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名古屋市天白区の歯科医院が解説:子どもの受け口を矯正するメリットとは?治療法もご紹介

受け口 下顎前突  小児矯正治療_コピー

こんにちは、名古屋市天白区の小児歯科・矯正歯科・歯医者・歯科のイナグマ歯科です。
名古屋市天白区の歯科医院が解説:子どもの受け口を矯正するメリットとは?治療法もご紹介

「うちの子、受け口かも?」

お子様の顎が前に出ている、下の前歯が上の前歯より前に出ているといったお口の状態を見て、将来の歯並びや顔つきを心配されている親御様は少なくありません。

子どもの受け口は、見た目の問題だけでなく、将来の健康にも大きく影響する可能性があります。しかし、適切な時期に治療を開始すれば、お子様の成長を利用して根本的に改善できることが多いのです。

名古屋市天白区で小児歯科・矯正歯科を専門とする当院が、お子様の受け口を改善するメリットや具体的な治療法、そして予防法について、詳しく解説します。


 

受け口とは?お子様の歯並びをチェックしましょう

受け口 下顎前突  小児矯正治療

受け口とは、正式には**反対咬合(はんたいごうごう)下顎前突(かがくぜんとつ)**と呼ばれ、上下の歯を噛み合わせた際に、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態を指します。正常な噛み合わせとは逆になっているため、このように呼ばれます。

【正常な噛み合わせ】

  • 上の前歯が下の前歯にわずかに覆いかぶさっている

  • 上の前歯と下の前歯の間に1mm程度のすき間がある

【受け口の噛み合わせ】

  • 下の前歯が上の前歯より前に出ている

  • 上下の前歯が正面から見てぶつかっている

この状態を放置すると、見た目の問題だけでなく、噛む機能や発音、さらには身体の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

なぜ子どものうちに治すべきなのでしょうか?

 

子どもの顎の骨は成長期にあり、この時期に矯正治療を始めることで、顎の成長方向をコントロールし、根本的な改善を目指すことができます。

  • 上顎の成長: 10歳頃にほぼ完了

  • 下顎の成長: 15歳~18歳頃まで続く

この成長の差を利用し、特に上顎の成長が完了する10歳頃までに治療を始めることが望ましいとされています。


 

子どもが受け口になる原因は?

小児歯科治療

受け口には、大きく分けて**「骨格性の問題」「歯並びの問題」**の2つの原因が考えられます。

 

1. 骨格性反対咬合(遺伝的な要因)

 

顎の骨の大きさや形に原因があるタイプです。上顎の成長が不十分であったり、下顎の成長が過剰であったりといった骨格的なアンバランスが受け口の原因となります。ご両親やご親族に受け口の方がいる場合、遺伝的な要素が関わっている可能性が高いです。

骨格性の問題は、放置すると噛み合わせの悪化がさらに進み、顎関節症食事のしにくさにつながることがあります。

 

2. 歯槽性反対咬合(生活習慣の要因)

 

顎の骨自体に大きな問題はないものの、日頃の生活習慣が原因で受け口になるタイプです。

  • 口呼吸

  • ポカン口

  • 舌を前歯に押し付ける「舌癖(ぜつへき)」

  • 長期間の指しゃぶり

といった癖は、歯や顎の成長に悪影響を及ぼし、後天的に受け口を引き起こすことがあります。

骨格性の受け口に比べると比較的軽度なことが多いですが、放置すると顎の成長にも影響を与え、最終的には骨格性の問題に発展することもあります。


 

子どもの受け口を放置する3つのリスク

小児歯科治療

「そのうち治るだろう」と軽く考え、お子様の受け口を放置してしまうと、さまざまなリスクに直面する可能性があります。

 

1. 身体へのリスク:噛み合わせの悪化

 

受け口は噛み合わせが悪く、食べ物を十分に噛み砕けません。これにより、以下のようなリスクが生じます。

  • 消化不良: 食べ物をしっかり噛めないことで、胃や腸に負担がかかります。

  • 虫歯・歯周病のリスク増加: 噛み合わせが悪い部分は汚れがたまりやすく、歯磨きもしにくいため、虫歯や歯周病になりやすくなります。将来的に歯を失う原因にもなりかねません。

  • 顎関節症のリスク: 不安定な噛み合わせは顎に過度な負担をかけ、顎の痛みや口が開けにくいといった顎関節症を引き起こす可能性があります。

 

2. 外見へのリスク:顔つきの変化とコンプレックス

 

受け口を放置すると、顎のバランスがさらに崩れ、しゃくれた顔つき顔の歪みにつながることがあります。

お子様自身が自分の顔つきにコンプレックスを抱き、人前で笑うのをためらったり、話すことに抵抗を感じたりと、心の成長に悪影響を及ぼすことも少なくありません。

 

3. 発音へのリスク:滑舌の悪化

 

下の前歯が前に出ていることで、サ行やタ行の発音が不明瞭になったり、こもった声になったりすることがあります。発音の悪さは、コミュニケーションの妨げとなり、お子様の自信を失わせる原因になることもあります。


 

子どものうちに受け口を矯正する3つのメリット

小児歯科治療

子どものうちに矯正治療を開始することには、将来の健康と自信につながる大きなメリットがあります。

 

1. 骨格から根本的に改善できる

 

成長期のお子様は、顎の骨がまだ柔らかく、成長のコントロールが可能です。この時期に治療を開始することで、顎の成長を促したり、逆に抑制したりすることで、骨格のバランスを整えることができます。

 

2. 悪習癖の解消と後戻りの予防

 

口呼吸や舌癖といった悪習癖は、受け口の原因となるだけでなく、矯正治療後の歯並びを再び悪くする**「後戻り」**の原因にもなります。

お子様の柔軟な心と体は、大人よりもこれらの癖を改善しやすい傾向にあります。矯正装置と合わせてMFT(口腔筋機能療法)などのトレーニングを行うことで、癖を根本的に解消し、治療後の安定した歯並びを維持しやすくなります。

 

3. 将来的な外科処置や抜歯を回避できる可能性が高まる

 

大人の受け口の矯正治療では、骨格的な問題が進行している場合、外科手術を併用したり、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になったりすることが少なくありません。

しかし、子どものうちに成長をコントロールすることで、抜歯や外科処置といった大がかりな治療を回避し、より負担の少ない方法で矯正できる可能性が高まります。


 

子どもの受け口を矯正する具体的な治療法

 

お子様の受け口のタイプや成長段階に応じて、さまざまな治療法が選択されます。名古屋市天白区の当院では、お子様の負担を最小限に抑え、楽しく治療に取り組めるよう、複数の治療法をご提案しています。

 

1. マウスピース型矯正装置(プレオルソ、ムーシールド)

 

お子様用のマウスピース型装置は、**「お口周りの筋肉を鍛える」**ことを目的とした治療法です。

  • 使用時間: 就寝中と日中1時間程度

  • 効果: 舌の位置を正しい場所へ誘導し、口呼吸や舌癖を改善することで、顎の成長を促します。

  • 当院の強み: 当院では、お子様一人ひとりに合わせたマウスピースを選定し、ご自宅でのトレーニング方法も丁寧に指導いたします。

 

2. 床矯正(しょうきょうせい)

拡大装置 小児矯正

取り外し可能な装置を使って、歯が並ぶスペースを広げる治療法です。受け口の場合、床矯正で上顎を広げ、下の顎とのバランスを整えます。

  • 装置: 顎の骨を広げるネジが組み込まれたプラスチック製のプレート

  • 効果: 顎の成長を促し、歯をきれいに並べるスペースを確保します。

 

3. フェイスマスク

ファイスマスク 小児矯正治療

上顎の成長が不十分な骨格性の受け口に用いる装置です。

  • 装置: 額と下顎を支えに、口の中の装置とゴムでつなぐ装置

  • 使用時間: 就寝中や家にいる時間帯

  • 効果: ゴムの力で上顎を前方へ引っ張り、成長を促します。

 

4. チンキャップ

チンキャップ  小児矯正治療

下顎の成長が過剰な骨格性の受け口に用いる装置です。

  • 装置: 下顎を覆うキャップと頭にかけるキャップをゴムでつなぐ装置

  • 使用時間: 就寝中や家にいる時間帯

  • 効果: 下顎の成長方向を抑制し、上顎とのバランスを整えます。

 

5. マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)

 

お子様向けのカスタムメイドのマウスピース矯正です。

  • 効果: 顎の成長を促しながら、歯並びも同時に改善できる。

  • メリット:

    • 透明なマウスピースなので目立たない

    • 取り外し可能で衛生的


 

子どもが受け口にならないための予防法

 

 

1. 噛む力を育む食事

 

上下の顎の成長は、日々の食事で使われるお口周りの筋肉に大きく左右されます。お子様の噛む力を十分に発達させるために、離乳食を適切な時期に開始し、噛み応えのある食材を積極的に取り入れることを意識しましょう。

 

2. 悪習癖の改善

 

日頃から、お子様が口をポカンと開けていないか指しゃぶりをしていないか頬杖をついていないかに注意してあげましょう。これらの癖は無意識に行われていることが多いため、親御様が優しく声をかけてあげることが大切です。

自力での改善が難しい場合は、歯科医院で**MFT(口腔筋機能療法)**というトレーニングを受けることも有効です。お口周りの筋肉を正しく使う練習をすることで、癖の根本的な改善を目指せます。


 

まとめ|名古屋市天白区で小児矯正をお考えなら

 

お子様の受け口は、決して「見た目だけの問題」ではありません。放置すると、将来の健康や自信にまで影響を及ぼす可能性があります。

早期に治療を開始すれば、お子様の成長を利用して、骨格から根本的に改善できる可能性が高まります。抜歯や外科処置を回避し、顔つきや発音も改善されるといった大きなメリットがあります。

名古屋市天白区で小児歯科・矯正歯科を専門とする当院は、お子様の気持ちに寄り添い、丁寧なカウンセリングを通じて最適な治療法をご提案しています。

「もしかして受け口かも?」と少しでも不安に感じたら、永久歯が生え始める前の4〜5歳頃に、まずは一度ご相談ください。お子様の健康と笑顔を守るために、一緒に最善の道を探していきましょう。
 

イナグマ歯科

  • 所在地:〒468-0056 愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114番地

  • 電話番号:052-806-1181

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  • アクセス:名古屋市営地下鉄鶴舞線「塩釜口駅」より徒歩15分、市バス「島田停」より徒歩2分、駐車場完備
     

    監修

  • 岡山大学 歯学博士

  • 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医

  • 院長 稲熊 尚広

2025年08月29日 23:03
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