【永久歯を守る】乳歯のむし歯を放置してはいけない理由と治療法

「乳歯のむし歯は抜けるまで待つ」は危険!永久歯を守るための治療法
名古屋 天白区の歯医者・歯科・小児歯科のイナグマ歯科です。
「子どもの歯はいずれ抜けるから、むし歯になっても大丈夫」 こんな風に考えていませんか?実は、それは大きな間違いです。乳歯のむし歯を放っておくと、次に生えてくる大切な永久歯に深刻な影響を与えてしまう可能性があります。
天白区のイナグマ歯科では、お子さまの未来のお口の健康を守るために、乳歯のむし歯治療をとても大切にしています。この記事では、なぜ乳歯のむし歯を放置してはいけないのか、その理由を詳しく解説します。
乳歯のむし歯が引き起こす4つのリスク
乳歯のむし歯は、単に歯が溶けるだけではありません。お子さまの将来のお口に、さまざまなトラブルを引き起こす原因になります。
1. 永久歯もむし歯になってしまう
むし歯は、細菌による感染症です。乳歯がむし歯になると、お口の中は常にむし歯菌が多い状態になります。その状態で、未成熟でやわらかい永久歯が生えてくると、簡単にむし歯菌に感染してしまい、すぐにむし歯になってしまうのです。
2. 永久歯の成長を妨げる
乳歯の下では、永久歯が成長しながら生える準備をしています。しかし、乳歯が根までむし歯になると、その炎症が永久歯にまで達し、成長を阻害することがあります。その結果、生えてきた永久歯が変色していたり、凹みや変形がある**「エナメル質形成不全」**を引き起こす可能性があるのです。
3. 歯並びが悪くなる原因に
乳歯には、永久歯が正しい位置に生えてくるための道案内をする役割があります。もし乳歯がむし歯で早期に抜けてしまうと、そのスペースを両隣の歯が埋めようと寄ってきてしまいます。すると、永久歯が生える場所がなくなり、斜めに生えたり、重なって生えたりして、歯並びが乱れる原因になります。
4. 顎の発達が不十分になる
乳歯のむし歯は進行が早く、すぐに神経に達して強い痛みを生じやすいという特徴があります。お子さまは痛みを避けるため、痛くない方の歯で噛むようになり、固いものを避けるようになります。その結果、顎の発達を促すための十分な咀嚼(そしゃく)ができなくなり、顎の成長が不十分になる可能性があります。
まとめ:乳歯のむし歯は早期発見・早期治療が大切
乳歯であっても、永久歯であっても、むし歯は早期治療が鉄則です。お子さまが将来困ることのないように、「むし歯かな」と思ったら早めに歯科医院を受診しましょう。
天白区のイナグマ歯科では、お子さまが楽しく通えるよう、さまざまな工夫を凝らしています。むし歯の治療はもちろん、むし歯予防にも力を入れていますので、お子さまのお口のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
監修 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
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