こんにちは、名古屋市天白区の入れ歯治療・歯医者・歯科のイナグマ歯科です。
外れて落ちてこない入れ歯を作るには?
――名古屋市天白区イナグマ歯科・歯学博士が解説――
「食事の途中で入れ歯が外れてしまったらどうしよう」
「会話中にズレるのが気になって、思いきり笑えない」
「入れ歯はこんなものだと、半ば諦めている」
このようなお悩みを抱えながら、日々を過ごしていませんか?
入れ歯が外れる・落ちるという問題は、単に噛みにくいという不便さだけでなく、
人前での不安や恥ずかしさ、外出や会食を避けてしまうなど、
生活の質(QOL)を大きく低下させる深刻な問題です。
実際にGoogleでは、
「入れ歯 外れる」
「入れ歯 落ちる」
「外れて落ちない 入れ歯 作りたい」
といった検索が数多く行われており、
多くの方が“外れない入れ歯”を本気で求めていることがわかります。
しかし一方で、歯科医療の現場にいると、次のような言葉を耳にすることが少なくありません。
「入れ歯は外れるものですよね?」
「年齢的に仕方ないですよね?」
「どこで作っても同じだと思っていました」
これは非常にもったいない誤解です。
結論からお伝えすると、
適切な診断・正確な型取り・噛み合わせを考慮した設計・高い技術力がそろえば、
👉 入れ歯は簡単に外れるものではありません。
名古屋市天白区にあるイナグマ歯科では、
歯学博士としての専門的知見と臨床経験をもとに、
「なぜ入れ歯が外れるのか」
「どうすれば外れて落ちない入れ歯を作れるのか」
を一人ひとり丁寧に分析し、治療にあたっています。
入れ歯治療は、
✔ 素材の問題
✔ 設計の問題
✔ 噛み合わせの問題
✔ 顎の骨や歯ぐきの状態
✔ 歯科技工士の技術力
など、さまざまな要素が複雑に絡み合う高度な治療です。
そのため、表面的な調整だけでは根本的な解決にならないケースも少なくありません。
この記事では、
「入れ歯が外れて困っている方」
「これから入れ歯を作る予定の方」
「今の入れ歯に不満があるが、どうすればいいかわからない方」
に向けて、
-
なぜ入れ歯が外れてしまうのか
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外れて落ちてこない入れ歯を作るための条件
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外れにくい入れ歯の種類と特徴
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保険と自費の入れ歯の違い
-
歯科医院選びで失敗しないポイント
-
今使っている入れ歯が外れる場合の対処法
を、歯科医師の立場から、できるだけわかりやすく、しかし専門的に解説していきます。
「入れ歯の悩みは、もう我慢するしかない」
そう思い込んでいた方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
まずは、
多くの方が抱えている「入れ歯が外れてしまう悩み」その正体から、詳しく見ていきましょう。
【目次】
1. 入れ歯が外れてしまう悩みとは?
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食事中・会話中に入れ歯が外れるストレス
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人前で不安になる心理的負担
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「入れ歯は外れるもの」と諦めていませんか?
2. 入れ歯が外れて落ちてしまう主な原因
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歯ぐき(顎の骨)の痩せによる影響
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入れ歯の設計・噛み合わせの問題
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使用年数による劣化・変形
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保険の入れ歯で起こりやすい理由
3. 外れて落ちてこない入れ歯を作るための基本条件
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正確な型取りが重要な理由
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噛み合わせ調整が安定性を左右する
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歯科技工士の技術力の重要性
4. 外れにくい入れ歯の種類と特徴
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金属床義歯|薄くてフィット感が高い
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ノンクラスプデンチャー|見た目と安定性を両立
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アタッチメント義歯|しっかり固定できる構造
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インプラントオーバーデンチャーという選択肢
5. 保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い
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安定性・外れにくさの差
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使用できる素材と設計の自由度
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長期的に見たコストパフォーマンス
6. 外れない入れ歯を作る歯科医院の選び方
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入れ歯治療の実績・専門性を確認する
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丁寧なカウンセリングがあるか
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調整・アフターケアの重要性
7. 今使っている入れ歯が外れる場合の対処法
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応急処置としてできること
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入れ歯安定剤は使ってもいい?
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作り直し・調整の判断基準
8. 入れ歯を長く快適に使うためのメンテナンス方法
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定期的な調整が必要な理由
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歯ぐきと顎の健康を守るポイント
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正しいお手入れ方法
9. 外れて落ちてこない入れ歯で快適な生活を取り戻そう
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食事・会話・笑顔に自信が持てる
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我慢せず、専門家に相談する大切さ
1. 入れ歯が外れてしまう悩みとは?

「食事中に入れ歯が外れてしまう」
「会話の途中でズレるのが不安で、人前で話せない」
「笑った拍子に落ちないか常に気になる」
入れ歯を使用している多くの方が、このような悩みを抱えています。
実際、「入れ歯 外れる」「入れ歯 落ちる」「外れない 入れ歯 作りたい」といった検索キーワードは年々増加しており、入れ歯の安定性は非常に大きな関心事です。
特に問題なのは、
👉 外れること自体よりも、精神的ストレスが大きいこと。
-
食事を心から楽しめない
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人と話すことに消極的になる
-
外出や会食を避けるようになる
このように、入れ歯が外れる悩みは、生活の質(QOL)を大きく低下させる要因になります。
しかし実は、「入れ歯は外れるもの」「年齢的に仕方ない」と諦めている方の多くが、
👉 正しい知識を知らないだけというケースが非常に多いのです。
結論から言うと、
適切な設計・精密な製作・正しい調整が行われた入れ歯は、簡単には外れません。
まずは、なぜ入れ歯が外れてしまうのか、その原因から正しく理解していきましょう。
2. 入れ歯が外れて落ちてしまう主な原因

2-1. 歯ぐき(顎の骨)が痩せている
入れ歯が外れる最大の原因は、顎の骨(歯槽骨)の吸収です。
歯を失うと、その部分の骨は徐々に痩せていきます。
特に総入れ歯の場合、入れ歯を支える土台が少なくなるため、
-
吸着力が弱くなる
-
ズレやすくなる
-
噛むと浮き上がる
といった問題が起こります。
これは加齢だけでなく、
✔ 合わない入れ歯を使い続けている
✔ 長期間調整していない
ことでも進行します。
2-2. 入れ歯の設計そのものに問題がある
入れ歯は「歯の代わり」ではなく、
力学的に非常に複雑な医療装置です。
以下のような設計ミスがあると、外れやすくなります。
-
支えとなる歯や歯ぐきへの負担配分が不適切
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クラスプ(バネ)の位置が悪い
-
噛む力の方向を考慮していない
特に「とりあえず噛める」レベルで作られた入れ歯は、
日常生活では簡単に外れます。
2-3. 噛み合わせが合っていない
噛み合わせがズレていると、
食事のたびに入れ歯が押し上げられます。
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一部だけ強く当たっている
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左右のバランスが悪い
-
顎の動きと合っていない
この状態では、どんな素材の入れ歯でも安定しません。
👉 外れない入れ歯=噛み合わせが正確
これは絶対条件です。
2-4. 入れ歯の劣化・変形
入れ歯は永遠に使えるものではありません。
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プラスチック素材の摩耗
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金属の微細な歪み
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人口歯のすり減り
これらが起こると、
最初は問題なかった入れ歯でも、徐々に外れやすくなります。
「昔は合っていた」という方ほど要注意です。
2-5. 保険の入れ歯で起こりやすい理由
誤解を恐れずに言えば、
保険の入れ歯は「最低限の機能」を満たすものです。
-
使用できる素材に制限がある
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設計の自由度が低い
-
工程を簡略化せざるを得ない
その結果、
👉 外れやすい・ズレやすいケースが多くなります。
もちろん、保険でも良い入れ歯は作れますが、
「外れて落ちないこと」を最優先するなら限界があるのが現実です。
3. 外れて落ちてこない入れ歯を作るための基本条件

ここからが最も重要なポイントです。
外れない入れ歯には、必ず共通する条件があります。
3-1. 精密な型取りがすべての土台
入れ歯の安定性は、型取りで8割が決まると言っても過言ではありません。
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動いている歯ぐきを正確に再現しているか
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圧がかかる部分・逃がす部分を考慮しているか
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開口量・舌の動きまで考えられているか
流れ作業のような型取りでは、
外れない入れ歯は絶対に作れません。
3-2. 噛み合わせ調整は「ミリ単位」の精度が必要
噛み合わせは、
✔ 見た目
✔ 咀嚼力
✔ 入れ歯の安定
すべてに影響します。
わずか 0.1mmのズレ でも、
入れ歯は簡単に浮きます。
そのため、
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咬合器(噛み合わせ再現装置)を正確に使用
-
実際の顎の動きを想定した調整
が不可欠です。
3-3. 歯科技工士の技術力が結果を左右する
見落とされがちですが、
**入れ歯の出来を左右する最大の要因は「歯科技工士」**です。
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顎の形態を読む力
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咬合設計の経験
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細部の仕上げ精度
優秀な技工士が関わる入れ歯は、
吸い付くように安定する感覚があります。




