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8歳10か月で下のEが残っていて後続永久歯5が欠損している場合の対応|抜歯していい?歯科医が解説

小児歯科

こんにちは、名古屋市天白区の小児歯科・歯医者・歯科のイナグマ歯科です。

歯科医院でお子さまのレントゲン検査を受けた際、
医師から次のような説明を受けて、強い不安を感じたことはありませんか。

  • 「下のE(乳歯)がまだ残っていますね」

  • 「後続の永久歯5がレントゲン上で確認できません」

  • 「この歯は先天的に欠損している可能性があります」

特に8歳10か月という年齢は、
乳歯から永久歯への生え変わりが本格化する大切な時期です。
そのため、

  • 「このまま様子を見て本当に大丈夫なのか」

  • 「乳歯は今のうちに抜いたほうがいいのではないか」

  • 「将来、歯並びや噛み合わせに悪影響が出ないか」

  • 「矯正治療やインプラントが必要になるのではないか」

といった不安や疑問が一気に頭に浮かぶのは、決して特別なことではありません。

実際、
「永久歯がないと聞いた瞬間に、“何か大きな問題が起きているのでは”と感じた」
「この判断を間違えると、将来後悔するのではないかと思った」
という保護者の声は非常に多く聞かれます。

しかし、ここでまず知っていただきたい大切なことがあります。

👉 8歳10か月で下のEが残っており、後続永久歯5が欠損していること自体は、決して珍しい状態ではありません。
👉 この時点で慌てて抜歯や治療を決断する必要があるケースは、実は多くないのです。

むしろ重要なのは、

  • 現在のお子さまの歯と顎の状態を正しく理解すること

  • 「抜く・抜かない」という二択で考えないこと

  • 成長を見据えた中長期的な視点で判断すること

です。

永久歯5の欠損を伴うケースでは、
**「今どうするか」よりも、「将来どんな選択肢を残せるか」**が治療の質を大きく左右します。

本記事では、小児歯科・矯正歯科・顎の成長発育を専門的に診てきた歯科医の立場から、

  • 「下のE」「永久歯5」とはどの歯なのか

  • 8歳10か月という年齢が意味するもの

  • 永久歯5が欠損している場合の正しい考え方

  • 下のEは抜くべきか、残すべきかの判断基準

  • 抜歯した場合・保存した場合、それぞれの将来への影響

  • 矯正治療やインプラントが必要になるケース・ならないケース

について、医学的根拠に基づき、できるだけ分かりやすく、丁寧に解説していきます。

この記事を最後までお読みいただくことで、

  • 「今、何を心配すべきで、何を心配しなくていいのか」

  • 「今すぐ決めなくてもいいこと、今だからこそ考えるべきこと」

  • 「お子さまの将来にとって、最も有利な判断とは何か」

が整理できるはずです。

お子さまの歯の問題は、
一度の判断が将来の噛み合わせ・歯並び・治療選択に長く影響します。
だからこそ、焦らず、正しい知識を持ったうえで判断することが何より大切です。

ぜひ本記事を通して、
お子さまにとって最善の選択肢を一緒に考えていきましょう。

目次


1. はじめに|「8歳で下のEが残っている」「永久歯5がない」と言われた保護者の方へ


2. 歯の名称と基礎知識を整理しよう

2-1. 「下のE」「永久歯5」とはどの歯のこと?

2-2. 乳歯Eと後続永久歯の正常な生え変わり時期

2-3. 8歳10か月は早い?遅い?成長段階の考え方


3. 永久歯5が欠損している状態とは?

3-1. 先天性欠如(先天欠損)とは何か

3-2. 永久歯5の欠損はどれくらいの頻度で起こる?

3-3. レントゲンで分かること・分からないこと


4. 下のEが残っている場合に考えられる選択肢

4-1. 下のEをできるだけ長く保存するという考え方

4-2. 下のEを抜歯するケースとは?

4-3. 抜歯する・しないの判断基準(年齢・歯根・噛み合わせ)


5. 「下のEは抜いていい?」という質問への専門的な答え

5-1. 原則としてすぐに抜歯しない理由

5-2. 抜歯が必要になる具体的な条件

5-3. 無理に残すことのリスクも知っておく


6. 下のEを抜歯した場合に起こりうる問題

6-1. 歯が倒れてくる・隙間がなくなるリスク

6-2. 噛み合わせ・顎の成長への影響

6-3. 将来の矯正治療・補綴治療への影響


7. 下のEを保存する場合の注意点と管理方法

7-1. 乳歯を長期保存するための条件

7-2. 虫歯・歯根吸収・動揺のチェックポイント

7-3. 定期検診とレントゲン管理の重要性


8. 成長期を見据えた中長期的な治療計画

8-1. 小児期〜思春期までの経過観察の考え方

8-2. 矯正治療が必要になるケース・ならないケース

8-3. 成人後に考えられる治療選択肢(ブリッジ・インプラントなど)


9. よくある質問(保護者の不安に答えるFAQ)

Q1. 8歳10か月で永久歯5がないのは珍しい?

Q2. 下のEは何歳くらいまで残せる?

Q3. 将来インプラントは必ず必要?

Q4. 矯正治療はいつから考えるべき?


10. まとめ|8歳10か月で下のEがあり永久歯5が欠損している場合に最も大切なこと


11. 歯科医院からのメッセージ|専門的な診断と継続管理の重要性


 

1. はじめに|「8歳で下のEが残っている」「永久歯5がない」と言われた保護者の方へ

口腔内をチェック

歯科医院でレントゲン撮影を行った際に、
「下のEがまだ残っていますね」
「後続の永久歯5が確認できません」
と説明を受けた瞬間、多くの保護者の方が強い不安を感じます。

  • このまま様子を見て大丈夫なのか

  • 乳歯は抜いたほうがいいのか

  • 将来、歯並びや噛み合わせに影響は出ないのか

  • 矯正やインプラントが必要になるのではないか

特に8歳10か月という年齢は、永久歯への生え変わりが本格的に始まる時期であり、
「この判断が将来を左右するのではないか」と感じてしまうのも無理はありません。

しかし結論からお伝えすると、
この段階で慌てて抜歯を判断する必要はほとんどありません。

大切なのは、
✔ 今の状態を正しく理解すること
✔ 将来を見据えた選択肢を知ること
✔ 継続的に専門的な管理を受けること

本記事では、小児歯科・矯正歯科・口腔発育の専門的観点から、
**「8歳10か月で下のEが残っており、永久歯5が欠損しているケース」**について、
今知っておくべき正しい知識と考え方を詳しく解説します。


2. 歯の名称と基礎知識を整理しよう

定期検診

2-1. 「下のE」「永久歯5」とはどの歯のこと?

歯科では、歯の位置を正確に伝えるために記号表記を用います。

  • 乳歯:A・B・C・D・E

  • 永久歯:1・2・3・4・5・6・7・8

このうち、

  • 下のE:下顎第二乳臼歯(乳歯のいちばん奥)

  • 永久歯5:第二小臼歯(犬歯の後ろから2番目)

つまり今回のケースは、
👉 乳歯の奥歯(E)が残っているが、それに入れ替わる永久歯(5)が存在しない状態
を意味します。


2-2. 乳歯Eと後続永久歯の正常な生え変わり時期

一般的な目安として、

  • 乳歯Eが抜ける時期:10〜12歳頃

  • 永久歯5が生えてくる時期:11〜13歳頃

とされています。

そのため、8歳10か月で下のEが残っていること自体は、まったく異常ではありません。
むしろ、正常な発育の範囲内です。

問題となるのは、
「永久歯5が存在しない(欠損している)」という点です。


2-3. 8歳10か月は早い?遅い?成長段階の考え方

歯の生え変わりには、

  • 個人差

  • 顎の成長スピード

  • 身長・体格・ホルモンバランス

などが大きく影響します。

そのため、
年齢だけで「早い」「遅い」を判断することはできません。

重要なのは、
👉 「今すぐ結論を出す時期なのか」
👉 「経過観察が最も適している時期なのか」

を専門的に見極めることです。

8歳10か月は、判断を急がず、将来の選択肢を広く残せる非常に重要な時期といえます。


3. 永久歯5が欠損している状態とは?

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3-1. 先天性欠如(先天欠損)とは何か

永久歯が生えてこない原因の多くは、
**先天性歯牙欠如(先天欠損)**です。

これは、生まれつき永久歯の芽(歯胚)が作られない状態で、
病気や異常というより、発育の個性の一つと考えられています。


3-2. 永久歯5の欠損はどれくらいの頻度で起こる?

先天欠損は、

  • 下顎第二小臼歯(5)

  • 上顎側切歯

に特に多く見られます。

日本人では、永久歯全体の5〜10%程度に何らかの先天欠損があるとされており、
決して珍しいケースではありません。


3-3. レントゲンで分かること・分からないこと

8歳前後のレントゲン検査では、

  • 永久歯胚の有無

  • 歯根形成の進行度

  • 周囲骨の状態

を確認できます。

ただし、
歯胚の形成が極めて初期の場合、判断が難しいこともあるため、定期的な再評価が重要です。


4. 下のEが残っている場合に考えられる選択肢

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4-1. 下のEをできるだけ長く保存するという考え方

永久歯5が欠損している場合、
下のEは単なる「乳歯」ではなく、非常に重要な役割を果たします。

  • 噛み合わせを維持する

  • 歯列のスペースを保つ

  • 顎の成長を安定させる

このため、現在の歯科医療では
「問題がなければ、できるだけ長く保存する」
という方針が主流です。


4-2. 下のEを抜歯するケースとは?

一方で、以下のような場合には抜歯を検討します。

  • 重度の虫歯で保存不可能

  • 歯根が大きく吸収している

  • 強い動揺があり機能していない

  • 感染や痛みを繰り返す

重要なのは、
**「永久歯がないから抜く」のではなく、「保存が不可能だから抜く」**という考え方です。


4-3. 抜歯する・しないの判断基準

判断には、

  • 現在の年齢

  • 歯根の長さと形態

  • 噛み合わせ全体のバランス

  • 将来の矯正計画

などを総合的に評価します。

5. 「下のEは抜いていい?」という質問への専門的な答え

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5-1. 原則としてすぐに抜歯しない理由

結論を明確にお伝えします。

8歳10か月で下のEが残っており、後続永久歯5が欠損している場合、
原則として「すぐに抜歯する必要はありません」。

その理由は、下のEが現在も以下の重要な役割を担っているからです。

  • 噛み合わせの高さを維持している

  • 歯列内のスペースを確保している

  • 顎の正常な成長を支えている

この時期に下のEを抜歯してしまうと、
**「永久歯がない部分のスペースが自然に閉じてしまう」**という問題が起こります。

一度失われたスペースは、
後から矯正治療で取り戻すのが非常に困難になることも少なくありません。


5-2. 抜歯が必要になる具体的な条件

一方で、すべてのケースで無条件に保存すべきというわけではありません。
以下のような場合には、計画的な抜歯が選択されることがあります。

  • 重度の虫歯で歯質がほとんど残っていない

  • 歯根吸収が進行し、長期保存が不可能

  • 強い動揺があり、咀嚼機能を果たしていない

  • 慢性的な炎症や痛みを繰り返す

  • 矯正治療計画上、抜歯が最善と判断される場合

重要なのは、
「永久歯がないから抜く」ではなく、
「保存による不利益が大きいから抜く」

という判断基準です。


5-3. 無理に残すことのリスクも知っておく

「できるだけ残す」という方針は大切ですが、
無理に残すことが必ずしも正解とは限りません。

  • 虫歯が進行し感染源になる

  • 歯根の吸収に気づかず突然脱落する

  • 噛み合わせのバランスを崩す

こうしたリスクを避けるためには、
定期的な診察とレントゲンによる評価が不可欠です。


6. 下のEを抜歯した場合に起こりうる問題

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6-1. 歯が倒れてくる・隙間がなくなるリスク

下のEを早期に抜歯すると、
前後の永久歯がそのスペースに向かって傾斜してきます。

この現象をスペースロスと呼びます。

スペースロスが起こると、

  • 将来インプラントを入れる場所がなくなる

  • 矯正治療が複雑・長期化する

  • 噛み合わせが不安定になる

といった問題につながります。


6-2. 噛み合わせ・顎の成長への影響

成長期の顎は、
「歯がある位置」を基準に発育します。

そのため、乳歯Eを失うことで、

  • 咬合高径(噛み合わせの高さ)が低下

  • 顎の成長バランスが崩れる

  • 顔貌に影響が出る

といった可能性も否定できません。


6-3. 将来の矯正治療・補綴治療への影響

早期抜歯は、将来の治療選択肢を狭めることがあります。

  • 矯正でのスペース確保が難しくなる

  • インプラントの条件(骨量・位置)が悪化

  • 補綴治療が複雑になる

このため、抜歯は「今」ではなく「将来」まで見据えて判断する必要があります。


7. 下のEを保存する場合の注意点と管理方法

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7-1. 乳歯を長期保存するための条件

下のEを長く使うためには、以下の条件が重要です。

  • 虫歯がない、もしくは適切に治療されている

  • 歯根が十分に残っている

  • 噛み合わせに大きな問題がない

状態が良ければ、
成人近くまで乳歯が機能するケースも珍しくありません。


7-2. 虫歯・歯根吸収・動揺のチェックポイント

定期的にチェックすべきポイントは、

  • 歯の色・形の変化

  • 噛むときの違和感

  • 歯の揺れ

  • 歯肉の腫れや痛み

これらを早期に発見できれば、
抜歯を回避できる可能性も高くなります。


7-3. 定期検診とレントゲン管理の重要性

「様子を見ましょう」と言われた場合、
それは**「放置する」という意味ではありません。**

  • 半年〜1年ごとのレントゲン評価

  • 噛み合わせの変化の確認

  • 成長に応じた治療計画の修正

これらを行うことで、
最善のタイミングで最善の選択が可能になります。


8. 成長期を見据えた中長期的な治療計画

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8-1. 小児期〜思春期までの経過観察の考え方

この時期は、
**「治療する時期」より「判断材料を集める時期」**です。

顎の成長を観察しながら、

  • スペースを守る

  • 噛み合わせを安定させる

ことが最優先になります。


8-2. 矯正治療が必要になるケース・ならないケース

以下のような場合、矯正治療が検討されます。

  • 歯列の乱れが強い

  • 噛み合わせに偏りがある

  • スペース管理が必要

一方、
乳歯Eが安定して機能している場合、
必ずしも矯正が必要とは限りません。


8-3. 成人後に考えられる治療選択肢

将来的な選択肢としては、

  • 乳歯Eを可能な限り使用

  • 矯正的にスペースを閉鎖

  • インプラント

  • ブリッジ

などがあり、
どれが最適かは成長後に判断できるケースが多いです。


9. よくある質問(FAQ)

小児歯科治療

Q1. 8歳10か月で永久歯5がないのは珍しい?
→ 珍しくありません。よくある先天欠損部位です。

Q2. 下のEは何歳くらいまで残せる?
→ 状態が良ければ成人まで残ることもあります。

Q3. 将来インプラントは必ず必要?
→ 必要ないケースも多くあります。

Q4. 矯正治療はいつから考えるべき?
→ 成長評価を行ったうえで判断します。


10. まとめ|8歳10か月で下のEがあり永久歯5が欠損している場合に最も大切なこと

最も大切なのは、

**「今すぐ抜くかどうか」ではなく、
「将来にとって最も有利な選択肢を残すこと」**です。


11. 歯科医院からのメッセージ|専門的な診断と継続管理の重要性

永久歯欠損を伴う乳歯残存は、
一人ひとり全く異なる経過をたどります。

だからこそ、

  • 正確な診断

  • 継続的な管理

  • 専門的な判断

が不可欠です。

ご予約・お問い合わせ】 イナグマ歯科 〒468-0056 愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114番地 電話番号:052-806-1181

監修:岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

お子さまの健やかな成長を、イナグマ歯科が全力でサポートいたします。 名古屋市天白区にお住まいの皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年12月17日 21:51
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院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
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