【名古屋市天白区の歯医者が解説】40代男性必見!放置すると危険な睡眠時無呼吸症候群と食いしばり

こんにちは、名古屋市天白区の無呼吸症候群のマウスピース治療・歯医者・歯科のイナグマ歯科です。
【名古屋市天白区の歯医者が解説】40代男性必見!放置すると危険な睡眠時無呼吸症候群と食いしばり
「最近、なんだか寝ても疲れが取れない…」 「朝起きると顎がだるい、歯がすり減っている気がする…」 「家族から『いびきがうるさい』と指摘された…」
もし、あなたが40代男性で、このような悩みを抱えているなら、それは単なる寝不足や疲労ではないかもしれません。実は、これらは**「睡眠時無呼吸症候群」や「歯ぎしり・食いしばり」**といった、あなたの健康を蝕む深刻な問題のサインである可能性があります。
この記事では、名古屋市天白区で多くの患者様を診てきた歯科医師が、見過ごされがちな睡眠時のトラブルと、それを改善するためのマウスピース治療について、実際の症例を交えながら分かりやすく解説します。
なぜ放置すると危険?睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの関係
1. 睡眠時無呼吸症候群がもたらすリスク
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。この状態が続くと、身体は常に酸素不足となり、以下のような深刻なリスクを招きます。
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日中の眠気・集中力低下: 睡眠の質が低下するため、日中の仕事や運転中に強い眠気に襲われ、事故のリスクが高まります。
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高血圧や心臓病のリスク: 血液中の酸素不足が心臓や血管に大きな負担をかけ、高血圧や不整脈、心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こす可能性があります。
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生活習慣病の悪化: 糖尿病や脳卒中など、すでに抱えている生活習慣病を悪化させる一因となります。
2. 歯ぎしり・食いしばりとの意外な関係
「歯ぎしりなんて、誰でもしてるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、睡眠時無呼吸症候群の方は、そうでない方に比べて歯ぎしりや食いしばりの頻度が高いことがわかっています。
呼吸が止まると、身体は無意識に「呼吸を再開させよう」とします。このとき、顎の筋肉を緊張させて舌の付け根を動かそうとするため、歯を強く噛みしめたり、こすり合わせたりするのです。
これにより、歯がすり減る、詰め物や被せ物が割れる、顎関節に痛みが生じるといった、口腔内のトラブルも引き起こされてしまいます。
治療の鍵は「マウスピース」!実際の症例から見る改善効果
無呼吸症候群のマウスピース装着前
無呼吸症候群のマウスピース装着後
今回ご紹介するのは、耳鼻咽喉科で睡眠時無呼吸症候群と診断され、マウスピースでの治療を希望された40代の男性Aさんの症例です。
<Aさんのご相談内容>
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奥様からいびきと無呼吸を指摘された。
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朝起きると顎がだるい、寝ても疲れが取れないと感じていた。
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日中の眠気がひどく、仕事に集中できない。
<当院での治療プロセス>
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精密な診断: まず、Aさんの口腔内を丁寧に診察し、歯並びや顎関節の状態を確認。睡眠時の呼吸がどのように妨げられているかを分析しました。
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マウスピースの作製: 歯科医師の指示のもと、Aさんの口腔内にぴったり合う**「スリープスプリント」**と呼ばれる専用のマウスピースを作製しました。このマウスピースは、下顎を少し前方に突き出すように固定することで、気道(空気の通り道)を広げ、呼吸がスムーズに行えるようにする仕組みです。
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装着と経過観察: 完成したマウスピースをAさんに装着していただき、使用方法や手入れの方法を丁寧に説明しました。1ヶ月後の定期メンテナンスでは、マウスピースの適合状態と、睡眠時の状況を詳しくヒアリングしました。
<驚きの改善結果>
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いびきと無呼吸の改善: マウスピースを使用し始めてから、奥様からいびきを指摘されることがほとんどなくなったとご報告いただきました。
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睡眠の質の向上: 「夜中に目が覚める回数が減り、朝までぐっすり眠れるようになった」とAさんご自身も効果を実感されています。
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日中のパフォーマンス回復: 「日中の眠気がなくなり、仕事に集中できるようになった」と、生活の質が大きく向上しました。
この症例からわかるように、たった一つのマウスピースが、睡眠の質を劇的に改善し、日々の生活、ひいては命に関わるリスクを低減する大きな一歩となるのです。
費用と治療期間:知っておきたいこと
項目 | 詳細 |
年齢・性別 | 40代男性 |
診療種別 | 保険診療 |
治療回数 | 3回 (初診・型取り・装着・調整) |
治療期間の目安 | 約1ヶ月 (初診からマウスピース完成まで) |
費用総額の目安 | 約20,000円 (保険適用の場合) |
※上記の費用はあくまで目安です。お口の状態や治療内容によって変動する場合があります。
治療のリスクについて
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最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります。
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決められた時間や清掃方法を守らないと、十分な効果が得られない可能性があります。
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稀に、顎や歯に一時的な違和感が生じることがあります。
まとめ:あなたの「大丈夫」は本当に大丈夫?
「自分は大丈夫だろう」と安易に考えている方が多いですが、睡眠時のトラブルは気づかないうちに進行していることがほとんどです。特に40代以降の男性は、無呼吸症候群を発症するリスクが高まるため、注意が必要です。
もし、いびきや寝ても取れない疲労感、朝の顎のだるさなど、少しでも気になる症状があれば、それは身体からのSOSかもしれません。
名古屋市天白区にある当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適な治療法をご提案しています。お口の健康は、全身の健康に直結しています。
あなたの「大丈夫」を歯医者にチェックさせてみませんか?まずはお気軽にご相談ください。
【ご予約・お問い合わせ】 イナグマ歯科 〒468-0056 愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114番地 電話番号:052-806-1181
監修 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広