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舌のしこりが口腔がんだった?見逃しがちな初期症状3つと60代男性の診断例|名古屋市天白区・歯科口腔外科症例解説

口腔がん・扁平上皮癌

名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔がん診断・白板症診断のイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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【症例解説】舌のしこりは口腔がんの初期症状?60代男性の口腔扁平上皮癌を受診で発見|名古屋市天白区イナグマ歯科

60代男性「舌にしこりがある」症例

口腔がん・・扁平上皮癌(扁平上皮癌=口腔がんの代表的なタイプ)

口腔がん(扁平上皮癌)

 

ご相談内容

「『舌の側縁にしこりがある』とご相談いただいた60代の男性患者様です。1か月前に他院(耳鼻咽喉科)で診察を受けましたが、耳鼻咽喉科では、悪いものでないといわれたが、口腔がんが心配で、当院の専門的な診断力を信頼してご来院されました。」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、舌に白いできものが張りついていました。

行ったご提案・治療内容

まずはじめに、視診、触診にて、白いものが悪性の可能性が高いことを確認しました。

そのため、病理検査を依頼し、口腔がんである扁平上皮癌であることが判明いたしました。

そこで、入院にて詳しい検査依頼、手術依頼と術後に発音障害はある可能性があるために、発音のリハビリ依頼をいたしました。また、本人には、口腔がんであることのの告知をいたしました。入院にて口腔がん切除予定。
 

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・術後、機能障害、発音障害が生じる可能性があります

  • 年齢・性別  60代男性
  • 診療種別   保険診療
  • 治療期間の目安 9か月
  • 治療回数の目安  入院・来院30回
     
  • 治療費総額の目安 300,000円(※入院費用、手術費用、リハビリ費用などを含む)」

 

👤 舌のしこりを訴えた60代男性|口腔がん症例と受診のきっかけ

🗣 患者様のご相談内容と経緯

「舌の側縁にしこりがある」と感じたのは1か月前。市販薬を試しても改善せず、「口内炎とは違う気がする」と不安が募って耳鼻咽喉科を受診されたそうです。
しかし診断では「悪性の可能性は低い」と言われたため様子を見ていたものの、しこりが消える気配はなく、逆に違和感が増してきたため「口腔がん専門で診てくれる」と評判のイナグマ歯科へ来院されました。

 

👂 耳鼻科での診断結果と不安の残り方

耳鼻咽喉科での所見では、「表面に異常はなさそう」と言われ、積極的な検査は行われませんでした。
ただ、患者様自身が「口腔がんの初期は痛みがないと聞いた」「鏡で見ると白っぽく見える」とご自身でも調べていたため、どうしても不安が消えず、改めて口腔外科領域での精査を希望されたとのことです。

 

🔍 イナグマ歯科での初診時所見(視診・触診)

初診時、舌の側縁には白っぽい硬結した病変があり、粘膜との境目が不明瞭でした。
視診だけでなく、触診でも「硬く、可動性がない」ことが確認され、口腔がん(扁平上皮癌)の初期所見として疑わしい特徴が多く認められました。
当院では病理検査(生検)を早急に実施し、診断確定までの流れをご説明。患者様にも「耳鼻科と歯科口腔外科では診る視点が違う」と納得していただけました。

 

🩺 口腔がん(扁平上皮癌)の診断と治療の流れ

🧪 病理検査と診断確定までのステップ

舌の側縁に白く硬いできものが確認されたため、視診・触診だけでなく、病理組織検査(生検)を行いました。
局所麻酔を使用して病変部の組織を一部採取し、病理専門機関で精密検査を実施。数日後に「口腔扁平上皮癌」と確定診断されました。
このタイプは口腔がんの中でも最も多く、進行速度や分化度によって治療方針が分かれるため、早期診断が極めて重要です。

 

📋 患者様への告知と治療方針の決定

診断結果をふまえ、患者様には「口腔がんの疑いが確定したこと」「進行度は初期〜中期段階とみられること」を丁寧に説明。
不安が強まるタイミングでもあるため、治療方法の選択肢や術後の見通しについてもわかりやすくお話しました。

治療方針としては、以下を含めた包括的な流れをご提案:

  • 病院口腔外科での切除手術
  • 発音機能維持のための術前〜術後リハビリ
  • 定期的な再発・転移チェックのスケジュール

 

🏥 入院・手術・術後リハビリの概要

提携病院にて入院し、腫瘍部の切除術を実施予定。腫瘍の大きさや部位によっては、口腔内の粘膜や筋肉も一部除去する必要があるため、術後に発音や嚥下機能に影響が出ることがあります。

術後は以下のリハビリ支援を想定:

  • 発音の明瞭性を保つための音声指導(言語聴覚士との連携)
  • 食事摂取に必要な口腔運動訓練
  • 心理的サポートと定期フォローアップ

患者様には「完治だけでなく、生活の質(QOL)を守る」ことを大切にした治療設計で進めることをお伝えしています。

 

⚠️ 予想されるリスクと機能障害について

口腔がん治療には、術後の合併症や後遺症が生じる可能性があります。特に以下の点が注意ポイントです:

  • ✅ 発音障害(舌の切除部位により、サ行・タ行などが発音しづらくなる可能性)
  • ✅ 嚥下障害(食事中のむせ・飲み込みにくさ)
  • ✅ 感覚障害(舌先の痺れ・麻痺)
  • ✅ 外観の変化(切除部位による口元の左右差)

これらの予測される症状についても、術前カウンセリング時に十分にご説明し、患者様の理解と納得を得ながら治療に臨んでいただく方針を取っています。

 

🧠 口腔扁平上皮癌とは?|知っておきたい特徴と初期症状

👄 好発部位・年齢・性別傾向

口腔扁平上皮癌は、口腔内がんの約90〜95%を占める最も一般的ながんで、以下の部位で発症することが多く見られます。

  • 舌の側縁(最も多い)
  • 歯ぐき
  • 頬粘膜
  • 口底
  • 硬口蓋・口唇

好発年齢は50歳以上に多く、特に男性は女性の約2倍の罹患率があると報告されています。
喫煙・飲酒・慢性的な粘膜刺激(合わない入れ歯や歯の尖り)などがリスク因子となり、積み重なることでがん細胞が形成されると考えられています。

 

🔎 初期症状に気づくためのチェックポイント

口腔扁平上皮癌は、初期症状が非常にわかりにくいことが特徴です。痛みが少ないまま進行するケースが多く、口内炎と見分けがつきづらいため注意が必要です。

症状例としては:

  • 2週間以上治らない口内炎のような白斑(白板症)・紅斑(紅板症)
  • 舌や歯ぐきにできる硬いしこり、ただれ、出血
  • 話しづらさや飲み込みにくさ
  • 口臭の変化や唾液の性状変化

🔍 鏡で口の中を定期的に観察し、「左右差」「変色」「盛り上がり」などに気づける習慣を持つことが早期発見の鍵となります。

 

⚠️ 放置リスクと早期発見の重要性

口腔扁平上皮癌は、粘膜表層から発生し、進行すると骨・筋肉・神経を浸潤しながら深部へ広がる特性を持ちます。
特に舌の側縁など血管やリンパ管が多い場所では、早期のリンパ節転移リスクが高く、予後にも影響を及ぼします。

  • 早期発見での5年生存率は 75%以上
  • リンパ節転移があると生存率は約半分に低下

だからこそ、「口内炎だと思って放置した」ケースが進行がんへと繋がるリスクを抑えるためにも、視診・触診・検査を受けることが推奨されます。

名古屋市天白区で口腔がんを専門的に診断できる歯科医院として、イナグマ歯科では、視診・病理検査・治療連携まで一貫して対応可能です。

 

🚨 口腔がんを見逃さないための3つのポイント

① 2週間以上治らない口内炎は要注意

口腔がんの初期は、痛みの少ない白斑(白板症)や紅斑(紅板症)が現れます。
見た目は口内炎に似ているため、「薬で治るだろう」と放置されがちですが、2週間以上改善しない場合は病変の可能性があります。特に、色の境目が不明瞭だったり、盛り上がったり硬く触れる場合は、専門的検査が推奨されます。

 

② 舌・歯ぐきのしこりやただれのチェック

鏡で舌の側面や歯ぐき、頬粘膜を見たときに、硬いしこり・粘膜のただれ・出血を伴うような変化がある場合は注意が必要です。
口腔がんは、粘膜下で進行するため、表面の変化が少ないまま進行するケースもあります。歯磨き時や食事中に違和感を感じたら、セルフチェック+歯科受診が早期発見に繋がります。

 

③ 飲みにくさ・話しづらさ・口臭の変化を見逃さない

がんが深部に広がると、嚥下障害や発音の違和感、口臭の変化といった機能症状が現れます。
「食べ物が喉に引っかかる」「サ行やタ行が発音しづらい」「口臭が急に気になるようになった」などは、口腔内の異常が原因となっていることがあります。
これらの自覚症状も、病変の進行を知らせる重要なサインです。

 

🏥 名古屋市天白区で口腔がん検診なら|イナグマ歯科へ

🧑‍⚕️ 口腔外科に対応した専門診療体制

イナグマ歯科では、口腔がんを専門的に診断できる歯科医院として、厚生労働省認定の臨床研修指導医による診療体制を整えています。
視診・触診に加えて、病変の進行度を見極める病理組織検査(生検)や提携医療機関への入院・手術連携も可能です。
舌・歯ぐき・口内の「異変を感じるけど不安で迷っている方」に、安心できる一歩を提供します。

 

🔍 歯科医院でできる口腔がんの視診と検査

歯科医院では、以下のような検査を通じて早期診断が可能です:

  • ✅ 視診:口腔粘膜や舌の異常を直接確認
  • ✅ 触診:硬さ・可動性・深達度などを判断
  • ✅ う蝕検知液や蛍光装置による補助診断
  • ✅ 生検の実施と病理機関への提出

口腔外科に熟練した歯科医師が対応することで、耳鼻科では見逃されやすい口腔粘膜のがん変化も見つかる可能性があります。

 

⏱ 早期発見のメリットと受診タイミング

口腔がんは、自分で鏡で見つけられるがんでもあります。
しかし「痛みがない」ことが初期の特徴でもあり、放置されるケースも多くあります。早期発見によって:

  • 手術範囲が最小限に
  • 発音や嚥下など機能障害リスクの軽減
  • 5年生存率の上昇(早期発見なら75%以上)

🔔「2週間以上治らない口内炎」「舌の違和感」「硬いしこり」などがある方は、迷わず検診を受けることをおすすめします。

 

📍舌や口腔粘膜の異常は、鏡でセルフチェックできるがんです。定期的な視診+専門医による検査によって、重症化を防ぐことが可能です。
名古屋市天白区で口腔がんの検診・診断をご希望の方は、専門対応可能なイナグマ歯科へご相談ください。

 

口腔扁平上皮癌は自分で鏡でチェックできるがんでもあります。早期発見が鍵です。名古屋市天白区で口腔がんの検診・治療をお考えなら、専門的な診療体制を整えたイナグマ歯科のような歯科口腔外科への相談がおすすめです。
 

口腔外科・口腔癌のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・口腔癌診断のイナグマ歯科までご相談ください。

監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年07月15日 23:36

【60代女性の前歯虫歯治療】外れた前歯をジルコニアセラミックで美しく修復した症例|名古屋市天白区イナグマ歯科

セラミック歯・ジルコニア歯

名古屋市天白区にある歯医者・歯科・審美歯科治療・セラミック治療・ジルコニア治療のイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

セラミック歯の症例のページ →詳細はこちら

【60代女性・前歯が外れた症例】

自然な見た目と強さを兼ね備えた「ジルコニア」で前歯をしっかり修復!
名古屋市天白区のイナグマ歯科が行った、見た目と機能を取り戻す最新治療をご紹介します。


よくあるご質問Q&A

Q1. ジルコニアって何?

→ 白くて強いセラミックの一種です。金属を使わないので自然で、アレルギーの心配も少ないです。

Q2. 治療にかかる時間と費用は?

→ 期間は約1か月、通院は8回ほど。費用は自由診療で合計176,000円ほどです。

Q3. 痛みはありますか?

→ 治療中や治療後に痛みが出ることもありますが、できるだけ負担を少なくする工夫をしています。


治療前(Before)

虫歯のある歯虫歯のある歯
治療中
歯の土台歯の土台
治療後(After)
セラミック歯・ジルコニア歯セラミック歯・ジルコニア歯
 

ご相談内容

「右上前歯の被せが外れたまま放置してしまい、冷たいものを口にするとしみるようになってきたので治療したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上前歯の被せが外れて虫歯が再発しており、歯の大部分が失われていました。

このままでは虫歯がさらに進行し、仮に神経に達してしまった場合、強い痛みが出るおそれがあります。
患者様はすでに冷たいものがしみる自覚症状があるため、早急に虫歯を除去し、神経の処置を行い、新しいかぶせで修復する必要があると診断しました。

ジルコニアセラミッククラウンの行ったご提案・治療内容

虫歯により歯が大きく欠けているうえにしみて痛みが出ているうえに、患者様は噛みしめる力が強く歯が割れる可能性もあることから、神経の処置を行う根管治療を行い、歯根破折を防ぐために土台を立てる支台築造を行い、セラミックであるジルコニアで被せを行うことを提案をしました。

歯の根元から虫歯が再発したり、歯ぐきが炎症を起こさないよう、強くて汚れにくい素材「ジルコニア」で修復する方法をご提案しました。ジルコニアは白く自然な見た目で、金属を使わないので安心です。患者様にもメリットをご説明し、治療に同意いただきました。


まず、取り残しがないよう虫歯部分に色を付ける「う蝕検知液」を使用して丁寧に虫歯を取り除きます。
次に神経をとり、根管内に防腐剤であるシリコーンを入れ、土台をたてて、歯の形を整え、その後、細部まで正確に再現できる「シリコーン印象材」で精密な型取りを行い、仮詰めをして治療を終了しました。

約1週間後、ジルコニアで作製したオーバーレイが歯にぴったり合っているか、噛み合わせも問題ないか確認したのち、接着強度を高めるため以下の前処理を行っています。

被せ物:タンパク質を除去して接着面に細かいデコボコをつける「エッチング処理(酸処理)」を行ったあと、無水エタノールを使用した超音波洗浄
被せ物を装着する歯:タンパク質の除去と洗浄をしてから、歯の一番外側の層である「エナメル質」にエッチング処理を施し、象牙質の表面に薄い膜を作る「ボンディング処理」
※エナメル質と象牙質は組織に違いがあるため、表面処理の方法も異なります

最後に、耐久性と接着力の高い「レジンセメント」を使用して装着し、治療を終了しました。

ジルコニアセラミック治療のリスクについて

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

  • 年齢・性別60代女性
  • 診療種別自由診療
  • 治療期間の目安約1か月間
  • 治療回数の目安8回
  • 治療費総額の目安176000円
    (土台44000円、ジルコニアクラウン132000円 )
     

    名古屋市天白区のイナグマ歯科で実現するジルコニア治療:60代女性の症例から学ぶ

    名古屋市天白区にあるイナグマ歯科は、地域の皆様に高品質な歯科治療を提供している歯科医院です。院長である稲熊尚広医師は、岡山大学の歯学博士であり、厚生労働省認定の歯科医師臨床研修医指導医として、優れた専門知識と豊富な経験を持つ実力派の歯科医師です。本記事では、ジルコニアクラウンによる治療を受けた60代女性の症例をもとに、治療の詳細や利点、そして治療の流れを解説します。

    1. 60代女性のご相談内容

    患者様(60代女性)は、右上前歯の被せ物が外れたまま放置しており、冷たいものを口にするとしみるようになってきたため、治療を希望されました。このように、歯の被せ物が外れたまま放置されると、虫歯が進行し、さらに大きな問題を引き起こす可能性があります。患者様も、冷たいものがしみるという症状を自覚しており、早急な対応が必要な状態でした。

    この段階で、歯の大部分が失われており、虫歯が再発していることが確認されました。そのまま放置すると、歯の神経に達してしまう可能性が高く、強い痛みを伴うことも考えられます。このため、早急に虫歯の除去神経の処置を行い、新しいかぶせ物で修復する必要があると診断しました。


    2. 治療提案:ジルコニアクラウンの選択肢

    治療計画では、患者様の状態に最適な治療方法を提案しました。最初に行ったのは、虫歯の除去根管治療です。患者様の歯は大きく欠けており、しみて痛みが出ているため、根管治療を行って歯の神経を取り除く必要がありました。

    さらに、患者様は噛みしめる力が強く、歯が割れるリスクが高いため、ジルコニアを使用したセラミックの被せ物を提案しました。ジルコニアは、非常に強度が高く経年劣化も少ないため、長期間にわたって美しい仕上がりを維持することができます。

    ジルコニアクラウンの主な利点は以下の通りです:

  • 高い強度と耐久性

  • 自然な白さと審美性

  • 汚れが付きにくく、清掃がしやすい

  • 金属アレルギーの心配がない
     

  • ジルコニアは、強度と審美性を兼ね備えており、特に前歯などに最適な素材です。治療後は、患者様に虫歯再発のリスクや歯周病の予防も説明し、治療に同意をいただきました。

    この段階で、患者様は「前歯がなくて人と話すのも恥ずかしかった」とお話しされており、機能回復だけでなく、見た目への不安やストレスも強く感じられていたことが分かりました。「できれば自然に笑えるようになりたい」とのご希望を伺い、審美面にも十分配慮したジルコニアでの修復をご提案しました。


    3. 治療の詳細な流れ

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    ステップ1:虫歯除去と根管治療

    治療の過程では、患者様は「治療中に痛みが出るのでは」と不安を抱えていらっしゃいましたが、事前に治療の流れや処置の意味を丁寧に説明したことで安心して治療に臨んでいただくことができました。

    「先生がやさしく声をかけてくれたので、怖さがやわらぎました」とのお言葉もいただき、信頼関係を築きながら進めることができました。

    まず、う蝕検知液を使用して、虫歯部分を正確に取り除きます。これにより、虫歯の取り残しを防ぎ、治療の精度を高めます。次に、神経を取るための根管治療を行い、歯の内部を清潔にします。これにより、感染を防ぎ、歯根部を保護することができます。

    ステップ2:支台築造と精密な型取り

    治療後、支台築造という処置で土台を作り、歯の形を整えました。その後、精密な型取りを行い、シリコーン印象材を使用して、歯の形を正確に再現します。これにより、ジルコニアクラウンがぴったりとフィットするようになります。

    ステップ3:ジルコニアクラウンの装着

    約1週間後に作製したジルコニアクラウンを歯に装着します。最終的な装着前には、噛み合わせフィット感を確認し、問題がないか慎重にチェックします。さらに、接着強度を高めるために、以下の前処理を行いました:

  • **エッチング処理(酸処理)**で、被せ物と歯の接着面にデコボコを作成

  • 超音波洗浄で、タンパク質を除去

  • ボンディング処理を施して、エナメル質と象牙質の接着を強化

  • 最後に、耐久性の高いレジンセメントを使用して、ジルコニアクラウンを固定しました。


    4. 治療後のリスクと注意点

    治療にはいくつかのリスクが伴いますが、これらを理解し、適切なケアを行うことでリスクを最小限に抑えることができます。

  • 治療中に痛みを伴うことがある

  • 治療後に過敏症が生じる可能性がある

  • 噛み合わせや歯磨きが不十分だと、虫歯が再発するリスクが高まる

  • 天然歯を削る必要があるため、慎重な処置が求められる

  • 強い噛みしめや歯ぎしりがあると、ジルコニアが割れる可能性がある

  • そのため、治療後は定期的なメンテナンスと、正しい歯磨きを行うことが重要です。


    5. 治療費用と期間

    この治療には約1ヶ月の期間がかかり、治療回数は8回程度でした。費用は以下の通りです:

  • 土台費用:44,000円

  • ジルコニアクラウン費用:132,000円

  • 総額で176,000円となり、自由診療(保険適用外)となりますが、長期的に見て、高い耐久性審美性が得られるため、十分に価値のある投資です。


    6. イナグマ歯科でのジルコニア治療

    イナグマ歯科では、ジルコニアクラウンを使用した治療を行っており、患者様一人ひとりに最適な治療を提案しています。ジルコニアは、耐久性審美性に優れ、長期間美しい歯を維持するための最適な選択肢です。

    名古屋市天白区でジルコニア治療をお考えの方は、ぜひイナグマ歯科にご相談ください。専任の歯科医師が、個別のカスタマイズ治療を提供し、あなたの笑顔を取り戻します。

    患者様の声:治療を終えて

    前歯が取れた状態のまま長い間過ごしてしまい、人と話すのも笑うのも恥ずかしくてつらかったのですが、イナグマ歯科さんで丁寧に治療していただき、本当に安心しました。治療中は少し不安もありましたが、先生やスタッフの方がとても優しく説明してくださり、不安がなくなりました。

    ジルコニアで綺麗に仕上げていただいた前歯を鏡で見たとき、思わず笑ってしまいました。自分の歯のように自然で、家族にも「若返ったみたい」と言われてとても嬉しいです。

    今は冷たいものもしみることなく、毎日の食事もストレスなく楽しめています。ありがとうございました。

    — 60代・女性・名古屋市天白区在住
     

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    監修 岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年07月14日 23:36

【名古屋市天白区の歯科口腔外科】頬のできもの・しこり・頬の水ぶくれ=粘液嚢胞?粘液嚢胞を手術で除去した60代男性の症例紹介

粘液嚢胞

名古屋市天白区にある歯医者・歯科・歯科口腔外科・粘液嚢胞治療のイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

粘液腫のコラム →詳細はこちら

 

📷 Before:頬粘膜に生じたできもの・粘液嚢胞(診断前)

 

誤って頬を噛んだことが原因で生じた8mmの粘液嚢胞。見た目は透明〜白色の水疱のようで、痛みはほとんどないものの、違和感がある状態でした。
 

 

粘液嚢胞

📷 After:頬肉にできたできもの・粘液嚢胞摘出後の状態(手術直後)

 

粘液嚢胞と原因の唾液腺を摘出した後の縫合部位。局所麻酔で痛みを抑え、術後は腫れや軽い違和感が出るものの、多くは数日で改善されます。

粘液嚢胞切除後

📷 切除した粘液嚢胞(摘出組織の写真)

 

実際に摘出された粘液嚢胞。病理的には良性であり、原因となった唾液腺も併せて切除することで再発リスクを低減します。

切除後の粘液嚢胞

 

頬肉にできたできものご相談内容

「誤って頬肉を噛んだら水膨れができた」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、頬肉を誤って噛んだことにより唾液腺に詰まりが生じて水疱ができる「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」でした。
粘液嚢胞は自然に小さくなることもありますが、根本原因である唾液腺が詰まったままでは再発するため、取り除くことが必要と診断しました。

患者様も「水疱を取り除きたい」とご希望でした。

行ったご提案・治療内容

患者様のご希望に沿い、頬肉にできた粘液嚢胞・できものの摘出手術を行うこととしました。

摘出手術はまず最初に局所麻酔を行い、麻酔がしっかり効くまで5分から10分程度待ちます。
麻酔が十分に効いたことを確認したら、メスを使用して水疱を取り除きます。この時、詰まりの生じている唾液腺を取り残すことなく摘出するため、水疱よりも一回り大きく切除します。
最後に、傷口を縫って終了です。

今回の手術は全体でおおよそ30分程度で終了し、約1週間後に抜糸をしました。

この治療のリスクについて

・外科処置のため、術中ごくまれに出血が多くなる可能性があります
・出血が多くなった場合、組織を取りきれずに再発する可能性があります
・術後1週間程度、腫れや痛みが起きる可能性があります

  • 年齢・性別60代男性
  • 診療種別  保険診療
  • 治療期間の目安  約1ヶ月
  • 治療回数の目安- 3回

     

    🗣 患者体験エピソード

    👨 60代男性の患者様より

    「最初はちょっとした水ぶくれだと思っていましたが、数日経っても小さくならず不安になって相談しました。診断では『粘液嚢胞』という聞き慣れない言葉で驚きましたが、先生が丁寧に説明してくれて安心できました。

    手術前は正直こわかったですが、局所麻酔のおかげで痛みはほとんどなく、30分ほどで終わりました。1週間後の抜糸までの腫れも最小限で、食事も問題なく取れました。

    今では違和感もなく、思いきって治療して本当によかったです。同じ悩みを抱える方にも、早めの相談をおすすめしたいです。」
     

    👩 30代女性の方へ:粘液嚢胞の発症傾向と早期対応のすすめ

     

    粘液嚢胞は10代〜30代の女性に比較的多く見られる症例です。口腔内を噛んでしまったり、アクセサリーや食事の刺激で粘膜が傷つくことが原因になることもあります。初期は痛みがないため放置しがちですが、違和感やふくらみがある場合は、早めに専門医へ相談することをおすすめします。早期治療で、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

     

    👵 50代以降の女性の方へ:気付きにくい嚢胞にご注意を

     

    年齢とともに粘膜の感覚が鈍くなり、小さな異常を見逃してしまうことがあります。粘液嚢胞は悪性ではありませんが、再発や感染の可能性もあるため、気になる症状は放置せず、定期検診時に必ず伝えてください。見た目や違和感の軽減は、QOL(生活の質)の向上にもつながります。

     

口腔外科での相談なら、名古屋市天白区にある歯医者・歯科のイナグマ歯科までご相談ください。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

粘液腫について

粘液腫のページ →詳細はこちら

口の中の粘液腫は、口腔内の粘膜にゼリー状の粘液がつまったふくらみができる病気で、「粘液のう胞」や「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」とも呼ばれます。下唇や頬の内側の粘膜や舌下部にできることが多く、通常では痛みがほとんどなく、色も粘膜とほぼ同じで、周囲には異変が見られません。
粘液嚢胞は、小児や10代から30代の女性に多く見られ、50代以降の発症は少ない傾向があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、口の中を噛んだり歯の鋭利な部分に擦れたり食べ物で傷つけてしまったりすることが関係していると考えられています。
粘液嚢胞は腫瘍ではないので、悪性化することはありません。大きさがあまり変わらなかったり普段の生活で気にならない場合は、大きさの変化があるまで経過観察でも大丈夫です。ただし、自分で潰したり触ったりするとそこから感染を起こす可能性もあるのでオススメできません。
粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。
 

名古屋市天白区のイナグマ歯科で行う粘液嚢胞治療:誤って噛んだ頬肉の水膨れを解消する手術

名古屋市天白区にあるイナグマ歯科は、地域の皆さまに質の高い歯科治療と口腔外科治療を提供している信頼の医院です。院長の稲熊尚広医師は、岡山大学の歯学博士であり、厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医として豊富な経験と知識を持ち、患者様に最適な治療を提供しています。本記事では、頬肉にできた粘液嚢胞(ねんえきのうほう)に関する治療の詳細とその効果について、解説いたします。


1. 粘液嚢胞とは?症状と原因

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)は、口腔内にある唾液腺に異常が生じて、粘液が溜まることにより形成されるふくらみです。通常、下唇や頬の内側、または舌下部に発生することが多いですが、痛みを伴わないことが多いため、見た目に気付かなければそのまま放置されがちです。

今回は、患者様が誤って頬肉を噛んだことが原因で水膨れができ、これが粘液嚢胞に発展したというケースです。粘液嚢胞は、唾液腺が詰まることが原因で発生するため、基本的には自然に回復することもありますが、詰まりが残る限り再発のリスクが高くなります。患者様が希望された治療内容は、水疱の摘出手術です。


2. 粘液嚢胞の治療法:摘出手術の詳細

2.1. カウンセリングと診断

患者様から「頬肉を噛んだら水膨れができた」と相談を受けた際、イナグマ歯科では、まずはしっかりとカウンセリングを行い、診断をしました。診断結果は「粘液嚢胞」で、唾液腺に詰まりが生じたことが原因であることが確認されました。粘液嚢胞は腫瘍ではなく、悪性化の心配はないものの、放置すると再発のリスクが高まるため、治療が必要です。

2.2. 手術内容

患者様の希望により、摘出手術を行うことが決定されました。手術は以下の流れで進行します:

  1. 局所麻酔を行い、麻酔がしっかり効くまで約5~10分待機。

  2. 麻酔が効いたことを確認後、メスを使用して水膨れ(粘液嚢胞)を取り除きます。ここで注意すべき点は、唾液腺が詰まった部分も取り除くことです。これにより、再発を防ぐことができます。

  3. 取り除いた後、傷口を縫合して、手術は終了となります。

この手術は、全体で約30分程度で終了し、術後1週間ほどで抜糸が行われます。術後の経過は良好であり、患者様も早期に回復されました。


3. 手術のリスクと注意点

どんな治療にもリスクはありますが、粘液嚢胞摘出手術におけるリスクは比較的少ないものの、以下のような点に注意が必要です:

  • 出血が多くなることが稀にあります。この場合、組織を完全に取り除けず、再発するリスクが高まる可能性があります。

  • 術後1週間程度の間に腫れや痛みが生じることがありますが、これは時間が経過するにつれて軽減します。

  • 感染リスク:術後に傷口を触ったり、ケアが不十分だと感染のリスクが増します。

そのため、術後の傷口のケア安静を心掛けることが大切です。


4. 粘液嚢胞の治療の流れと回復

粘液嚢胞の治療は、以下のような流れで進行します:

  1. カウンセリングと診断

  2. 手術前準備(局所麻酔)

  3. 水膨れの摘出と唾液腺の処置

  4. 縫合と手術の終了

  5. 術後1週間での抜糸

  6. 術後ケアと経過観察

術後の回復は早く、ほとんどの患者様が1ヶ月程度で日常生活に戻ることができます。手術の費用は約15,000円(保険適用)であり、経済的にも負担が少ない点がメリットです。


5. 粘液嚢胞の予防と注意点

粘液嚢胞の発生は、主に口腔内を噛んだり、歯の鋭利な部分で傷つけたりすることが原因とされています。発症を防ぐためには、以下のポイントに気を付けましょう:

  • 口内を噛まない:歯が擦れることによって唾液腺が傷つき、嚢胞を引き起こす原因になります。

  • 口腔内のケア:定期的な歯科検診を受け、歯の鋭利な部分を削ることで、傷つけるリスクを減らせます。

  • 過度に刺激を与えない:嚢胞部分を触ったり潰したりすることは、感染症を引き起こす原因となるため避けましょう。


6. イナグマ歯科での口腔外科治療

イナグマ歯科では、口腔外科を専門にした治療を提供しています。粘液嚢胞の治療だけでなく、口腔内の病気や外科的手術に関する幅広い治療を行っており、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しています。院長の稲熊尚広医師は、岡山大学歯学博士であり、厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医として、患者様の信頼に応える治療を行っています。

名古屋市天白区で粘液嚢胞やその他の口腔外科治療をお考えの方は、ぜひイナグマ歯科にご相談ください。
 

もちろんです!患者様や一般読者が安心して治療を受けられるよう、わかりやすく構成した粘液嚢胞のFAQをお届けします。SEO対策も意識した文言で仕上げています。

 

❓ 粘液嚢胞(ねんえきのうほう)FAQ

Q1. 粘液嚢胞とはどんな病気ですか?

A: 粘液嚢胞とは、口腔内にある唾液腺が傷ついたり詰まったりして、粘液が溜まることでできるふくらみです。痛みはほとんどありませんが、水ぶくれのように見えることがあります。

 

Q2. 粘液嚢胞は自然に治ることがありますか?

A: はい、小さいものや症状が軽い場合は自然に吸収されて治ることがあります。ただし、唾液腺に詰まりが残っていると再発する可能性があるため、治療をおすすめするケースもあります。

 

Q3. 粘液嚢胞の原因は何ですか?

A: 以下のような刺激が主な原因とされています:

  • 誤って口の中を噛む
  • 食事中に粘膜が傷つく
  • 歯の鋭利な部分が擦れる

 

Q4. 粘液嚢胞は腫瘍やがんですか?

A: いいえ、腫瘍やがんではなく、良性の嚢胞です。悪性化することは基本的にありません。

 

Q5. 治療方法にはどんなものがありますか?

A: 代表的な治療方法は摘出手術です。局所麻酔後、粘液嚢胞と原因となった唾液腺の一部を切除します。術後は縫合し、約1週間後に抜糸を行います。

 

Q6. 粘液嚢胞の手術は痛いですか?

A: 手術中は局所麻酔を行うため痛みはほとんどありません。術後に腫れや軽い痛みが出ることがありますが、数日で治まることが多いです。

 

Q7. 手術にかかる時間や費用はどれくらいですか?

A:

  • 手術時間:約30分程度
  • 費用目安:約15,000円(保険適用の場合)
  • 通院回数:2〜3回(初診・手術・抜糸)

 

Q8. 術後に気をつけることはありますか?

A: 術後は以下の点に注意してください:

  • 傷口を触らない
  • 指示された安静期間を守る
  • 定期的な経過観察を受ける

 

Q9. 再発することはありますか?

A: 詰まりが取り切れていない場合や、術後に刺激が加わった場合には再発する可能性があります。確実に治すには原因除去が重要です。

 

Q10. 名古屋市天白区で粘液嚢胞の治療が受けられる歯科医院は?

A: 「イナグマ歯科」は、口腔外科の粘液嚢胞治療に対応している地域の信頼できる歯科医院です。歯学博士・指導医の院長が診察・手術を担当します。

 

口腔外科のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・粘液腫手術のイナグマ歯科までご相談ください。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
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2025年07月13日 21:41

【唾石症の症状・原因・治療法】放置で口腔がんリスクも?名古屋市天白区の歯科口腔外科が解説

唾石症

名古屋 天白区の歯医者・歯科・歯科検診・歯科口腔外科・唾石症治療のイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
突然、食事中にあごの下が腫れたり、ズキズキとした痛みを感じたりしたことはありませんか?その症状、**「唾石症(だせきしょう)」**かもしれません。

唾石症は、唾液腺やその導管に石(結石)ができて唾液の流れを妨げる、放置してはいけない口腔内疾患です。とくに食事中や酸味のあるものを口にしたときに、急な腫れや痛みが現れるのが特徴で、重症化すると細菌感染や膿瘍、さらには唾液腺の手術が必要になるケースもあります。

本記事では、唾石症の基本知識から原因、症状、検査、治療方法、再発防止の生活習慣までを網羅的に解説します。

この記事の監修は、**岡山大学 歯学博士であり、厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医の稲熊尚広 院長(イナグマ歯科)**が担当。名古屋市天白区で長年にわたり、口腔外科・唾石症・口腔がん診断の専門治療を行っており、確かな専門知識と豊富な臨床経験を基に、正確で信頼できる情報をお届けします。

▶ こんな方におすすめの記事です

  • 食事のたびに顎下や頬が腫れて痛む方

  • 唾石症と診断されたが治療法に不安がある方

  • 「がんになるのでは?」と不安を感じている方

  • 再発防止や予防法について知りたい方

症状を放置することで日常生活に支障をきたすだけでなく、重篤な合併症を招く恐れもある唾石症。
だからこそ、正しい知識と早めの対処がとても大切です。

それではまず、「唾石症とは何か?」という基本から、分かりやすく、かつ専門的に解説していきます。

【目次】

1. 唾石症とは?|まずは病気の基本を知ろう

  • 唾石症の定義と概要

  • どんな人に多い?性別・年齢・生活習慣との関係

  • 唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の役割

2. 唾石症の原因|なぜ唾液の中に石ができるのか?

  • 唾液の性質と石ができるメカニズム

  • 生活習慣・脱水・口腔内環境の影響

  • 原因となりうる病気や薬の服用

3. 唾石症の主な症状|初期症状から悪化した場合まで

  • 唾液腺の腫れや痛み

  • 食事時の不快感や違和感

  • 膿・発熱などの感染症を伴う症状

4. 放置するとどうなる?|重症化のリスクと合併症

  • 炎症の慢性化・唾液腺炎

  • 膿瘍・細菌感染の可能性

  • 石が大きくなるとどうなるか

5. 唾石症はがんになるのか?|誤解されがちなリスクを正しく知る

  • 唾石症とがん(唾液腺がん)の関係

  • 放置によるがん化の可能性は?

  • 医師の見解と最新の医学的エビデンス

6. 唾石症の検査方法|早期発見のためにできること

  • 視診・触診・画像診断(CT・エコー)

  • 病院は何科を受診すべきか?(耳鼻咽喉科 or 口腔外科)

7. 唾石症の治療方法|自然排出から手術までの選択肢

  • 軽症の場合の対処法(唾液を流す・マッサージ)

  • 内視鏡手術・切開術の実際

  • 再発の予防方法と生活習慣改善

8. 唾石症を予防するための生活習慣

  • 水分摂取と口腔ケアの重要性

  • 唾液の分泌を促す習慣とは?

  • 再発を防ぐために見直すべき食生活

9. まとめ|唾石症は早期発見と正しい対応が重要

  • 放置せずに専門医の受診を

  • 「がんになるかも」と不安になる前に

  • 正確な情報で冷静な判断を

    ✅ 1. 唾石症とは?|まずは病気の基本を知ろう

    唾石症

    唾石症の定義と概要

    唾石症(sialolithiasis)は、唾液腺またはその導管にカルシウムリン酸塩や炭酸カルシウムからなる結石(唾石)が形成され、唾液の排出を妨げる疾患です。唾石が完全に閉塞すると「食事時の唾液腺痛(ミールタイム症候群)」を引き起こします。結果、唾液腺の腫れや痛み、重度の場合には感染や膿瘍化に至る恐れがあります 。

    どんな人に多い?性別・年齢・生活習慣との関係

  • 発症率は30〜60代の男性に多く、男女比は約2:1 

  • 導管長が長く粘稠な唾液を分泌する顎下腺(Wharton管)に80〜90%の石が形成され、耳下腺に約10%舌下腺・小唾液腺は1%未満 

  • 唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の役割

    唾液腺は消化補助(アミラーゼ分泌)や抗菌作用、口腔の保湿・pH調整などを司る重要な器官です。特に顎下腺は粘性とアルカリ性が強く、カルシウム結晶化しやすいため石の好発部位となります 。


    ✅ 2. 唾石症の原因|なぜ唾液の中に結石ができるのか?

     

    唾液の性質と石ができるメカニズム

  • 唾液が脱水などで濃縮されると、カルシウムとリン酸が析出し、微小結晶(マイクロリス)が形成されます 。

  • これらが核となり、唾液中の有機物(細胞片・細菌・ムコ多糖)を巻き込んで大きく成長していきます 。

  • 生活習慣・脱水・口腔内環境の影響

  • 脱水状態(水分摂取不足・発熱・発汗など)は唾液を粘稠化させ、石形成のリスクを高めます 。

  • 薬剤(利尿剤、抗コリン薬など)は唾液量を減少させ、石形成リスクを上昇 。

  • 喫煙・アルコール・肥満などの生活習慣も、慢性炎症や口腔内環境悪化を通じてリスクとなり得ることが示唆されています 。


  • ✅ 3. 唾石症の主な症状|初期症状から悪化した場合まで

    唾石症

    食事時の痛み・腫れ(ミールタイム症候群)

    食事や酸っぱい食べ物によって唾液分泌が増し、導管が閉塞され痛みと腫れが急激に現れる典型的症状です 。
    痛みは数時間続き、その後自然に緩和します。

    患部の触知・視診結果

  • 小さい結石は黙っていることもありますが、導管の末端近くであれば口腔内から硬いしこりを触れることもあります 。

  • 重度の場合は触診で腺の腫れや圧痛も確認されます。

  • 感染伴う症状(膿・発熱)

    長期閉塞が続くと唾液腺炎となり、発熱、赤み、顔面や頸部の腫れ、膿の排出を伴うこともあります 。


    ✅ 4. 放置するとどうなる?|重症化のリスクと合併症

    慢性炎症と唾液腺炎

    反復閉塞が続くと慢性唾液腺炎となり、持続的な腫れ・痛み・組織の硬化が進行します 。

    膿瘍・細菌感染の可能性

    唾石が感染原因となり、顔面・頸部への炎症波及や膿瘍形成、免疫低下者における重症化の恐れがあります 。

    石の巨大化による機能低下

    石が数cmまで成長すると自然排出は望めず、唾液分泌障害や慢性炎症を併発し、唾液腺摘出の可能性も高まります


    ✅ 5. 唾石症はがんになるのか?|誤解されがちなリスクを正しく知る

    唾石症とがん(唾液腺がん)の関係

    現在の医学文献では、唾石症そのものが悪性腫瘍(がん)に進展する直接的なエビデンスはありません。良性疾患として分類されています 。

    放置によるがん化の可能性?

    慢性炎症が発がんリスク因子になる可能性を指摘する理論もありますが、唾石症単独でがん化する報告は確認されていません。とはいえ、異常な増大や硬さがあれば専門診断が必要です。


    ✅ 6. 唾石症の検査方法|早期発見のためにできること

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    視診・触診による初期診断

    口腔内・顔面からの**所見(硬いしこり・腺の腫れ・圧痛)**で疑いを持ちます 。

    画像診断の活用

  • 超音波(エコー):非侵襲で感度60〜95%、特異度85〜100% 。

  • CT/X線:唾石の90%以上が放射線不透過性で可視化が可能 。

  • MRI/Sialography:非イオン化、かつ高精度な画像診断に有効 。

  • どの診療科に行くべき?

    初期段階なら耳鼻咽喉科、手術や専門的処置が必要な場合は**口腔外科(歯科口腔外科)**を受診するのが適切です。


    ✅ 7. 唾石症の治療方法|自然排出から手術までの選択肢

    (1)セルフケア・保存的治療

  • 水分を多く摂る・酸味食品を摂取(レモン・梅干し)で唾液分泌を促し自然排出を助けます 。

  • 温湿布+マッサージによる導管の開通促進も有効です 。

  • **NSAIDsや抗生剤(感染時)**によって痛みや炎症を和らげます 。

  • (2)低侵襲処置:サイアロエンドスコピー(内視鏡)

  • 内視鏡を使って結石を視認し取り出す方法では、出血や切開を最小限に抑えられ、短時間の日帰り処置で30分程度、小さな石なら局所麻酔で可能 。

  • (3)内視鏡下破砕(レーザー・機械的)

  • ホルミウム・エルビウムレーザーや機械的器具により石を細断し、安全に除去します 。

  • (4)開放・切開手術

  • 口腔内切開首からの外科的摘出が選択される場合がありますが、移植リスク(神経損傷等)を回避し、できる限り内視鏡処置が第一選択となります 。

  • ✅ 8. 唾石症を予防するための生活習慣

    水分摂取と口腔ケア

  • 1日1.5〜2リットルの水分補給と、こまめなうがい・歯磨きで唾液の粘度をコントロール。

  • 脱水のリスクが高い運動・飲酒後は補水を忘れずに。

  • 唾液分泌促進の習慣化

  • レモンキャンディや酸っぱいおやつで唾液を促進。

  • よく咀嚼する習慣を身につける。

  • 顎下・頬部マッサージで導管の流れをサポート。

  • 飲食習慣の見直し

  • カフェイン・アルコール・高塩分食品は摂りすぎに注意。

  • バランスの良い食事+ミネラル補給(カルシウム・マグネシウム)で水分代謝を整えます。


  • ✅ 9. まとめ|唾石症は早期発見と正しい対応が重要

    まとめ

  • 唾石症は良性疾患ですが、放置すれば慢性炎症や感染、手術に至ることもあります。

  • 症状としては**ミールタイム症候群の痛みと腫れ、押すと硬しこり、感染兆候(発熱・膿)**があれば要注意。

  • 画像診断を活用し、早期に耳鼻咽喉科または口腔外科を受診

  • セルフケア(補水・唾液促進・マッサージ)から、内視鏡処置、手術まで多彩な治療選択肢があり、早期治療で身体への負担を最小化できます。

  • 再発防止には生活習慣の見直しと口腔ケアの徹底が鍵。定期的なセルフチェックで健康維持を心がけましょう。
     

    口腔外科・口腔癌のことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・口腔癌診断のイナグマ歯科までご相談ください。

    監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年07月13日 10:40

名古屋天白区で歯が痛い?食いしばり・顎関節症の原因と保険対応マウスピースの効果とは

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名古屋 天白区の歯医者・歯科・歯ぎしり治療・食いしばり治療・歯ぎしりナイトガードのイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

 歯が痛いのは虫歯だけではありません

歯がズキズキ…「虫歯かな?」と思ったら、実はその原因は 「食いしばり」 かもしれません。特にストレス社会に生きる現代人に多く、本人も気づかないうちに歯を食いしばり、自律神経や無意識の癖によって症状が悪化します。放置すると歯の寿命を縮めるだけでなく、顎関節症・慢性的な頭痛・肩こり・顔の筋肉の変形など、全身へ連鎖するリスクも。

本記事では、「なぜ食いしばりで歯が痛くなるのか?」という医学的メカニズムから、すぐできるセルフケア・応急処置、歯科専門によるマウスピースや顎調整を含む治療法、さらには**生活習慣改善(ストレス・姿勢・栄養)**まで、体系的に解説します。口腔内の健康だけでなく、日々の生活が快適に変わるヒントが盛りだくさん。ぜひ最後までご覧ください。


目次

  1. 【そもそも】食いしばりとは?|無意識の癖がもたらすダメージ

  2. なぜ食いしばりで「歯が痛くなる」のか?|痛みのメカニズムを解説

  3. 食いしばりによる痛みの症状とは?|こんな症状に注意

  4. 歯が痛いだけじゃない!他のリスクも見逃せない理由

  5. 【セルフチェック】あなたもしてるかも?口の中から分かる食いしばり

  6. 歯が痛いときの対処法|すぐできるセルフケアと緊急対応

  7. 根本原因を紐解く|ストレス・自律神経・姿勢との関係

  8. 歯科での治療法とは?|マウスピース・かみ合わせ調整・顎関節症ケア

  9. 生活改善で歯ぎしりを緩和する方法|栄養・環境・姿勢の改善

  10. 【まとめ】早期発見が鍵!「歯が痛い」は体からのSOSサイン

はじめに:歯の痛み、本当に虫歯だけ?

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「歯が痛い」「噛むとズキッとくる」――それがすべて虫歯だと思っていませんか? しかし、検査を受けても虫歯が見つからない場合、その痛みは**「食いしばり」**が原因かもしれません。ストレスや睡眠障害、自律神経の不調などによって引き起こされる食いしばり。放置すれば、歯を削るだけでなく、顎関節や表情筋、姿勢にも悪影響を与えてしまいます。
本記事では、歯科医療の観点から「なぜ食いしばりで歯が痛くなるのか」についてメカニズムを解説し、すぐに使えるセルフケア・応急処置、歯科専門医による治療法、日常生活の改善までをご紹介。放置しないための早期ケアの重要性を、専門性と具体性をもってお伝えします。


1. 【そもそも】食いしばりとは?|無意識の癖がもたらすダメージ

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● 食いしばりと歯ぎしりの違い

  • 食いしばり(クレンチング):上下の歯を強く噛みしめて圧力をかけ続ける状態。

  • 歯ぎしり(グラインディング):歯を擦り合わせる動きが伴う摩擦。
    どちらにも共通するのは「無意識下での顎への強い負担」です。

● 日中の食いしばり vs 睡眠中の食いしばり

日中は緊張や集中しているとき無意識に力を入れることが多く、顎や首筋に固まりを感じやすい。
睡眠中はもっと厄介で、覚醒していない間に食いしばりが繰り返され、長時間歯と顎へ負荷がかかります。

● 自覚がないケースが多数

多くの患者様は「寝ている間に食いしばっている」と自覚できません。
朝の顎の重さ、頭痛、肩こり、歯の基底部の痛み――これらがすべて食いしばりのサインです。


2. なぜ食いしばりで「歯が痛くなる」のか?|痛みのメカニズムを解説

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● 歯根膜への圧力で痛む

歯を支える「歯根膜」は、わずかな圧でも強い痛みを感じます。食いしばりにより耐え難い圧力が繰り返され、歯根膜が炎症を起こし、噛むと痛む症状が現れます。

● エナメル質の微細破損(マイクロクラック)

長期間の過剰な咬合圧で、歯の表面に微細なひび割れが起こります。これが歯の内部に響くような痛みや、温度刺激に対する過敏症(しみる症状)を引き起こします。

● 歯周組織や顎関節へのダメージ

強い圧力は、歯茎や歯槽骨までダメージを広げることがあります。また、顎関節への負担は「顎が鳴る」「口が開きづらくなる」「顎関節痛」が出る原因にもなります。


3. 食いしばりによる痛みの症状とは?|こんな症状に注意

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  • 噛むとズキッと痛い:歯根膜炎が原因

  • 顎の違和感・疲労感:顎筋の緊張が蓄積

  • しみる症状(温冷刺激):マイクロクラックや知覚過敏

  • 頭痛・肩こり・首こり:全身筋緊張の結果として首肩がこわばる

  • 顔の輪郭変化(エラ張り):筋肉肥大によるフェイスラインの変化


4. 歯が痛いだけじゃない!食いしばりが引き起こすその他のリスク

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● 歯のすり減り・破折

エナメル質の摩耗で歯が扁平になり、結合部が弱くなることで歯が欠けたり割れたりします。

● 顎関節症(TMD)

咬筋・側頭筋・内外翼突筋などが緊張し、顎関節に痛みやクリック音、開口障害を引き起こします。

● 詰め物や被せ物の脱落・破損

咬合力が強すぎると、セラミックやハイブリッドレジンの詰めものの破損や脱落が頻発します。

● 表情筋の査定:エラの張り

日常的な強い咬合力は、咬筋を肥大させ、顔のエラ部分が目立ってきます。


5. 【セルフチェック】あなたもしてるかも?食いしばりの簡単チェック法

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  • 起床時に顎にこわばりや違和感がある

  • 頬粘膜に白いラインや硬くなっている部位がある

  • 鏡で見ると、**オーバークラウン(歯の根元まで摩耗)**がある

  • 日中、口を閉じている時間が長く、くいしばっている気がする

  • 自覚症状なしでも家族に「歯を強く噛んでる」と指摘されたことがある


6. 歯が痛いときの対処法|すぐできるセルフケアと緊急対策

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● 冷やす or 温める?

炎症が強い時は冷やす(冷湿布)。筋肉の緊張が強いときは温める(蒸しタオル)。

● 意識的リラックス

朝夕に「下あごを少し開けて口で休ませる」クセをつける。

● 痛み止めの使用

NSAIDs(イブプロフェンなど)を使用可。ただし連用は胃腸症状に注意。


7. 食いしばりの根本原因とは?|ストレスと自律神経の関係

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● 心理的ストレス

仕事・人間関係の緊張状態が呼吸や筋肉へ影響し「食いしばりスイッチ」をオンにしてしまいます。

● 睡眠の質と自律神経

浅い・断続的な睡眠は副交感神経を十分に働かせず、歯ぎしり・食いしばりの頻度や強度が上がります。

● 姿勢や生活習慣

スマホ首・猫背は常に首・顎周辺の筋を緊張状態にし、全身に悪影響を与えます。


8. 歯科での治療法・対策とは?|専門的なアプローチを解説

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● マウスピース(ナイトガード)

咬合力を分散し、歯や顎関節への負担を軽減。個別製作型は保険適用で3割負担数千円~。

● 咬合調整

歯の当たり方を調整し、偏った圧力を軽減。適応症例は事前の模型診断で確認。

● 顎関節症の診断と治療

MRI・レントゲン検査で顎関節の状態を評価し、再建用矯正や筋弛緩薬注入などを行います。


9. 【併用すべき】生活改善で食いしばりを緩和する方法

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● ストレスマネジメント

呼吸法・瞑想・軽度な有酸素運動で緊張の解放を図る。

● 姿勢改善と寝具の見直し

横寝や高すぎる枕を改善し、頚椎・肩・頭部の負担軽減。

● 栄養面のサポート

マグネシウムやカルシウム不足は筋肉の緊張を高めます。食事やサプリで補充を検討。


10. 【まとめ】歯が痛いなら今すぐ対処を!食いしばりは早期ケアが鍵

まとめ

食いしばりの放置は、歯・顎・表情筋に取り返しのつかないダメージを与えます。
早期にセルフチェックし、歯科医師に相談することで痛み・機能障害・審美面のリスクは大幅に軽減できます。
「違和感がある」「朝起きると疲れる」などのサインは見逃さず、いち早く専門家の診断と対策を取り入れましょう。
—あなたの歯と笑顔を守るために、今すぐの一歩を。
 

口腔外科・歯ぎしりのことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・歯ぎしり治療のイナグマ歯科までご相談ください。

監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年07月13日 08:23

名古屋市天白区で食いしばり治療|歯が痛い・顎がだるい原因と保険対応マウスピース解説

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名古屋 天白区の歯医者・歯科・歯ぎしり治療・食いしばり治療・歯ぎしりナイトガードのイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

歯が痛い…でも虫歯じゃない?実は「食いしばり」が原因かもしれません

「虫歯でもないのに、歯がズキズキ痛む…」「顎がだるくて朝から疲れている」──そんな症状に心当たりはありませんか?
このような“原因不明の歯の痛み”の裏に隠れているのが、**「歯の食いしばり(クレンチング)」**です。

名古屋市天白区の歯医者「イナグマ歯科」には、虫歯・歯周病の検査では異常がないにも関わらず、「歯が痛い」「詰め物がすぐ外れる」「顎が鳴る・痛む」といった症状を訴える患者さまが増えています。その多くが、無意識のうちに強く歯を噛みしめていることに気づいていません。

現代はストレス社会。仕事・人間関係・スマホによる姿勢悪化など、さまざまな要因が私たちの自律神経のバランスを乱し、それが「食いしばり」や「歯ぎしり」という形で現れています。
特に睡眠中は自覚が難しく、症状が慢性化してから気づくことがほとんどです。

このブログでは、以下のような疑問に対し、歯科医師の立場から専門的かつ分かりやすくお答えしていきます:

  • そもそも食いしばりとはどんな癖なのか?

  • なぜ歯が痛くなるのか?そのメカニズムは?

  • どうすれば改善できるのか?マウスピースは保険で作れる?

  • 顎関節症や筋肉のコリとの関連性は?

  • 応急処置や生活習慣の見直し方法は?

放っておくと、歯の破折・詰め物の脱離・顎関節症・顔の輪郭変化(エラ張り)など、美容や健康面にも大きな影響が出てきます。
**「歯が痛い」「噛むと違和感がある」**という方は、ぜひ本記事を最後までお読みいただき、早期ケアの重要性と対処法をご確認ください。

あなたの歯と健康を守るために、今日からできる第一歩を一緒に考えていきましょう。

目次

1. 【そもそも】食いしばりとは?|無意識の癖がもたらすダメージ

  • 日中・睡眠中の食いしばりの違い

  • 自覚がなくても起きているケースが多数

  • 歯ぎしりとの違いは?

2. なぜ食いしばりで「歯が痛くなる」のか?|痛みのメカニズムを解説

  • 歯根膜への圧力による痛み

  • エナメル質の微細破損(マイクロクラック)

  • 歯周組織や顎関節への悪影響

3. 食いしばりによる痛みの症状とは?|こんな症状に注意

  • 噛んだ時の痛み・圧痛

  • 顎の違和感・疲労感

  • 冷たいものや熱いものにしみる

  • 原因不明の頭痛や肩こりとの関係

4. 歯が痛いだけじゃない!食いしばりが引き起こすその他のリスク

  • 歯のすり減りや破折

  • 顎関節症(あごの痛み・音)

  • 詰め物・被せ物の破損

  • 顔まわりの筋肉の肥大(エラ張り)

5. 【セルフチェック】あなたもしてるかも?食いしばりの簡単チェック法

  • 起床時の顎のこわばり・歯の痕

  • 口の中の頬粘膜に白い線

  • 口を閉じてる時間の長さを確認

6. 歯が痛いときの対処法|すぐできるセルフケアと緊急対策

  • 冷やす or 温める?適切な応急処置

  • 食いしばりを防ぐ意識的アプローチ

  • 痛み止めの使用と注意点

7. 食いしばりの根本原因とは?|ストレスと自律神経の関係

  • 心理的ストレスと噛みしめのメカニズム

  • 睡眠の質と自律神経バランスの崩れ

  • 姿勢や生活習慣の影響も大きい

8. 歯科での治療法・対策とは?|専門的なアプローチを解説

  • マウスピース(ナイトガード)の効果

  • 歯の保護と噛み合わせの調整

  • 顎関節症の診断と治療との違い

9. 【併用すべき】生活改善で食いしばりを緩和する方法

  • 日中のストレスマネジメント法

  • 姿勢改善と睡眠環境の見直し

  • 食事や栄養面のサポート(マグネシウム・カルシウムなど)

10. 【まとめ】歯が痛いなら今すぐ対処を!食いしばりは早期ケアが鍵

  • 放置が引き起こす将来のリスク

  • 早期発見・早期対策の重要性


    はじめに:なぜ“歯が痛い”は自覚しづらい症状なのか?

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    日中や睡眠中に、いつのまにか「歯を食いしばる」癖を持ってはいませんか?痛みの原因として虫歯や歯周病が真っ先に疑われますが、それらの検査では異常がないのに歯が痛いというケースもあります。原因の一つが「食いしばり」です。

    現代社会ではストレスや睡眠の質の低下、自律神経の乱れから無意識に歯を強く噛みしめてしまう人が増えています。その結果、歯や顎関節、咬筋の疲労、頭痛、肩こりなどといった症状が出現。放置すれば将来の歯科治療が必要になるリスクも高まります。

    この記事では、なぜ食いしばりによって歯が痛くなるのかセルフチェック・応急処置歯科で受けられる専門的対処法生活習慣の改善策まで、具体的かつ専門的に解説します。SEOで狙いたい検索ワード例:「食いしばり 原因」「歯痛 対策」「マウスピース 保険適用」「顎関節症 食いしばり」といったキーワードを自然に散りばめています。


    1. 【そもそも】食いしばりとは?|無意識の癖がもたらすダメージ

    歯ぎしり

    日中・睡眠中の食いしばりの違い

  • 日中の食いしばり(クレンチング):仕事中・集中時に無意識に咬筋へ強い力をかけている状態。長時間だと筋肉疲労や顎へのストレスを招きます。

  • 睡眠中の食いしばり:覚醒していない中で繰り返され、1回の力は強く、持続的に歯と顎に圧力が加わるため、影響が深刻です。

  • 自覚がなくても起きているケースが多数

    多くの患者は「寝ている間に食いしばっている」と認識しておらず、痛みが進行してから顎の重さや頭痛、歯の違和感で気づくケースがほとんどです。

    歯ぎしりとの違いは?

  • 歯ぎしり(グラインディング):歯をこすり合わせる動きが伴う。

  • 食いしばり(クレンチング):歯を擦らずに強く噛みしめるだけ。
    どちらも顎や歯に強烈な負荷をかける点で共通しますが、セルフチェックや治療アプローチが異なります。


  • 2. なぜ食いしばりで「歯が痛くなる」のか?|痛みのメカニズムを解説

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    ● 歯根膜への圧力による痛み

    歯は歯根膜によって骨と接続されています。食いしばることでこの膜に異常な圧力が加わり、炎症を起こしやすくなり、噛み合わせる際に激しい痛み(歯根膜炎様)が生じます。

    ● エナメル質の微細破損(マイクロクラック)

    長年にわたる咬合負荷により、エナメル質に微細なひび割れ(マイクロクラック)が発生します。これにより、熱・冷刺激でしみやすくなり、「歯の中で異物が当たっているような」痛みを引き起こします。

    ● 歯周組織や顎関節への悪影響

    過度な圧力は歯周組織(歯茎・歯槽骨)にも炎症や退縮を招きます。また、顎関節にも負担がかかり、「開口障害」「顎関節痛」「クリック音(ポキポキ音)」が出現することがあります。


    3. 食いしばりによる痛みの症状とは?|こんな症状に注意

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  • 噛むと歯がズキッと痛む:歯根膜の炎症が原因

  • 顎の違和感や疲労感:咬筋・側頭筋の緊張

  • 冷たいものや熱いものにしみる:マイクロクラックや知覚過敏

  • 原因不明の頭痛や肩こり:首・肩周りの筋緊張と連動

  • 夜中に歯が痛く起きることがある:持続的圧力による神経過敏など


  • 4. 歯が痛いだけじゃない!食いしばりが引き起こすその他のリスク

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    ● 歯のすり減りや破折

    咬耗(こうもう)により歯の形が扁平化し、強い力が加わることで歯冠の破折や亀裂が発生。

    ● 顎関節症(TMJ)のリスク

    顎関節内圧が不安定化し、痛みや開口制限、顎関節のクリック音を引き起こします。慢性化で治療が難しくなることも。

    ● 詰め物・被せ物の破損

    マウスブリッジや補綴物が咬合力によって割れたり欠けたりすることが多く、自費・保険を問わず治療費がかさむ原因になります。

    ● 顔まわりの筋肉肥大(エラ張り)

    咀嚼筋(特に咬筋)が過剰に使われることで顔の輪郭が変化し、エラが張って見えるようになります。美容面への影響も無視できません。


    5. 【セルフチェック】あなたもしてるかも?食いしばりの簡単チェック法

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  • 起床時に顎にこわばりや重さを感じる

  • **頬粘膜に白い線(歯の痕)**がある

  • 鏡で見ると、歯の根元まで摩耗している(オーバークラウン)

  • 日中、口を閉じている時間が多く、無意識に「くいしばっている」感覚がある

  • 家族やパートナーに「歯を無意識に噛んでる」と指摘されたことがある

  • これらは、日常で注意できる簡易チェック項目です。


    6. 歯が痛いときの対処法|すぐできるセルフケアと緊急対策

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    ● 冷やす vs 温める:目的別応急処置

  • 冷却(冷湿布):炎症が強い・腫れがあるときに有効。

  • 温め(蒸しタオル):筋肉の緊張・こりが強いとき、血流改善によりリラクゼーション効果あり。

    7. 食いしばりの根本原因とは?|ストレスと自律神経の関係

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    ● 心理的ストレスと噛みしめのメカニズム

    不安・緊張・プレッシャーなどが自律神経に影響し、無意識に咬筋を緊張させてしまうことが多く報告されています。

    ● 睡眠の質と自律神経バランスの崩れ

    浅い睡眠や断続睡眠では、副交感神経が優位にならず、食いしばりが頻発。良質な睡眠をとることが抑制につながります。

    ● 姿勢や生活習慣の影響

    スマホ首・猫背・偏った姿勢は首や肩、顎周辺の筋肉に負荷を与え、自律神経に影響し無意識の咬合力となって現れます。


    8. 歯科での治療法・対策とは?|専門的なアプローチを解説

    顎が痛い

    ● マウスピース(ナイトガード)の効果

    個別作成のナイトガードは、咬合力を分散&緩衝する役割を果たします。保険適用で3割負担でも数千円程度で作成可能です。
    使用中・使用後の型崩れが少なく、予防的に非常に有効です。

    ● 咬合調整(噛み合わせの微調整)

    咬み合わせの偏りによる過剰な圧力を調整することで、片側への負荷を緩和し、歯や顎の均衡を整えます。

    ● 顎関節症の診断と治療

    レントゲン・MRIによる関節内構造の評価を行い、必要に応じて再構成的治療、理学療法、筋弛緩薬の注入、温熱療法などを併用します。

  • 9. 【併用すべき】生活改善で食いしばりを緩和する方法

    effects-of-teeth-grinding-on-ceramic-teeth-and-how-to-protect-them-summary_96282909_M

    ● ストレスマネジメント

    深呼吸法、瞑想、軽い有酸素運動(ウォーキング、ヨガ)を日常に取り入れ、自律神経のバランスを整えましょう。

    ● 姿勢改善と睡眠環境の見直し

    仰向け寝・首を支える枕を見直し、頚椎と顎の位置を安定させることが重要です。

    ● 食事・栄養面のサポート

    マグネシウム・カルシウム不足は筋肉の過緊張を引き起こすため、食事やサプリメントで補うことが推奨されます。


    10. 【まとめ】歯が痛いなら今すぐ対処を!食いしばりは早期ケアが鍵

    まとめ

    「歯が痛い」は体からのSOSサインです。
    食いしばりを放置すれば、歯そのものだけでなく、顎関節・咬筋・顔の輪郭・全身の筋緊張へと影響し、将来の歯科治療や生活の質に深刻な影響を与えます。

    セルフチェックで気づいたら、歯科医師と相談し、ナイトガードや咬合調整を始める。
    さらに、ストレス管理・生活習慣の見直しを併用することで、再発を防ぎながら、歯と身体の健康を守れます。
    早期の発見と対策が、未来への一歩です。

    ● 意識的なリラックス

    顎や歯に力が入らないよう、朝晩に下あごを軽く開けてリラックスさせる習慣をつけると、負担軽減につながります。

    ● 痛み止めの利用(NSAIDs)

    イブプロフェンなどのNSAIDsを服用することで痛みが緩和されます。ただし、長期・頻回使用は胃腸症状に注意を払いましょう。


    口腔外科・歯ぎしりのことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・歯ぎしり治療のイナグマ歯科までご相談ください。

    監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

    イナグマ歯科の予約  →詳細はこちら
    歯ぎしりのページ→詳細はこちら

    口腔外科のページ→詳細はこちら
    顎関節症のページ →詳細はこちら
    歯科定期検診 →詳細はこちら


2025年07月12日 08:09

名古屋市天白区で歯ぎしり治療|マウスピースの効果・保険対応・顎関節症との関係を詳しく解説

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名古屋 天白区の歯医者・歯科・歯ぎしり治療・食いしばり治療・歯ぎしりナイトガードのイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

「歯が割れる」「顎が痛い」「朝から頭が重い」……その原因、歯ぎしりかもしれません。

こんにちは。名古屋市天白区にある【イナグマ歯科】、院長の稲熊尚広(岡山大学 歯学博士/厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医)です。

「朝起きたときに顎がだるい」「詰め物がよく取れる」「原因不明の肩こりや頭痛が続く」――このような症状にお悩みの方はいませんか?それ、実は“睡眠中の歯ぎしり”が原因かもしれません。

**歯ぎしり(ブラキシズム)**は、自覚症状が少ないまま進行する「見えない疾患」でありながら、歯のすり減り・割れ・顎関節症・頭痛・睡眠の質の低下など、全身の健康に深く関係しています。そしてその歯ぎしりの力は、想像をはるかに超える強さです。時には、歯が欠けたり、インプラントや被せ物が壊れる原因にもなります。

そんな歯ぎしりから歯や顎、そして全身の健康を守るために重要なのが、**歯科用マウスピース(ナイトガード)**の使用です。

なぜマウスピースが必要なのか?

マウスピースは「歯ぎしりを止める」ものではありません。しかし、「歯を守り、筋肉の緊張を和らげ、顎の負担を軽減し、将来的な治療費や体への影響を最小限に抑える」という意味で、極めて有効な“予防医療”の一つです。
しかも、顎関節症や歯ぎしりの診断があれば保険適用で作製可能な場合もあります。

本記事では、以下のような疑問にお答えしながら、歯ぎしり防止マウスピースの必要性と効果をわかりやすく、徹底的に解説します:

  • そもそも歯ぎしりとは何か?どんな種類があるのか?

  • 歯ぎしりが引き起こす身体への悪影響とは?

  • なぜ睡眠中に歯ぎしりが起こるのか?ストレスとの関係は?

  • 市販マウスピースと歯科用ナイトガードの違いとは?

  • どんな人がマウスピースを使うべき?本当に効果はある?

  • 保険適用の条件や、作製にかかる通院・費用は?

  • 歯ぎしりに対する生活習慣の改善法とは?

「まだ歯は大丈夫」と思っていても、そのうち歯が割れてしまってからでは遅いのです。大切な歯を守る第一歩として、この記事で歯ぎしりとマウスピースの正しい知識を身につけていただければ幸いです。

口腔外科・歯ぎしり治療・マウスピース作製に関するご相談は、名古屋市天白区のイナグマ歯科までお気軽にどうぞ。

目次


1. 歯ぎしりとは何か?|医学的な定義と種類

  • 歯ぎしり(ブラキシズム)の種類:グラインディング、クレンチング、タッピング

  • 睡眠時無意識に起きる理由とは?

  • 歯ぎしりとストレス・自律神経の関係


2. 歯ぎしりによる主な悪影響と放置リスク

  • 歯がすり減る・割れる・欠ける

  • 顎関節症・顎の痛み

  • 頭痛・肩こり・耳鳴りとの関連

  • 睡眠の質の低下やいびきの増加

  • 被せ物やインプラントの破損リスク


3. 【マウスピースとは?】歯ぎしり防止の仕組みと種類

  • 市販マウスピースと歯科医院で作るナイトガードの違い

  • ハードタイプ vs ソフトタイプの特徴と選び方

  • マウスピースの仕組み:なぜ効果があるのか?


4. 歯ぎしり防止マウスピースはなぜ必要か?|その必要性を徹底解説

  • 歯と顎の構造を守るため

  • 無意識の噛みしめによる筋肉疲労を軽減

  • 将来の歯科治療費を抑えるための「予防策」

  • 睡眠の質向上とストレスケアへの影響


5. 歯科で作るマウスピースのメリットと保険適用について

  • 保険適用条件(顎関節症 or 歯ぎしりの診断)

  • 自費診療との違い(費用・素材・耐久性)

  • 実際の作成ステップと通院回数


6. 【実際どうなの?】歯ぎしりマウスピース使用者のリアルな声

  • 「最初は違和感があったが、慣れて朝がラクに」

  • 「肩こり・頭痛が改善した」

  • 「定期的なメンテナンスが重要」


7. 歯ぎしり対策はマウスピースだけじゃない!併用すべき生活習慣の改善法

  • ストレスマネジメント(瞑想・入浴・リラクゼーション)

  • 噛み癖・食いしばりを減らす日中の意識改善

  • 寝具や姿勢の見直し


8. 歯ぎしりを放置するとどうなる?マウスピース未使用による長期的なリスク

  • 歯周病・咬合崩壊のリスク

  • 顎関節の変形や変位

  • 全身症状への波及(睡眠障害、疲労感など)


9. よくある質問(FAQ)

  • 毎日つけないと意味がない?

  • どれくらいの頻度で作り直すの?

  • 子どもや高齢者も必要?

  • マウスピースをすると歯並びに影響する?


10. 【まとめ】歯ぎしり防止マウスピースの重要性と、今すぐ対策すべき理由

  • 「まだ大丈夫」は危険!

  • 歯と身体を守るための第一歩

  • 専門歯科での早めの相談をおすすめ
     

    1. 歯ぎしりとは何か?|医学的な定義と種類

    歯ぎしり

    **歯ぎしり(ブラキシズム)**とは、意識せずに歯をこすり合わせたり、強く噛みしめたりする習慣的な行動を指します。顎を動かす際の筋肉や歯に負担がかかることから、**医学的には「グラインディング」「クレンチング」「タッピング」**の3種類に分類されます。

  • グラインディング(grinding):寝ている間に上下の歯をこすり合わせる。

  • クレンチング(clenching):物を噛むように歯を強く噛みしめ続ける。

  • タッピング(tapping):上下の歯を軽く打ち合わせるようにリズミカルにガチガチと噛み合わせる。

  • ✅ なぜ睡眠時に無意識に起きるのか?

    睡眠中は意識が働かず、自律神経の乱れやストレスによって歯ぎしりが引き起こされます。特に交感神経が過剰に働くと、筋肉が緊張状態になり、噛みしめや歯ぎしりを誘発します。

    歯ぎしりとストレス・自律神経の関係

    精神的ストレス、仕事や人間関係のプレッシャー、睡眠不足などが原因で、交感神経の活動が高まると歯ぎしりが増加。逆にリラックスして副交感神経優位の状態では歯ぎしりは起こりにくくなります。


    2. 歯ぎしりによる主な悪影響と放置リスク

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    歯のすり減り・割れ・欠け

    歯ぎしりによってエナメル質や象牙質が摩耗し、歯がすり減る、割れる、欠けるなどの深刻な損傷につながります。特にクラウンや詰め物が壊れやすくなります。

    顎関節症・顎の痛み

    持続的な噛みしめは顎の関節や咀嚼筋を痛め、顎関節症につながることがあります。口が開きにくくなったり、顎がカクカク音を立てたりする症状も。

    頭痛・肩こり・耳鳴りとの関連

    歯ぎしりによる筋肉の過緊張は、緊張型頭痛や肩こり、そして耳の周辺筋を圧迫することで耳鳴りを引き起こすことがあります。慢性的な疲労感ともリンク。

    睡眠の質の低下やいびきの増加

    歯ぎしり、特にグラインディングは睡眠の断片化を招き、深い睡眠に入れず、結果的に日中の眠気や疲労に直結します。いびきも悪化することがあります。

    被せ物やインプラントの破損リスク

    インプラントやクラウン、詰め物は歯ぎしりの強い力にさらされやすく、破損や脱離リスクが高まります。修復費用がかさむ結果に。


    3. 【マウスピースとは?】歯ぎしり防止の仕組みと種類

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    市販マウスピースと歯科医院で作るナイトガードの違い

  • 市販のマウスピース(薬局販売など)は安価で手軽ですが、個人の歯形に合わないため効果が限定的で、不快感やフィット不良の原因になることも。

  • 一方で歯科医院で作るオーダーメイドのナイトガードは、患者個々の歯列・噛み合わせ・顎の動きに合わせて作られるため、効果・快適性が高く、長期使用にも耐えうる設計です。

  • ハードタイプ vs ソフトタイプの特徴と選び方

    種類 特徴 メリット 注意点
    ソフトタイプ 柔らかいプラスチックやシリコン素材 装着が柔らかく初期の違和感が少ない、価格が安価 摩耗が早い、強い歯ぎしりには耐えられないことも
    ハードタイプ ハードな特殊レジンで作られる堅い素材 摩耗に強く長持ち、高い保持力と顎の安定性 初期の違和感・厚みが気になる場合も

    マウスピースの仕組み:なぜ効果があるのか?

  • 歯と歯の直接接触を防ぎ、摩耗や衝撃を吸収・分散します。

  • 顎の動きを安定化させ、咀嚼筋への負担を軽減

  • 噛み締めの力を受け止め、筋肉疲労の蓄積を抑えることで頭痛・肩こりなどの症状の改善にも寄与します。


  • 4. 歯ぎしり防止マウスピースはなぜ必要か?|その必要性を徹底解説

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    歯と顎の構造を守るため

    歯茎や骨、神経まで影響を与える摩耗やマイクロクラックを予防し、将来的な歯科治療の必要性を抑制します。

    無意識の噛みしめによる筋肉疲労を軽減

    寝ている間の無意識の噛みしめにより、咀嚼筋が緊張して硬くなり筋肉痛を引き起こすことがあります。マウスピースはその緊張を防いで、朝のこわばりや疲労感を軽減します。

    将来の歯科治療費を抑えるための「予防策」

    歯ぎしりによる割れ・欠損、補綴物(クラウン・インプラント)の破損など、将来的に大きな修理費用がかかる前に予防的に対策することが結果的にコストを抑えることにつながります。

    睡眠の質向上とストレスケアへの影響

    筋肉の緊張や小さな痛みによる睡眠の中断を防ぎ、安定した深睡眠を促進します。さらに、日中の精神的なストレス回復にも効果があります。


    5. 歯科で作るマウスピースのメリットと保険適用について

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    保険適用条件(顎関節症 or 歯ぎしりの診断)

  • 顎関節症明らかな歯ぎしり(診断付き)の場合、保険適用でナイトガード作成が可能

  • 医師の診断書が必要であり、保険負担割合により実費は数千円から数万円程度

  • 自費診療との違い(費用・素材・耐久性)

  • 自費診療のオーダーメイド・ナイトガードは素材が高度で薄くて丈夫、カスタマイズ性が高い

  • 保険適用品よりも快適性・耐久性に優れ、長期使用に適している

  • 一方で費用は5〜15万円程度と高めになるが、品質と満足度の点でメリット大。

  • 実際の作成ステップと通院回数

  • 初診:診断・歯型採取

  • 試作品装着・調整(噛み合わせチェック)

  • 完成品装着・再調整

  • 定期メンテナンス(半年〜1年ごと)
    → 通院2〜3回が基本ですが、調整や素材変更があれば追加可能。


  • 6. 【実際どうなの?】歯ぎしりマウスピース使用者のリアルな声

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  • 「最初は違和感があったが、1週間ほどで慣れて朝がラクになった」

  • 「肩こりや頭痛が明らかに改善した気がする」

  • 「定期的なメンテナンスでフィット感が持続し、安心感がある」

  • これらは典型的な使用者のレビューで、継続使用と調整によって効果をしっかり実感している方が多いことがわかります。


    7. 歯ぎしり対策はマウスピースだけじゃない!併用すべき生活習慣の改善法

  • ストレスマネジメント:瞑想、ヨガ、深呼吸、リラックス入浴など日常的な緊張緩和法を取り入れる。

  • 日中の「食いしばり」癖に注意:意識的に口をリラックスさせ、顎を開けることで緊張を解除。

  • 寝具や姿勢の見直し:枕やマットレスの高さ・硬さを調整し、首や肩、顎への負担を軽減。

  • 顎関節の変形や変位

    長期間噛みしめ続けることで、顎関節の関節円板がズレたり変形したりすることで、開口障害や顎の痛みが慢性化します。

    全身症状への波及(睡眠障害、疲労感など)

    慢性的な筋緊張や睡眠の質低下は、日中の強い疲労感、集中力低下、倦怠感の悪化を招き、場合によってはうつ様状態に発展する場合もあります。


    8. 歯ぎしりを放置するとどうなる?マウスピース未使用による長期的なリスク

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    歯周病・咬合崩壊のリスク

    歯ぎしりによって歯が摩耗すると歯茎(歯周組織)への負担も増し、歯周病が進行しやすくなり、最終的に歯がグラグラして失われる可能性があります。

    9. よくある質問(FAQ)

    歯医者でよくあるご質問

    Q. 毎日つけないと意味がない?

    A. 毎晩の習慣化が理想ですが、週数回でも一定の効果があります。しかしできれば継続がベスト。

    Q. どれくらいの頻度で作り直すの?

    A. ハードタイプなら2〜3年ごとが目安、ソフトタイプは1年程度で摩耗による交換を検討。

    Q. 子どもや高齢者も必要?

    A. 噛みしめや歯ぎしりが認められる場合、年齢問わず有効。ただ素材選びや装着具合の確認が重要。

    Q. マウスピースをすると歯並びに影響する?

    A. 正しく作られたものなら悪影響はほぼない。ただ、長期間過度に装着し続けると微調整が必要になることがあるため、歯科医師の指導下で適切に使用することが大切です。


    10. 【まとめ】歯ぎしり防止マウスピースの重要性と、今すぐ対策すべき理由

    まとめ

    最後にもう一度整理します:

  • 「まだ大丈夫」は危険!目に見えない摩耗や筋疲労が蓄積し、いつの間にか重大な問題に進行します。

  • 歯ぎしりは歯そのものだけでなく、顎、神経、全身の健康にも影響するため、早めの対策が重要。

  • ナイトガードによって予防医療として歯と顎を守ることは、結果として将来の治療費や身体への負担を格段に軽減します。

  • 生活習慣の見直しやストレス対策を併用することでマウスピース効果を最大化できます。

  • ぜひ専門歯科で早めの相談・診断を受け、ご自身に合った対策を始めましょう。健康な歯と快適な毎日を守る第一歩になります。

    これらの習慣改善は、マウスピースの効果をより高め、ストレスや筋肉過緊張の根本原因にアプローチします。
     

    口腔外科・歯ぎしりのことなら、名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔外科・歯ぎしり治療のイナグマ歯科までご相談ください。

    監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

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2025年07月11日 07:53

セラミック治療後に痛みが!原因と対処法、セルフケアの仕方

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目次

1. セラミック治療とは
1-1. セラミック治療の特徴とメリット
2. セラミック治療後に痛くなる原因
2-1. 治療直後に生じる痛みの原因
2-2. 治療から時間が経過した後の痛みの原因
2-2-1. 噛み合わせの異常・歯ぎしり
2-2-2. 2次虫歯
2-2-3. 歯根の炎症
3. セラミック治療後に痛みがあるときの対処法
3-1. 患部を冷やす
3-2. 鎮痛剤を服用する
3-3. 刺激しないようにする
3-4. 歯科医院を受診する
4. セラミック治療後のセルフケアの仕方
4-1. 刺激を与えない
4-2. 優しくブラッシングする
4-3. 補助清掃用具を使用する
4-4. 食生活を見直す
4-5. 生活習慣を見直す
5. まとめ

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」です。
セラミック治療を受けた後に、予想していなかった痛みやしみるような症状を感じて不安になっていませんか。セラミック治療後の痛みは、治療直後に現れる一時的なものから、時間が経過してから生じるものまで、さまざまなパターンがあります。
本記事では、セラミック治療後の痛みの原因から具体的な対処法まで、詳しく解説いたします。

1. セラミック治療とは

セラミック治療を行った女性

セラミック治療とは、虫歯や亀裂・欠損などで損なわれた歯の機能を、高耐久で自然な美しさを持つセラミック素材で補修する治療方法です。
セラミックの歯の素材は陶材です。従来の銀歯とは異なり、セラミックは天然歯と見分けがつかないほどの色合いや透明感、質感を再現できるため、審美性を重視する方に人気です。

1-1. セラミック治療の特徴とメリット

セラミック治療の最大の特徴は、優れた審美性です。天然歯が持つ透明感や光沢を忠実に再現でき、周囲の歯と調和した自然な仕上がりを実現できます。また、色調の調整も可能で、患者さまの希望に合わせた美しい歯を作製することができます。
生体親和性の高さも重要な特徴です。セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、歯茎の変色や炎症を引き起こすリスクも低いです。
耐久性においても優れていて、適切なケアをおこなえば10年以上の長期使用が可能です。銀歯と比較しても遜色ない強度を持っています。プラークが付着しにくいので、虫歯や歯周病の予防効果も期待できます。

2. セラミック治療後に痛くなる原因

セラミック治療後に痛くなる原因

セラミック治療後に痛みが出る原因はさまざまです。痛みが出るタイミングによって考えられる原因も異なります。以下に、セラミック治療後に痛みが出る原因を解説します。

2-1. 治療直後に生じる痛みの原因

セラミック治療直後に感じる痛みには、いくつかの明確な原因があります。最も一般的なのが、治療時の刺激によって神経が過敏になっているケースです。
セラミック治療の際には、詰め物や被せ物をする前に虫歯部分を削ります。このときの振動や熱により、神経が過敏になって治療の直後に痛みを感じることがあります。
冷たい飲み物や食べ物、甘いもの、酸っぱいものなどが触れただけでも鋭い痛みを感じることがあります。
また、接着剤による刺激も痛みの原因のひとつです。セラミックを歯に接着する際に使用される歯科用接着剤の成分が、一時的に神経を刺激することがあります。接着時の圧力や化学的な刺激により、治療直後に違和感や痛みを感じることも少なくありません。
多くの場合、痛みや違和感は2週間程度で徐々に改善していきます。神経の過敏状態が落ち着くにつれて、痛みも軽減されていくのが一般的なパターンです。

2-2. 治療から時間が経過した後の痛みの原因

治療から数週間〜数か月経過してから現れる痛みが出るケースも少なくありません。ここでは、治療から時間が経過したときに出る痛みの原因を解説します。

2-2-1. 噛み合わせの異常・歯ぎしり

時間が経過しているケースでは、噛み合わせの不調和がもっとも多い原因のひとつです。セラミックの高さや形態が適切でない場合、特定の部分に過度な咬合力が集中します。ダメージが蓄積され、結果として歯に痛みやしみる症状が出る可能性があるでしょう。
また、歯ぎしりや食いしばりによる影響も原因のひとつとして挙げられます。歯ぎしりや食いしばりは、歯やあごに250〜300kg程度の力をかけるため歯の痛みにつながりやすいです。
強大な力が継続的にセラミックと歯に加わることで、歯根や周囲組織にダメージを与え、結果として痛みを引き起こします。

2-2-2. 2次虫歯

セラミックと歯の境界部分が接着不良や経年劣化により隙間ができると、そこから細菌が侵入し、二次虫歯を引き起こす可能性があります。また、境界部分に段差が生じるとプラークが蓄積しやすくなるため、歯茎の炎症や歯周病を引き起こすことも少なくありません。

2-2-3. 歯根の炎症

治療時に神経を残した場合、時間の経過とともに神経が炎症を起こし根尖性歯周炎を発症することがあります。持続的な鈍痛や咬合時の痛みが症状として現れます。

3. セラミック治療後に痛みがあるときの対処法

セラミック治療後に鎮痛剤を服用するイメージ

セラミック治療後に痛みが出た場合、対処法を知っていれば適切に対応することが可能です。以下に、痛みがでた際の対処法を紹介します。

3-1. 患部を冷やす

痛みがある部分を頬の外側から冷やすことで、炎症を抑えて痛みを軽減できます。氷のうや冷たいタオルを使用し、数分間冷やすと効果的です。
ただし、直接氷を当てるのではなく、薄いタオルで包んでから使用しましょう。15分程度の冷却を数時間おきにおこなうことで炎症反応を抑制し、痛みの軽減が期待できます。

3-2. 鎮痛剤を服用する

市販の解熱鎮痛剤を使用すると、一時的に痛みの緩和が可能です。抗炎症作用がある鎮痛剤は、歯の炎症による痛みに効果的です。

3-3. 刺激しないようにする

痛みがあるときに硬いものや辛いもの・酸味が強いもの・熱かったり冷たかったり温度があるものなどをセラミック治療後の歯で噛むと、痛みが増す可能性があります。痛みや違和感があるときは、症状が落ち着くまで常温で柔らかい食品を選びましょう。

3-4. 歯科医院を受診する

セルフケアで改善しない場合や、痛みが強い場合には、速やかに歯科医院を受診することが重要です。セラミックの高さが適切でない場合、専用の器具を使用して微調整をおこないます。過剰な負荷が軽減されるため、痛みの改善が期待できるでしょう。
また、知覚過敏による痛みが原因の場合、露出している象牙質をコーティングする薬剤を塗布します。フッ化物配合の知覚過敏抑制剤や、象牙細管を封鎖する専用薬剤を使用することで、外部刺激による痛みを軽減できます。

4. セラミック治療後のセルフケアの仕方

優しくブラッシングする女性

セラミック治療後、適切なセルフケアを行うことで、痛みの軽減や治療効果の維持につながります。治療直後から日常的に実践できるケア方法を詳しく解説していきます。

4-1. 刺激を与えない

セラミック治療を受けた当日は、麻酔が効いている間は熱い飲み物や食事を避けましょう。麻酔で感覚が鈍くなっているため、やけどや頬を噛むリスクが高まります。食事は、麻酔が切れた後に摂るようにしましょう。
また、硬い食べ物や粘着性の高い食品も控えることが重要です。

4-2. 優しくブラッシングする

セラミック治療後のブラッシングは、通常よりも優しくおこなうことが大切です。毛先が柔らかい歯ブラシを選び、強い力で磨かないよう注意してください。
治療部位周辺はプラークが残らないように丁寧に磨くようにしましょう。また、歯磨き粉は粗い研磨剤が配合されているとセラミックや歯茎が傷付く原因となるため、研磨剤の少ないものを選択します。
フッ素配合のものを使用すると、虫歯予防にも効果的です。ブラッシング後は、ぬるま湯でうがいをおこない口腔内を清潔に保つように心がけましょう。

4-3. 補助清掃用具を使用する

歯と歯の間の清掃には、デンタルフロスや歯間ブラシが有効です。歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れが取り切れないため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。口内を清潔に保つためには、補助清掃用具の使用が不可欠です。
フロスは無理に押し込まず、ゆっくりと歯茎のラインに沿って動かすようにしましょう。歯間ブラシを使用する場合は、適切なサイズを選ぶことが重要です。サイズが合わないものを無理に使用すると、歯茎や治療部位を傷つける可能性があります。
不安な場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談して適切なサイズを確認しましょう。

4-4. 食生活を見直す

治療後しばらくは、硬い食べ物や粘着性の高い食品は避けましょう。硬いキャンディー、ガムなどは特に注意が必要です。また、極端に熱い飲み物や冷たい飲み物も、知覚過敏を引き起こす可能性があるため控えめにしましょう。
治療直後は、神経や歯茎などの周辺組織も過敏になっているため、過度な刺激は与えないように心がけることが大切です。柔らかく栄養価の高い食品を積極的に摂取することで回復を促進します。
また、ビタミンCやカルシウムを豊富に含む食品は、歯茎の健康維持にも効果的です。

4-5. 生活習慣を見直す

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、セラミックに過度な負荷がかかり破損や痛みの原因となる可能性があります。対処法として、就寝時にマウスピースを使用することで、無意識の歯ぎしりから治療部位を保護できます。
また、喫煙は血行を悪化させ、治癒を遅らせる要因となります。可能な限り禁煙を心がけ、アルコールの摂取も控えめにすることが望ましいでしょう。
十分な睡眠と規則正しい生活リズムを維持すると、体の自然治癒力が高まるためトラブルが起きにくい環境に整えることができます。

5. まとめ

セラミック治療が上手くいって喜んでいる女性

セラミック治療後の痛みは、さまざまな原因で引き起こされます。治療時の刺激による一時的な痛みは多くのケースで自然に改善しますが、持続的な痛みや噛んだときに痛みがある場合は適切な対処が必要です。
根本的な解決には歯科医院での専門的な診断と治療が不可欠です。噛み合わせの調整や知覚過敏治療、場合によっては根管治療など原因に応じた適切な治療により痛みの改善が期待できます。
セラミック治療を検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「イナグマ歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、審美歯科治療、セラミック治療に特に注力しながら、虫歯・歯周病治療、顎関節症治療、口腔がん検診など、さまざまな診療を行っています。
ホームページはこちらネット予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

岡山大学 歯学博士
厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医
稲熊尚広

2025年07月10日 12:00

【名古屋市天白区の歯医者】頑固な歯石もスッキリ!歯学博士による精密な歯石取り症例|イナグマ歯科

上下の歯に歯石がついている

名古屋市天白区で「歯石」や「口元の見た目」にお悩みではありませんか?

 

「歯の裏側がザラザラする…」 「歯石が多くて口元に自信が持てない」 「歯磨きすると出血するけど、これって歯石が原因?」

名古屋市天白区にあるイナグマ歯科は、このような歯石や口腔内のトラブルでお悩みの方に、精密で丁寧な歯石取り(スケーリング)を提供している歯医者です。

当院の稲熊尚広院長は、岡山大学 歯学博士の学位を持ち、厚生労働省認定の歯科医師臨床研修医指導医でもあります。長年の経験と最新の知識・技術で、患者様一人ひとりの口腔環境を改善し、清潔感あふれる口元を取り戻すお手伝いをいたします。


 

【症例紹介】前歯の多量な歯石を1回の施術で改善が見られた症例をご紹介

 

ここでは、実際に当院で歯石取りの施術を受けられた患者様の症例をご紹介します。長年の歯石に悩まれていた方が、どのように改善されたかをご覧ください。

患者情報: 20代 女性

ご相談内容: 「下の前歯の裏側の歯石がたくさんあり、見た目が悪いのと、ブラッシング時に出血がする」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果: 拝見したところ、下の前歯の裏側に茶褐色の歯石が多量に付着しており、歯と歯の隙間もふさがっている状態でした。歯石は細菌の塊であるプラークが固く石灰化したもので、放置すると歯周病や虫歯を引き起こす恐れがあります。患者様のブラッシング時の出血も、この歯石による歯ぐきの炎症が原因と考えられました。

これらのリスクを予防し、口腔環境を改善するためにも、徹底した歯石除去が必要であると診断しました。

治療内容: 歯石はご自身の歯磨きでは取り除くことができないため、歯医者にある専用の器具を用いたクリーニングをご提案し、ご同意いただきました。

  1. 超音波スケーラーによる歯石除去: まず、超音波を利用した機械で歯石を落としていきました。患者様が痛みを感じないよう、機械の強さを細かく調節しながら、丁寧に歯石を除去しました。

  2. ポリッシング・PMTC: 歯石除去後、歯の表面を専用のブラシで磨き上げる**「ポリッシング・PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」**を実施。これにより、歯石除去後の細かな傷やざらつきを滑らかに整え、汚れが再付着しにくい状態に仕上げました。

  3. ブラッシング指導: 歯石の付着を予防するためには、日々の歯磨きでプラーク(歯垢)を残さないことが非常に重要です。クリーニングと並行して、患者様のお口の状態に合わせた効果的な歯磨きの方法も丁寧に指導し、ご自身で綺麗な歯を保つための練習を行っていただきました。

Before(歯石除去前) 下の前歯裏側にびっしりと付着した茶褐色の歯石が、歯間まで覆っています。表面が粗く、不衛生な印象を与えています。
 上下の歯に歯石がついている Before(歯石除去前) 下の前歯裏側にびっしりと付着した茶褐色の歯石が、歯間まで覆っています。表面が粗く、不衛生な印象を与えています。下顎の歯に歯石がついている Before(歯石除去前) 下の前歯裏側にびっしりと付着した茶褐色の歯石が、歯間まで覆っています。表面が粗く、不衛生な印象を与えています。

After(歯石除去後) 歯石除去後、自然な白さと艶が感じられる仕上がりに戻っています。歯間も開き、健康的な歯列になりました。
上下の歯の歯石を取ったところ After(歯石除去後) 歯石除去後、自然な白さと艶が感じられる仕上がりに戻っています。歯間も開き、健康的な歯列になりました。下の歯の歯石を取った After(歯石除去後) 歯石除去後、自然な白さと艶が感じられる仕上がりに戻っています。歯間も開き、健康的な歯列になりました。

術後の経過・患者様のご感想: 歯石除去後は、歯の表面に艶が出て汚れが付きにくくなり、口元全体が清潔感あふれる印象になりました。患者様からは「清潔感を感じた」「口元が明るくなった」との嬉しいご感想をいただきました。

現在も定期的にご来院いただき、良好な口腔環境を維持されています。

【治療のリスク・注意点】

  • 病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります。

  • 治療が終わった後も、十分なセルフケア(毎日の正しい歯磨き)が必要です。

  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の再付着や虫歯、歯周病が生じる可能性があります。

【治療概要】

  • 年齢・性別: 20代 女性

  • 診療種別: 保険診療

  • 治療期間の目安: 1日

  • 治療回数の目安: 1回

  • 治療費総額の目安: 保険診療内 保険診療3割負担の場合、初診料を含め約3,000円〜5,000円程度です。(※お口の状態により変動します)


 

イナグマ歯科歯石取り予防歯科が選ばれる理由

 

歯石は、ご自身の歯磨きでは除去が難しい歯石も、専用機器による施術で対応可能です放置すれば歯周病や虫歯、口臭の原因となり、将来的に大切な歯を失うことにも繋がります。

名古屋市天白区イナグマ歯科では、単に歯石を除去するだけでなく、歯周病予防と健康な口腔環境維持のためのトータルケアを提供しています。

  • 歯学博士による精密な診断と治療: 院長は歯学博士の専門知識に基づき、歯石の状態だけでなく、歯周病の有無や進行度合い、口腔全体のバランスを考慮した精密な診断を行います。

  • 痛みに配慮した丁寧な施術: 超音波スケーラーの出力を細かく調整し、痛みを感じにくい歯石除去を心がけています。患者様のご負担を最小限に抑え、リラックスして施術を受けていただけるよう配慮します。

  • 「歯を守る」ための総合的な予防ケア: 歯石取りだけでなく、PMTCによる徹底的なクリーニング、フッ素塗布虫歯・歯周病リスクのチェック、そして何よりも重要な効果的なブラッシング指導に力を入れています。患者様ご自身が、日々のケアで健康な歯を維持できるようサポートいたします。

  • 継続的なメンテナンスの重要性: 歯石は一度除去しても再付着する可能性があります。そのため、イナグマ歯科では、3~4ヶ月に一度の定期検診とクリーニングを推奨しています。継続的なプロケアとご自宅でのセルフケアの質の向上を通じて、長期的に歯の健康を守ります。


よくある質問
 

Q1. 歯石取りは痛いですか?

A. 基本的には痛みはほとんどありませんが、歯石の付着量や歯茎の状態によっては、一時的に刺激を感じることがあります。イナグマ歯科では、患者さんの状態に合わせて丁寧な処置を心がけておりますのでご安心ください。
 

Q2. どのくらいの頻度で歯石取りを受ければ良いですか?

A. お口の状態や生活習慣によって異なりますが、一般的には3ヶ月〜6ヶ月に一度の定期的なクリーニングをおすすめしています。定期的に受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療にも繋がります。

Q3. 歯石取りで歯が削れたりしませんか?

A. 歯石取りに使用する超音波スケーラーや器具は、歯の表面を傷つけずに歯石を除去できるように設計されています。ご安心ください。
 

歯石取り予防歯科のご相談は名古屋市天白区イナグマ歯科

 

「口元の見た目を良くしたい」「歯ぐきからの出血が気になる」「自分の歯で長く食事を楽しみたい」…そうお考えなら、まずは歯石取りから始めてみませんか?

名古屋市天白区イナグマ歯科では、歯学博士である院長が、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧なカウンセリングと精密な検査を通じて、最適な治療計画をご提案いたします。

あなたの口腔内の健康と美しい笑顔をサポートするため、私たちがお手伝いいたします。どんな些細な歯石歯周病のお悩みでも、お気軽にご連絡ください。

🌟 名古屋市天白区で歯石取り・予防歯科のご相談は今すぐオンライン予約へ(24時間受付中) 🌟 オンライン予約はこちらから

▼イナグマ歯科HPへ https://inaguma-sika.com/

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2025年07月09日 06:45

舌のしこり=口腔がん初期症状?70代男性の白板症を症例解説|名古屋市天白区イナグマ歯科

舌の側縁に現れた白板症(白いしこり)の症例|名古屋市天白区イナグマ歯科

名古屋市天白区の歯医者・歯科・口腔がん診断・白板症診断のイナグマ歯科です。院長  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広

イナグマ歯科のHPへ

【症例解説】舌のしこりは口腔がんの初期症状?70代男性の白板症を受診で発見|名古屋市天白区イナグマ歯科

口腔がんのページ→詳細はこちら

70代男性「舌に白いしこりがある」症例
「白く盛り上がったように見える病変が白板症と診断されました。痛みがなく気づきにくいため、定期的な口腔内チェックが重要です。」
舌の側縁に現れた白板症(白いしこり)の症例|名古屋市天白区イナグマ歯科

白板症・前がん病変(白板症=口腔がんの全段階の代表的なタイプ)

舌の側縁に現れた白板症(白いしこり)の症例|名古屋市天白区イナグマ歯科

 

ご相談内容

「舌の側縁に白いしこりがあり、6か月前に舌に違和感を感じたが、妻の介護で忙しく病院へ行く気がなかった。自分でもきっと悪いものでないと思い込んでいたが、ふとある日、近くの歯医者に行った。そこでは、がんではないが、紹介状を大きな病院に書くと言われたが、2-3週間したら、紹介状を取りに来てほしいと言われた。それからというもの、口腔がんが気になり、イナグマ歯科が口腔がんを専門的に診断してくれると聞き、その日のうちに予約をとり、診てもらうことになった。」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見すると、舌に白いできものが張りついていました。

行ったご提案・治療内容

まずはじめに、視診、触診にて、白いものが悪性の前段階である白板症の可能性が高いことを確認しました。

そのため、病理検査を依頼し、口腔がんである白板症であることが判明いたしました。

そこで、入院にて詳しい検査依頼と経過をみるか、手術で切除があるために、本人と相談して決めることにいたしました。また、本人には、前がん病変であることのの告知をいたしました。
 

この治療のリスクについて

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・術後、機能障害、発音障害が生じる可能性があります

  • 年齢・性別  70代男性
  • 診療種別   保険診療
  • 治療期間の目安 1年以上
  • 治療回数の目安  入院・来院30回
     
  • 治療費総額の目安  300000円 入院費含める

📝イナグマ歯科から患者様へのメッセージ

イナグマ歯科では、「ただのしこり」「よくある口内炎」だと思っていた症状が、実は重大なサインだったというケースを数多く診てまいりました。

今回の患者様のように、「忙しさの中で後回しにしていた」「痛みがないから大丈夫だと思っていた」とご相談くださる方も少なくありません。しかし、口腔がんや白板症といった病変は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま静かに進行することがあるため、早期のチェックと専門的な診断が非常に重要です。

私たちは、単に「治療する歯医者」ではなく、患者様の人生や背景に寄り添いながら、予防・早期発見・再発防止までを一貫してサポートする「かかりつけ歯科医院」としての使命を大切にしています。

もしも、舌や歯ぐきに気になるできもの・しこり・色の変化がありましたら、どうか「念のため」でも構いません。一度、ご相談にお越しください。

不安を安心に変えるために。
口腔がんや白板症のことなら、どうぞ名古屋市天白区のイナグマ歯科にお任せください。
 

監修  岡山大学 歯学博士 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修医指導医 稲熊尚広
 

🦷 白板症ができやすい部位(代表的な発症箇所)

部位名 説明 原因となりやすい刺激
舌の側縁(そくえん) 舌の横側に多く見られ、最も白板症が発生しやすい部位。 歯の尖り、入れ歯、繰り返す噛み癖など
頬粘膜(ほおの内側) 食事や会話でよくこすれるため、慢性的な刺激を受けやすい。 頬を噛む癖、喫煙、粗い食事など
下の歯ぐき(下顎歯肉) 特に奥歯周囲にできやすく、気づかれにくいこともある。 合わない入れ歯、歯石、慢性炎症
口蓋(こうがい/上あごの内側) 熱や煙などの刺激がこもりやすい部位。 熱い飲食物、喫煙による熱刺激
口唇内側 唇を噛む癖や刺激性の食品により、病変が現れることがある。 習慣的な噛み癖、スパイスなどの刺激

🔍 白板症が発症しやすい人の特徴

  • 喫煙者・飲酒習慣がある方

  • 入れ歯や歯の形状によって粘膜が繰り返しこすれている方

  • 免疫力が低下している方(糖尿病・高齢者など)

  • 慢性的な口腔内トラブルを抱えている方


📌 補足

白板症はこすっても取れない白い病変が特徴です。初期症状では痛みがほとんどなく、がんの前段階(前がん病変)として注意が必要です。
 

❓よくあるご質問(Q&A)|舌のしこり・白板症・口腔がんに関して


Q1. 舌に白いしこりがあるのは、すぐにがんを疑うべきでしょうか?

A. 白いしこりやできものがすべてがんであるわけではありませんが、白板症の可能性があります。白板症はがんに進行することもある「前がん病変」であり、早期診断が重要です。痛みがない場合でも、歯科や口腔外科での診察をおすすめします。


Q2. 白板症とはどんな病気ですか?

A. 白板症とは、舌や歯ぐき、頬の内側などの粘膜に白くこすっても取れない病変ができる状態で、がんの前段階とされる病変の代表例です。悪性化する可能性があるため、経過観察や切除などの適切な対応が必要です。


Q3. 舌の違和感や白い斑点があっても、痛みがない場合は放置しても大丈夫?

A. 放置は危険です。口腔がんは初期に痛みが出にくいことが多いため、「痛みがないから大丈夫」と自己判断するのはリスクがあります。必ず専門医による診断を受けましょう。


Q4. 白板症の検査はどのように行われますか?

A. まずは視診・触診にて病変の状態を確認し、その後組織の一部を採取して病理検査(顕微鏡での細胞検査)を行います。診断結果に基づき、経過観察・手術・大病院への紹介など適切な対応を行います。


Q5. 口腔がんや白板症の治療は保険が使えますか?

A. はい、基本的な検査や処置は保険診療が適用されます。ただし、病状や治療内容、連携する医療機関の体制によって費用は異なりますので、事前にご相談ください。


Q6. どのような人が白板症や口腔がんになりやすいですか?

A. 喫煙・飲酒・入れ歯や歯の尖りによる慢性的な刺激・糖尿病・免疫低下・加齢などがリスク要因です。特に60代以上の男性や喫煙歴がある方は、注意が必要です。


Q7. 舌のしこりが気になるとき、まずどこを受診すればよいですか?

A. 歯科医院の中でも、口腔がんの視診・触診に対応した歯科・口腔外科がおすすめです。イナグマ歯科では、白板症や口腔がんの早期発見・専門診断体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。


🦷 不安なときこそ、早めの受診が大切です

気になる症状がある場合、「様子を見る」「後で行こう」と思いがちですが、早期発見こそが予後を大きく左右します。
名古屋市天白区で白板症・口腔がんの診断を受けたい方は、イナグマ歯科までお気軽にお問い合わせください。

📞 ご予約・ご相談 → イナグマ歯科 公式HPへ

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2025年07月08日 23:37
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イナグマ歯科
院長 稲熊 尚広( 歯学博士)
所在地 〒468-0056
愛知県名古屋市天白区島田1丁目1114 番地
電話番号 052-806-1181
診療時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 12:00 15:15 ~ 18:15
土曜日 9:00 ~ 12:00
休診日 土曜日午後・日曜日・祝日
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