「ジルコニアオールセラミッククラウンの利点と欠点:名古屋市天白区の歯医者が解説する完全ガイド」
ジルコニアオールセラミッククラウンってなに?
ジルコニアオールセラミッククラウンとは、内側部分にジルコニア(酸化ジルコニウム)を使用し、上からセラミック(陶器)を焼き付けて作製された被せ物(クラウン)です。 ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれ、強度が高く、耐久性に優れています。ジルコニアのキャップにセラミックを焼き付けたジルコニアオールセラミッククラウンと、冠全体がジルコニア素材で出来たフルジルコニアクラウンの2種類があります。 ジルコニアオールセラミッククラウンは、透明感があり、歯の色調の再現性が高いセラミックを焼き付けて審美性のある素材です。色はどんな色でも可能で、透明感のあるグラデーションのある自然な歯の色に再現できます。
ジルコニアオールセラミッククラウンのメリットはなに?
1.天然の歯に近い美しさがあり、天然の歯と見分けがつかないほど白く綺麗です。
2.清潔感のある白い歯が可能。
3.好みの色調を出すことができ、歯の色調再現性に優れています。表面は透き通ったような透明感があり、歯全体のグラデーションや自然な艶・光沢のある質感、歯の白さ・明るさを自由に表現、デザインすることが可能。
4.天然歯との境目がきれい
5.経年経過でほとんど着色、変色がない
6.汚れや歯垢(プラーク) が付着しにくい
7.品質は長期に安定し、虫歯になりにくい
8.金属アレルギーのリスクがない
9.素材に金属を一切使用していないので、銀歯のように歯の根元や歯茎が黒くなることがない
10.審美性とかみ合わせも抜群という機能性を兼ね備えている
11.汚れがつきにくく、変色しにくいため、歯周病にもなりにくく、歯や歯ぐきをキレイな状態を長期間保つことができる
12.耐久性があり、丈夫な素材
ジルコニアオールセラミッククラウンのデメリットはなに?
1.極度に強い衝撃を受けると割れることがごくまれにある
2.自費診療のため費用が高額
セラミッククラウンの寿命はどれぐらい?
セラミッククラウンの寿命は、セラミックの種類や個人差によって異なりますが、一般的には10年〜20年くらい使用できるケースが多いです。 ジルコニアセラミックの寿命は、耐久性の高さから10年〜20年程度です。ジルコニアセラミックは、天然歯よりも硬いため、噛み合う歯を痛めてしまう可能性があります。
寿命は10年程度ですが、素材自体が寿命を迎えるわけではなく、接着に使用した歯科用セメントの劣化や歯ぐきの退縮により審美的に問題が出て、交換することが多いです。
ジルコニアはセラミックの中で最も硬く、耐久性に優れています。
耐久性が高いため、前歯や奥歯など幅広い範囲で使用できます。また、インプラントの人工歯の部分やブリッジとしても使用されています。 ジルコニアとセラミックはどちらもセラミックですが、強度や色調が異なります。
前歯に適しているのはセラミック、奥歯に適しているのはジルコニアと言えます。
前歯に向く見た目の自然さ、美しさはセラミックが優れ、物を噛む役目の奥歯は強度面でジルコニアの方が優れているためです。
ジルコニアはセラミックよりも強度に優れるため、顔に強い衝撃を受けても割れる心配がほとんどありません。
一方、オールセラミックの強度はジルコニアや銀歯に劣るため、強い衝撃を受けたときに割れる可能性があります。
前歯には、オールセラミッククラウンの方がいい?
前歯をオールセラミックにすることで、口元の美しさを際立たせてくれます。では、オールセラミックとは、どのような素材なのでしょうか?
誰にでも適用性があるのでしょうか?
オールセラミックの治療とは、金属を使わずに白いセラミック製の被せ物で治療を行う方法です。自然な白さで、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられることが嬉しいポイントです。美しく白い前歯であなたも笑顔にさらに自信が持てるはずです。
まとめ
この記事では、前歯のオールセラミックの治療についてご紹介してきました。美しい前歯で自信のある笑顔を取り戻したい人には、適した治療方法といえるでしょう。また、歯の変色が気になっていた方にもおすすめです。前歯でお悩みの方は、ぜひ一度、名古屋市天白区にある歯医者【イナグマ歯科】に相談してみてください。