名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミックならイナグマ歯科

名古屋市天白区の歯医者【イナグマ歯科】は、審美歯科治療、セラミックで評判、おすすめの歯医者です。
虫歯治療、歯周病、顎関節症治療、口腔がん検診も行う歯医者です。
 

HOME ≫ ブログページ ≫

イナグマ歯科が解説するセラミック治療の費用とリスク|80代女性の治療例

IMG_20240426_100842813[1]_コピー_コピー_コピー

名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミック治療・ジルコニア治療のイナグマ歯科です。


セラミック治療前セラミック治療後

セラミック治療前セラミック治療後
 

患者様                    80代女性

治療期間                   1週間

回数                     2回

費用                     246000円(税込み)(2本で)

セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)

  • 天然歯を削ります
  • 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
  • かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
  • 自費診療(保険適用外治療)となります
  • 一時的に知覚過敏が発生する場合があります。
 

治療計画

古い金属の被せものが取れて壊れてしまったため、セラミック冠でのやり替えを希望されて来院されました。
以前の先生の被せものを入れるための削り方が取れやすい形になっていたためきれいに修正して削り直し今回新しくセラミック冠を作製しました。見た目も機能的にも非常に自然に治療が完了しました。
セラミック冠を作製する技工士さんは腕が良いために、ただ白いセラミック冠のみでなく機能的にも審美的にも優れた補綴物を入れることができました。非常に自然な仕上がりで治療を終了いたしました。美しく、適合も素晴らしい詰め物のため虫歯にもなりにくいです。再治療を避けるためにしっかりとした治療をお勧めします。
見た目も自然で機能的にも安定した治療を望む方には是非とも当院イナグマ歯科の治療をお勧めいたします。

セラミック冠でのやり替えのご相談なら、名古屋市天白区にある歯医者 イナグマ歯科までご相談ください。
予約ページへ

 

セラミックでホワイトニングはいかがですか?

セラミック歯_コピー

近年では、虫歯治療のときの詰め物・被せ物として、本物の歯と変わらないくらい綺麗な見た目で歯を作ることができるセラミックが選ぶ人が多いです。

見た目の美しさの向上を求め、虫歯治療のみならず永久的なホワイトニングとしてセラミック治療を利用する人が多いです。
セラミックと言っても、様々な種類があり、それぞれ特徴と適した用途が異なります。そのため、歯科治療としてのセラミックについて詳しく説明していきます。

セラミック治療の種類

25328125_s
セラミック治療には様々な種類があります。その中でも歯を白くするホワイトニングが目的の場合は、ラミネートベニヤとオールセラミッククラウンの2つの治療方法があります。これらのセラミック治療の種類別に、特徴やそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

 

 

歯のセラミック治療の特徴

嚙み合わせ調整_コピー

歯のセラミック治療の特徴

セラミック治療とは、欠けた歯や亀裂のある歯などの詰め物・被せ物に「美しく・丈夫で・歯との親和性の高い」セラミックという素材を使用した歯科治療のことです。 セラミックには透明感があり、歯の色を調節しやすいという特徴があります。精巧なものであれば歯医者でも見間違えてしまうこともあります。そのため、前歯など口を開けたときに目立つ部分の治療にはセラミック治療をおすすめします。

 

同様の歯科治療に使用される素材として、たとえば、保険素材を使用した場合、吸水性を持つ性質により着色や変色をしやすく、時間が経つにつれて劣化していきます。これに対しセラミックは非常に劣化しにくい素材です。着色や変色が起こりにくいため将来的に再治療のリスクが大幅に抑えられ、歯の寿命も保険治療と比較すると長くなります。

 

半永久的なホワイトニングとしてもセラミックが人気

27575984_s

治療を行うときの歯科材料は、現在は金属が主流です。金属による詰め物やかぶせ物は、治療跡が目立ち誰の目にもすぐに分かってしまうのが難点です。これに対しセラミックは天然歯に近い透明感のある審美性が特徴で、口を開けたときに治療跡が目立たずに済むうえに、ナチュラルな美しい口元に近づけることができます。
このように、本物の歯に近い綺麗な見た目で歯を作ることができる審美性から、ホワイトニング目的で治療する人が増えています。
また、セラミックは強度が高く、天然の歯と同じ硬さですので嚙み合う歯を傷つけません。さらに口内での親和性が高く、金属アレルギーの方も安心して治療できることも大きな利点です。

ラミネートべニヤ

23179160_s (1)

ラミネートベニヤは歯の表側を薄く削り、付け爪のようにセラミックを貼る歯科治療です。
削る歯質が少なく済み、金属を使用しないため歯肉の色素沈着が起こらないことが特徴です。施術期間が比較的短く、痛みも少ないため人気の高い治療方法です。主に前歯の審美治療に有効とされ、前歯を白くしたい方に向いています。また、「すきっ歯」の改善など、歯の形を部分的に整えるのにも最適です。

【メリット】
歯を削る量が少なく済む
歯肉の色素沈着がない
治療時間が短い
【デメリット】
場合によっては貼り付けたところが外れたり、割れたりすることがある
保険対象外

 

 

 

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウン4

オールセラミッククラウンとは、歯全体を削り、その上からセラミックのみで作られた冠を被せる治療方法です。
セラミッククラウンとは違い冠に金属を一切使用しないので、透明感が高く審美性に非常に優れています。

【メリット】
金属を使用しないため、透明感があり見た目が美しい
金属アレルギーでも使用可能
汚れが付着しにくい
年数が経っても変色しにくい
歯ぐきの見た目への影響が少ない
【デメリット】
強い衝撃を与えると割れる恐れがある
保険対象外

強く・軽く・優しいセラミック素材「ジルコニア」

オールセラミッククラウン

セラミック治療にジルコニア素材を使用するのが主流です。ジルコニアは人工ダイアモンドとしても有名な、陶器に似た素材です。強くて丈夫な上、耐熱性・耐久性・耐腐食性が極めて高いことから、優れた歯科素材として注目されています。

ジルコニアは金属よりも硬く強度の高い素材ですが、軽量(金属の1/3)なため、装着したときの歯にかかる負担が大幅に軽減されるという特徴があります。強度や耐久性に優れるため、金属で補強する必要がありません。そのため、光を透過しやすい透明感のある白く美しい仕上がりを目指すことも可能です。

また、生体への親和性が高いため人体に優しく、金属アレルギーの方も安心して利用できます。審美面、安全面、強度を兼ね備えた次世代のセラミックとして、口元への意識の高い方を中心に人気が高まっています。

一生涯の歯のことを考えたら、やはり、セラミック治療

セラミック歯_コピー

かぶせ物を選ぶ際に、価格を重視して保険治療でかぶせ物をしたものの、数年後に「かぶせ物の色が黄ばんで気になってきた」と再治療を望まれる方は少なくありません。
かぶせ物の再治療では、まず、かぶせ物を一度壊してから歯の根に立てている金属の土台も削り取り、根の治療を行っていきます。この場合、かなりの期間を要する上に、残っている歯をまた削らなければなりません。

歯は一度削ると元には戻りません。数年毎に保険のかぶせ物を繰返し治療するという方もいらっしゃいますが、治療の度にどんどん歯は小さくなるので、歯自体の寿命が尽きるスピードを速めてしまいます。最終的には部分入れ歯やインプラントなどの対応になっていくこともしばしばです。
かぶせ物の治療をする際、金銭面から見て、高額なイメージが強いセラミック治療は最初から選択肢から外してしまいがちですが、全身への影響や治療に掛かる時間も踏まえ、長い人生を視野に充分に検討することをお勧めいたします。

セラミックに関するよくある疑問・質問

28513575_s

Q:セラミックは変色しない?
A:長く使用してもセラミックは変色しません。お皿(陶器)と同じ材質ですので、水分の吸収もなければ熱や水分により成分が溶け出ることもありません。色はもちろん、生体親和性も高く身体に優しい材料でもあります。

Q:セラミック治療は痛くないの?
A:セラミック治療自体は、通常行うかぶせ物治療と同様、削った箇所に型取りや噛み合わせを確認してからセラミッククラウンをセットします。そのため、セラミックだからといって特に強い痛みを感じる心配はありません。

Q:セラミックの歯は保険適用できる?
A:セラミックの歯は健康保険の適用ができません。

Q:普通のホワイトニングとセラミックの違いは?
A:一般的にイメージされる歯科医院での「オフィスホワイトニング」は、歯を削らずに薬剤の漂白効果で歯自体の色素を分解することで白くしていく治療法です。歯の形や歯の軸方向・大きさの変更はできませんが、歯を削らない分ダメージが少なく手軽な方法と言えます。ただし、オフィスホワイトニングは色戻りや変色がしやすいため、白い歯を維持するためには定期的にメンテナンスが必要です。
それに対して、「セラミック」は白い陶材などを原料とした人工の補修物を被せる治療法です。変色しないので、長く白いままの歯でいられます。また、セラミックは歯を白くすることに加え、歯並びなど気になる歯の形の修正や噛みあわせの改善といった機能回復を施すことが可能です。
ただし、機能回復としてのセラミックの場合は、クラウンタイプでないと難しい(ベニヤ不可)ので注意が必要です。

審美歯科治療、セラミック治療のことなら、名古屋市天白区にある歯医者【イナグマ歯】までご相談ください。
イナグマ歯科では、前歯の冠の保険治療は、行っておりません。

ホワイトニングとしての半永久的なセラミック治療とは?

2024年07月12日 19:20

美しい笑顔を手に入れるセラミック治療の全て|イナグマ歯科が解説

IMG_20240426_100842813[1]_コピー_コピー
名古屋市天白区の審美歯科治療・歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

以下は、「美しい笑顔のために知っておきたいセラミック治療の全て」の目次です。


目次

  1. はじめに

    • セラミック治療の注目される理由
    • 美しい笑顔の重要性とセラミック治療の役割
  2. セラミック治療の魅力

    • 審美性の向上
    • 耐久性と長寿命
    • 生体適合性の高さ
    • 幅広い適応症
    • 芸能人にも選ばれる治療法
    • 神経を残す治療が可能
    • 多様な治療オプション
    • 患者満足度の高さ
    • 短期間での治療完了
    • ネガティブな評判の克服
  3. セラミック治療の種類

    • クラウン
    • ベニア
    • インレー・オンレー
  4. セラミック治療の流れ

    • 治療前の準備
    • 治療手順と期間
    • 治療後のケアと注意点
  5. セラミック治療のメリット・デメリット

    • メリット
    • デメリットとその対策
  6. セラミック治療の費用

    • 費用相場と保険適用の有無
    • コストパフォーマンスの評価
  7. セラミック治療を受ける際のポイント

    • 症例に応じた治療法の選択
    • 歯科医院選びのコツ
  8. まとめ

    • セラミック治療の総括と今後の展望
    • 美しい笑顔を手に入れるために
 

セラミック治療 女性
イントロダクション

セラミック治療は、歯科美容の分野で最も注目されている治療法の一つです。その理由は、自然な見た目と高い耐久性を兼ね備えているからです。美しい笑顔は、私たちの自信や人間関係に大きな影響を与えます。セラミック治療を通じて、歯の美しさと機能性を両立させることが可能です。

多くの人がセラミック治療を選ぶ理由は、その見た目が非常に自然であり、まるで自分の歯のように感じられる点にあります。さらに、セラミック素材は非常に強度が高く、長期間にわたって美しさを維持することができます。また、抗菌性も高く、清潔さを保つことが容易です。

しかし、セラミック治療には高い費用や治療時間の長さなど、デメリットも存在します。そのため、治療を受ける前には、十分な情報収集と理解が必要です。本記事では、セラミック治療の全貌を詳しく解説し、治療を検討している方々にとって有益な情報を提供します。セラミック治療の基本からメリット・デメリット、具体的な治療手順、リスクや費用まで、包括的に取り上げます。

セラミック治療を通じて、美しい笑顔と自信を取り戻しましょう。本記事が、皆様の治療選択の一助となれば幸いです。
シェードていキング_コピー

セラミック治療の魅力

セラミック治療は、美しい笑顔を手に入れるための効果的な手段として広く認知されています。以下に、セラミック治療が人気を集める理由を詳しく解説します。

1. 審美性の向上

セラミック治療の最大の魅力は、その卓越した審美性です。セラミックは天然の歯と非常に似た見た目を持ち、透明感や光沢が本物の歯と見分けがつかないほど自然です。これにより、治療後の仕上がりが非常に美しく、他人から気付かれることなく歯の改善が可能です。

2. 耐久性と長寿命

セラミックは非常に硬く、耐久性が高いため、適切なケアをすれば長期間にわたって使用できます。金属を使用した補綴物とは異なり、変色や摩耗のリスクが少ないため、長期的に美しい状態を保つことができます。

3. 生体適合性の高さ

セラミックは生体適合性が高く、アレルギー反応を引き起こすことがほとんどありません。これにより、金属アレルギーを持つ患者でも安心して治療を受けることができます。また、セラミックは細菌の付着を防ぎ、口腔内の衛生状態を保ちやすいという利点もあります[1]。

4. 幅広い適応症

セラミック治療は、前歯の審美的改善から奥歯の機能回復まで、様々な症例に適用可能です。特に、歯の形状や色の改善を目的とした治療では、その自然な見た目と機能性が高く評価されています。

5. 芸能人にも選ばれる治療法

セラミック治療は、芸能人やモデルなど、見た目を重要視する職業の人々にも選ばれることが多いです。これは、セラミック治療が持つ自然な仕上がりと高い審美性が、テレビや雑誌などのメディア露出時に重要な要素であるためです。

6. 神経を残す治療が可能

従来の歯科治療では、神経を取り除くことが多かったですが、最新のセラミック治療では神経を残すことが可能です。これにより、歯の寿命が延び、治療後も自然な感覚を保つことができます。

7. 多様な治療オプション

セラミック治療には、クラウン、ベニア、インレー、オンレーなど多様なオプションがあり、患者のニーズや口腔内の状態に応じた最適な治療法を選択することができます。これにより、個々の患者に対してカスタマイズされた治療が提供されます。

8. 患者満足度の高さ

セラミック治療を受けた患者の多くは、その仕上がりに非常に満足しており、治療後の生活の質が向上したと感じています。特に、笑顔に自信が持てるようになったという声が多く、心理的な面でも大きな効果が期待できます。

9. 短期間での治療完了

最新の技術を用いたセラミック治療では、短期間で治療が完了するケースが増えています。これにより、忙しい生活を送る現代人でも手軽に治療を受けることができる点が人気の理由の一つです。

10. ネガティブな評判の克服

一部ではセラミック治療に対するネガティブな意見も存在しますが、技術の進歩によりその多くが克服されています。例えば、藤田ニコルさんが受けたセラミック治療に関する批判もありますが、多くの専門家は最新の治療技術の安全性と有効性を強調しています。

結論

セラミック治療は、その美しい仕上がりと高い耐久性、生体適合性など多くの利点から、幅広い層の患者に選ばれています。最新の技術を活用することで、さらに快適で効果的な治療が可能となり、患者満足度も高まっています。美しい笑顔を手に入れるために、セラミック治療は非常に有力な選択肢と言えるでしょう。
 

審美歯科・セラミック治療のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・審美歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
監修 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
イナグマ歯科の予約  →click here

審美歯科のページ
歯科定期検診

2024年07月07日 07:51

金属アレルギー完全ガイド:歯科治療におけるリスク、診断方法、メタルフリー治療のすべて」

アレルギー検査

名古屋 天白区の歯医者・歯科・金属アレルギー・審美歯科・セラミック治療・ジルコニア治療のイナグマ歯科です。

イナグマ歯科のある天白区は、名古屋市内でも特に住宅地が広がる地域で、地域住民が安心して通える歯科医院を求めています。当院では、患者さんのニーズに応じた治療を提供しており、その中でも特に注目を集めているのが金属アレルギーへの配慮です。金属アレルギーは、現代社会において非常に多くの方が悩まされている健康問題であり、特に歯科治療において使われる金属材料が原因となることが多いことが知られています。

金属アレルギーの症状は、軽い皮膚炎から全身にわたるアレルギー反応まで多岐にわたり、その症状が治療に支障をきたす場合もあります。これらのアレルギー反応を引き起こす原因は、日常生活における金属製品や歯科で使用する金属材料によるものが多く、金属イオンが体内に入り込むことが一因です。

このような背景から、イナグマ歯科では金属アレルギーのリスクを避けるため、メタルフリー治療を推奨し、セラミックやジルコニアを使用した治療法を提供しています。セラミックやジルコニアは、金属アレルギーの心配がなく、審美的にも優れた結果をもたらすため、患者さんの健康と美しさを両立させる治療法として注目されています。

本記事では、金属アレルギーの基本的な知識から、歯科治療における影響、アレルギーの診断方法、そして金属アレルギーを予防するためのメタルフリー治療について詳しくご紹介いたします。金属アレルギーに関して疑問を持つ方は、ぜひご一読いただき、適切な治療法の選択にお役立てください。

目次

  1. はじめに
  2. 金属アレルギーとは
    • 定義とメカニズム
    • 一般的な原因と症状
  3. 歯科における金属アレルギー
    • 歯科材料と金属アレルギーの関連
    • よく使用される金属とその影響
  4. 金属アレルギーの診断方法
    • パッチテスト
    • 血液検査
  5. 金属アレルギーの治療法
    • 金属除去と代替材料の選択
    • セラミックやジルコニアの利点
  6. 金属アレルギー予防のためのメタルフリー治療
    • メタルフリー治療とは
    • メタルフリー治療のメリット
  7. まとめ

1. はじめに

金属アレルギーは、現代社会においてますます注目を集めている健康問題の一つです。特に歯科治療において使用される金属材料が原因でアレルギー反応を引き起こすことが多く、患者さんの生活の質に大きな影響を与えることがあります。本稿では、金属アレルギーの基本的な知識から、歯科における具体的な診断と治療方法、さらに予防策について詳しく解説します。

2. 金属アレルギーとは

定義とメカニズム

金属アレルギーは、金属に対する免疫系の過剰反応により発生するアレルギーの一種です。体内に侵入した金属イオンがタンパク質と結合し、アレルゲンとして免疫系に認識されることが原因で、様々なアレルギー症状を引き起こします。

一般的な原因と症状

金属アレルギーの主な原因は、日常生活で触れる金属製品です。具体的には、ジュエリー、時計のバンド、服のボタン、そして歯科材料などが挙げられます。症状としては、皮膚の発赤、かゆみ、発疹などの皮膚炎が一般的ですが、重症の場合には全身に症状が現れることもあります。

3. 歯科における金属アレルギー

歯科材料と金属アレルギーの関連

歯科治療では、詰め物やかぶせ物に金属が使用されることが多くあります。これらの金属が口腔内で劣化し、微量の金属イオンが体内に吸収されることでアレルギー反応を引き起こすことがあります。

よく使用される金属とその影響

  • アマルガム: 銀、銅、亜鉛、スズ、水銀を含む合金で、古くから使用されていますが、水銀の揮発性により健康への影響が懸念されています。
  • ニッケル: 矯正装置やクラウンに使用されることが多く、アレルギーを引き起こすリスクが高い金属です。
  • クロム: 合金の一部として使用され、接触性皮膚炎を引き起こすことがあります。

    金属アレルギーについて

    汗によって偽陽性が増え、正確な判定ができなくなるため、夏のパッチテストはおすすめしておりません。
    そのため6~9月は基本的にパッチテスト(金属アレルギー、パッチテストパネルを含む)を行いません。


    アクセサリー、歯科金属にはいろいろな金属が含まれ、長年装用している間に、からだにアレルギー反応が起こることがあります。このような場合には、アレルギーの原因となる金属を推定、除去することで、皮膚疾患が治癒あるいは軽快することがあります。皮膚表面(背部や上腕)に金属を含んだ試薬を貼付することにより、アレルギー反応を起こすかどうかを調べることができます。アクセサリーや歯科治療で使用される金属の16種類(アルミニウム、コバルト、スズ、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、クロム、ニッケル、金、銀、銅、白金、亜鉛、鉄、水銀)を検査することができます。

    金属アレルギー検査試薬一覧
    No 試薬 検査金属
    1 塩化アルミニウム2% アルミニウム
    2 塩化コバルト2% コバルト
    3 塩化第二スズ1% スズ
    4 塩化第二鉄2%
    5 塩化白金酸0.5% 白金(プラチナ)
    6 塩化パラジウム1% パラジウム
    7 塩化マンガン2% マンガン
    8 三塩化インジウム1% インジウム
    9 四塩化イリジウム1% イリジウム
    10 臭化銀2%
    11 重クロム酸カリウム0.5% クロム
    12 硫酸ニッケル5% ニッケル
    13 塩化亜鉛2% 亜鉛
    14 塩化金酸0.2%
    15 硫酸銅1%
    16 塩化第二水銀0.05% 水銀
         

    金属アレルギーのおこり安さ

    金属の種類によってアレルギーの起こりやすさが違います。チタンはが最もアレルギーは起こりにくく、ついで白金(プラチナ)や金ですが、金は純金(24K)で使用されることは少なく、18K(75%が金)には銀、銅、パラジウム、ニッケルが使用されていて、アレルギーを起こすことがあります。金属アレルギーの原因金属の多くはニッケル、クロム、コバルトです。

    身の周りにある金属は人によって異なると思いますが、ヘアピン、下着の金具、ベルトのバックル、腕時計、ハサミ、調理器具などにはニッケルが含まれている可能性が高いです。また化粧品、ピアス、ネックレス、指輪にはニッケルとコバルト、革靴にはクロムが含まれている可能性が高いです。

    ニッケル

    ニッケルは金属アレルギーが最も起こりやすい金属です。ステンレスに使われます。ジュエリーでは、金メッキジュエリーなどの下地として使用されます。アクセサリーでは高価なもの以外はほとんど入っていると考えてもよい位です。

    クロム

    時計の皮バンド、革手袋、ハンドバック、革靴などの仕上げに用いられます。皮が皮膚に接する部分で汗の多い部分などに皮膚炎を起こすことがあります(足、手首など)。また、メッキにも使われます。ニッケルと同様にステンレスに使われます。

    コバルト

    ピアス、指輪、ネックレスなどのアクセサリーではニッケルと同様に用いられ、ニッケルメッキには大体含まれております。通常ステンレスには含まれません。

    成分 ニッケル/パラジウム
    純金(24K) 100%
    イエローゴールド(18K) 75% 15% 10%
    グリーンゴールド(18K) 75% 25%銀合金
    レッドゴールド(18K) 75% 25%銅合金
    ピンクゴールド(18K) 75% 10% 15%
    ホワイトゴールド(18K) 75% 15% 10%
    ブラックゴールド(18K)
    (ホワイトゴールドに微量の白金を混合)
    75% 15% 10%

    純金(24金、24K)はアレルギーの原因となることは少ないですが、混合金(イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド)の場合、他の金属が混じっていて、純金に比べてアレルギーの可能性が高くなります。金そのものの場合、貴金属、ピアス、電子部品、金メッキ、歯科用金属、リウマチ治療薬など注意すべきです。

    金属について注意すべき生活用品

    アルミニウム

    歯科用セメント、化粧品、香料、医薬品、歯磨き、絵具、クレヨン、顔料、塗料、皮なめし、ガラス、エナメル、陶磁器、セメント混合剤、ベーキングパウダー、写真、メッキ、灯油、軽油、食品容器、長期保存飲料容器の内壁、錠剤パッケージ、保温容器、電子機器内壁の電磁保護、タバコなどの防湿用包装材

    歯科金属、金貨、貴金属、装飾品、メッキ

    スズ

    歯科金属、はんだ、青銅、合金、医薬品、顔料、感光紙、缶製品

    化粧品、医薬品、消毒剤、農薬、塗料、印刷インキ、黒インキ、絵具、クレヨン、皮なめし、製革、写真、合成樹脂、建材(セメント瓦、スレート、アスベスト床、建材の着色顔料)、製紙、陶磁器、ゴム

    白金

    歯科金属、貴金属装飾品、メッキ、ハクキンカイロ、触媒、燃料電池

    パラジウム

    歯科金属、宝飾用合金、ホワイトゴールド、自動車用触媒、電子・電気材料

    インジウム

    歯科金属、電極

    イリジウム

    歯科金属、結婚指輪、電極

    亜鉛

    歯科用セメント、メッキ、化粧品、医薬品(亜鉛華軟膏など)、医薬部外品(脱臭剤、アストリンゼン、脱水剤)、印刷インキ、絵具、顔料、錆止め顔料、陶磁器うわぐすり、ガラス、アクリル系合成繊維、電池、サプリメント

    マンガン

    特殊合金、ステンレス、医薬品、肥料、塗料、染料、ほうろう、織物、マッチ、マンガン電池、アルカリ電池

    歯科金属、装身具、メッキ、貨幣、装飾品、 鏡、医薬品、食器、写真の感光材、抗菌加工

    クロム

    クロムメッキ、ステンレス、印刷業(青色)、試薬、塗料(ペンキ、ニス)、陶磁器うわぐすり、皮なめし

    コバルト

    メッキ、合金工業、塗料(エナメル、ラッカー)、染着色(青色系)、顔料、陶器うわぐすり、粘土、セメント、ガラス工業、乾燥剤

    メツキ、硬貨、鍋、ケトル、フライパン、屋根、雨とい、給水・給湯用配管、家電製品の部品、銅線、ステンドグラス、楽器、硬貨、真鍮、農薬、皮革、皮なめし、レーヨン、乾電池、木材防腐剤

    水銀

    蛍光灯、水銀灯、サロメチール(ワクチンの防腐剤)、錫亜鉛合金、治金、漂白クリーム、消毒剤、農薬、防腐剤、分析試薬、イレズミ(赤色)、金属うわぐすり、染料、皮革、皮なめし、フェルト、木材防腐剤、触媒、写真工業、アルミニウム電気版、印刷業

    ニッケル

    ニッケルステンレス鋼、硬貨、クロムめっき、ニッケル合金(バックル、ガーター、腕時計、イヤリング、ネックレスなど〉、触媒、媒染剤塗料(ペンキ、ニス)、陶磁器、セメント、電気製版、充電池、磁石、ビューラー

    パッチテストで陽性になりやすい金属を多く含む食品

    食品に含まれる金属で皮膚炎などの症状を引き起こす場合もあります。これを診断するにはパッチテストにて陽性であることが必須です。金属により悪化していると考えられる場合には、金属除去を行うことで症状が改善するのを確認することも重要といえます。実際には金属は地殻に存在するものであり、農作物、樹木、雑草、動物、魚介類など口にするものほぼすべてに含まれており、原因となる金属を完全に摂取しないようにするのは不可能ですので、原因となる金属を多く含むものをできる限り避けることとなります。

      ニッケル コバルト クロム マンガン 亜鉛
    豆類・木の実 全て 全て 全て 全て 全て
    穀類 玄米・胚芽、小麦麦芽、そば、オートミール 玄米、小麦 玄米・胚芽、小麦
    野菜 ホウレン草、レタス、カボチャ、キャベツ、マッシュルーム キャベツ、キクラゲ じゃがいも、たまねぎ、マッシュルーム わらび、パセリ、レンコン、椎茸 椎茸
    海藻 全て 青のり、わかめ、干しひじき 青のり、昆布、干しひじき のり のり
    魚介類 牡礪、鮭、ニシン ハマグリ、アサリ、ホタテ、いりこ 牡蠣、カニ、タコ、棒鱈 牡蠣、シャコ
    香辛料 全て 全て 全て 全て 全て 全て
    飲み物 紅茶、ココア、ワイン 紅茶、ココア、ビール、コーヒー 紅茶、ココア 紅茶、日本茶 日本茶 紅茶、日本茶
    菓子 チョコレート チョコレート チョコレート チョコレート チョコレート チョコレート
    その他 タバコ、大黄(漢方)、ステンレス缶詰食品、朝一番の水道水 牛乳、チーズ、卵、レバー リンゴ、ステンレス缶詰食品、朝一番の水道 卵黄、レバー、牛肉 レバー

     

    パッチテストパネル検査

    汗によって偽陽性が増え、正確な判定ができなくなるため、夏のパッチテストはおすすめしておりません。
    そのため6~9月は基本的にパッチテスト(金属アレルギー、パッチテストパネルを含む)を行いません。


    接触皮膚炎(かぶれ)の原因を確認する方法です。湿疹や皮膚炎の原因として皮膚に接触する化学物質、日用品、化粧品、薬剤、歯科金属などが関係していないかどうかを調べる検査です。かぶれはIV型アレルギーと言われる遅発型過敏反応で、原因物質にふれてから1~2日程度経ってから症状が現れはじめます。パッチテストは背部や上腕部に種々のアレルゲンを貼り、以下のようなスケジュールにて反応を観察し、皮膚炎と何らかのアレルゲンが関係しているかを確認します。

    原因物質の推測ができない場合でも、湿疹や皮膚炎の症状が長く続くような場合、日本人がかぶれやすい主なアレルゲンについて調べれば、パッチテストで思いがけないものが原因とわかるかもしれません。

    実際の方法

    1. パッチテスト用のパネルシートを腕や背中に貼ります。 貼っている間は汗をかいたり、入浴時に貼った部分をぬらす事は避けて下さい。

    2.2日後にの同じ位の時間に来院していただき、シートをはずし、30分後に判定します。3~4日後にも判定に来院していただきます。その後も1週間程度は何か変化が起こる可能性があります。

    No. 原因物質
    (No.9,18は陰性対照のため除く)
    種類 注意すべき生活用品
    1 ニッケル 金属  ニッケル合金(バックル、ガーター、チャック、硬貨、ビューラー、腕時計、時計バンド、イヤリング、ネックレス、ピアス、形状記憶合金など)、ステンレス製品、ステンレス製医療機器(プレート、ペースメーカー、人工弁、人工骨、注射針など)、ニッケルメッキ、ニッケル触媒、媒染剤、塗料(ペンキ、ニス)、陶磁器、セメント、電気製版、オフセット印刷、歯科用合金、乾電池、磁石、ガラス、エナメル、農薬(殺菌剤)缶詰など
    2 ラノリン 油脂 家具のつや出し、化粧品、外用剤、日焼け止め、石鹸、錆び止め、切削油、ワックスなど
    3 フラジオマイシン 抗生物質 外用剤(リンデロンA 軟膏、ネオメドロールEE、バラマイシン軟膏、ソフラチュール、クロマイP 軟膏など)
    4 クロム 金属 セメント、クロムメッキ、ステンレス、トタン、印刷業(青色)、顔料(黄色)、試薬、塗料(ペンキ、ニス)、媒染剤、黄色染料、絵具、インク、毛染めの酸化剤、緑色衣料、緑色ネル生地、ゴム、ガラス、漂白、陶磁器加工(うわぐすり)、皮なめし剤、毛皮処理剤、革製品(靴、ブーツ、グローブ、ソファなど)、歯科用合金、防水剤、防錆剤、防腐剤、研磨剤、着火剤、マッチ、花火、耐火煉瓦、医薬品製造、写真製版、香料製造など
    5 カインミックス(アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テトラカイン塩酸塩)

    局所麻酔剤

    外用剤(局所麻酔薬、市販の痒み止め外用剤、市販抗真菌外用剤) 
    6 香料ミックス(α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アルデヒド、オイゲノール、ケイ皮アルコール、ヒドロキシシトロネラール、ゲラニオール、オークモス) 香料  食品(アイスクリーム、ガム、アメ、パン、蕎麦、コーラ、マッシュルーム、ナツメグ、黒コショウ、ローレル、ペパーミント、ウィスキー、ブランデー、レモンやグレープフルーツの皮)、メントールのタバコ、シャンプー、リンス、キャンドル、香水、トイレットペーパー、化粧品、外用剤、石鹸、線香、お香、歯科用材料など 
    7 ロジン(精製松脂) 樹脂 インク、ニス、塗料、染料、ワックス、滑り止め、化粧品、医薬品(湿布薬、テープなど)、接着剤、ガム、香料、マスカラ、除毛ワックス、テープ、光沢紙、ハエ取り紙、磨き粉、絵具など 
    8 パラベンミックス(メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン) 防腐剤  食品、石鹸、化粧品、外用剤、薬品など 
    10 ペルーバルサム 樹脂 香料、医療用外用剤、坐薬、絆創膏、ヘアトニック、ソフトドリンク、化粧品、接着剤、日焼け止め、歯科用材料、陶器用塗料、油絵具、防腐剤など
    11 金属 貴金属、ピアス、電子部品、金メッキ、歯科用金属、リウマチ治療薬など
    12 コバルト 金属 セメント、粘土、合金(鍵、ファスナーなど)、メッキ、ガラス、陶磁器(うわぐすり)、塗料(エナメル、ラッカー)、ポリエステル系プラスチック、顔料(青色、緑色)、毛染剤、染着色(青色系)、色素、インク、絵具、クレヨン、刺青、接着剤、乾燥剤(シリカゲル)、飼料、ゴム配合剤、酸化剤、歯科金属、ビタミンB12 製剤など
    13 p-tert-ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂 樹脂 ゴム・革製品の接着剤(靴、ハンドバック、時計のベルト、帽子、ベルト、ウェットスーツなど)、テーピングテープ、膝装具、マーカーペン、複写紙、プラスチック製品、車のオイル、消毒剤、脱臭剤、殺菌剤など
    14 エポキシ樹脂 樹脂 接着剤、塗料、コーティング剤、電子回路の基板やICパッケージの封入剤、床など
    15 カルバミックス

    ゴム硬化剤

    ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、イヤホン、医療用手袋など)
    16 黒色ゴムミックス

    ゴム老化防止剤

    黒色・灰色ゴム製品(タイヤ、ベルト、マスク、ホース、チューブ、ブーツ、靴底、手袋、ゴーグル、ビューラーのゴム、イヤホーン、ステッキの柄、ウィンドサーフィンボード、サポートストッキング、エスカレーターの手すりなど)、ヘアダイなど
    17 イソチアゾリノンミックス(クロロメチルイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン) 防腐剤 外国製化粧品、洗い流すタイプのシャンプー・リンス、工業用防腐剤など
    19 メルカプトベンゾチアゾール

    ゴム硬化剤

    ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、マット、ウェットスーツ、医療用手袋など)
    20 パラフェニレンジアミン

    染料

    毛染め・織物・毛皮などの染料、インク、ヘナタトゥなど
    21 ホルムアルデヒド

    防腐剤

    フェノール・尿素・メラミン樹脂、なめし革タンニン加工、衣類の仕上剤、家具、壁紙、接着剤、防腐剤、防カビ剤、塗料、外国製化粧品、歯根管治療、ワクチンなど
    22 メルカプトミックス

    ゴム硬化剤

    ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、手袋、タイヤ、チューブ、マット、ヘッドフォン、ホース、消しゴムなど)、下着(ブラジャー、ガードル)、ゴム製おもちゃ、ゴム風船、接着剤、洗剤、殺菌薬、切削油、不凍剤、潤滑剤、腐食防止剤、セメント、獣医用ノミ・ダニスプレーとパウダー、コンドーム、ペッサリー、腎透析装置など
    23 チメロサール

    水銀化合物

    化粧品、ワクチン、点眼液、ソフトコンタクトレンズの洗浄剤、保存剤、防腐剤など
    24 チウラムミックス

    ゴム硬化剤

     

    ゴム製品(タイヤ、手袋、ブーツ、靴、下着、パテ、接着剤、プラグ、ゴーグル、マット、ヘッドフォン、ホース、チューブ、コンドーム、化粧用パフ、化粧用綿棒、パフ、睫毛用ビューラーなど)、殺菌消毒薬、農業用殺虫薬、接着剤、石鹸、駆血帯、アルコール中毒症治療薬、ペッサリー、

4. 金属アレルギーの診断方法

パッチテスト

パッチテストは、皮膚に金属を含むパッチを貼り、アレルギー反応を確認する方法です。このテストにより、どの金属がアレルゲンであるかを特定することができます。

血液検査

血液検査では、特定の金属に対する抗体の有無を調べます。これにより、金属アレルギーの診断が行われます。

5. 金属アレルギーの治療法

金属除去と代替材料の選択

金属アレルギーの治療では、まず問題の金属を除去し、アレルギーを引き起こさない材料に置き換えることが重要です。歯科では、セラミックやジルコニアなどのメタルフリーの材料が広く使用されています。

セラミックやジルコニアの利点

  • セラミック: 自然な歯に近い外観を持ち、耐久性に優れています。アレルギーを引き起こさないため、安全な素材です[2]。
  • ジルコニア: 非常に硬く、耐摩耗性に優れているため、長期間使用することができます。また、金属アレルギーのリスクがないため、安心して使用できます[3]。

6. 金属アレルギー予防のためのメタルフリー治療

メタルフリー治療とは

メタルフリー治療は、金属を一切使用しない歯科治療法です。セラミックやジルコニアなどの非金属材料を使用することで、金属アレルギーのリスクを完全に排除します[4]。

メタルフリー治療のメリット

  • アレルギーリスクの回避: 金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがありません。
  • 美観の向上: セラミックやジルコニアは自然な歯に近い色と質感を持ち、美しい仕上がりが期待できます。
  • 耐久性: 非金属材料は耐久性に優れ、長期間使用することができます[5]。

7. まとめ

金属アレルギーは、歯科治療においても重要な問題です。金属を使用した歯科材料が原因でアレルギー反応を引き起こすことがあり、その治療には金属除去とメタルフリー材料の使用が推奨されます。セラミックやジルコニアを用いたメタルフリー治療は、アレルギーリスクを回避し、美しい仕上がりと高い耐久性を提供するため、現代の歯科治療においてますます普及しています。金属アレルギーの診断と適切な治療を受けることで、健康で快適な生活を取り戻すことができるでしょう。

歯科における金属アレルギーの金属の種類とは

歯科治療で使用される金属材料には、金属アレルギーを引き起こしやすいものとそうでないものがあります。以下は、歯科における金属アレルギーを引き起こす可能性のある金属の種類とその特徴です。

  1. ニッケル: 矯正装置やクラウンに使用されることが多く、アレルギー反応を引き起こすリスクが高い金属です。皮膚炎やかゆみなどの症状を引き起こすことがあります 。

  2. コバルト: 主に金属合金の一部として使用されます。アレルギー反応を引き起こすことがあり、長期間の使用により症状が現れることがあります 。

  3. 水銀: アマルガムに含まれる成分で、長期間の使用によりアレルギー反応や健康への影響が懸念されています 。

  4. クロム: 金属合金に使用され、接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります 。

  5. 金銀パラジウム合金: 日本で保険適用される材料であり、金属アレルギーの原因となることがあります 。

これらの金属に対してアレルギー反応を示す患者には、セラミックやジルコニアなどのメタルフリー材料が推奨されます。これらの非金属材料はアレルギーリスクが低く、耐久性や美観に優れています 。

審美歯科治療・セラミック治療なら名古屋 天白区にある歯医者・歯科・審美歯科治療・セラミックのイナグマ歯科までご相談ください。

監修 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

イナグマ歯科の予約  →詳細はこちら
金属アレルギーのページ→詳細はこちら

審美歯科のページ→詳細はこちら
セラミック治療のページ→詳細はこちら
ホームホワイトニングのページ →詳細はこちら
嚙み合わせ2のページ →詳細はこちら
歯科定期検診 →詳細はこちら

2024年07月06日 18:49

歯科医が解説!不正咬合の原因と全身への影響とは?

不正咬合

 

はじめに

名古屋市天白区の歯医者・歯科・小児歯科のイナグマ歯科です。

不正咬合は、歯が正しく並ばず、咬み合わせに問題がある状態を指します。これは、子供の成長過程でしばしば見られる問題であり、早期に適切な対策を講じることが重要です。不正咬合が放置されると、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があります。本稿では、不正咬合の原因とその影響について詳しく解説します。
イナグマ歯科のHPへ
 

不正咬合

不正咬合の原因

不正咬合の原因は、多岐にわたります。以下に主要な原因を示します。

遺伝的要因

遺伝は、不正咬合の主要な原因の一つです。親から子供へと遺伝する顎の形状や歯の大きさが、咬み合わせの問題を引き起こすことがあります。

環境的要因

環境的要因も不正咬合に影響を与えます。例えば、長期間の指しゃぶりや舌を前に押し出す癖などの習慣は、歯並びに悪影響を与える可能性があります。

歯の早期喪失

虫歯や外傷による乳歯の早期喪失も、不正咬合の原因となります。乳歯が早く抜けると、隣の歯が移動し、咬み合わせに問題が生じることがあります。

顎の成長不全

顎の成長が正常に進まない場合も、不正咬合が発生します。例えば、顎が小さすぎると歯が並びきらず、重なり合って生えることがあります。

不正咬合の影響

不正咬合は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を与えることがあります。以下にその主な影響を示します。

咀嚼機能の低下

不正咬合は、食べ物をうまく噛み砕くことを難しくし、消化不良を引き起こす可能性があります。これは、栄養吸収にも悪影響を与えることがあります。

発音障害

歯並びが悪いと、発音に影響を与えることがあります。特に、前歯の不正咬合は、サ行やタ行の発音に支障をきたすことがあります【5】。

顎関節症

不正咬合は、顎関節症を引き起こすことがあります。これは、顎の関節に負担がかかり、痛みや開口障害を引き起こす状態です。

虫歯や歯周病のリスク増加

歯が重なり合って生えている場合、歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これにより、口腔内の健康が悪化する可能性があります。

不正咬合の予防と治療

不正咬合の予防と治療は、子供の口腔健康を維持するために重要です。以下に主な予防と治療の方法を示します。

早期の定期検診

定期的な歯科検診は、不正咬合を早期に発見し、適切な対策を講じるために欠かせません。少なくとも半年に一度の検診を受けることが推奨されます。

矯正治療

不正咬合が発見された場合、矯正治療を行うことが重要です。矯正治療には、ブラケット、インビザライン、ヘッドギアなどの装置があり、子供の状態に応じて選択されます。

習慣の改善

指しゃぶりや舌を前に押し出す癖などの悪習慣は、早期に改善することが重要です。歯科医師の指導のもと、適切な対策を講じることが求められます。

適切な口腔ケア

日常的な口腔ケアも、不正咬合の予防に重要です。歯磨きの方法やフッ化物の使用など、適切なケアを行うことが推奨されます。

結論

不正咬合は、子供の成長過程でよく見られる問題ですが、早期に適切な対策を講じることで、健康な歯並びを維持することができます。遺伝的要因や環境的要因、習慣の改善など、多岐にわたる要因を考慮し、適切な予防と治療を行うことが求められます。子供の口腔健康を守るために、定期的な歯科検診と適切なケアを続けることが重要です。
 

2.小児矯正のタイミング

小児の矯正_コピー_コピー

はじめに

小児矯正は、子どもの成長発育を利用して歯並びや噛み合わせを整える治療法です。適切なタイミングで矯正治療を開始することで、将来の歯並びや咬合の問題を未然に防ぐことができます。本稿では、小児矯正の最適なタイミングについて詳しく説明し、各段階での治療の重要性と具体的な方法を解説します。

小児矯正の重要性

小児期の歯の発達は、顎の成長と密接に関連しています。適切なタイミングで矯正を始めることで、顎の成長を利用して自然な歯並びを形成することが可能です。また、早期に治療を開始することで、将来的な歯科治療の必要性を減少させることができます。

矯正治療の段階

小児矯正は、一般的に以下の3つの段階に分けられます。

  1. 乳歯列期(3〜6歳)

    • この時期は、主に習癖の改善と早期の問題の発見・予防が目的です。指しゃぶりや舌癖などの悪習癖は、不正咬合の原因となるため、これらを矯正する装置を使用します。
  2. 混合歯列期(6〜12歳)

    • 乳歯と永久歯が混在するこの時期は、顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを整える絶好のタイミングです。部分矯正や顎の成長を促す装置を使用します。
  3. 永久歯列期(12歳以降)

    • 永久歯が揃い始めるこの時期には、本格的な矯正治療が行われます。ブラケットやワイヤーを使用して歯を動かし、理想的な歯並びを形成します。

矯正治療の具体例

  • 乳歯列期の治療例

    • 指しゃぶりや舌癖を防ぐためのマウスピースや口腔筋機能矯正装置(MFT)を使用します。これにより、悪習癖を取り除き、正常な口腔機能を育成します。
  • 混合歯列期の治療例

    • 顎の成長を誘導するための拡大床やフェイスマスクなどを使用します。これにより、顎の骨の成長を促し、将来的な抜歯を回避することができます。
  • 永久歯列期の治療例

    • ブラケットとワイヤーを使用して歯を動かし、理想的な咬合を実現します。デジタル技術を活用した3DスキャンやCAD/CAM技術を用いることで、精密な治療計画が可能です。

治療開始の目安

小児矯正の開始時期は、子どもの個々の成長・発達状況によりますが、一般的には7歳から8歳頃に一度矯正専門医の診察を受けることが推奨されます。この時期に診察を受けることで、将来的な矯正の必要性や最適な治療開始時期を見極めることができます。

早期治療のメリット

  • 成長を利用した自然な治療

    • 成長期に矯正を行うことで、自然な顎の成長を利用して歯並びを整えることができます。これにより、侵襲的な治療を回避できる可能性が高まります。
  • 問題の早期発見と予防

    • 早期に矯正治療を開始することで、不正咬合の原因となる問題を早期に発見・予防することができます。これにより、将来的な歯科治療の負担を軽減できます。
  • 心理的な効果

    • 早期に矯正を行うことで、子どもが持つコンプレックスを軽減し、自信を持って成長できるようになります。これにより、社会的な場面でも積極的に振る舞うことができるようになります。

治療の注意点

小児矯正治療にはいくつかの注意点があります。まず、子どもの成長発育に合わせた治療計画を立てることが重要です。また、保護者の協力も欠かせません。治療の進行状況を定期的に確認し、家庭でのケアを徹底することで、治療効果を最大限に引き出すことができます。

終わりに

小児矯正は、子どもの将来の健康と自信に大きな影響を与える重要な治療です。適切なタイミングで治療を開始することで、自然な成長を利用した効果的な治療が可能となり、将来的な歯科治療の負担を軽減することができます。保護者の方々には、子どもの歯の発育に関心を持ち、定期的な歯科検診を受けることをお勧めします。

2024年07月04日 19:27

小児歯科ガイド:子どもの歯並びの重要性と成長過程

歯科治療する子供

名古屋市天白区の歯医者・歯科・小児歯科のイナグマ歯科です。                                              目次

1. 小児歯科の重要性

2. 歯並びの発達と成長

 

1. 小児歯科の重要性

27616054_s_コピー


イナグマ歯科のHPへ
小児歯科は、子供の口腔健康を守るための専門分野です。乳歯のケアは永久歯の健康に直結し、早期の治療や予防が重要です。小児歯科医は、子供の成長過程に応じたケアを提供し、健康な歯並びと咬合を促進します。

はじめに

小児歯科治療は、子どもの健康な成長と発育に不可欠な要素です。子どもの口腔健康は、全身の健康状態に直接影響を与え、早期の予防と治療が将来的な健康問題を防ぐ鍵となります。本稿では、小児歯科治療の重要性について詳述します。

小児歯科の基本概念

小児歯科とは、乳歯から永久歯に移行する過程にある子どもたちの歯の健康管理を専門とする分野です。小児歯科医は、子どもの歯や顎の発育を監視し、適切な治療と予防ケアを提供します。また、子どもの年齢や発育段階に応じたアプローチが求められます【1】。

虫歯予防の重要性

子どもたちは、虫歯になりやすい傾向があります。これは、食生活の変化や適切な歯磨き習慣の欠如などが原因です。虫歯は痛みや感染を引き起こし、最悪の場合は歯を失うことにもつながります。小児歯科では、フッ化物塗布やシーラントなどの予防的処置を通じて虫歯の発生を抑えることが重要です。

早期発見と早期治療の重要性

早期の虫歯や歯周病の発見と治療は、将来的な深刻な問題を防ぐために不可欠です。定期的な歯科検診により、問題を早期に発見し、必要な治療を行うことで、子どもの歯の健康を保つことができます。また、親への教育も重要であり、適切な口腔ケアの方法を指導することが求められます。

咬合誘導治療の役割

歯科医師2_コピー
虫歯3_コピー

小児歯科治療には、咬合誘導治療も含まれます。これは、乳歯から永久歯への移行期において、歯並びや噛み合わせの問題を予防・治療するためのアプローチです。適切な咬合誘導治療により、将来的な矯正治療の必要性を軽減することができます。

小児歯科治療の未来と展望

小児歯科治療の未来は、技術の進歩とともに大きく変化しています。新しい材料や治療法の開発により、より効果的で快適な治療が可能となっています。また、デジタル技術の導入により、診断や治療の精度が向上しています。今後も小児歯科治療は進化を続け、子どもたちの健康を支えていくでしょう。

結論

小児歯科治療は、子どもの健康な成長と発育において極めて重要な役割を果たします。早期の予防と治療、親への教育、技術の進歩などを通じて、子どもたちの口腔健康を守ることが求められます。将来的な健康問題を防ぐためにも、小児歯科治療の重要性を理解し、適切なケアを行うことが必要です。

2. 歯並びの発達と成長

歯科医師3_コピー

はじめに

小児歯科での歯並びの発達と成長は、子供の健康な成長と全身の健康にとって非常に重要です。歯並びの問題は、口腔内の健康だけでなく、消化機能や発音、さらには自己イメージにも影響を与えます。本稿では、小児歯科における歯並びの発達と成長について詳しく解説します。

歯の発育段階とその特徴

子供の歯の発育は、乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期の3つの段階に分けられます。それぞれの段階での特徴と重要なポイントを以下に示します。

乳歯列期

乳歯列期は、生後6ヶ月頃から始まり、約3歳で全ての乳歯が生え揃います。この期間中は、乳歯が正しく生えることが重要であり、虫歯予防と適切な口腔ケアが求められます。

混合歯列期

混合歯列期は、6歳頃から始まり、乳歯と永久歯が共存する期間です。この時期に乳歯が抜け、永久歯が生えてくるため、歯並びや咬み合わせに注意を払う必要があります。

永久歯列期

永久歯列期は、12歳頃から始まり、全ての永久歯が生え揃う期間です。この時期に歯並びや咬み合わせの問題があれば、早期に矯正治療を行うことが重要です。

歯並びの問題とその影響

歯並びの問題は、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。以下に代表的な問題とその影響を示します。

不正咬合

不正咬合は、上下の歯が正しく咬み合わない状態を指します。これにより、咀嚼機能の低下、顎関節症、発音障害などが発生することがあります。

叢生

叢生は、歯が重なり合って生える状態を指します。これにより、歯磨きが困難になり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

開咬

開咬は、前歯が上下で接触しない状態を指します。これにより、発音や咀嚼が困難になることがあります。

小児歯科における歯並びの発達と管理

小児歯科では、子供の歯並びの発達と成長を管理し、問題を早期に発見して適切な治療を行うことが重要です。以下に具体的な方法を示します。

定期検診

定期的な歯科検診は、歯並びの問題を早期に発見するために欠かせません。少なくとも半年に一度の検診を受けることが推奨されます。

予防的措置

予防的措置として、フッ化物塗布やシーラントなどが有効です。これにより、虫歯のリスクを減らし、健康な歯の発育を促進します。

矯正治療

必要に応じて、矯正治療を行います。矯正治療には、ブラケット、インビザライン、ヘッドギアなどの装置があり、子供の歯並びや成長に応じて選択されます。

親と子供の役割

歯並びの健康を維持するためには、親と子供の協力が不可欠です。親は、子供の歯磨き習慣を監督し、定期的な歯科検診を受けさせる責任があります。また、子供自身も正しい歯磨き習慣を身につけ、健康な口腔環境を維持する意識を持つことが重要です。

最新の研究と技術

最新の研究と技術により、小児歯科治療の方法は進化を続けています。例えば、デジタル技術を用いた精密な診断や、痛みを最小限に抑えた治療法が開発されています。これにより、子供たちがより快適に治療を受けることが可能となっています。

結論

小児歯科での歯並びの発達と成長は、子供の健康な成長と全身の健康にとって非常に重要です。早期の予防と治療、親と子供の協力、最新の技術の活用などを通じて、子供たちの口腔健康を守ることが求められます。将来的な健康問題を防ぐためにも、定期的な歯科検診と適切なケアを続けることが必要です。

2024年07月04日 06:02

セラミック治療ガイド:最新技術と治療法のすべて

IMG_20240426_100842813[1]_コピー_コピー

名古屋市天白区の歯医者・歯科・審美歯科・セラミック治療のイナグマ歯科です。

目次
1.はじめに
歯科治療の進化とセラミック治療の台頭
2.セラミック治療の基本
セラミック治療の基本

  • セラミックとは何か?
  • セラミック治療の歴史と発展
  • セラミック治療の利点と特徴
  • 現代のセラミック治療の技術革新
    3.セラミック治療の種類と用途
  • セラミッククラウンとブリッジの役割
  • インレー・オンレーのセラミック治療
  • ベニアの進化と現代の適用範囲
  • インプラントとセラミックの統合
  •  

    1.はじめに

  • 歯科治療の進化とセラミック治療の台頭

    歯科治療は技術の進化と共に大きな変革を遂げてきました。中でも、セラミック治療は美的および機能的な面での優位性から急速に普及しています。最新技術を駆使したセラミック治療は、患者のニーズに応じた高品質な結果を提供します。

    2.セラミック治療の基本

    オールセラミッククラウン

    セラミックとは何か?

    セラミック歯とは、歯科用の陶材を使用して作られた人工の歯です。この材料は自然な見た目と美しさを持ち、天然の歯とよく調和するため、審美性が高いことが特徴です。また、セラミックは耐久性や耐食性に優れており、口腔内の過酷な環境でも長期間にわたりその美しさと機能を維持することができます。

    セラミック歯の特徴

  • 審美性: セラミックは透光性があり、天然歯のような自然な色合いと光沢を再現できます。
  • 耐久性: セラミックは非常に硬く、摩耗や破損に強いため、長期間使用することが可能です。
  • 生体親和性: 口腔内の環境に対して化学的に安定しており、アレルギーや刺激反応が少ないため、安全性が高いです【5】。
  • メタルフリー: セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーの心配がありません。
  • セラミック歯の用途

  • クラウン(被せ物): 虫歯や損傷した歯を修復するために使用されます。
  • ブリッジ: 欠損した歯を補うために使用され、隣接する健康な歯に固定されます。
  • インレー・オンレー: 部分的な詰め物として使用され、虫歯治療や歯の形態回復に適しています。
  • ベニア: 前歯の表面に貼り付ける薄いセラミック製のシェルで、歯の色や形を改善します。
  • セラミック歯はその審美性と機能性から、多くの患者に選ばれていますが、治療には高い技術と専門知識が必要です。また、保険が適用されないことが多いため、費用面での考慮も重要です。

    セラミックは、自然の歯に近い美しさと強度を持つ材料です。化学的に安定しており、金属アレルギーの心配がないため、多くの患者に選ばれています。

    セラミック治療の利点と特徴

    セラミック治療の最大の利点はその審美性と生体適合性です。自然な色調と質感を再現できるため、美しい笑顔を取り戻すことができます。また、耐久性にも優れ、長期間にわたって機能を維持します。

    セラミック歯治療は、審美性と機能性の両方に優れた治療法として広く利用されています。以下にその主な利点と特徴をまとめます。

  • 審美性の高さ: セラミックは天然歯に近い色や透明感を再現でき、美しい仕上がりが期待できます。

  • 耐久性: セラミックは経年劣化しにくく、長期間にわたって美しさと機能を保つことができます。

  • 金属アレルギーのリスクがない: セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーのリスクがありません。

  • 虫歯再発のリスクが低い: セラミックは二次虫歯が起こりにくく、長期間にわたり健康な口腔内環境を保つのに役立ちます。

  • 歯茎の黒ずみが生じにくい: 金属を使用しないため、歯茎の黒ずみが生じる心配がありません。

  • 多様な用途: セラミックはクラウン、インレー、アンレー、ブリッジ、インプラントなど様々な歯科治療に使用されます。

  • 現代のセラミック治療の技術革新

    現代のセラミック歯治療における技術革新は、歯科医療の重要な進展です。ここ数十年で、セラミック材料や治療技術は大きく進化しました。以下にいくつかの主要な技術革新を挙げてみます。

  • CAD/CAM技術の導入: コンピュータ支援設計(CAD)とコンピュータ支援製造(CAM)の技術がセラミック治療に革新をもたらしました。歯科技工所でのデジタルスキャンや設計により、精密なセラミックのインレー、オンレー、クラウンなどが製作されるようになりました。これにより、治療の速度と精度が向上しました。

  • バイオセラミックスの開発: 従来のセラミック材料に比べて、バイオセラミックスはより生体適合性に優れています。例えば、ジルコニアやアルミナなどの材料は、強度と見た目の両面で優れており、歯科補綴物に広く使用されています。

  • エナメル質の保存的治療: 新しい接着技術とセラミック材料の進化により、従来よりもエナメル質をより多く保存する治療が可能になりました。これにより、より自然な見た目の治療が提供され、歯の構造を保護しながら長期的な耐久性を確保することができます。

  • デジタルインプレッションと3D印刷: 伝統的な粘土練り印象を取る代わりに、デジタルスキャンによるインプレッションが増えています。これにより、より正確な補綴物が製作され、患者の快適さも向上しています。また、3D印刷技術の進展により、より複雑な形状の治療物も効率的に製造できるようになりました。

  • 色調の調整と美観の追求: 新しいセラミック材料は、自然な歯の色調に近づけることができるようになりました。また、光の反射や透過を考慮したデザインが可能になり、より自然な見た目の治療が実現しています。

  • これらの技術革新により、セラミック歯治療はより精密で美しく、患者にとってもより快適な選択肢となっています。将来的にはさらなる進展が期待され、より持続可能で高品質な歯科治療が提供されることでしょう。

     

    3. セラミック治療の種類と用途

    セラミックは、その自然な見た目と高い耐久性から歯科治療において重要な素材として使用されています。以下では、主なセラミック治療の種類とその用途について詳しく説明します。


    セラミッククラウンとブリッジの役割

    セラミッククラウンの役割 セラミッククラウンは、歯の損傷部を覆い保護する役割を果たします。主に以下の場面で使用されます:

  • 歯の大きな欠損や割れ目を修復する場合
  • 根管治療後の歯の保護
  • 他の歯科治療(例えばインプラントやブリッジ)の対象歯としての強化
  • セラミッククラウンは、金属製クラウンと比較してもたらされる審美的利点が大きく、自然な見た目を保ちながらも十分な強度を提供します。

    セラミックブリッジの役割 セラミックブリッジは、欠損した歯を持つ箇所に設置され、隣接する健康な歯に固定される歯科装置です。主な用途としては:

  • 欠損した歯を置き換えることで噛む機能を回復する
  • 歯列の審美的な改善を図る
  • セラミックブリッジは、周囲の歯に密着し自然な歯列を再現することができます。


    インレー・オンレーのセラミック治療



    銀歯を白くしたい

    インレー・オンレーの概要 インレー・オンレーは、歯の一部の欠損部分を補修するために用いられるセラミック製の治療法です。これらの治療法は以下のような特徴を持ちます:

  • 歯の強度を高めることができる
  • 色調や透明感を自然歯に近づけることが可能
  • インレーは歯の内部に埋め込まれ、オンレーは歯の表面に配置されます。これにより、歯の損傷を最小限に抑えつつ美的な修復が行われます。


    ベニアの進化と現代の適用範囲



    ラミネートべニア_コピー

    セラミックベニアの特徴 セラミックベニアは、その薄さと自然な仕上がりから、以下のような場面で広く使用されています:

  • 歯の色や形状の改善
  • 表面の不規則さや小さな欠損の修復
  • 歯の前面における審美的な要求に応じた治療
  • インプラントとセラミックの統合

    セラミックを用いたインプラント治療 インプラント治療においても、セラミックはその優れた特性から重要な役割を果たします:

  • インプラントの人工歯冠としてセラミックが用いられることで、自然な見た目を実現
  • 生体適合性が高く、審美性を損なわずに機能性を提供
  • セラミックを用いたインプラント治療は、特に前歯部分での使用が一般的であり、その美的な成果と機能的な安定性が評価されています。


     

    近年の進歩により、セラミックベニアは従来よりも薄く、かつ強度が向上しています。これにより、歯の自然な外観を保ちながらも十分な機能性を提供することが可能です。

    審美歯科・セラミック治療の相談は、名古屋市天白区の歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。

    審美歯科・セラミック治療のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・審美歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
    監修 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
    イナグマ歯科の予約  →click here

    審美歯科のページ
    歯科定期検診

2024年06月20日 20:47

セラミック冠を長持ちさせる方法:歯ぎしり対策と定期メンテナンスの重要性

23181457_s_コピー

名古屋市天白区にある歯医者・歯科・審美歯科・セラミック治療のイナグマ歯科です。
イナグマ歯科のHPへ

今回は、セラミック冠を装着したあとセラミック冠を長持ちさせるためには、どうすべきはをお話しします。

目次

  1. はじめに:セラミック冠を長持ちさせるためのポイント

    • セラミック冠の特徴とメリット
    • 長持ちさせるための注意点
  2. 歯ぎしりや食いしばりを防止する方法

    • 歯ぎしり・食いしばりがセラミック冠に与える影響
    • マウスピース・ナイトガードの役割
    • ナイトガードの使用方法と効果
    • マウスピースの種類:カスタムメイド vs 市販品
  3. セラミック冠装着後の適切なメンテナンス方法

    • 定期的な歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング
    • 自宅でのセルフケア:適切な歯磨きとフロス
    • 歯科医師による定期検診の重要性
    • セラミック冠の寿命を延ばすために必要なケア
  4. セラミック冠を長持ちさせるために必要な予防策

    • セラミック冠の耐久性を保つための予防歯科治療
    • 歯科クリーニングと歯石取り
    • 咬み合わせの調整
  5. まとめ:セラミック冠のケアで美しい歯を維持する

    • セラミック冠の適切なケアの要点
    • 重要な注意点と最適なメンテナンスの頻度

1.歯ぎしりや食いしばりを防止するマウスピース・ナイトガードをはめる

マウスピース・ナイトガードのページへ

2434526_s_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー

セラミック冠を装着した場合は、歯ぎしりや食いしばりを控え、マウスピースを装着するなどの対策をするとよいでしょう。
 歯ぎしりや食いしばりでセラミックに強い力が加わると割れたり欠けたりする恐れがあります。 また、歯が削れて噛み合わせが悪くなることも考えられます。 噛み合わせが悪いこともセラミックが割れる、欠ける原因です。 したがって、歯ぎしりや食いしばりを控えなければなりません。 コントロールが難しい場合は、マウスピースを装着するなどの対策が考えられます。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、就寝時に装着するマウスピースであるナイトガードを使用すると効果的です。ナイトガードは歯にかかる直接的な負担を軽減し、セラミックの歯の破損を防ぐことができます。
また、セラミックは衝撃に弱いため、咬み合わせが強いと割れてしまうリスクがあります。このために、マウスピースであるナイトガードを使用すると効果的です。
 

セラミック冠装着後につける歯ぎしりを防止するためのマウスピースは必要

4981772_s_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー

セラミック冠装着後の歯ぎしりを防止するためには、マウスピース(ナイトガード)の使用が推奨される場合があります。以下にマウスピースについて詳しく説明します:
  • マウスピースの目的: マウスピースは、歯ぎしりや噛みしめを抑えることで、歯やセラミック冠を保護する役割を果たします。また、咬み合わせの調整や筋肉の緊張を緩和し、口腔の快適性を向上させることもあります。

  • マウスピースのカスタムメイドと市販品: マウスピースは、カスタムメイドのものと市販品のものがあります。カスタムメイドのマウスピースは、歯科医師や歯科技工士によって患者の歯型に合わせて作られます。一方、市販品のマウスピースは一般的なサイズや形状で提供されます。

  • カスタムメイドマウスピースの作成プロセス: カスタムメイドのマウスピースを作る場合、まず歯科医師が患者の歯型を取得します。この歯型を基に、歯科技工士がマウスピースを製作します。カスタムメイドのマウスピースは、患者の口腔に正確にフィットし、快適な使用感が得られます。

  • マウスピースの使用方法: マウスピースは通常、就寝時に使用します。歯ぎしりや噛みしめの癖がある場合は、毎晩使用することが推奨されます。マウスピースは清潔に保つため、使用後は適切に洗浄し、乾燥させることが重要です。

  • マウスピースの定期的なメンテナンス: マウスピースは定期的に歯科医師の指示に従って点検し、清潔に保つ必要があります。必要に応じて、マウスピースの調整や修理が行われることもあります。


マウスピースの使用に関しては、歯科医師との個別の相談が重要です。歯ぎしりや噛みしめによる問題を解決するために、適切なタイプとサイズのマウスピースを選択し、正しい使用方法を守ることが大切です。

セラミック冠を装着するまでの一般的な手順

  1. 診断と計画: 歯科医師がまず、患者の歯の状態を評価し、セラミック冠の必要性と適切性を判断します。必要に応じて、レントゲンや歯の印象を取るためのアポイントメントを設定することもあります。

  2. 歯の削り込み: 次に、セラミック冠を装着するために、元の歯の一部を削り込む必要があります。この削り込みは、セラミック冠が適切にフィットするために必要です。歯科医師は麻酔を使用して、患者が快適に手順を受けられるようにします。

  3. 印象の取得: 歯の削り込み後、歯科医師は歯の印象を取るためにシリコンなどの特殊な材料を使用します。この印象は、セラミック冠を作る際に参考になります。

  4. 仮冠の装着: セラミック冠の製作が完了するまでの間、歯科技工士は患者の歯に一時的な仮冠を装着します。仮冠は歯を保護し、見た目や咬み合わせの調整を行う役割があります。

  5. 最終的な装着: セラミック冠が製作された後、患者は再度歯科医師のもとを訪れ、最終的な装着が行われます。歯科医師はセラミック冠のフィットや咬み合わせを確認し、必要に応じて微調整を行います。

  6. アフターケア: セラミック冠の装着後、適切なアフターケアが重要です。歯科医師からのケアの指示に従い、定期的な歯科検診や適切な歯磨きなどを行いましょう。


セラミック冠の装着手順は個々のケースによって異なる場合があります。歯科医師は患者の具体的な状況に合わせて手順を調整し、最も適切な治療プランを提案します。

2.オールセラミックの治療後に定期的にメンテナンスを受けると寿命を長くする

歯科定期検診のページへ

予防歯科治療・歯のクリーニング・歯石取り・やに取り  

名称未設定_コピー_コピー_コピー

セラミック冠の歯は、セルフケアだけでは落としきれない汚れがあるため、定期的に歯科医院でプロフェッショナルによるクリーニングを受ける必要があります。メンテナンスの頻度は、患者様の口腔内の状態によって異なりますが、2~3か月に一度が理想的です。歯並びの状態などで汚れが溜まりやすい方は、1~2か月に一度メンテナンスを受けたほうが安心です。また、日頃のセルフケアも重要なことになります。毎日の歯磨き、ブラッシングは欠かせません。
セラミックは汚れが付着しにくい」「変色しにくい」という話を聞いて、「セラミックは長年持たせられる」とお考えの方も多いと思います。 確かに、保険診療で使用するレジン(歯科用プラスチック)や銀歯と比べると長持ちしやすいと言えますが、あくまでそれはきちんとメンテナンスしていることが前提です。 完全にすべての場所をご自宅でのセルフケアできれいにするのが難しいので、歯医者へお越しいただき、専門的なクリーニングを受けてお口の中を清潔に保つようにしましょう。 定期メンテナンスを受ける最適なペースは、その患者様のお口の状態によって変わります。
セラミックにも定期検診が必須です セルフケアでは落としきれない汚れは、プロフェッショナルによるクリーニングできれいに取り除きましょう。 歯科衛生士によるブラッシング指導で正しい口腔ケア方法を身に付けることも重要です。 定期検診を受ける頻度は、1~3ヵ月ごとがおすすめです。
 しかし、頻度は、患者さまの口腔内の状態によって変える必要があります。 歯並びの状態などで、口腔内に汚れが溜まりやすい方は、1~2か月に一度メンテナンスを受けたほうが安心です。
また、歯科衛生士によるブラッシング指導で正しい口腔ケア方法を身に付けることも重要です。セラミックは汚れがつきにくい素材ですが、日頃の歯磨きは非常に大切で、歯ブラシはやわらかめ〜ふつうの歯ブラシを使用し、優しく小刻みに動かすのがポイントです。
セラミック冠は、保険診療で使用するレジン(歯科用プラスチック)や銀歯と比べると長持ちしやすいと言えますが、あくまでそれはきちんとメンテナンスしていることが前提です。セラミックの不良補綴物は歯周病になる可能性が高く、口臭もきつくなりがちです。


セラミック冠の自宅でのセルフケア・メンテナンスには以下のようなケアが必要です。

セルフケア_コピー_コピー

  1. 適切な歯磨き: セラミック冠の周囲の歯と同様に、セラミック冠も適切な歯磨きが必要です。歯磨きは毎日2回行い、歯ブラシの硬さやブラッシングの方法に注意して行いましょう。歯科医師から指示された適切な歯磨き方法に従ってください。

  2. フロスやインターデンタルブラシの使用: セラミック冠の周囲の歯との間の歯垢や食物の残りを取り除くために、フロスやインターデンタルブラシを使って歯の間を清掃しましょう。これにより、歯周病や虫歯のリスクを軽減することができます。

  3. 定期的な歯科検診とクリーニング: 歯科医師の指示に従って、定期的な歯科検診とクリーニングを受けることが重要です。歯科医師はセラミック冠の状態を評価し、必要に応じて調整や修理を行います。

  4. 咬み合わせの確認: セラミック冠が正しい咬み合わせを保つことが重要です。異常な咬み合わせや違和感を感じた場合は、歯科医師に相談しましょう。必要に応じて咬み合わせの調整が行われます。

  5. 歯ぎしりや噛みしめの習慣に注意: セラミック冠は硬い素材ですが、歯ぎしりや噛みしめの習慣がある場合は、冠に負担をかける可能性があります。必要に応じて、歯ぎしりや噛みしめを抑えるためのマウスガードを使用することを検討しましょう。


これらのメンテナンスケアを遵守することで、セラミック冠の寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。また、セラミック冠の装着後に異常を感じた場合や、何か問題が発生した場合は、すぐに歯医者に相談しましょう。
セラミック冠・マウスピースのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
イナグマ歯科のHPへ
2024年05月12日 08:26

口腔外科 30代男性 下唇にしこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

唇のできもの
名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です

口腔外科 30代男性 下唇にしこりがあり手術で粘液腫を切除した症例

IMG_20240213_102816491[1]_コピー_コピー
before
IMG_20240213_103829288[1]_コピー_コピー
after
 

ご相談内容

「下唇ににしこりがあるがいたみはない。がんかもしれない」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、下唇に6㎜程の小さなしこりが1つありました。
しこりはわずかに硬くなっていましたが、痛みなどの自覚症状はありませんでした。周囲の健康な組織との境界ははっきりしていて、表面は滑らかな質感で、しこり部分以外は色味も健常な状態でした。
下唇に6か月前からしこりがあり、治ったり、しこりが出来たり繰り返しているという。きっかけは、とある日、唇を噛んでしまったことから、しこりができ始めたという。痛みはないとのことです。

患者様は「しこりの違和感が気になるので取りたい」と、しこりの除去をご希望でした。

行ったご提案・治療内容

口腔癌との識別・診断が重要な判断となります。総合的な診断の結果、粘液腫と診断しました。がんなどの悪性はないため、このまま経過をみていくか、手術で粘液腫を除去するかを提案しました。
患者様のご希望に沿って、腫瘍部分を手術で摘出しました。
摘出した組織の一部は、確定診断を出すために病気の疑いのある部位を手術で除去し、その主要を顕微鏡で調べる「病理組織検査(びょうりそしきけんさ)」を行いました。その結果、がん等の悪性腫瘍でなく、粘液腫であることを確定診断を行いました。

術後の経過・現在のご様子

舌唇のしこりがなくなり、傷跡も残らずきれいに治癒しました。その後、再発もなく、経過は良好です。

現在は、経過観察やお口全体のメインテナンスのため、定期的にご通院いただいています。

この治療のリスクについて

腫瘍の切除により、下唇の痺れが残ったり、知覚や味覚が鈍くなる可能性があります。
再発の可能性があります。その時には、再手術することがあります。

  • 年齢・性別                          30代男性
  • 診療種別                           保険診療
  • 治療期間の目安                          1週間
  • 治療回数の目安                          2回
  • 治療費総額の目安                         約8,000円

    口腔外科での相談なら、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
     

    粘液腫について

    口の中の粘液腫は、口腔内の粘膜にゼリー状の粘液がつまったふくらみができる病気で、「粘液のう胞」や「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」とも呼ばれます。下唇や頬の内側の粘膜や舌下部にできることが多く、通常では痛みがほとんどなく、色も粘膜とほぼ同じで、周囲には異変が見られません。
    粘液嚢胞は、小児や10代から30代の女性に多く見られ、50代以降の発症は少ない傾向があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、口の中を噛んだり歯の鋭利な部分に擦れたり食べ物で傷つけてしまったりすることが関係していると考えられています。
    粘液嚢胞は腫瘍ではないので、悪性化することはありません。大きさがあまり変わらなかったり普段の生活で気にならない場合は、大きさの変化があるまで経過観察でも大丈夫です。ただし、自分で潰したり触ったりするとそこから感染を起こす可能性もあるのでオススメできません。
    粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。
     

    口腔外科のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・粘液腫手術のイナグマ歯科までご相談ください。
    イナグマ歯科の予約  →click here

    口腔外科歯科のページ→click here
    粘液腫のページ →click here
    歯科定期検診 →click here

2024年05月05日 20:34

30代男性 虫歯で欠けた歯を「コンポジットレジン充填」で審美的に修復治療した症例

IMG_20240417_170143140[1]_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー_コピー

名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科です。
30代男性 虫歯で欠けた歯を「コンポジットレジン充填」で審美的に修復治療した症例

 

IMG_20240417_165230256[1]_コピー_コピー_コピー
Before
IMG_20240417_170143140[1]_コピー_コピー_コピー
After

ご相談内容

「上の前歯が虫歯で欠けたので治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の前歯(1番)は、歯磨きができていないことからくる虫歯が原因で大きく歯が欠けていました。虫歯は神経にまで達していないため、神経は生きています。

穴があいたままだと虫歯が進み神経が死んでしまったり、さらに歯が欠けたりする恐れがあるため、虫歯治療と欠けた部分を修復してしっかり噛めるようにする必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

虫歯を取り除いたあとの修復方法として、保険治療を希望されていましたので、白い歯科用プラスチックを直接穴に詰めて光で固める「コンポジットレジン充填」の治療を提案しました。

患者様は「歯をあまり削りたくない」との理由から、今回は削る範囲が少ないコンポジットレジン充填を選択されました。

まず、神経が生きている歯を治療するため、まず、針を刺す前に針で刺す痛みを感じにくくするため表面に練薬で麻酔をする「表面麻酔」を行い、そのあと、電動注射器でゆっくり針を刺し痛みが少なくするように少しずつ麻酔液を入れる「浸潤麻酔」を行い、虫歯を取り除きます。虫歯は取り残しがないようにう蝕検知液で虫歯の部分を染め出し、慎重に虫歯を除去していきました。浸潤麻酔は、治療する歯の近くの歯ぐきに注射した麻酔薬が骨にしみこみ、骨の中の神経に薬が作用することで痛みを感じないようにします。

虫歯を除去しコンポジットレジンを詰める際は、本来の歯の形へ修復するよう細心の注意を払いました。
特に歯と歯ぐきが接する面は、間が広すぎると食べ物が挟まりやすくなるため、段差のないように注意しながら、白い詰め物を詰めます。このようにして、コンポジットレジンを詰めて治療を終了しました。

術後の経過・現在のご様子

治療部位の痛みや違和感もなく、しみることなく、噛み合わせも問題ありません。

現在は定期的にご通院いただき、経過を観察しています。

この治療のリスクについて

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります

  • 年齢・性別                           30代男性
  • 診療種別                            保険診療
  • 治療期間の目安-
  • 治療回数の目安                          1回
  • 治療費総額の目安                        3,000円程度(保険診療3割負担)

名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科より

当院では、患者様の要望に合わせて治療方針を決定します。
虫歯でお悩みの方は、ぜひ、天白区にあるイナグマ歯科にご相談ください。

2024年05月05日 18:17

50代女性の差し歯が取れた!名古屋市天白区イナグマ歯科でセラミック治療・ジルコニア治療症例

IMG_20240501_100943707_コピー_コピー_コピー

名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミック治療・ジルコニア治療のイナグマ歯科です。
50代女性 差し歯が取れてセラミックで審美的に改善した症例

イナグマ歯科  052-806-1181
予約ページへ

50代女性 差し歯が取れてセラミックで審美的に改善した症例



IMG_20240417_121732152_コピー_コピーIMG_20240501_100943707_コピー_コピー_コピー

セラミック治療のご相談内容

「左上の前歯の差し歯が取れてしまい、見た目が気になる」とご相談いただきました。

セラミック治療のカウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の前歯(中切歯/1番)に装着されていた被せ物が差し歯ごと外れており、見た目が良くないだけでなく、しっかり噛むことができない状態でした。

見た目や噛み合わせを回復するためには、被せ物を入れる必要があります。
患者様の場合、被せ物がはずれていましたので、来院の即日に仮の歯を入れて見た目をまず回復が必要と診断しました。

セラミック治療のご提案・治療内容

診断結果を丁寧に説明した上で、見た目を回復するために、仮歯を装着してから、新しいセラミックの中のという被せ物で見た目と噛み合わせを回復する治療を提案し、同意いただきました。
患者様のご希望に沿い、新しい被せ物の材質は自然な白さがあり虫歯も再発しにくい「セラミック」の中のジルコニアを選択しています。

以前の先生の被せものを入れるための削り方が取れやすい形になっていたためきれいに修正して削り直しを行い、歯にぴったりと合う被せ物を作製するため精密な型取りを行いました。その後、今回新しくセラミック冠を作製しました。見た目も非常に自然で嚙み合わせや前方運動、側方運動など機能的にも問題なく、治療が完了しました。
セラミック冠を作製する技工士さんは腕が良いために、ただ白いセラミック冠のみでなく機能的にも審美的にも優れた補綴物を入れることができました。非常に自然な仕上がりです。美しく、適合も素晴らしい詰め物のため虫歯にもなりにくいです。再治療を避けるためにしっかりとした治療をお勧めします。
見た目も自然で機能的にも安定した治療を望む方には是非とも当院の治療をお勧めいたします。

セラミック治療術後の経過・現在のご様子

治療部位の違和感や痛みもなく、経過は良好です。セラミックを装着した歯は、自然で美しい仕上がりになりました。

現在は、定期的なメンテナンスでご通院いただいています。

セラミック治療のリスクについて

・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・セラミックの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

  • 年齢・性別  50代女性
  • 診療種別   自由診療

セラミックおよびジルコニアのご相談は、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科 院長 歯学博士 稲熊尚広までご相談ください。
 

ジルコニアとは?

セラミック歯_コピー

ジルコニアは、セラミックの一種です。人工ダイヤモンドと呼ばれるほど、強度と耐久性に優れた材料です。

ジルコニアは非常に強度が高いので、噛み合わせが悪い人や食いしばり・歯ぎしりをする人でも、破損する心配がほとんどありません。強い力がかかる奥歯の治療にも、ジルコニアが使用されることが多いです。

また、金属を使用していないため金属アレルギーの心配もありません。強度、耐久性、身体へのなじみやすさから、詰め物・被せ物だけでなく、インプラントやブリッジなど、幅広い治療に使用されている素材です。

ジルコニアとセラミックは同じ?

ジルコニアはセラミックの一種です。素材の違いです。

人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは、二酸化ジルコニウムという物質でできています。数あるセラミックのなかでも非常に高い強度を誇る素材です。

オールセラミックはジルコニアに比べて強度や耐久性が劣ります。

オールセラミックは、天然歯に近い色調や透明感があり、審美性に優れた素材です。

 

ジルコニアのメリット

強度が高い

ジルコニアは非常に強度が高い特徴があります。保険適用の詰め物・被せ物はもちろん、ほかのセラミックと比較しても強度が高いのです。

そのため、 破損する心配がほとんどなく、強い力がかかる奥歯にも使用できます。保険適用の素材やオールセラミックは、歯ぎしり・食いしばりのある人には使用できないことがあります。ジルコニアなら対応できる可能性が高い。

金属アレルギーがある人でも使用できる

12553697_xl_コピー_コピー_コピー_コピー奥歯には、耐久性の高い金属の詰め物・被せ物が選択されることがあります。

しかし、金属アレルギーがある人は、金属を使用していない素材を選ばなくてはなりません。ジルコニアは、金属アレルギーがある人でも使用できる素材です。

経年劣化しにくい

歯並び気になる_コピー_コピー口内環境は、飲食することで酸性に傾く場合があります。飲食物の温度変化の影響も受けるので、変化に弱い素材を使用すると経年劣化するでしょう。

ジルコニアは酸やアルカリ、熱に強いため、長期間使用しても劣化しにくいです。変色もしにくいので、治療時の美しい見た目を長く保てるでしょう。
 

ジルコニアのデメリット

審美性がオールセラミックに劣る

28794532_s_コピーオールセラミックは自然な艶と透明感がある素材です。色調も比較的自由に調整できるため、限りなく天然歯に近い見た目を再現できます。

ジルコニアは透明度が低いため、審美性はオールセラミックのほうが優れています。

最近では見た目を重視した透過率の高いジルコニアが登場し、以前よりも自然な見た目を再現できるようになりました。

歯を大きく削ることがある

22166007_s_コピー_コピー_コピー_コピーセラミッククラウンを作る際は、衝撃や噛む力に耐えられるようにセラミックの厚みを確保しなければなりません。十分な厚みがない場合、破損するリスクが高まるのです。

セラミックの厚みを確保するために、歯を大きく削る場合があります。

研磨や調整が難しい

27575984_s_コピー

ジルコニアは非常に硬いので、研磨や調整が難しいです。
 

セラミッククラウン

セラミッククラウン

150,000~170,000円(税抜き)

「セラミッククラウン」とは、歯全体にかぶせて歯科用のセラミック(陶器)でできた人工歯で作製されたものです。「クラウン(冠)」とは歯にかぶせるという意味の「被せ物」を意味しています。セラミッククラウンは保険適用外の自費治療となり、1本あたり10万円〜15万円と治療費は高くなります。ただし、定期的なメンテナンスをしっかり行えば、10年以上使用可能です。歯並びをセラミッククラウンによって改善するセラミック矯正は色調や形、大きさを希望通りデザインすることができて、治療期間は2ヶ月から2ヶ月半と短く、白い歯と整った歯並びを同時に手に入れることができます。

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウン

120,000~150,000円(税抜き)

内側も外側も、100%をセラミックのみで作ります。数あるセラミッククラウンの中でも、特別な美しさが再現できます。透明感と艶のある白さ、品質は長期に安定します。定期的なメンテナンスをしっかり行えば、10年以上使用可能です。

 

ジルコニアオールセラミッククラウンのメリット

 

  1. 天然の歯に近い美しさがあり、天然の歯と見分けがつかないほど白く綺麗です。

  2. 清潔感のある白い歯が可能。

  3. 好みの色調を出すことができ、歯の色調再現性に優れています。表面は透き通ったような透明感があり、歯全体のグラデーションや自然な艶・光沢のある質感、歯の白さ・明るさを自由に表現、デザインすることが可能。

  4. 天然歯との境目がきれい

  5. 経年経過でほとんど着色、変色がない

  6. 汚れや歯垢(プラーク) が付着しにくい

  7. 品質は長期に安定し、虫歯になりにくい

  8. 金属アレルギーのリスクがない

  9. 素材に金属を一切使用していないので、銀歯のように歯の根元や歯茎が黒くなることがない

  10. 審美性とかみ合わせも抜群という機能性を兼ね備えている

  11. 汚れがつきにくく、変色しにくいため、歯周病にもなりにくく、歯や歯ぐきをキレイな状態を長期間保つことができる

  12. 耐久性があり、丈夫な素材

ジルコニアオールセラミッククラウンのデメリット

  1. 極度に強い衝撃を受けると割れることがごくまれにある

  2. 自費診療のため費用が高額

ハイブリッドセラミッククラウン

ハイブリッドセラミッククラウン

80,000円(税抜き)


ハイブリッドセラミッククラウンは、セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせた材料です。オールセラミッククラウンと比べると審美性、耐久性に劣りますが、費用を抑えて白く美しい歯を保つことができます。

 

ハイブリッドセラミッククラウンのメリット

  1. セラミッククラウンに比べると費用が抑えられる

  2. オールセラミックに近い美しさ

  3. 自然な歯に近い色を再現できる

  4. 生体親和性に優れている

  5. 金属アレルギーのリスクがない

ハイブリッドセラミッククラウンのデメリット

  1. レジン(プラスチック素材)部分は強度が下がる

  2. 割れる・壊れるリスクがある

  3. レジンの部分は汚れを吸収して、経年経過により黒色・黄色、変色が起こりやすい

  4. 透明感やツヤが少なく、審美性には欠ける

イナグマ歯科  052-806-1181
予約ページへ

2024年05月02日 20:12
イナグマ歯科外観
イナグマ歯科駐車場

イナグマ歯科にお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら >> 052-806-1181
イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
所在地 〒468-0056
愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114 番地
電話番号 052-806-1181
診療時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 12:00 15:15 ~ 18:15
土曜日 9:00 ~ 12:00
休診日 土曜日午後・日曜日・祝日
  日・祝
9:00〜12:00
15:15〜18:15

サイドメニュー

モバイルサイト

名古屋市天白区の歯医者・審美・セラミック・口腔がんならイナグマ歯科スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら