顎関節症の対処法と治療ガイド|イナグマ歯科が解説
名古屋市天白区の歯医者・歯科・顎関節症治療のイナグマ歯科です。
目次
- 顎関節症になったら気を付けること
- 1.1. 適切な姿勢
- 1.2. ストレス管理
- 1.3. 食事の注意
- 顎関節症になったらやってはいけないこと
- 2.1. 大きな開口運動
- 2.2. 噛み締める癖
- 2.3. 顎に負担をかける運動
- 顎関節症の治療はした方がいいか
- 3.1. 痛みや機能障害が持続する場合
- 3.2. 自己判断による治療が効果を上げない場合
- 3.3. 生活の質が低下する場合
1. 顎関節症になったら気を付けること
1.1. 適切な姿勢
顎関節症は、顎の関節や周囲の筋肉に異常が生じ、痛みや開口障害、咀嚼困難などの症状を引き起こす状態です。日常生活での姿勢が悪いと、顎関節に負担がかかりやすくなります。特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用時には、正しい姿勢を保つよう心掛けましょう。
1.2. ストレス管理
ストレスは顎の筋肉を緊張させ、顎関節症の症状を悪化させる要因となります。リラクゼーション法や適度な運動を取り入れ、ストレスを軽減することが大切です。
1.3. 食事の注意
硬い食べ物や噛み応えのある食べ物は、顎に負担をかけるため、避けるべきです。また、一口サイズに切り分けて食べることで、顎への負担を軽減できます。
2. 顎関節症になったらやってはいけないこと
2.1. 大きな開口運動
自己流で大きく口を開ける運動や、無理に顎を動かすことは、関節に負担をかける可能性があります。医師の指導に従い、適切な運動を行うことが重要です。
2.2. 噛み締める癖
無意識のうちに歯を強く噛み締める癖がある場合、それが顎関節症の原因となることがあります。リラックスすることを心掛け、噛み締める癖を意識的に改善しましょう。
2.3. 顎に負担をかける運動
例えば、硬いものを噛んだり、顎に負荷をかける運動を行うことは、症状を悪化させる可能性があります。避けるべき行動として、顎を強く動かす運動や硬い食べ物の咀嚼が挙げられます。
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3. 顎関節症の治療はした方がいいか
3.1. 痛みや機能障害が持続する場合
顎の痛みや開口障害が続く場合、早めに歯科医師の診察を受けることが重要です。適切な診断と治療が行われることで、症状の悪化を防ぐことができます。
3.2. 自己判断による治療が効果を上げない場合
自己流のケアや市販薬で症状が改善しない場合、専門的な治療が必要です。歯科医師の指導のもと、スプリント療法や物理療法などの治療法が選択されることがあります。
3.3. 生活の質が低下する場合
顎関節症によって日常生活に支障をきたす場合、治療を受けることで生活の質を向上させることができます。例えば、食事が取りにくい、話すのが困難などの症状がある場合には、専門的な治療が推奨されます。
顎関節症は早期の対策が重要です。症状が軽度であっても、適切なケアを行い、必要に応じて専門的な治療を受けることで、健康な顎の状態を維持することができます。
顎関節治療におけるスプリントの重要性とその治療法
目次
- スプリントをはめたほうがいい理由
- 顎関節への負担軽減
- 筋肉の緊張緩和
- 顎の位置の改善
- スプリント治療法の流れと仕方
- 診断と評価
- スプリントの作成
- スプリントの装着と調整
- 定期的なフォローアップ
- スプリントとはどんなもの?
- 使用期間と装着時間
- 昼間の装着について
スプリントをはめたほうがいい理由
顎関節症(がくかんせつしょう)は、顎関節やその周囲の筋肉に異常が生じ、痛みや開口障害などを引き起こす状態です。スプリントは、これらの症状を緩和し、顎関節の機能を正常に保つために使用される装置です。
1. 顎関節への負担軽減
スプリントは、顎関節にかかる負担を軽減することで、痛みを和らげる効果があります。これにより、日常生活における不快感を軽減し、食事や会話などの基本的な活動を楽に行えるようになります。
2. 筋肉の緊張緩和
スプリントは、顎周囲の筋肉の緊張を緩和し、筋肉の疲労や痛みを軽減します。これにより、顎関節症の症状が緩和され、快適な生活を送ることができます。
3. 顎の位置の改善
スプリントは、顎の位置を適切に保つ役割を果たし、顎関節の正常な動きを促進します。これにより、顎関節の機能が向上し、症状の再発を防ぐ効果があります。
スプリント治療法の流れと仕方
スプリント治療は、顎関節症の症状を緩和するための重要な治療法です。以下に、スプリント治療の一般的な流れと具体的な手順を示します。
1. 診断と評価
最初に、歯科医師が患者の顎関節の状態を詳細に診断し、顎関節症の原因や症状の程度を評価します。この診断に基づいて、スプリント治療が適切かどうかを判断します。
2. スプリントの作成
次に、患者の口の型を取り、個々の患者に適したスプリントを作成します。スプリントは、歯科医師が患者の口腔内の状態に合わせてカスタマイズし、最適な効果を得られるように調整されます。
3. スプリントの装着と調整
作成されたスプリントを患者に装着し、適切なフィット感を確認します。装着後、必要に応じて微調整を行い、患者が快適に使用できるようにします。
4. 定期的なフォローアップ
スプリント治療中は、定期的に歯科医師のフォローアップを受けることが重要です。定期的な診察により、スプリントの効果を確認し、必要に応じて調整を行います。また、患者自身の症状や装着感についても確認し、最適な治療を続けるためのアドバイスを提供します。
スプリントとはどんなもの?
スプリントは、口腔内に装着する透明なプラスチック製の装置で、上顎または下顎の歯列に装着します。この装置は、顎関節や歯列にかかる負担を分散し、症状の緩和を図ります。
1. 使用期間と装着時間
スプリントの使用期間は、症状の程度や個々の患者の状態により異なります。一般的には、数週間から数か月間、毎晩の装着が推奨されます。軽度の症状の場合は、短期間の使用で効果が現れることがありますが、重度の症状の場合は、長期間の装着が必要となることがあります。
2. 昼間の装着について
スプリントは通常、就寝中に装着することが一般的ですが、症状が重い場合や医師の指示がある場合には、昼間も装着することが推奨されることがあります。昼間の装着は、顎関節にかかる負担をより一層軽減し、症状の改善を促進します【6】。
顎関節症は、早期に適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。スプリント治療は、その中でも有効な治療法の一つであり、専門的な診断と治療を受けることで、健康な顎関節の状態を維持することが可能です。患者自身も日常生活での注意点を守り、顎関節に負担をかけない生活を心掛けることが大切です。
顎関節症治療の治療なら、名古屋市天白区の歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。
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