【名古屋市天白区の歯科口腔外科】頬の粘液嚢胞を手術で除去した60代男性の症例紹介

名古屋市天白区にある歯医者・歯科・歯科口腔外科・粘液嚢胞治療のイナグマ歯科です。院長 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
頬肉にできた粘液嚢胞(before)

頬肉にできた粘液嚢胞(after)
頬肉にできたできものご相談内容
「誤って頬肉を噛んだら水膨れができた」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見すると、頬肉を誤って噛んだことにより唾液腺に詰まりが生じて水疱ができる「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」でした。
粘液嚢胞は自然に小さくなることもありますが、根本原因である唾液腺が詰まったままでは再発するため、取り除くことが必要と診断しました。
患者様も「水疱を取り除きたい」とご希望でした。
行ったご提案・治療内容
患者様のご希望に沿い、頬肉にできた粘液嚢胞・できものの摘出手術を行うこととしました。
摘出手術はまず最初に局所麻酔を行い、麻酔がしっかり効くまで5分から10分程度待ちます。
麻酔が十分に効いたことを確認したら、メスを使用して水疱を取り除きます。この時、詰まりの生じている唾液腺を取り残すことなく摘出するため、水疱よりも一回り大きく切除します。
最後に、傷口を縫って終了です。
今回の手術は全体でおおよそ30分程度で終了し、約1週間後に抜糸をしました。
この治療のリスクについて
・外科処置のため、術中ごくまれに出血が多くなる可能性があります
・出血が多くなった場合、組織を取りきれずに再発する可能性があります
・術後1週間程度、腫れや痛みが起きる可能性があります
- 年齢・性別60代男性
- 診療種別 保険診療
- 治療期間の目安 約1ヶ月
- 治療回数の目安-
- 治療費総額の目安 約15,000円
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粘液腫について
口の中の粘液腫は、口腔内の粘膜にゼリー状の粘液がつまったふくらみができる病気で、「粘液のう胞」や「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」とも呼ばれます。下唇や頬の内側の粘膜や舌下部にできることが多く、通常では痛みがほとんどなく、色も粘膜とほぼ同じで、周囲には異変が見られません。粘液嚢胞は、小児や10代から30代の女性に多く見られ、50代以降の発症は少ない傾向があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、口の中を噛んだり歯の鋭利な部分に擦れたり食べ物で傷つけてしまったりすることが関係していると考えられています。
粘液嚢胞は腫瘍ではないので、悪性化することはありません。大きさがあまり変わらなかったり普段の生活で気にならない場合は、大きさの変化があるまで経過観察でも大丈夫です。ただし、自分で潰したり触ったりするとそこから感染を起こす可能性もあるのでオススメできません。
粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。
口腔外科のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・粘液腫手術のイナグマ歯科までご相談ください。院長 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
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