【唾石症症例】30代女性の舌の下の硬いしこりと顎下の腫れ|CT診断と唾石摘出術による治療
はじめに|顎の下や舌の下に硬いしこりを感じたら
名古屋市天白区の歯医者・口腔外科・唾石症治療のイナグマ歯科です。
「顎の下が腫れている」
「舌の下に硬いしこりがある」
「食事のたびに顎の下が痛くなる」
このような症状でお悩みではありませんか?
顎の下や舌の下にできる硬いしこりの原因として多いのが**唾石症(だせきしょう)**です。
特に50代・60代・70代以降では、加齢による唾液分泌量の低下や口腔乾燥により発症リスクが高まります。
本記事では実際の唾石症症例をもとに、
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唾石症とはどんな病気か
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舌の下や顎の下が腫れる原因
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ガマ腫との違い
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CT検査による診断方法
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唾石摘出術の流れ
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手術のリスク・費用・治療期間
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再発予防のポイント
について、口腔外科の専門的視点から詳しく解説します。
舌の下や顎の下に硬いしこりができる原因とは?
舌の下や顎の下に膨らみやしこりを感じる場合、以下の病気が考えられます。
① 唾石症(だせきしょう)
最も多い原因の一つです。
唾液を運ぶ管(唾液管)や唾液腺の内部にカルシウム成分が沈着し、石のような塊が形成されます。
特に発症しやすいのが、
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顎下腺(がっかせん)
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ワルトン管
です。
唾石症の主な症状
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舌の下の硬いしこり
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顎の下の腫れ
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食事中の痛み
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繰り返す腫脹
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唾液が出にくい
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口の中の違和感
② ガマ腫(がましゅ)
ガマ腫は唾液が組織内に漏れ出し、袋状にたまる病気です。
ガマ腫の特徴
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柔らかい
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水風船のような感触
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青紫色になることがある
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痛みは少ない
一方で唾石症は硬く触れるため、触診でもある程度区別できます。
③ 唾液腺炎
唾液腺が細菌感染を起こした状態です。
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発熱
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強い腫れ
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圧痛
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膿の排出
などを伴うことがあります。
④ 良性腫瘍・悪性腫瘍
頻度は高くありませんが、
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唾液腺腫瘍
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リンパ節腫大
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口腔がん
などが隠れている場合もあります。
長期間続くしこりは専門的な検査が必要です。
唾石症とは?原因を詳しく解説
なぜ石ができるのか?
唾石症は唾液中のカルシウムやリン酸が結晶化して形成されます。
発症リスク
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加齢
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脱水
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口呼吸
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ドライマウス
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喫煙
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唾液分泌量の低下
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過去の炎症
高齢になるほど発症率は上昇します。
唾仙痛(だせんつう)とは?
唾石症の代表的な症状です。
食事をすると唾液分泌が増えます。
しかし唾石が通路を塞いでいるため、
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唾液が流れない
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圧力が高まる
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腺が腫れる
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強い痛みが出る
という状態になります。
「食事中だけ顎が痛い」
という症状は唾石症の典型例です。
当院症例|30代女性の唾石症

ご相談内容
患者様は70代女性。
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右顎下部の腫れ
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舌の下の硬いしこり
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違和感の持続
を主訴に来院されました。
CT検査による診断
口腔内診査に加えてCT撮影を実施しました。
その結果、
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顎下腺導管内の石灰化像
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唾液の流出障害
を確認。
唾石症と診断しました。
CT検査が重要な理由
唾石症ではCT検査が非常に有効です。
CTで確認できる内容
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唾石の大きさ
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唾石の数
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神経との位置関係
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唾液腺の状態
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周囲組織への影響
安全な手術計画を立てる上で欠かせない検査です。
唾石摘出術とは?
症状のある唾石症では摘出手術を行います。
手術の流れ
① 局所麻酔
手術部位を十分に麻酔します。
② 粘膜切開
口腔底を慎重に切開します。
③ 唾石摘出
CTで確認した位置から唾石を摘出します。
④ 洗浄・縫合
感染予防のため十分に洗浄し縫合します。
⑤ 術後管理
腫れや痛みを確認しながら経過観察を行います。
唾石摘出術のメリット
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痛みの改善
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腫れの改善
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唾液の流れが回復
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感染予防
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再発リスク低下
多くの患者様で症状改善が期待できます。
手術のリスク・副作用
どの外科処置にも一定のリスクがあります。
主なリスク
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術後疼痛
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腫脹
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出血
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感染
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一時的な舌のしびれ
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創部違和感
通常は数日から1週間程度で改善します。
治療概要(本症例)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 30代女性 |
| 診断名 | 顎下腺唾石症 |
| 治療方法 | 唾石摘出術 |
| 診療区分 | 保険診療 |
| 治療期間 | 約2か月 |
| 費用目安 | 約20,000円(3割負担) |
| 主なリスク | 腫脹・疼痛・出血・感染 |
唾石症を放置するとどうなる?
放置すると、
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繰り返す腫れ
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唾液腺炎
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顔面腫脹
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強い痛み
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膿瘍形成
につながる可能性があります。
早期治療が重要です。
唾石症は自然に治る?
小さな唾石は自然排出されることがあります。
しかし、
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痛みがある
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腫れを繰り返す
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大きな唾石がある
場合は自然治癒が難しく、摘出が必要になるケースが多くあります。
唾石症の再発予防
再発予防には日常生活の改善も重要です。
効果的な予防法
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水分補給を十分に行う
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よく噛んで食べる
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唾液腺マッサージ
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定期的な歯科受診
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口腔ケアの徹底
よくある質問(FAQ)
Q. 舌の下の硬いしこりは必ず唾石症ですか?
必ずしもそうではありません。
ガマ腫、粘液嚢胞、リンパ節腫脹、腫瘍などの可能性もあるため、診察が必要です。
Q. 唾石症の手術時間は?
一般的に30~60分程度です。
Q. 入院は必要ですか?
多くは日帰り手術で対応可能です。
Q. 保険診療ですか?
保険適用となるケースがほとんどです。
Q. 再発しますか?
体質や唾液環境によって再発することがあります。
まとめ|顎の下や舌の下のしこりは早めに口腔外科へ
顎の下や舌の下の硬いしこりは、唾石症の可能性があります。
特に、
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食事中に痛む
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顎下が腫れる
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舌の下にコリコリしたものがある
といった症状がある場合は早めの受診がおすすめです。
CTによる正確な診断と適切な唾石摘出術により、多くの症例で改善が期待できます。
名古屋市天白区のイナグマ歯科では、口腔外科診療に力を入れ、唾石症の診断・手術に対応しています。
お気軽にご相談ください。
名古屋市天白区で唾石症のご相談なら
食事のたびに顎が腫れる、口の中にしこりがあるなどの症状は唾石症の可能性があります。
早期発見・早期治療により症状の悪化を防ぐことができます。
医院情報
イナグマ歯科
- 〒468-0056 愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114番地
- TEL:052-806-1181
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監修 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
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