すぎるマウスピースは快適性を損なう可能性がありますが、薄すぎると十分な保護ができません。自分の競技スタイルやニーズに応じて、最適な厚さを選びましょう。
マウスピースの厚さとパフォーマンスの関係は?
厚すぎると集中力が落ちる?
厚すぎるマウスピースは、選手に圧迫感を与え、集中力を欠く原因となる場合があります。特に、呼吸がしにくくなることが集中を妨げるため、快適な厚さがパフォーマンスを最大化するために重要です。
薄すぎるとケガのリスクが増える?
逆に、薄すぎるマウスピースは、衝撃吸収能力が低下し、ケガのリスクを高めます。特に接触の多いスポーツでは、適切な厚さで保護を強化することが必須です。
まとめ|競技に合った厚さのマウスピースで安全&パフォーマンスアップを両立しよう
競技によって求められるマウスピースの厚さは異なります。適切な厚さを選ぶことで、安全性が確保され、パフォーマンスが向上します。自分の競技スタイルやニーズに合わせて、最適なマウスピースを選びましょう。