【歯石取りの症例紹介】前歯裏の茶褐色歯石を超音波スケーラーで除去した40代男性の改善事例|名古屋市天白区・イナグマ歯科

名古屋市天白区の歯医者・歯科・予防歯科・歯石取り治療のイナグマ歯科です。院長 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
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名古屋市天白区|40代男性の前歯裏に溜まった歯石を超音波スケーラーで除去した症例|イナグマ歯科の保険診療ガイド
Before(歯石除去前)
下の前歯裏側にびっしりと付着した茶褐色の歯石が、歯間まで覆っています。表面が粗く、不衛生な印象を与えています。
After(歯石除去後)
歯石が除去され、歯の表面が露出しました。歯間部の隙間が見えるようになりました。
※実際の症例画像は患者様の許可を得て掲載しています
ご相談内容
「歯科検診で歯石が見つかったため、歯のクリーニングで綺麗にしたい」とご相談いただきました。
今まで歯医者に通ったのが3年ぶりでの患者様で、市の歯科検診をきっかけにご来院されました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、細菌の塊が石灰化した「歯石」が下の前歯の歯と歯の隙間や歯茎の下に大量に付着しており、歯茎には炎症も見られました。
歯石を長期間放置すると歯茎の炎症が悪化して、歯を支える骨や組織が失われる「歯周病」を引き起しており、しっかり歯石を除去する必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容
普段の歯磨きで歯石を取り除くことは難しいため、患者様のご希望に沿って、歯医者の専用器具である超音波スケーラーでの歯と歯ぐきのクリーニングを行いました。
まず、超音波振動と水の力で歯石を粉砕する超音波スケーラーを使って、痛みが生じないように力加減を調整しながら丁寧に歯石を取り除いていきました。
その後、手動のスケーラーを使って残っていた歯石もしっかり取り除き、歯の表面をできるだけ滑らかに整えていきました。その後、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning 注1)も行いました。
また、綺麗で健康な状態を長く保っていただくために、正しい歯ブラシの使い方や磨き方のポイントなどご自宅でのケア方法もお伝えしました。
術後の経過・現在のご様子
歯と歯の間を塞いでいた歯石がしっかり取れ、歯面の状態が改善され、歯石除去により視認性や清掃性が向上しました。
まだ歯茎下の歯石と炎症が見られるため、今後も患者様にホームケアを続けていただきながら、定期的にメンテナンスをしていく予定です。
この治療のリスクについて
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります
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年齢・性別 40代男性
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診療種別 保険診療
治療期間の目安 1日
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治療回数の目安 1回
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治療費総額の目安約 保険診療3割負担の場合、初診料を含め約3,000円〜5,000円程度です。(※お口の状態により変動します)
注1:PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯医者で歯科医師や歯科衛生士が 専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯面の清掃と研磨を行い、う蝕や歯周病になりにくい環境を整えます。
普段行う歯磨きでは取り除ききれない汚れを、プロの技術と特殊な道具によって取り除くため、施術後は歯面が滑らかに整うため、ブラッシング時の清掃性や快適性が向上するケースがあります。
PMTCでは、歯磨きだけでは取り除けない歯石やプラーク、着色汚れなどを徹底的に清掃・研磨することで、虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムを除去します。また、歯面の汚れを徹底的に除去することで、汚れが付きにくくなる効果もあります。❓ よくある質問(Q&Aセクション)
Q1. 歯石除去は痛みがありますか?
A. 超音波スケーラーは振動と水流を用いて歯石を除去するため、痛みはほとんどありません。歯ぐきの状態や歯石の位置によっては、手動スケーラー併用や局所麻酔を使う場合もありますが、術中の違和感は最小限に抑えられます。
Q2. どれくらいの頻度で歯石除去を受けたほうがいいですか?
A. 一般的には3〜6ヶ月ごとの定期的なスケーリングがおすすめです。歯周病の既往歴がある方や、歯石が付きやすい方は3〜4ヶ月ごとのメンテナンスが理想的です。
Q3. 名古屋市天白区で保険診療で歯石取りできる歯医者を探しています。イナグマ歯科は保険対応ですか?
A. はい、イナグマ歯科では保険診療での歯石除去・歯のクリーニングに対応しています。初診・検診・スケーリング・PMTCなども含め、安心して通院いただけます。
Q4. 歯石除去のあとは何をすればいいですか?
A. 施術後は、普段以上に正しいブラッシング(バス法など)やフロス習慣、歯間ブラシの使用を心がけてください。また、術後数日は知覚過敏のような感覚が出ることがありますが、多くの場合は数日で改善します。
Q5. 歯石を放置するとどうなりますか?
A. 歯石は細菌の塊が石灰化したもので、歯肉炎や歯周病の進行原因になります。長期間放置すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラしたり、最終的に抜歯に至ることもあるため、定期的な除去が非常に重要です。
クリニックより
歯石の状態や歯周病のリスクを丁寧に評価したうえで、最適な治療内容・期間をご提案します。
また歯石を取り除いた後は、綺麗な状態を保つために定期的な検診をお勧めしています。
歯周病や口腔の不調が気になったら、名古屋市天白区「イナグマ歯科」へお気軽にご相談ください。
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