名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミックならイナグマ歯科

名古屋市天白区の歯医者【イナグマ歯科】は、審美歯科治療、セラミックで評判、おすすめの歯医者です。
虫歯治療、歯周病、顎関節症治療、口腔がん検診も行う歯医者です。
 

HOMEブログページ ≫ 歯茎が黒くなる?セラミック治療後に起こるトラブルの原因... ≫

歯茎が黒くなる?セラミック治療後に起こるトラブルの原因と対処法

dark-gums-after-ceramic-treatment-causes-and-solutions_106630426_M
目次

1. セラミック治療とは
2. セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因
2-1. 金属の露出や透け
2-2. 歯茎の退縮による歯根の露出
2-3. 金属イオンの溶け出し
2-4. 補綴物のフィット不良や隙間
3. 歯茎が黒くなるセラミック以外の原因
3-1. メラニン色素の沈着
3-2. 喫煙による影響
3-3. 歯周病の進行
3-4. 薬の副作用
3-5. 外傷や色素の沈着
4. セラミック治療後に歯茎が黒くなったときの対処法
4-1. メタルフリー素材への再治療
4-2. ブラックマージンの修正
4-3. ガムピーリングによる歯茎の色素除去
4-4. 歯周治療やクリーニングの実施
4-5. 色素沈着や金属イオンの確認
5. セラミック治療で歯茎が黒くなるのを防ぐ方法
5-1. 信頼できる歯科医院を選ぶ
5-2. メタルフリー素材を選ぶ
5-3. 口腔内を清潔に保つ
5-4. 就寝時のナイトガードの活用
6. まとめ

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」です。

セラミック治療は、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた歯科治療として、多くの方に選ばれています。特に、前歯などの人目につきやすい部分に施されることが多く、自然な白さや透明感を実現できる点が大きな魅力です。

しかし、せっかくセラミックで整えたはずの歯の周囲に、歯茎が黒ずむというトラブルが起こることもあります。こうした変色は、見た目に大きな影響を与えるだけでなく、放置すると健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因や、トラブルを未然に防ぐためのポイント、起きてしまった場合の対処法について詳しく解説します。

1. セラミック治療とは

セラミックべニアのイメージ

セラミック治療とは、虫歯や歯の欠けなどを修復する際に、天然歯に近い見た目と機能性を兼ね備えたセラミック素材を使用する歯科治療のことです。金属製の詰め物や被せ物と異なり、白く自然な色合いをしているため、前歯など目立つ部位の修復にも使用されます。

セラミックには、ジルコニア、e-max、メタルボンドなど複数の種類があり、それぞれ強度や透明感に違いがあります。

セラミック治療は見た目の美しさだけでなく、金属アレルギーの心配が少ない点もメリットです。また、表面がなめらかで汚れがつきにくく、長期的に見ても虫歯や歯周病の再発リスクを低減できる可能性があります。

ただし、基本的には保険適用外の自由診療となるため、治療費は高額になる傾向があります。

2. セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因

セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因について説明するイメージ

セラミック治療を受けたあと、歯茎が黒ずんで見えることがあります。白く美しい歯を手に入れる目的で治療をしたはずなのに、思わぬ変化に戸惑う方も少なくありません。このような変化にはいくつかの原因が考えられますが、多くの場合は使用されている素材や治療方法に起因しています。

2-1. 金属の露出や透け

セラミックのなかでもメタルボンドと呼ばれる種類は、内側に金属を使い、その上にセラミックを焼きつけて仕上げています。時間が経過すると、歯茎が下がってくることで、金属部分が露出したり、歯と歯茎の境目に金属の色が透けて見えたりするケースがあります。

これが、歯茎が黒く見える最も一般的な原因です。

2-2. 歯茎の退縮による歯根の露出

加齢や歯周病などの影響で歯茎が下がると、歯根や補綴物の土台部分が露出することがあります。土台に金属が使われていると、それが黒ずみとして現れる場合があります。特に、歯ぐきが薄い方や歯周組織が弱い方は、その影響を受けやすいといわれています。

2-3. 金属イオンの溶け出し

長期間、金属素材が口腔内にあると、微量の金属イオンが唾液などの影響で溶け出すことがあります。これらのイオンが歯茎の組織に沈着することで、歯茎の色が暗く変化してくるのです。

この現象はメタルタトゥーと呼ばれ、完全に元の状態に戻すことは難しいとされています。

2-4. 補綴物のフィット不良や隙間

被せ物や詰め物が歯にしっかり合っていないと、その隙間に汚れや細菌がたまり、歯茎に炎症を起こすことがあります。炎症が続くと、歯茎が変色したり、見た目が悪くなる原因になります。こうした不適合は、歯科技工の精度や装着時の処置によって防げることもあります。

3. 歯茎が黒くなるセラミック以外の原因

喫煙による影響で歯茎が黒くなるイメージ

歯茎が黒く見える原因は、セラミック治療によるものだけではありません。日常生活の中での習慣や、加齢、全身の健康状態が影響して歯茎の色が変化することもあります。

ここでは、セラミック以外に考えられる歯茎の黒ずみの主な原因について解説します。

3-1. メラニン色素の沈着

歯茎の黒ずみでよく見られるのが、メラニン色素の沈着です。肌に日焼けが起きるように、歯茎にもメラニンが増えることで色が濃くなります。体質や遺伝による影響も大きく、健康上大きな問題はありませんが、美容的な観点から気になる方も少なくありません。

喫煙者に多く見られる傾向があり、タバコの刺激がメラニンの生成を促進していると考えられています。

3-2. 喫煙による影響

タバコに含まれるニコチンやタールは、口腔内の毛細血管を収縮させるだけでなく、歯茎の新陳代謝を妨げ、血行不良を引き起こします。その結果、歯茎が黒ずんで見えることがあります。また、喫煙によって歯周病の進行が早くなり、歯茎の健康が損なわれることもあります。

3-3. 歯周病の進行

歯周病が進行すると、歯茎に炎症が起こり、血流の悪化や組織の変性によって色が暗くなることがあります。初期の段階では赤く腫れるだけですが、慢性的な炎症が続くと黒ずんだように見えることもあります。

特に、清掃不良やセルフケア不足が続くと、歯ぐきの色が徐々に悪化していくケースが多いです。

3-4. 薬の副作用

特定の薬剤を長期的に使用している場合、その副作用として歯茎が黒ずむことがあります。例えば、高血圧治療薬や免疫抑制剤の一部には、歯茎の着色や肥厚を引き起こす副作用が報告されています。こうした変化に気づいた場合は、医師や歯科医に相談することが大切です。

3-5. 外傷や色素の沈着

打撲や外部からの強い刺激により、歯茎の内部に出血が起きた場合、血液中の鉄分が沈着して歯茎が黒く見えることもあります。また、銀歯や金属製の詰め物の成分が長年かけて歯茎に染み込み、色素沈着を引き起こすケースも存在します。

4. セラミック治療後に歯茎が黒くなったときの対処法

セラミック治療後に歯茎が黒くなり治療を受ける患者

セラミック治療後に歯茎が黒ずんでしまった場合、まずは原因を特定し、適切な方法で対処することが重要です。見た目の違和感に加え、健康面でも影響を及ぼす可能性があるため、自己判断で放置せず、歯科医師に相談することが推奨されます。

以下では、代表的な対処法を紹介します。

4-1. メタルフリー素材への再治療

黒ずみの原因がメタルボンドによる金属の透けや溶け出しである場合、メタルフリー素材(オールセラミックやジルコニアなど)への置き換えが有効です。これらの素材は金属を含まないため、黒ずみのリスクが大幅に軽減され、より自然な見た目を得ることができます。

4-2. ブラックマージンの修正

被せ物と歯茎の境目の設計や装着位置が適切でないと、黒いライン(ブラックマージン)が見えることがあります。この場合、被せ物を再制作してマージン位置を調整することで、見た目の改善が可能です。

4-3. ガムピーリングによる歯茎の色素除去

歯茎のメラニン沈着や軽度な黒ずみに対しては、ガムピーリングと呼ばれる処置が有効です。薬剤やレーザーを使用して表面の色素を除去し、歯茎本来の健康的なピンク色を取り戻すことができます。

4-4. 歯周治療やクリーニングの実施

歯周病やプラークの蓄積による炎症が黒ずみの原因となっている場合は、歯科医院でのスケーリングやルートプレーニングといった基本的な歯周治療が必要です。また、日常のブラッシングやセルフケアの見直しを通じて、口腔内の清潔を保つことも大切です。

4-5. 色素沈着や金属イオンの確認

銀歯や金属の土台が原因で、歯茎に色素が沈着している場合もあります。このような場合には、金属部分を除去し、セラミックやレジンなどの審美性に優れた素材へ変更することで改善が期待できます。

5. セラミック治療で歯茎が黒くなるのを防ぐ方法

セラミック治療で歯茎が黒くなるのを防ぐ為にナイトガードを使うイメージ

セラミック治療後に歯茎が黒ずむのを防ぐには、治療前の素材選びや歯科医院の選定、そして治療後のメンテナンスまで、いくつかのポイントを意識することが重要です。以下では、事前に注意しておきたい点や日常的にできる予防策について解説します。

5-1. 信頼できる歯科医院を選ぶ

歯茎の黒ずみは、素材選びや被せ物の装着位置など、治療技術に左右されることが多いため、審美歯科に精通した歯科医院を選ぶことが大切です。経験豊富な歯科医師による処置であれば、黒ずみリスクを大幅に抑えることができます。

5-2. メタルフリー素材を選ぶ

内側に金属を含まないオールセラミックやジルコニアなど、メタルフリー素材を選ぶことで、金属による歯茎の黒ずみを防げます。とくに、歯ぐきが薄い方は金属の色が透けやすいため、審美性を重視するなら金属不使用の素材を検討しましょう。

5-3. 口腔内を清潔に保つ

治療後も、毎日の歯磨きやフロスによるセルフケアを欠かさず行い、歯ぐきの健康を維持することが大切です。歯周病や炎症が起こると、歯茎が下がったり色素が沈着したりして、黒ずみの原因になります。

とくに、被せ物の周囲は汚れがたまりやすいため、丁寧なブラッシングと定期的な歯科医院でのメインテナンスが予防に効果的です。

5-4. 就寝時のナイトガードの活用

歯ぎしりや食いしばりのある方は、ナイトガード(マウスピース)を使用することで、セラミックや歯ぐきへの負担を軽減できます。セラミックに過度な圧力がかかると、歯と歯茎の間に微細なズレが生じ、そこから細菌が侵入し炎症が起こる可能性もあるため、予防的にナイトガードを導入するのも有効です。

6. まとめ

セラミック治療をして笑顔の女性

セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因には、金属素材の使用や歯ぐきの炎症などが関係しています。見た目の美しさを保つためには、メタルフリー素材の選択や丁寧な口腔ケア、信頼できる歯科医院での治療が重要です。

セラミック治療を検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、審美歯科治療、セラミック治療に特に注力しながら、虫歯・歯周病治療、顎関節症治療、口腔がん検診など、さまざまな診療を行っています。

ホームページはこちらネット予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

岡山大学 歯学博士

厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医

稲熊尚広

2025年07月24日 12:00
イナグマ歯科外観
イナグマ歯科駐車場

イナグマ歯科にお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら >> 052-806-1181
イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
所在地 〒468-0056
愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114 番地
電話番号 052-806-1181
診療時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 12:00 15:15 ~ 18:15
土曜日 9:00 ~ 12:00
休診日 土曜日午後・日曜日・祝日
  日・祝
9:00〜12:00
15:15〜18:15

サイドメニュー

モバイルサイト

名古屋市天白区の歯医者・審美・セラミック・口腔がんならイナグマ歯科スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら