名古屋市天白区の歯医者・歯科・セラミックならイナグマ歯科

名古屋市天白区の歯医者【イナグマ歯科】は、審美歯科治療、セラミックで評判、おすすめの歯医者です。
虫歯治療、歯周病、顎関節症治療、口腔がん検診も行う歯医者です。
 

HOMEブログページ ≫ 奥歯をセラミックにするメリットは?使用される素材の種類... ≫

奥歯をセラミックにするメリットは?使用される素材の種類と費用も

merits-of-ceramic-for-molars_603127617 (1)
目次

1. 銀歯とは
2. 奥歯をセラミックにするメリット
2-1. 審美性が高い
2-2. 生体親和性が高い
2-3. 虫歯の再発防止効果が高い
2-4. 耐久性・機能性が高い
3. 奥歯をセラミックにするデメリット
3-1. 費用の負担
3-2. 欠けたり割れたりする可能性がある
3-3. 修復が難しい
3-4. 歯を削る量が多くなる場合がある
3-5. 治療期間が長い
4. 奥歯の治療に使用されるセラミックの種類と費用
4-1. オールセラミック
4-2. ジルコニアセラミック
4-3. ハイブリッドセラミック
4-4. メタルボンド
5. まとめ

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」です。

「笑うと奥歯の銀歯が目立つのが気になる」「セラミックを勧められたけれど、どんな特徴があるのか知りたい」といった悩みをお持ちの方は多いでしょう。

この記事では、奥歯をセラミックにするメリットやデメリット、使用されるセラミック素材の種類、治療費用の目安まで詳しく解説します。ご自身に合う奥歯の治療方法を選べるよう参考にしてください。

1. 銀歯とは

銀歯の詰め物のイメージ
銀歯とは、歯科治療において長年にわたり使用されてきた金属製の詰め物や被せ物などを指します。主に金銀パラジウム合金と呼ばれる金属で作られており、加工がしやすく強度も高いため、噛む力が強くかかる奥歯の治療に用いられてきました。

さらに、保険が適用されるため患者さまの金銭的な負担も少なく、手軽に治療を受けられるというメリットがあります。

しかし、近年では銀歯に対して様々な懸念が指摘されるようになってきました。

銀歯は、時間の経過とともに金属イオンが溶け出し、歯茎が黒ずむメタルタトゥーという現象を引き起こすことがあります。また、金属アレルギーをお持ちの方にとっては、症状の原因となる可能性も考慮すべきです。

さらに、口腔内では常に唾液や食べ物に含まれる酸にさらされているため、金属が劣化し隙間が生じることがあります。その結果、虫歯の再発や不快感につながることがあります。

加えて、見た目の問題もあり、笑った際や話すときに銀歯が目立つことに抵抗を感じる方も少なくありません。

2. 奥歯をセラミックにするメリット

奥歯をセラミックにするメリットイメージ
奥歯のセラミック治療には、銀歯では得られない多くの利点があります。ここでは、そのメリットについて解説します。

2-1. 審美性が高い

セラミックの最大の特長は、天然歯に近い自然な色合いや透明感を再現できることです。近年の歯科技術の進歩により、天然歯に合わせた繊細な調色が可能となり、治療箇所であることをほとんど感じさせない仕上がりが期待できます。

普段は見えにくい奥歯でも、笑ったときや大きく口を開けた際に見える部分をセラミックにすることで、口元の印象が整います。営業職や接客業など、人前に立つ機会が多い方にとっては、見た目の清潔感や自信につながる重要なポイントと言えるでしょう。

2-2. 生体親和性が高い

セラミックは生体親和性に優れた材料であり、金属アレルギーの心配がありません。金属イオンの溶出がないため、長期間使用しても体に害を与えることがなく、安心して使用できます。

金属アレルギーをお持ちの方や、将来的なアレルギー発症を心配される方にとって、理想的な選択肢となるでしょう。また、口の中は常に湿潤環境にあり、酸性やアルカリ性の食品にさらされますが、環境変化に対して変色や劣化が起こりにくく、非常に安定しています。

2-3. 虫歯の再発防止効果が高い

セラミックは表面が非常に滑らかで、細菌が付着しにくい特性があります。また、精密に作製されるため治療部位と天然歯の境界部分に隙間ができにくく、細菌の侵入を効果的に防ぐことができます。これにより、虫歯の再発リスクを大幅に軽減することが可能です。

さらに、セラミックと天然歯の熱膨張率が類似しているため、温度変化による材料の伸縮で隙間が生じにくく、長期間にわたって密着性を保つことができます。この特性により、治療部位の再治療のリスクを最小限に抑えることができるのです。

2-4. 耐久性・機能性が高い

現代のセラミック材料の中には、従来の陶材とは異なり非常に高い強度を持つものがあります。特に、強い力のかかる奥歯にも使用できるセラミックの種類であれば、噛む力にも十分耐えることができ、日常的な咀嚼も問題なく対応できます。

3. 奥歯をセラミックにするデメリット

奥歯をセラミックにするデメリットイメージ
セラミック治療には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療を検討する際は、これらの点も十分に理解しておくことが重要です。

3-1. 費用の負担

セラミック治療最大のデメリットは、保険適用外の自費診療となるため、銀歯と比較して費用が高額になることです。一般的に、セラミックの詰め物で5万円から10万円程度、被せ物では10万円から20万円程度の費用がかかります。

ただし、治療費用は歯科医院や使用する材料によっても変動するため、事前の確認が必要です。治療費用は高額になるものの、虫歯の再発防止効果や耐久性を考慮すると、コストパフォーマンスは決して悪くないと言えるでしょう。

3-2. 欠けたり割れたりする可能性がある

セラミックは金属と比較すると、衝撃に対して脆い一面があります。非常に強い力が加わったり、硬い物を噛んだりすると、欠けたり割れたりする可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミックにかかる負荷が大きくなるため、就寝時にマウスピースを装着するなどの対策により、破損のリスクを軽減しましょう。

3-3. 修復が難しい

セラミック素材は、美しさや耐久性に優れる一方で、欠けたり割れたりした際の修復が難しいという特性があります。軽度な破損であれば、口腔内で研磨し滑らかに整えることも可能ですが、損傷が大きい場合は新しく作り直す必要が生じるかもしれません。

こうした事態を避けるためには、治療後の定期的な検診によって早期の不具合を把握し、必要な対応を行うことが重要です。また、硬い食べ物の摂取は控えめにし、スポーツなどで強い衝撃が予想される場合にはマウスガードなどを使用することが長期的なトラブル予防につながります。

3-4. 歯を削る量が多くなる場合がある

セラミック治療では、素材に一定の厚みが求められるため、銀歯と比べて歯を削る量が増える場合があります。特に詰め物では、セラミックの強度や安定性を保つために、銀歯よりも削る範囲が広くなることがあります。

歯を削る量が増えると、神経への刺激や将来的な歯の寿命に影響を与える可能性も懸念されます。そのため、歯科医師は必要最小限の切削にとどめつつ、適合性と強度を両立できるよう、十分な診査と治療計画をもとに慎重に進めます。

治療に際しては、削る量やその影響について事前に十分な説明を受け、納得の上で治療を開始することが大切です。

3-5. 治療期間が長い

セラミック治療は、銀歯治療と比較して治療期間が長くなる傾向があります。これは、精密な型取りから技工所でのセラミック製作、調整まで含めると、複数回の通院が必要となるためです。こだわりを持って色調や形態を調整する場合は、さらに時間を要することもあります。

急ぎで治療を完了させたい方にとっては、この治療期間の長さがデメリットとなる可能性があります。この丁寧な工程こそがセラミック治療の高い品質を実現する重要な要素でもあります。

4. 奥歯の治療に使用されるセラミックの種類と費用

奥歯の治療に使用されるセラミックの種類と費用
奥歯のセラミック治療では、患者さまの希望や予算に応じて複数の素材から選択することが可能です。それぞれの特徴と費用について詳しく解説します。

4-1. オールセラミック

オールセラミックは、金属を一切使用せずセラミックのみで製作されたものです。自然な色調と透明感を実現できるため、特に審美性が要求される部位での使用に人気です。

しかし、強度の面では他のセラミックと比較してやや劣るため、奥歯では使用が限定される場合があります。費用は10万円から15万円程度となることが一般的です。

4-2. ジルコニアセラミック

ジルコニアは人工ダイヤモンドとも称されるほど高い硬度を持つセラミック素材です。金属を含まないため金属アレルギーの心配がなく、奥歯の治療にも使用可能です。

ただし、ジルコニア単体で作製するオールジルコニアは、白さがやや強く不自然に見える傾向があります。そのため、近年では、ジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けたジルコニアセラミックを用いるケースも増えてきました。

費用の目安は9万〜15万円程度です。

4-3. ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックの粉末とレジン(樹脂)を混合した材料です。純粋なセラミックと比較すると審美性や耐久性では劣りますが、費用を抑えながらも銀歯より優れた見た目を実現できます。

セラミックの硬さとレジンの柔軟性を併せ持つため、硬すぎず対合歯への負担が少ないという特徴があります。

ただし、時間の経過とともに多少の変色が生じる可能性があります。費用は5万円から8万円程度となることが多く、セラミック治療の中では手頃な価格設定となっています。

4-4. メタルボンド

メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。金属の強度とセラミックの審美性を両立できるため、奥歯の治療によく使用されてきました。

内部に金属を使用しているため、オールセラミックと比較すると透明感は劣りますが、十分な審美性を確保できます。また、優れた強度を持つため噛む力の強い奥歯でも安心して使用できます。

ただし、金属アレルギーのリスクや、歯茎の際の金属色の透けが気になる場合があります。費用は9万円から12万円程度が相場となっています。

5. まとめ

奥歯をセラミックにし笑顔に自信が出た女性
奥歯をセラミックにすることで、見た目の美しさや金属アレルギーのリスクが低減など、多くのメリットが得られます。

しかし、コストや治療にかかる時間、強度の問題など、デメリットも存在します。治療に使用するセラミックの種類や費用についても理解し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

奥歯のセラミック治療を検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、審美歯科治療、セラミック治療に特に注力しながら、虫歯・歯周病治療、顎関節症治療、口腔がん検診など、さまざまな診療を行っています。

ホームページはこちらネット予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。
 

岡山大学 歯学博士

厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医

稲熊尚広

2025年08月14日 12:00
イナグマ歯科外観
イナグマ歯科駐車場

イナグマ歯科にお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら >> 052-806-1181
イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
所在地 〒468-0056
愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114 番地
電話番号 052-806-1181
診療時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 12:00 15:15 ~ 18:15
土曜日 9:00 ~ 12:00
休診日 土曜日午後・日曜日・祝日
  日・祝
9:00〜12:00
15:15〜18:15

サイドメニュー

モバイルサイト

名古屋市天白区の歯医者・審美・セラミック・口腔がんならイナグマ歯科スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら