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口腔癌の症状と診断方法を詳しく解説|イナグマ歯科の歯学博士が教える早期発見のポイント

女性歯科医師

名古屋 天白区の歯医者・歯科・口腔外科・口腔癌検診のイナグマ歯科です。
監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

目次

  1. 口腔癌とは
    • 口腔癌の概要
    • 高齢者に多いが、年齢に関係なく発症する可能性
  2. 口腔癌の症状
    • 口内のしこりや腫れ
    • 続く口内の痛み
    • 口内の潰瘍や白斑
    • 出血や膿
    • 嚥下困難や歯の動揺
    • 声の変化
  3. 口腔癌の診断方法
    • 医師による視診・触診
    • 細胞診(生検)
    • 画像診断
      • CT(コンピュータ断層撮影)
      • MRI(磁気共鳴画像法)
    • PET検査
    • 血液検査
  4. 早期発見の重要性
    • 早期発見が治療成功率を高める理由
    • 定期的な口腔内セルフチェックと歯科医の検診の重要性
    • リスク要因(喫煙、過度の飲酒など)と早期検診の推奨
  5. まとめ
    • 口腔癌の症状と診断方法の振り返り
    • 早期発見と定期検診の重要性
    • 専門医との相談と検査の必要性
  6. お問合せと相談
    • 名古屋市天白区のイナグマ歯科の紹介
    • 予約や相談の方法

3-1. 口腔癌

口腔癌は、口の中に発生する悪性腫瘍で、特に高齢者に多く見られるが、年齢に関係なく発症する可能性がある疾患です。口腔癌は早期発見が難しく、症状が出にくい場合もあるため、定期的な検診と知識の習得が重要です。このセクションでは、口腔癌の症状と診断について詳しく解説します。

3-1-1. 口腔癌の症状と診断

1. 口腔癌の症状

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口腔癌の初期症状は、しばしば見過ごされがちです。しかし、以下のような症状が現れる場合は、口腔癌の可能性を考慮し、速やかに専門医の診察を受けることが重要です。

1.1. 口内のしこりや腫れ

口腔内にしこりや腫れができることがあります。これらは痛みがないこともありますが、時間と共に大きくなり、痛みを伴うこともあります。特に、口の中に触れても痛みを感じないしこりは要注意です。

1.2. 続く口内の痛み

口内の痛みが長期間続く場合、口腔癌の可能性があります。一般的な口内炎や傷が治るのに比べて、痛みが続いたり、強くなったりする場合は注意が必要です。

1.3. 口内の潰瘍や白斑

口内に白っぽい斑点や潰瘍ができ、治らない場合があります。これらは「口腔白板症」とも呼ばれ、口腔癌の前兆である可能性があります。白斑や潰瘍は、口内の粘膜に発生し、時には出血を伴うこともあります。

1.4. 出血や膿

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口内で出血や膿が見られることがあります。特に無痛性の出血や膿は、口腔癌の可能性を示唆することがあります。これらの症状が繰り返し現れる場合は、早急な検査が必要です。

1.5. 嚥下困難や歯の動揺

食事や飲み物を飲み込む際に痛みを感じたり、物が喉に引っかかるような感覚を持つ場合、または歯がぐらつくことがある場合も、口腔癌の可能性があります。特に咀嚼や嚥下の際に違和感を感じる場合は、専門医の診察を受けるべきです。

1.6. 声の変化

声が変わったり、しゃべりづらくなったりする場合も口腔癌の症状として現れることがあります。声の変化は口腔内の腫瘍が発声器官に影響を及ぼしている可能性があります。

2. 口腔癌の診断

口腔癌の診断は、以下のような手順で行われます。診断が早期に行われることで、治療の選択肢が増え、予後が改善する可能性があります。

2.1. 医師による視診・触診

口腔癌の診断には、まず口腔内の視診と触診が行われます。医師は口腔内の粘膜や舌、歯肉などを観察し、異常がないか確認します。また、しこりや腫れがあれば触診を行い、その大きさや性質を評価します。

2.2. 細胞診(生検)

口腔内に異常が見つかった場合、細胞診(生検)が行われます。生検は、疑わしい部分から少量の組織を取り出し、顕微鏡で検査する方法です。この検査によって、癌の有無や種類を確認することができます。生検は口腔癌の診断において重要な役割を果たします。

2.3. 画像診断

口腔癌の診断には、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像法)などの画像診断が用いられることがあります。これらの検査により、腫瘍の大きさや広がり、周囲の組織への浸潤の程度を評価することができます。

2.4. PET検査

PET(陽電子放射断層撮影)検査は、口腔癌の診断や治療計画の策定に役立つ検査です。PET検査では、体内に放射線標識された物質を注射し、がん細胞の活性を確認します。これにより、腫瘍の転移の有無や全体的な進行状況を把握することができます。

2.5. 血液検査

血液検査は、口腔癌の診断を補助するために行われることがあります。血液中の特定のマーカーや異常な成分が検出されることがありますが、口腔癌の診断においては主要な手法ではありません。しかし、全体的な健康状態の把握や治療のモニタリングには役立ちます。

3. 早期発見の重要性

口腔癌は、早期に発見されるほど治療の成功率が高くなります。定期的な口腔内のセルフチェックと、定期的な歯科医の検診が重要です。特に、リスク要因として喫煙や過度の飲酒がある場合は、早期の検診が推奨されます。

4. まとめ

口腔癌の症状は、多くの人にとって見過ごしがちなものです。しかし、しこりや潰瘍、長引く痛みなどの兆候がある場合は、早急に専門医に相談することが重要です。診断には視診や生検、画像診断が用いられ、早期発見が治療の成否に大きな影響を与えることがあります。定期的な検診と自覚症状の早期発見が、口腔癌の予防と治療において鍵となります。
 

口腔外科・口腔癌のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・口腔癌診断のイナグマ歯科までご相談ください。

監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2024年09月07日 18:11
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